難しいゲーミングモニターの選び方を分かりやすく解説!4K?ウルトラワイド?144Hz?

公開日: : 最終更新日:2018/05/30

Pocket

ゲーミングPC以上にゲーミングモニター選びは非常に困難を極めます。2年間悩み続けて最近やっと落ち着いてきたのでゲーミングモニター選びで悩んでいる方は参考にしてみて下さい。

ゲーム用途の解説もしていますが、通常時の利用で不満があったら意味が無いと思っているので総合的にネットを見たり画像編集したり動画編集したり動画を見たりと言ったPCゲームを以外の用途をした場合にも使いやすいかどうかという部分の解説もしているのでゲームやらない人も是非チェックしてみて下さい。

高スペックだから良いとは限らない

大抵の場合お金で解決できる事が多いですが、モニター選びに限って言えば正直お金だけで解決出来ない問題が多く物理的なスペースの問題や実際に人間が見た時の文字の大きさや視認性という部分で個人差がある事など実際に買って使ってみないと分からない事が多々あります。

もっと言えば使い方の問題もあります。ゲーマーだからと言ってゲームのみに使用するという方は少数だと思うので通常時の作業等での使い勝手などあらゆるシーンを想定しないと確実に失敗します。

144Hzとは?フレームレートとリフレッシュレートについて

リフレッシュレートの事です。PCゲームをやっている方ならフレームレートという言葉はよく出てくる単語なので一緒に覚えておきましょう。

リフレッシュレートは1秒間に画面をリフレッシュ(書き換える)する回数を表します。60Hzなら1秒間に60回、144Hzなら144回、240Hzなら240回になるのでそれだけヌルヌルと画面が動くという意味で家庭用のゲーム機では味わえない体験をする事が可能なモニター側の仕様です。

フレームレートはゲーム内で1秒間で何回コマ数があるのかという値になります。なのでフレームレート、frames per second(FPS)は同意になります。

つまり、ゲーム側で144FPS出して144Hz対応モニターを組み合わせると画面が144Hzでヌルヌル動くという構図になります。なので144FPS出すには高スペックなゲーミングPCが必要なので高スペックなゲーミングPC+144Hz対応モニターが必要になります。

動画を見ていただくと60Hzの方はガクガクになっていて144Hzの方はヌルヌル動いているのが確認できると思います。

ただ、逆の言い方をすると勝負にこだわらなかったりシミュレーションゲームやアクションゲームなどカジュアルに楽しむ分には必要無いのでプレイされるゲームに応じて選択するのが吉です。

モニターの応答速度とは?

1msは1秒の1000分の1秒です。5msであれば0.005秒の間で画素が「黒→白→黒」と変化していく事を示しています。GTG 5msと表記されていたらGTGはGray To Gray の事で中間階調応答速度の事です。

「黒→白→黒」のような極端に画面が切り替わる事はあまりないので、中間色から中間色も併用して表記されている事も多いです。

単純に数字が少なければ少ないほど良いのが応答速度です。格闘ゲームやFPSなどのコンマ何秒の勝負をする方は応答速度を気にした方がいいです。

  • 60Hz=16.7ms
  • 120Hz=8.33ms
  • 144Hz=6.94ms
  • 240Hz=4.16ms

1フレームの値になります。1msで60Hzだとしてもそもそも論として60Hzは16.7ms毎になるので性能をフルに発揮するのであれば240Hz等が現実的な解になります。とは言え公称値(最速値?)が1msでも常に1ms出続けるという事はありえないので最速で1msという事で3msになったり4msになったりするという点も頭に入れておいた方がいいでしょう。

液晶パネルについて

EIZO EV2451(IPS) BenQ XL2430(TN)

液晶パネルは代表的な物でIPS、TN、VAがあります。

第4回 TN?VA?IPS?──液晶パネル駆動方式の仕組みと特徴を知ろう

この中で最も視野角が広いのがIPSパネルになり、VA、TNと続きます。VAの大きな特徴としてIPSとは違いバックライトが漏れたような黒では無くバックライトを完全に遮断する事で引き締まった黒を再現出来る事がVAのメリットです。動画コンテンツを見る方はVAの方が正面で見た場合有利なので視野角の部分で容認出来るならVAもありです。

液晶テレビだとこの特性があるので東芝の上位モデルではVA、下位モデルではIPSが採用されたりしています。(執筆時2018/4月現在)

色の再現性の高さ、薄さ、視野角の広さを兼ね備えた有機ELもありますが、価格が現実的では無いので執筆時では除外。

TNは安価である事と消費電力が少ないというメリットがあります。応答速度が速いモデルのゲーミングモニターではTNの採用が多いのが実情です。

ゲーミングモニターはPCゲーマーなら導入すべき?メリット・デメリット

高解像度(4Kなど)の問題点はdpiが高いと文字が小さすぎる問題

dpiとは?

dots per inchの頭文字を取ってdpiです。1インチに何個のドットがあるのかを表した数値になります。つまり実際に人間が見た時にどれくらいの大きさになるのかがdpiで分かります。

画面サイズ 規格 解像度 dpi
24 フルHD 1920×1080 92
27 WQHD 2560×1440 109
34 UWQHD 3440×1440 110
27 4K 3840×2160 163
43 4K 3840×2160 102
48 4K 3840×2160 92

計算ツールがあるので色々なパターンでdpiを知りたい場合はそちらを使って計算してみて下さい。

4KでフルHDの24インチと同じ文字の大きさや見た目にするには物理的に50インチ程度の大きさが必要になります。27インチ4Kの場合は1インチ辺りのドット数が多いのですが、スケーリングしないとよほど目が良い人でないと実用出来ないレベルです。

スケーリングすると実際の作業領域が狭くなってしまうので4Kとしての作業領域の大きさという意味で期待すると肩透かしを食らう可能性があります。

4KモニターはPCゲーマーなら導入すべき?メリット・デメリット

50インチ4Kなら完璧か?

物理的に50インチなら文字も小さくならずにフルHDで見ていた時と同じような文字の大きさにはなりますが、今度はデカすぎて物理的なスペースの問題や健康上の問題が発生します。

PCデスクの上に50インチクラスの4Kモニターはちょっとデカすぎて置けないという人がほとんどだと思います。

縦が大きくなるので見上げるような格好になる事により首が痛くなったり肩こりになったりといった健康上の問題を訴える人も多いです。

なので現在主流なのが43インチクラスの4Kモニターになります。一回りサイズダウンする事によって多少は改善されています。

Windows10の仮想デスクトップ機能やスナップ機能は優秀

大画面化をするという時に気になるのは操作性だと思います。一画面で操作するだけであればフルHDで事足りると思うので複数のタブを開いての操作など日常使う用途の操作性が悪かったら4KやUWQHDを使うメリットが薄れます。

そういう意味ではWindows10の仮想デスクトップ機能は非常に優秀です。『Windowsキー+TAB』キーを押すとこの画面になり、下のデスクトップという所で新しいデスクトップが追加されていくので昔のようにトリプルディスプレイやデュアルモニターという必要性があまり無くなってきたというのが正直な感想です。

タブを開いて画面解像度が高い液晶を使っているともっと画面に楽に配置出来ないのかなーと思われると思います。モニター側で用意されているソフトを使うのも手ですが、PCゲームと相性が悪い場合ゲームが起動しないなどを経験しているので画面配置に関してはデフォルトの機能で個人的には対応させています。

『Windowsキー』+『↑→↓←』格ゲーのコマンドみたいになってしまいましたが、Windowsキーの矢印キーをそれぞれ押す事でタブの配置を自動的にやってくれます。Windows10を持っている方は試しに今『Windowsキー+←か→の矢印キー』を同時に押してみて下さい。画面の配置が変わったはずです。

この機能のおかげで高解像度のディスプレイを導入したとしても通常利用で困る事なくデュアルやトリプルの必要が無くなりました。

解像度やインチ数別に適したPCゲーム別用途まとめ

解像度 サイズ  用途 
1920×1080(FHD)  24インチ FPS系のオンラインゲームで144,240Hz
3440×1440(UWQHD) 34インチ  オフライン系のゲームでワイド対応タイトルをプレイには最高
3840×2160(4K) 27インチ デスクのスペースをカバー出来るサイズで4Kを楽しめる
3840×2160(4K) 49インチ 大画面で大迫力の映像体験をする

関連記事

1920×1080(フルHD)は最もスタンダードでフレームレートも稼ぎやすくオンラインゲームでは鉄板

フルHDの最大のメリットは最も普及している解像度である事と24インチ前後のサイズ感が全体を見やすい事や通常の作業時で困る事が一切ない解像度と画面サイズという特徴があります。

PCオンラインゲーム(FPS等)の場合は大抵の場合においてフルHD解像度&24インチで144Hzもしくは240Hzの高リフレッシュレートが鉄板です。人にもよると思いますが、物理的にサイズ大きくなる事で画面の端を見る方だと視線移動が増えるという理由があります。

FPSなどでどれだけ画面が大きくなっても照準しか見ないという上手い人は別の選択肢もあると思いますが、オンラインゲームを主戦場にしてプレイしているという方はFHD×24インチ前後×144Hzor240Hzのゲーミングモニターを選ぶ事をおすすめします。

通常の用途でも困る要素が無いです。ただ、ゲーミングモニターの場合は応答速度重視で液晶がTNパネルになっている事が多いのでIPSを使っていた方はその部分で通常利用が耐えられないという人もいるかもしれないので事前に確認はした方がいいです。店舗があるなら実際に見て購入するのが吉です。

デメリットとしては通常利用で何か作業をする場合に狭いのでデュアルなりトリプルなりの複数枚運用をする必要が出てくるのでトリプルにした場合最も幅を取ります。

《21:9》3440×1440(UWQHD)ゲームもそれ以外も快適に過ごしたい方におすすめ

ウルトラワイドとしては他の選択肢として2560×1080の解像度もありますが、アスペクト比がテレビやDVDやYouTubeなどの一般的になった16:9より更に横に広いシネスコサイズに最適なモニターという特徴があります。

全画面でプレイすれば臨場感がある迫力の増した映像体験をする事が可能なモニターサイズになります。オンラインゲームでもMMORPG等ではWindowsモードにして調べ物を横の画面でしたり1つの画面で全て出来るというメリットがあります。

通常利用でもデュアルモニターやトリプルモニターなどの必要性が無い画面サイズと画面解像度なので2560×1080は狭いですが3440×1440はゲーム以外も充実させたいと考える方、特にクリエイター作業をする方におすすめです。

Photoshopで3440×1440の解像度を画像編集しているキャプチャーです。16:9なら2画面でもいけますし、フォルダーにアクセスする頻度が高い人はフォルダーを常時表示させつつとか色々捗ります。

動画編集や画像編集などをやる方であればUWQHDは非常に便利だと感じるはずです。動画編集に関しては以下の動画が参考になります。

 

こちらは2560×1080を使用されているようですが、アスペクト比21:9というのが分かりやすく解説されているので参考になると思います。

色的な部分でEIZOなどが良いという方もいるかもしれませんが、執筆時現在だと売ってないんですね。EIZOがあれば個人的にはEIZOのウルトラワイドが欲しかったのですが、こればっかりはしょうがないです。LGはデフォルトだと青が強いのでそれを下げて何とか調整しています。その為にEIZOのFHDを横にくっつけているという意味もあります。プロだと厳しいと思いますが、アマチュアレベルなら何とかなると思います。

3840×2160(4K)ゲームの正当進化!より美麗に世界を構築可能

フルHDから4Kにしてまず驚くのが最新のPCゲームの場合は重くてまともに動かないという問題だと思います。デメリットとしてはとにかく重たいのでスペックを市販されているシングル最高のGPUを搭載するのが執筆時のスタンダードになっています。

こちらは49インチの4KでFF15をプレイした時の画像になりますが、デカすぎてキーボードが異常に小さくなっています。ちなみにフルHDの時の画像のキーボードと同じ製品を使用しているのでサイズ感はこれで伝わると思います。

ですが、このくらいのサイズが無いと実際に使う上では4Kは文字が小さすぎで特に目があまり良くないという方にとっては最適なサイズとなります。首が痛くなる可能性は大なので視認距離を大きく取る必要が出てきます。

PCデスクというよりソファでだらっとしながらテレビの感覚でPCゲームをするという方にうってつけのスタイルです。PC作業は無理があると思う方も多いと思いますが、24インチを縦に3枚トリプルしていた方などはすんなり受け入れられるかもしれません。個人的には首が痛くて無理でした。

まとめ

個人的には通常作業とゲームを天秤にかけてUWQHD+FHDというデュアル構成で今の所運用はしていますが、また変わるかもしれません。

24インチFHD×3で運用していた時もあったのですが、それだと物理的なスペースを取りすぎる上に端の方とかはかなり首を横にしないと見れないのでUWQHDの34インチ程度だとその問題は解決しますし、ベゼルが無い分通常利用では問題無いサイズでした。

ゲームとなるとFPSをガッツリやっていた時は144Hzをやっていましたが、最近はあまりゲームをプレイする時間が取れないという事もあって現環境に落ち着いているという感じです。

4K大画面に関しては視認距離を大きく取れる距離にあってなおかつソファなどでリラックスしてコントローラーで遊ぶなら最適なサイズだと思います。

日本の住宅事情を考えるとこのサイズがPCモニターとしての利用で爆発的に普及するとは考えづらいので4Kゲーミング=27~32インチくらいでスケーリングで運用がベターなのかなと思います。

モニター選びは本当にその人にあったモニター論があると思うので一概には言えませんが、悩んでいる方の参考になれば幸いです。

Pocket

🔺TOP