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【G-Tune】NEXTGEAR-MICRO im610SA1-Cの実機レビュー

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マウスコンピューターさんからNEXTGEAR-MICRO im610SA1-Cの実機をお借りしたのでレビューしていきます。

本機の特徴としてはコスパに優れるCore i5-8500、GTX1060(3GB)を搭載している事で価格面で非常にコストパフォーマンスに優れているという特徴があります。

執筆時だと人気ランキング2位を獲得し、価格com プロダクトアワード2017 金賞受賞モデルの後継機に位置づけられているので評価も高いゲーミングPCになります。

目次
1.スペック6.CPU
2.外観7.ストレージ
3.搭載パーツ8.静音性
4.ゲーム性能9.消費電力
5.VR性能10.温度
11.まとめ
目次

スペック

NEXTGEAR-MICRO im610SA1-C
CPUインテル Core i5-8500
GPUGeForce GTX 1060(3GB)
メモリ8GB
SSD240GB
HDD1TB
マザーB360
電源500W 【80PLUS BRONZE】
スペックに関しての注意点

※ベンチマーク時のレビュー機のスペックになります。現在の商品の詳細や価格については詳細ページにてご確認下さい。

外観をチェック

NEXTGEAR-MICROのケースが一新されて以前のケースとは外観デザインがかなり変化した印象です。左側面と底面から吸気して背面から排出するエアフローとなっています。

ブラックを基調としたスタイリッシュなデザインという感じですね。

前面

インターフェースは上部に集中しています。マイク、ヘッドホン、USB×2、HDMI端子が並んでいます。光学ドライブはオプションでカスタマイズ可能で電源ボタンがその横にあります。

背面

上部に電源、左にマザーボードのインターフェース、右にケースファン、下部にグラボの端子が並んでいます。

背面にはHDMI端子が装備されていてこれが伸びるのでフロントのHDMIを使う場合にはこれをグラボのHDMIに装着するという機構。

DisplayPort×3、HDMI、DVI端子が完備されていました。

底面

底面吸気になっていますが、フィルターが完備されていてメンテンス性も高いです。

4つのゴム足は以前のケースと同様の足回りだと思います。

ほこりフィルターは着脱可能です。

取るとこのような感じで簡単に取り外す事が可能です。マグネットで付いているだけなので誰でも簡単に取り外せて水洗いも可能!なのはメンテンス性が高いですね。

内部パーツをチェック

内部は左上部に電源、右上部にSSD、HDDが搭載されています。以前のケースとの大きな違いは電源の位置とストレージベイですね。内部がかなりスッキリした印象があります。

後はグラフィックスカードホルダーが搭載している事も大きな違いになります。

SSDはKingston製が搭載されていました。

マザーボードはASRockのB360Mが搭載されていました。

反対面はこのような感じでした。

パーツに関しての注意点

※パーツのメーカーに関しては状況により変更される可能性があります。あくまでもレビュー機ではこのメーカーのパーツが搭載されていましたという事になります。

ゲーム性能をチェック

ファイナルファンタジー XV《重量級》

FF15のベンチマークではスコアが12,000を超えると最高評価の非常に快適に到達。現状国産ベンチマークの中でも最も重いベンチマークになります。

解像度設定スコア評価
3840×2160高品質1483動作困難
2560×1440高品質2905やや重い
1920×1080高品質4089普通

 ファイナルファンタジー XIV 紅蓮の解放者《中量級》

FF14の紅蓮の解放者のベンチマークはスコアが7000を超えると非常に快適の評価が出ます。7000を超えているので、FF14は快適にプレイ可能です。

解像度設定スコア評価
3840×2160最高品質3504快適
2560×1440最高品質7304非常に快適
1920×1080最高品質11202非常に快適

ドラゴンクエストX《軽量級》

すべての設定において最高評価の『すごく快適』評価が出ています。軽めのゲームなら性能を持て余すレベルでです。

解像度設定スコア評価
3840×2160最高品質11513すごく快適
1920×1080最高品質19390すごく快適

ドラゴンズドグマオンライン《軽量級》

スコアが7000を超えると最高評価「とても快適」の評価になります。最高設定において『とても快適』の評価が出ています。

解像度設定スコア評価
1920×1080最高品質11364とても快適

モンスターハンター第三弾[大討伐]《軽量級》

モンスターハンターのオンラインでのベンチマークソフトでは2万超えのスコアが出ています。MHFは余裕を持っても15,000を超えていれば安心してプレイ可能です。

画面サイズスコア
3840×21606304
2560×144013419
1920×108022086

PSO2ベンチマーク ver.4《軽量級》

公式では5001以上の性能があれば快適という見解が出ていますが、最高設定で4万超えのスコアが出ています。最高設定でも問題無く快適にプレイする事が可能です。

解像度設定スコア
1920×1080簡易設定642298
簡易設定556638

3DMARK《世界標準》

3DMarkは3Dゲームのパフォーマンスを計測する世界標準のベンチマークソフトです。

Fire StrikeはフルHD、Fire Strike ExtremeはWQHD、Fire Strike ULTRAは4Kのベンチとなっています。Time SpyはDirect12に対応したベンチマークテストになります。

3D MARK項目スコア
Fire Strikeスコア10015
Graphics Score11669
Physics Score11834
Combined Score4368
Fire Strike EXtremeスコア5270
Graphics Score5495
Physics Score11860
Combined Score2463
Fire Strike Ultraスコア2720
Graphics Score2623
Physics Score11855
Combined Score1449
Time Spyスコア3907
Graphics Score3805
CPU Score4608

ゲーム内ベンチマークを計測

Rise of the Tomb Raider《中量級》

解像度設定FPS
3840×2160最高20
32
最低49
1920×1080最高64
86
最低121

中程度のゲームだとFF14などの国産オンラインゲームや数年前の重いゲームがこの位置に相当します。最高設定で60FPSに到達しています。

Ghost Recom Wildlands《重量級》

解像度設定FPS
3840×2160ウルトラ3
24
38
1920×1080ウルトラ30
64
98

重量級は最新の重いゲームなどが該当します。高設定で60FPSを超えています。

2018年発売ゲームのベンチマーク

Far Cry5

      解像度設定FPS
3840×2160最高19
20
22
24
1920×1080  最高64
68
74
84

最小FPS55解像度1920×1080
平均FPS64画質最高
最大FPS74VRAM2754/2988 MB
レンダリングフレーム数3757解像度スケール1

2018年発売ファークライ5のフルHDの最高設定でフレームレートを取得した時のベンチマーク結果になります。

VR性能をチェック

VRMARK《VR性能》

Orange、Blue共にスコアが5000を越えると「VR Ready」評価になります。Orange Roomは標準的なVR性能を評価するベンチマークで、Cyan RoomはDirect12、BlueRoomは将来用です。

VRMARK項目スコア
Orange Roomスコア6493
Avg FPS141.56 fps
Cyan Roomスコア3393
Avg FPS73.97 fps
Blue Roomスコア1143
Avg FPS24.91 fps

5000を越えるスコアなのでVR Ready評価になります。

CPU性能をチェック

CPU-Z v1.85.0
SINGLE Thread465.4MULTI Score2614.6

CINEBENCH R15

CINEBENCH R15Core i5-8500Core i5-7500
CPU937 cb605 cb
CPU(Single Core)176 cb160 cb

CPU性能の比較をする時に参考になるのがCINEBENCHになります。

V-Ray Benchmark v1.0.8

CPUスコア(秒)
Core i5-8500136秒(2分16秒)

CINEBENCH R15と同じ3DCGレンダリング系のベンチマークのV-Rayで計測すると136秒という結果になりました。

ストレージの速度をチェック

SSDHDD

SSDとHDDが搭載しているのでサクサク動作していました!予算に余裕のある方は容量を500GBクラスにカスタマイズするのもおすすめです。

静音性のチェック

アイドル時高負荷時(3DMARK 実行時)
46.3db48.1db

アイドル時と3DMARKのFire Strike Ultraを実行した時の騒音デジベルを計測しました。無響室で計測した訳で無く、一般的な住宅で計測した数値になっているので参考程度に考えて下さい。

消費電力のチェック

アイドル時ベンチマーク実行時
34.8w150w

消費電力を計測しました。※高負荷時は3Dmark(FireStrike)実行時の消費電力をワットチェッカー(REX-BTWATTCH1)で計測しています。消費電力に関しては変動するという事は留意して下さい。

温度のチェック

アイドル時とベンチマーク実行時の温度

CPUやGPU等の構成内容によって温度は変化します。3DMARKのFire Strikeのベンチマークを複数回実施した後に計測した温度になります。

CPUの温度は低めでGPUの温度は普通です。全く問題無い温度だと思います。

まとめ

メリット

  • ケースデザインが一新されたのでビビっと来た方は要チェック!
  • コストパフォーマンスに非常に優れた構成内容

デメリット

  • メモリが8GBなのでメモリ消費が多いゲームの場合にはカクついたり落ちたりする事があるので16GBにカスタマイズすると更に良いです。

価格という部分にフォーカスを当てるとかなり優秀だと思います。日常用途からPCゲームまでこの価格帯でこなせるスペックなので優秀だと感じます。

推奨でGTX1060以下のPCゲームが8割~9割近いのでフルHD(1920×1080)環境で60FPSを目指す場合はほぼ不満無くプレイできるスペックと言えます。

それ以上を求める場合だと例えばゲーミングモニターで更にフレームレートを出したいという場合にはより上位のGPUが必要になってくると思いますが、FPS系のゲームを中心に遊ぶのでなければ十分快適にプレイできるスペックです。

執筆時で発売されたばかりのザ・クルー2をプレイしましたがフルHDの場合60FPSほぼ張り付きでプレイ可能でした。飛行機だと一瞬50FPS程度まで落ちる場面もありましたが、体感できるレベルでは無いのでヌルヌルサクサクプレイ可能です。とにかくコスパを重視したいという方は本機がおすすめですね!

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