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【G-Tune】Ryzen 7 1700搭載、NEXTGEAR-MICRO am540SA1の実機&性能レビュー

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マウスコンピューターさんから販売されている「NEXTGEAR-Micro am540 SA1」をお借りしたので実機レビューしていきます。

am540シリーズはいずれもAMDのCPU「Ryzen」を採用しており、CPU性能を活用する用途でのコスパの高いゲーミングPCが欲しいという方にはNEXTGEAR-Microのam540シリーズはおすすめです。

目次

Ryzen 7比較

名前Ryzen 7 1800XRyzen 7 1700XRyzen 7 1700
コア数888
スレッド数161616
基本クロック速度3.6GHz3.4GHz3GHz
最大ターボ・コア速度4GHz3.8GHz3.7GHz
TDP95W95W65W

Ryzen7は3モデル展開になります。違いはベース時とターボ時のクロック数とTDP(熱設計電力)が違います。

他には、ターボ時以上のクロックを出すExtended Frequency Range(XFR)がX付きだと2倍になるという点も付け加えておきます。

やっぱり人気なのはどれ?というのも気になると思うので価格コムでランキングを調べてみると記事執筆時でランキングが高いのはRyzen 7 1700でした。コア/スレッドが変わらないという点とTDPが低いという所が人気なのかなと思います。

スペック

NEXTGEAR-MICRO am540SA2
OSWindows10 Home 64bit
CPURyzen 7 1700
グラフィックGTX1060(3GB)
メモリ8GB PC4-19200 (8GB×1)
SSD240GB
HDD1TB
マザーAMD B350
電源500W(80PLUS Silver)
スペックに関しての注意点

※情報は記事執筆時点のものになります。最新の製品の詳細や価格については公式ページで必ずご確認下さい。

ケース外観をチェック!

前面

ケース外観前面は着脱式で簡単に取り外し可能
前面インターフェースG-Tuneロゴ

前面に配置されたインターフェースは、オーディオ端子(ヘッドホン、マイク)、USB2.0×2、USB3.0、電源ボタンなどが配置されています。

左側面

メッシュ採用で冷却性能アップサイドパネルはカスタマイズ対応

BTOなのにNEXTGEAR-Microではサイドパネルをアクリル仕様にカスタマイズする事が可能。デザインに定評のあるG-Tuneらしい試みですね。

右側面

右側面全体矢印のようなメッシュ加工

右側面下に吸気口が開いています。位置的には電源が配置されている場所になります。

背面

背面全体マザーボード端子
グラフィックボード端子DVI-HDMI変換コネクタ付属

マザーの端子は、PS/2 Mini DIN 6ピン、USB3.1×2、USB3.0×4、有線LAN (1000Base-T/100Base-TX/10Base-T対応(RJ-45)))×1、ラインイン、ラインアウト、マイク入力となっています。

ディスプレイ出力に関してはRyzen 5では内蔵グラフィックス機能が非搭載で、別途グラフィックスカードが必要なので省略しています。(Ryzen5も同様)

グラフィックボードの端子は、DisplayPort×3、 HDMI×1、DVI-D×1となっています。

天板

天板にはファンが1基付き内部から撮影したファン、サイズは140mm

底面

ケース底部にはゴム足のインシュレーターが装備インシュレーターのアップ

インシュレーターに関してはBTOオプションで変更可能です。制振性能をアップさせたいと考えている方にはおすすめです。

内部パーツをチェック!

パーツに関しての注意点

本機に搭載されているパーツに関しては変更される場合があるので注意してください。あくまでも今回レビューした製品に搭載されていたという参考例にしていただければ幸いです。

CPUメモリ
AMD Ryzen 5 1600搭載キングストン製の8GB×1が搭載

GPU
 GTX1060のVRAM3GBモデルZOTAC製のGTX1060搭載

電源SSD
FSP製電源、容量は500Wで80PLUSのSILVER取得SSDは240GB
HDD
HDDは1TB

SSDが非搭載なのでカスタマイズをおすすめします。後からSSDを追加となると結構大変なのでSSDを導入予定の方は最初からカスタマイズしておきましょう。

消費電力

アイドル時高負荷時
41.9W174W

※高負荷時は3Dmark(FireStrike)実行時の消費電力をワットチェッカー(REX-BTWATTCH1)で計測しています。

各種ベンチマークを計測

CINEBENCH R15

CINEBENCH R15
CPU1413
CPU(Single Core)147

ファイナルファンタジー XIV 紅蓮の解放者

FF14の紅蓮の解放者のベンチマークはスコアが7000を超えると非常に快適の評価が出ます。フルHD環境なら余裕で最高設定でも余裕で7,000は越えています。

設定画面サイズスコア
最高品質3840×21603496
高品質3840×21604096
標準品質3840×21608273
最高品質1920×10809964
高品質1920×108010456
標準品質1920×108012757

ドラゴンクエストX

すべての設定や解像度においてすごく快適の評価が出ています。

設定画面サイズスコア
最高品質3840×216010634
標準品質3840×216012675
低品質3840×216015610
最高品質1920×108016163
標準品質1920×108016667
低品質1920×108016992

ドラゴンズドグマオンライン

スコアが7000を超えると「とても快適」の評価になります。すべての設定や解像度においてとても快適の評価が出ています。

設定画面サイズスコア
最高品質1920×10807540
標準品質1920×10807889
低品質1920×10807822

モンスターハンター第三弾(大討伐)

モンスターハンターのオンラインでのベンチマークソフトでは34838というスコアが出ています。快適にMHFもプレイする事が可能です。

画面サイズスコア
3840×21607820
2560×144016552
1920×108027073

PSO2ベンチマーク ver.4

公式では5001以上の性能があれば快適という見解が出ていますが、最高設定の簡易設定の6で79454というスコアが出ています。最高設定でも問題無く快適にプレイする事が可能です。

設定画面サイズスコア
簡易設定6(最高設定)1920×108036542
簡易設定51920×108041674

3DMARK

Fire StrikeFire Strike EXtreme
Fire Strike UltraTime Spy

3DMarkは3Dゲームのパフォーマンスを計測する世界標準のベンチマークソフトです。

Fire StrikeはフルHD、Fire Strike ExtremeはWQHD、Fire Strike ULTRAは4Kのベンチとなっています。Time SpyはDirect12に対応したベンチマークテストになります。

Fire StrikeスコアGraphics scorePhysics scoreCombined score
Fire Strike1007611608158883970
Fire Strike EXtreme53705493167062458
Fire Strike Ultra27882685159791430
Time SpyスコアGraphics scoreCPU score
Time Spy396837396092

VRMARK

Orange RoomBlue Room

Orange、Blue共にスコアが5000を越えると「VR Ready」評価になります。Orange Roomは標準的なVR性能を評価するベンチマークです。

Blue Roomに関しては将来のVRを見据えたベンチマークになっています。

VRMARKスコアAvg FPS
Orange Room6340138.21
Blue Room114324.92

SSD&HDDの速度

SSDHDD

SSDは240GB搭載しています。BTOなのでストレージに関してはカスタマイズする事も可能です。HDDとハイブリッド構成なので頻繁に使わないデータと使い分ける事が出来て便利です。

ゲームのベンチマークを計測

タイトル解像度画質FPS
 GTA5

1920×1080

MAX67.8※1
 Steep  1920×108051
77
93
96
2540×144032
51
71
75
3840×216043
 Rise of the Tomb Raider1920×1080(DX12)最高54.47
87.78
最低112.16
1920×1080(DX11)最高62.38
83.03
最低116.33

※1 GTA5はグラフィックス設定を出来るだけ最大限MAXに設定しました。高度なグラフィックス設定はオールオフでのFPS値になります。

まとめ

インテル製CPUとの比較

インテルのCPU、例えばCorei7 7700K辺りとRyzen 7 1700を比較するとゲームにおけるパフォーマンスではインテル製CPUに分がありますが、GPUボトルネックが発生している状態だとほぼほぼ変わらない差になります。

とくにGTX1060という事でGPUの性能限界は到達しやすい環境であるので、RyzenだからPCゲームプレイ時にインテルと比較して困るというケースは無いです。

ただし、とにかくPCでの作業に求める事が1FPSでもPCゲームでのパフォーマンスを上げたいという方の場合には現状では素直にインテル製CPUから選択するのがベターです。

※AMD公式サイトより。

ゲーム以外の用途に目を向けてみると、Ryzenの場合はマルチコアでの性能の高さからエンコードなどの作業では分があるので実況動画の作成をメインに考えている方にはこちらのRyzenの7 1700はパフォーマンスが高いのでおすすめとなります。

8コア16スレッドでTDPも低いのでその辺りも考えると非常に優秀なCPUという事も言えます。

Ryzen7とRyzen5どっちがいいの?

GTX1060を搭載した本機の場合だと先にGPUのボトルネックがPCゲームでは起こるのでCPU性能的にはRyzen7でもRyzen5でもパフォーマンスがそれほど変わらないという事を考えると実利ではRyzen5に分があります。

ただ、CPU性能を使うエンコードなどで考えるとCPU性能の高いRyzen7が有利です。また、Ryzen7 1700とRyzen5 1600をレビューしましたが、Ryzen7 1700には「Wraith Spire」というCPUファンが採用されているので見た目の印象としてかなり違いがあります。ロマンを考えるとRyzen7 1700の方が個人的にはおすすめです。

ケース装着時の発光ケースを開けた状態での発光

ゲーム性能

GTX1060を搭載し、SSDも240GB搭載しているのでフルHDのゲームで最高設定か高設定あたりでほとんどのゲームが快適にプレイ可能です。

メモリが8GBはゲームタイトルによってはオーバーする可能性もあるので先の事を考えると16GBあると安心ではありますが、一般的なゲームでは8GBで足りるケースも多いです。

なので心配な方は16GBにカスタマイズをおすすめしますが、予算的に削りたいという場合にはシングルディスプレイのフルHD環境で遊ぶという前提だとほとんどのゲームで8GBでも基本的には問題無いかと思います。

NEXTGEAR-MICRO am540SA2
OSWindows10 Home 64bit
CPURyzen 7 1700
グラフィックGTX1060(3GB)
メモリ8GB PC4-19200 (8GB×1)
SSD240GB
HDD1TB
マザーAMD B350
電源500W(80PLUS Silver)
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