ゲーミングモニターはPCゲーマーなら導入すべき?メリット・デメリット

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PCゲームの場合は、家庭用のゲーム機と違ってリフレッシュレートの上限が高い値まで設定出来るゲームタイトルが存在するというのがPCゲームでプレイする上で大きなメリットであり、愛されている部分だと思います。

これが無いとPCゲームでプレイする場合、FPSなどのゲームではかなり魅力がダウンしてしまいます。逆に30PS/60FPSに固定されているタイトルもあるのでFPS等をやらない方の場合は、ゲーミングモニターを導入した方がいいとは言えない部分があります。

ゲーミングモニターと言っても家庭用のゲームに特化したモデルもあるのですが、今回はPCゲーマーなら導入すべきか?という事なので60Hzを超える144Hzなどの高リフレッシュレートのゲーミングモニターは導入するべきなのかというテーマになっています。

記事上の画像の真ん中のモニターがEIZOのEV2451、右がゲーミングモニターの144Hzでゲームがプレイ出来るBenQのXL2430となっています。一番左はLGの4Kモニターです。

ゲーミングモニターを導入する事で発生するデメリット

ゲーミングモニターは使う方が使えば神ですが、無用な方が使うと逆に使いずらいという側面を持っています。自分の環境やプレイするゲームに合わせて導入を慎重に考えていきましょう。

TNパネル採用のゲーミングモニターが多いから視野角が狭い

ゲームを快適にプレイする為に作られた製品なので個人的にはゲームはゲームと割り切った使い方をおすすめしますが、モニターは1枚しか物理的に置けないから視野角が狭いと通常の作業にも支障が出るという方の場合はIPSパネルを搭載したゲーミングモニターを検討する必要があります。

EIZO EV2451 BenQ XL2430

左がEIZOのスタンダートなFlexScanシリーズのIPSパネルを搭載したモニターです。sRGBが設定出来るのでsRGBに設定した時の見え方です。BenQの方は色が正確に出そうな設定が標準設定しか無かったので標準にしています。

明らかに視野角による差が出ています。縦横の角度によって見え方が変わってくるのがTNパネルのデメリットなので、WEB閲覧やネットショッピングなどで色が関係する場合は、正直TNの場合は信用できないと思います。

IPSの場合は視野角が広いので事務作業やネットサーフィンからクリエイティブ用途までパソコンにおける通常使用で使う分には最適なパネルだと長年使ってきて感じます。

PCゲームでも60FPS以上出ないアクションゲームやシミュレーションゲームも多い

高リフレッシュレートが用意されているタイトルの多くがFPSなどの動きが激しいゲームなので、逆に言うとRPGやシミュレーションゲームなどではゲームソフト側で用意されていない事も多いですし、シミュレーションゲームで144Hzや240Hz出してもあまり意味が無いとも言えます。

ダークソウル3(60FPS) ニーアオートマタ(60FPS)
信長の野望・創造立志伝(60FPS) 三国志13(30FPS)

ダークソウル3は60FPS、ニーアオートマタはMODで制限を無くせるとは言え万人向けのテクニックでは無いので60FPS、コーエーの歴史シミュレーションゲームから2本選出。面白いのは、三国志13が30FPSで、立志伝の方は60FPSという事。いずれにしても60Hzのディスプレイを持っていれば享受する限界レベルまでは楽しめるので、FPSをやらないのであれば高リフレッシュレートのゲーミングモニターを購入する意義は薄くなります。

なので、FPSや洋アクションゲームなどをあまりプレイしない方はあえて高リフレッシュレートを選択しなくても、ゲーミングモニターでエンターテイメントに特化している60Hzでもいいかと思います。

例えばEIZOのFORISシリーズなどがそれに当たります。24インチフルHDのIPSで60Hzですが、ゲームの画質調整機能が搭載されているのでかなりおすすめと言えます。

EIZO FORIS 23.8インチTFTモニタ ( 1920×1080 / IPSパネル / 4.9ms / ノングレア ) FS2434-R

EIZOのFlexScanシリーズの記事執筆時では最新型のEV2451を個人的に使っていますが、こちらは事務処理やマルチモニター時のベゼルの薄さに特化したモデルなのでゲームや動画コンテンツを見たりする機会が多い人はこちらのFORISシリーズがおすすめです。EIZOは鉄板メーカーなのでFPSをやらないのであれば個人的にはこれを購入して使うと思います。

EIZO、BenQ、iiyama、LG、Dell、三菱(今は無き)などを使いましたが、EIZOはド安定です。5年保証も付いているので保証面でも安心です。

PCスペック的に144Hzを常時出すのはスペック要求が激しい

例えば最新ゲームの大作ゲームをやろうと思うと過去の技術的な物を大抵は踏襲し、さらに新しい技術的なグラフィック向上関連のものを盛り込んでくるので、結果的に過去のソフトよりも重くなるのがゲームの常です。特に洋ゲーの場合はそれが顕著です。

なのでそのタイトルで144Hz出す為にはハイエンドのゲーミングPCが必要になります。また、ずっと最新のゲームをプレイし続けたい場合はそれを維持していかなればならないので2年程度で買い替えるか、グラフィックボードの換装をするかをしないと付いていけないという事になります。

しかし、趣味と考えると特段他の趣味と比べて高いとは金額的にも心情的にも個人的には全く思わないので、e-sprts系のゲームが好きだ!という方は是非ハイエンドのゲーミングPCを購入して144Hzで思う存分PUBG、OverWatch、BF、CODなどを快適にプレイするのが吉だと思います。

世界が変わると表現される事が多い高リフレッシュレートのゲーミングモニターですが、個人的には自分のやりたい事をゲームが寸分の狂いも無く追従してくれるという感覚があります。60Hzだと思うようにいかないストレスを感じます。あくまで主観です。

ゲーミングモニターを導入する事で発生するメリット

リフレッシュレートが144Hzの場合はやっぱり速い

普段使っているのがEIZO EV2451で、こちらのスペックが一般的なモニターだと思うのでまずはスペックを見ていきましょう。

デジタル走査周波数(水平/垂直) DVI:31~68 kHz/59~61 Hz 
DisplayPort:31~68 kHz/59~61 Hz 
HDMI:15~68 kHz/49~51 Hz、59~61 Hz

こちらがスペック表で確認出来る項目になります。もしモニターを購入する際にはデジタル走査周波数(水平/垂直)という項目をチェックして下さい。

いずれも最大値が60Hz程度になっているのが分かると思います。

デジタル走査周波数(水平/垂直) DVI-DL/DisplayPort:30~160 kHz/60~144 Hz 
HDMI:15~83 kHz/24~60 Hz

XL2430のスペックですが、HDMI接続だと60Hz程度ですが、DVIのデュアルリンクで接続か、DisplayPortだと144Hz出るという事が確認出来ます。DVIのデュアルリンクはXL2430だと付属してくるケーブルがデュアルリンク仕様なので購入に当ってそこは問題無いかと思います。

これがゲーミングモニターと言われる正体で、リフレッシュレートが高い事で動作が非常に機敏に感じるという事です。単純にマウスをグルグル回しても分かりますし、WEB閲覧していてもマウスホイールを高速で動かしたら分かります。パソコンにおけるあらゆる操作が144Hzを体感してしまうと、60Hzだともっさり感じます。

まとめ

メリット

  • 144Hz以上リフレッシュレートは体感で完全に分かるレベルで動作が機敏に感じる
  • ゲームプレイ時にその効力を最大限発揮し、FPSなどの一瞬で勝負が決まるゲームに最適

デメリット

  • 一般的なモニターと比較すると価格が高くなる傾向がある
  • ゲーム以外の用途にはあまり適していない
  • 選択肢が少ない

おすすめのゲーミングモニター

液晶モニターは正直自分が選んだ物や信じる物を使うのがベスト、というのが本音です。見え方は人それぞれですし、自分が良いと思っている物ならそれが正解だと個人的に思います。

ただ、自分で全ての液晶を吟味する事が難しく、買ってからでないと分からない部分はあると思うのでそういう場合にはレビューされている方の意見を参考にして自分が選んだ液晶モニターを購入するというのがベストだと思うのですが、ゲーミングモニターに関しては選択肢が現状かなり狭いと思います。

売れるような製品を出しているのは企業的に仕方が無い部分だとは思いますが、個人的には24インチのフルHDが一番普段使いしやすいサイズで、アニメを見るのにも、ゲームをするのにも、事務作業するのにも、万能だと感じているのでそれを選択します。もちろん解像度はWQHDや4K、サイズも27インチから50インチまで試した個人的な結果です。(4Kに関してはスペック的に許すならプレイする事が多いです)

しかし、高リフレッシュレートだとIPSパネルが少なく144HzでIPS、24インチのフルHDでG-sync対応モニターはそもそも少なくどれかを削るしか選択肢が無いと思います。

なのでゲームはゲームと割り切った使い方をするしか無いと思い、TNで144Hz、24インチのフルHDのゲーミングモニターを使っていますが、応答速度でTNは有利なので割り切った選択がPCゲームでは必要なのかもしれません。

TNだと個人的にはゲーム以外の作業を任せたくないのでPCゲームでしか使っていませんが、やはりPCゲームでは無類の強さを発揮します。

視野角や表示品質にそこまでこだわりが無いのであればゲーミングモニターをメインモニターとしてシングルディスプレイ1枚で運用する事も可能だとは思いますが、PCで他に作業をする事や機会がある場合にはデュアルで1枚はIPSなどの普通の液晶を使い、ゲームはゲーム、作業は作業と切り分けた方が目の疲れなども考えると良いのかもしれません。これは個人的な意見です。

価格にこだわるならTNパネルで144Hz対応のBenQがおすすめ

BenQ 24.0型LCD LEDワイドモニター XL2411Z

フリッカーフリー技術、144Hz駆動、1msの高速応答、ブレ削減モード、ブルーライト軽減機能を搭載したFPS向けゲーミングモデルの24型液晶ディスプレイ。

プロゲーマーがよく使うのもBenQ製のモニターです。ただ、DisplayPortの接続に対応していないというデメリットがあります。

このモニターで144Hzで駆動するにはDVI-DLで接続するしか無いので、グラフィックボードの端子がDVI-DLで出力出来る端子があるかどうかを確認した方がいいです。たまにグラボによってはDVI端子が無いという製品を何度も実機レビューしているので注意です。

24型TNパネルで144Hz対応、更にDisplayPort出力付きならコレ

BenQ ZOWIEシリーズ eSports ゲーミングモニター XL2430

こちらはDisplayPortに対応しているBenQ製のモニターです。少し値段が高くなりますが、こちらの方が個人的には使い勝手が良いと感じます。

個人的にも使用しているのがこのXL2430になります。TNパネルですが、応答速度などを考えるとIPSの製品にするよりもゲームはゲームと割り切った使い方をした方が健全な気もします。

最速クラスでG-sync対応液晶ならコレ

ASUS ゲーミングモニター 24.5型ワイド ROG SWIFT(フリッカーフリー / 1920×1080 / GSYNC / Displayport, HDMI) PG258Q

ゲーミングPCに求める事がとにかく快適性という方におすすめのゲーミングモニターになります。240HzでG-syncに対応しているので今PCゲームで求められている事は揃います。

デメリットとしては、当然ながら240Hzで動かすには相応のPCスペックが要求されますし、ゲームタイトルによっては最新のハイエンドなゲーミングPCでも240Hzも出ないタイトルも多いです。

なので軽めのFPSなどでハイエンドのゲーミングPCを持っている方前提という人を選ぶ商品ではありますが、ニーズと合致すれば買って後悔は無いでしょう。

全部盛り!27型WQHD、G-sync、165Hz、IPSパネル

ASUS ゲーミングモニター 27型 ワイドディスプレイ ROG SWIFT ( フリッカーフリー / 2560×1440 / GSYNC / Displayport, HDMI ) PG279Q

文字の大きさが24型フルHDだと大きすぎる、と感じる方は27型のWQHDだとより画面が広くなり作業効率が上がります。その分文字が小さくなるのですが、その辺りの感じ方は個人差があります。

液晶パネルは目に優しいIPSパネルを使用しているので長時間のゲームでも目が疲れにくいという特徴があり、ゲーム以外の用途にも適しています。

IPSパネルを搭載しているのに165Hzも出ます。更にG-syncにも対応しているのでNvidiaのグラフィックボードを使っている方ならティアリングやカクつきが抑えられます。

まさに全部入りといった夢のようなゲーミングモニターですが、その分お値段も高いのでシングルディスプレイ1枚で済ませたいという方や、ディスプレイは頻繁に変えないからいい製品が欲しいという方におすすめです。

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