サードウェーブさんから「GALLERIA RL7C-R45-4」の実機をお借りしたのでレビューしていきます。
「GALLERIA RL7C-R45-4」は、14(6P+8E)コア20スレッドの「Core i7-13700H」と「RTX 4050」を搭載。人気FPS/TPSゲームを快適に楽しめる性能や、重いゲームも楽しめる性能を持っています。
また、ゲーミングノートPCとしては本体重量が軽い点と14インチの画面サイズなので持ち運びしやすい点が特徴的なノートPCです。
GALLERIA RL7C-R45-4のスペック
スペック | |
---|---|
CPU | Core i7-13700H |
グラフィック | RTX 4050(6 GB) |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 1TB NVMe SSD |
液晶 | 14型 1920×1080 フルHD(144Hz) |
無線 | Wi-Fi 6E |
重量 | 約1.8kg |
動作時間 | 6.3時間(動画再生時) 11.0時間(アイドル時) |
外観デザイン
外観
最大開閉
カラーはグレー色で、WEBカメラは液晶上部に設置されています。液晶は14インチでフルHD解像度(1920×1080)、リフレッシュレートは144Hzです。液晶周りはベゼルが薄くてスッキリしています。
液晶はノングレアパネル採用なので、映り込みが少なく長時間のゲームや作業に最適です。
天板
ロゴ
天板上部にはGALLERIAのロゴが配置されています。天板の開閉は片手でも筐体が浮かないので、使い勝手が良いです。
入出力ポート
左側面
右側面
背面
左側面には、有線LAN端子、USB 3.2 Gen 1 Type-A、Thunderbolt 4端子(DP1.4対応/PD対応 65-100W)があります。
右側面にはマイク入力・ヘッドホン出力共有端子、USB 3.2 Gen 2 Type-C、USB 3.2 Gen 1 Type-A、HDMI 2.1、microSDリーダー、電源ボタン、電源入力があります。
外付けのSSDを接続してストレージを確保したり、外部モニターと接続してマルチディスプレイ化したり、マウスなどのUSB機器と接続する際にも過不足なく使える入出力ポートが装備されています。
キーボード
キーボード
電源ボタン
キーボードはテンキーなしです。日本語配列88キーボードとなっています。視認性を高めるLEDバックライトが搭載しているので、場所を問わず快適に文字打ちが行なえます。
LEDバックライトのカラーに関してはホワイト一色のモデルです。
重量
本体
ACアダプター
本体が1,788gで、ACアダプターの重量は419g(コンセント含む)でした。軽いゲーミングノートPCです。
他の製品と比較しても軽いので「GALLERIA RL7C-R45-4」は、軽いゲーミングノートPCを探している方におすすめのモデルです。
ゲーム性能
「GALLERIA RL7C-R45-4」のゲーム性能はどの程度快適なのかをチェックしました。
Control Center設定
設定
バッテリー設定
計測は有線LAN接続で電源に接続して計測しています。付属ソフトの「Control Center」の設定は「パフォーマンス」で行っています。
また、NVIDIA コントロールパネル内の優先グラフィックスプロセッサを「高パフォーマンスNVIDIA プロセッサ」「垂直同期:オフ」「電源管理モード:パフォーマンス最大化を優先」に設定しています。
3DMARK
3DMARKのTimeSpyは、DirectX 12のパフォーマンスを計測する定番ベンチマークソフトです。
表は当サイトでテストしたノートPCのTimeSpyの参考スコア比較です。「GALLERIA RL7C-R45-4」は、3DMARK TimeSpyでテストすると「9049」スコアとなりました。
ノートPCのRTX 3050搭載モデルやGTX 1650搭載モデルと比較すると大きく性能が向上しているのがRTX 4050搭載モデルの魅力です。
ファイナルファンタジー15
解像度 | 設定 | スコア / FPS / 評価 |
---|---|---|
1920×1080 | 高 | 8196 / 81 fps【快適】 |
ファイナルファンタジー15は、6,000スコアで「快適」、12,000スコアで「非常に快適」評価になります。最高設定で「快適」評価です。
PSO2:NGS
解像度 | 設定 | スコア / 評価 |
---|---|---|
1920×1080 | ウルトラ | 14757【快適】 |
PSO2:NGSは「10,001以上」のスコアで「快適」評価です。「5,001~10,000」で標準的な動作、「5,000未満」で重い動作判定となります。最高設定で「快適」評価です。
BLUE PROTOCOL
解像度 | 設定 | スコア / FPS / 評価 |
---|---|---|
1920×1080 | 最高 | 14656 / 103 fps【極めて快適】 |
BLUE PROTOCOLは、「8000~8999」スコアで「快適」、「10000スコア以上」で「極めて快適」評価になります。最高設定で「極めて快適」評価です。
ファイナルファンタジー14
解像度 | 設定 | スコア / FPS / 評価 |
---|---|---|
1920×1080 | 最高 | 19361 / 134 fps【非常に快適】 |
ファイナルファンタジー14 暁月のフィナーレは、8,000スコアで「快適」、15,000スコアで「非常に快適」評価になります。最高設定で「非常に快適」評価です。
ストリートファイター6
解像度 | 設定 | スコア / FPS / 評価 |
---|---|---|
1920×1080 | HIGHEST | 100 / 59 fps【快適】 |
ストリートファイター6は「90~100」スコアで「快適」評価です。最高設定で「快適」評価です。
ドラクエ10
解像度 | 設定 | スコア / 評価 |
---|---|---|
1920×1080 | 最高 | 24561【すごく快適】 |
ドラクエ10のような軽めのゲームは「すごく快適」に動作します。
フォートナイト
DX12最高
DX12最低
DX11最低
低グラ
人気TPSゲームのフォートナイトの最高画質では50fps前後。最低では170fps前後を記録。DX11の最低では230fps前後でした。
グラフィックスはかなり犠牲になってしまいますが、パフォーマンスモード(低グラフィック忠実度)で320fps前後出ています。
144Hz液晶を搭載しているので、滑らかな映像表示でフォートナイトを快適に楽しめます。
Apex Legends
最高設定
最低設定
人気FPSゲームのApexLegendsでは最高画質130fps前後、最低では200fps前後を記録しました。ApexLegendsも快適なゲーム性能を持っています。
144Hz液晶を搭載しているので、滑らかな映像表示でApex legendsを快適に楽しめます。
サイバーパンク2077
解像度 | 設定 | FPS |
---|---|---|
1920×1080 | レイトレ:オーバードライブ | 21 fps |
1920×1080 | レイトレ:中 | 38 fps |
1920×1080 | レイトレ:低 | 90 fps |
1920×1080 | ウルトラ | 101 fps |
サイバーパンク2077は、NVIDIA DLSS 3対応ゲームです。「GALLERIA RL7C-R45-4」は最新のRTX 40シリーズ搭載モデルなので、NVIDIA DLSS 3(フレーム生成)に対応しています。
レイトレーシングの最高画質のオーバードライブ設定(DLSS 3.5のDLSS Ray Reconstruction含む)は厳しいですが、レイトレーシング:低設定やウルトラ設定で快適に楽しむ事が可能です。
Cities: Skylines II
Cities: Skylines IIは、CPUの性能が高いので高設定(プリセット最高)で25 fps程度出ています。
デスクトップの「Core i5-14400F×RTX 4060」を搭載したモデルで計測した際には同条件で21 fps程度だったので、CPU性能が高い事でよりフレームレートが出ています。
CPU性能が高いのでCities: Skylines IIも楽しめるゲーミングノートPCです。ただ、本格的に快適に楽しみたい方はグラフィックス性能が物足りない印象なので、より高性能なモデルがおすすめです。
ゲーム性能まとめ
「GALLERIA RL7C-R45-4」のゲーム性能をまとめます。
Cities: Skylines IIやサイバーパンク2077のレイトレーシング最高設定、フォートナイトの最高画質などの最重量級タイトルでは更に高い性能がおすすめですが、FF15やサイバーパンク2077などの重いゲームでも楽しめる性能を持っています。
フォートナイトやApex LegendsなどのFPS / TPSゲームでも高フレームレートで快適に楽しめます。
ゲーム | 評価 |
---|---|
重いゲーム | |
中程度のゲーム | |
軽いゲーム |
CPU性能
CINEBENCH 2024
CINEBENCH R23
「CINEBENCH 2024」「CINEBENCH R23」はCGレンダリング性能を測定するベンチマークテストです。
「GALLERIA RL7C-R45-4」は「Core i7-13700H」が搭載。Core i7-13700Hは14コア(6P+8E)20スレッド最大5.0GHzの高性能モデルです。Cities: Skylines IIのようなCPUを使うゲームや、FPS/TPSゲームでフレームレートを稼ぎたい方におすすめのCPUです。
ストレージ速度
1TBのNVMe SSDが搭載されています。HDDでカクつくゲームもあるのでNVMe SSDにゲームをインストールするのがおすすめです。1TBあればPCゲームを沢山インストールする事が出来ます。
カスタマイズにも対応しており、最大2TBまで執筆時ではカスタマイズ可能です。
消費電力
アイドル時 | 高負荷時 |
---|---|
消費電力はワットチェッカー(REX-BTWATTCH1)で計測しています。高負荷時は「3DMark FireStrike」実行時の数値です。
温度
筐体の温度
「FF14 暁月のフィナーレ」ベンチマークをフルHD/最高品質で、1時間ループさせた際の温度をチェックしました。
室温は23℃。キーボード周辺の最高温度が35℃程度でWASD周辺は31℃前後でした。
キーボードの温度が低いので、ゲームをプレイしていても気になる事は無いでしょう。
内部の温度
計測ソフトは「HWMONITOR-PRO」です。「アイドル時」「3DMARKのFireStrike」「CINEBENCH R23」を10分間実行した際の最大温度になります。室温23℃環境での計測になります。
静音性
アイドル | 高負荷時 |
---|---|
43.1 db | 59.6 db |
アイドル時と3DMARKのFire Strikeを実行した時の騒音デシベルを計測しました。電源設定のモードは「パフォーマンスモード」で行っています。
無響室で計測した訳で無く、一般的な住宅で計測した数値になっているので参考程度に見てみて下さい。
60 db近い動作音でしたので、パフォーマンスモードで性能を限界まで引き出す設定にして重量級ゲームを遊ぶ場合にはうるさく感じました。
設定の中に「エンターテイメント」「省電力」「静音モード」があるので動作音が気になる方は設定の調整や、ゲームをプレイする際にはイヤホン/ヘッドホンの着用をおすすめします。
普通の用途(低負荷~中負荷)で使う場合には、個人的に動作音はあまり気にならなかったです。
まとめ
- 処理性能の高いCore i7搭載
- RTX 4050搭載で重いゲームもプレイ可能
- NVIDIA DLSS 3&NVIDIA Reflex対応で快適にゲームが楽しめる
- 144Hzの高リフレッシュレート搭載でFPS/TPSにもおすすめ
- ゲーミングノートPCとしては本体重量が軽いので持ち運びにもおすすめ
- 最重量級タイトルでは性能不足
- 高負荷時の動作音が気になる
「GALLERIA RL7C-R45-4」は、最新の「Core i7-13700H」&「RTX 4050」搭載。重いゲームもプレイ可能な性能を持っています。
個人的に気になった点は、最重量級タイトルでは性能面が不足している点と、高負荷時のファンの動作音が大きい点です。
良かった点は、筐体の本体重量が軽い点と14インチなので持ち運びしやすい点です。Apex Legendsやフォートナイトでも設定を調整すれば高フレームレートで快適に楽しめるのも良い点です。
- 処理性能の高いCPU搭載ノートPCを探している方
- Apex Legends/フォートナイトで高フレームレートが出せるノートPCを探している方
- 重いゲームも設定を調整して楽しめるノートPCが欲しい方
- 持ち運びに適したゲーミングノートPCが欲しい方