
ゲーミングPCを買おうと思っても色々な製品があり過ぎて「どれを選んだらいいのか良く分からない」と感じている方に、厳選したおすすめのゲーミングPCをご紹介します。
約200台以上のゲーミングPCをメーカーさんからお借りして実機レビューしました。
ゲーミングPC選びで重要なスペックについての解説もしています。選び方が分からないという方は参考にしてみて下さい。
おすすめランキングをすぐにチェックしたい方は下の目次をご活用下さい。
- ゲーミングPC実機レビュー200台以上
- 最新のハードウェアの検証を定期的に行っています。
- ゲームの推奨スペック検証は100タイトル以上行っています。
ゲーミングPCの選び方
まずは重要なゲーミングPCのスペックの選び方から見ていきましょう。
ゲームを快適に動作させるには「CPU」「グラフィックスボード」「メモリ」「ストレージ」の4つが最重要です。この4つのパーツが直接的にゲームの快適性に大きく関わってきます。
特にゲームの場合にはグラフィックスボードの役割が大きいです。
グラフィックスボード

グラフィックスボードは描画負荷の高いPCゲーム(重いゲーム)でも快適に動かす為に必要な最重要パーツです。
グラフィックスボードが無いと快適に動作させる事が困難なゲームが多いです。
3Dゲーム性能に直結するのがグラフィックスの性能です。こちらの表はゲーム性能目安です。数字が大きい程性能が高いという指標です。

性能が高いという事は価格も高いという事になるので、自分の用途や予算に合った選択が重要です。
RTXグラフィックスにはレイトレーシングとNVIDIA DLSSという機能が使えます。ただ、レイトレーシングとNVIDIA DLSSを使用するには対応ソフトが必要になります。
「レイトレーシング」は最先端のリアルなグラフィックスを実現する技術です。RTXグラフィックスで本格対応となります。
「NVIDIA DLSS」は、AIの力を利用してフレームレートや画質を向上させるテクノロジーです。RTXグラフィックスが必須です。
世代 | レイトレ | DLSS | DLSS 3 |
---|---|---|---|
RTX 40 | 対応 | 対応 | 対応 |
RTX 30 | 対応 | 対応 | 非対応 |
RTX 20 | 対応 | 対応 | 非対応 |
GTX 16 | 非対応 | 非対応 | 非対応 |
パフォーマンス的な観点や「レイトレーシング対応」「NVIDIA DLSS対応」「NVIDIA Reflex」対応になるので、様々なゲームを快適に動作させたい方はRTXグラフィックス搭載モデルがおすすめです。
RTX 40シリーズで利用出来る「NVIDIA DLSS 3」は、ゲームによってはCPUの性能によりフレームレートの制限がかかってしまうのを、CPUに負担をかけずにフレームレートを向上させる事が出来ます。
CPUボトルネックでも最大2倍の性能向上や、DLSSなしと比較すると最大4倍以上の性能向上が見込めます。


CPU


CPUの性能が高いと、ゲームにおいてはフレームレートが向上する効果があります。
フレームレートは動画やゲームにおける1秒あたりのフレーム数の事で、数値が高いほど滑らかに画面が描画されます。
ただ、グラフィックスボードの方が大きくフレームレートを左右するパーツなので、予算としてはグラフィックスボードを重視するのがコスパ重視の方におすすめです。
予算に余裕があればグラフィックスボードとCPUの性能を両方重視しましょう。
Core i9 / Ryzen 9は高いパフォーマンスを持っているのでゲーム、動画編集、写真編集、エンコード時間の短縮、CGレンダリングに強いCPUです。
ゲーム用途のCPU選びは「Core i7 / Ryzen 7」がおすすめです。
CPUの性能が高いとフレームレートが出る事がある点や、重量級ゲームでCPU性能が必要になるタイトルもあるので、Core i7やRyzen 7搭載モデルがおすすめです。
コンテンツ制作/実況・配信用途や、CPUの処理性能を求める方にもCore i7やRyzen 7搭載モデルがおすすめです。
予算をグラフィックスボードに振り分けたい場合や、コスパ重視で選びたい方は性能とコストのバランスの良いミドルレンジモデル「Core i5 / Ryzen 5」がおすすめです。


メモリ


メモリの容量が不足するとゲームが落ちてしまう場合や、カクつく原因になる場合があります。
メモリは16GB以上がおすすめです。数は少ないですが最近のゲームタイトルによっては32GBが推奨というゲームも登場しています。
最新ゲーム、3DCG制作、動画編集をやられる方は32GB以上がおすすめです。


DDR5とDDR4の違いは?
DDR5は、DDR4と比べると速度が大幅に向上しています。「DDR4-○○○○」の○○○○の部分が動作周波数(データ転送速度)を示しています。
ただ、ゲームにおいてはそこまで大きく性能に影響のあるパーツでは無いので、コスパ重視で選びたい方はDDR4でも大丈夫です。
メモリチップ | データ転送速度 |
---|---|
DDR4-2666 | 2666MB/秒 |
DDR4-3200 | 3200MB/秒 |
DDR5-4800 | 4800MB/秒 |
ストレージ


ゲームのインストール先はSSDが推奨です。SSDにゲームをインストールするとゲームのカクつきの解消や、ロード時間短縮の効果があります。
容量は500GB以上がおすすめです。余裕を持って使いたい方は1TB以上がおすすめです。
NVMe SSDにはGen4とGen3があります。製品によりますが、NVMe Gen4は読み込み速度が7000MB/秒程度、NVMe Gen3は読み込み速度が3500MB/秒程度となります。性能面では大容量のモデルの方が有利な傾向があります。
ゲームに関しては「エルデンリング」や「FF15」で検証してみると、NVMe SSDとSSDに大きなロード時間の差が無いため速度面は重要度としては低めです。容量の方が重要度としては高いです。


SSDとHDDの違い
SSDはHDDより高速なため、起動ドライブとしてはNVMe SSDがおすすめです。動作音も静かになる傾向があります。
HDDはSSDと比較すると速度が遅いですが、大容量かつ価格が安いのがメリットです。
あまり使っていないゲームや、動画ファイルなどをHDDに保管するという使い方が適しているでしょう。
CPUファン


CPUは発熱が大きいので冷却する必要があります。CPUクーラーはCPUの熱を適切に冷却するパーツです。
CPUファンをカスタマイズすると冷却性能が向上します。冷却能力を高める事でパフォーマンスの安定化に繋がるメリットや、長寿命化のメリットもあります。
ショップでおすすめされているCPUファンのカスタマイズはおすすめです。コストパフォーマンスを求める方は標準構成がお得です。


電源


電源はグラフィックスボードの交換を視野に入れている場合には、電源容量のカスタマイズもおすすめです。
予定が無い方は標準構成がお得です。
グラフィックス | 推奨電源容量 |
---|---|
RTX 4090 | 850 W |
RTX 4080 | 750 W |
RTX 4070 Ti | 700 W |
RTX 4070 | 650 W |
RTX 4060 Ti | 550 W |
RTX 4060 | 550 W |
RTX 3050 | 550 W |
GTX 1660 Super | 450 W |
GTX 1650 | 300 W |
グラフィックスボードには推奨される電源ユニットの出力目安があります。
グラフィックスボードに合わせて容量を選定するのがおすすめです。
HDDやSSDの増設などをカスタマイズした場合には消費電力が大きくなるので、ワンランク上の電源容量がおすすめです。


PCケース
マザーボードとPCケースは直結しています。これには理由があり、どちらもファームファクターが設定されているからです。ファームファクターは「ATX」「MIcroATX」「Mini-ITX」があります。
ATX | MIcroATX | Mini-ITX |
---|---|---|
![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() |
ミドルタワー | ミニタワー | スリム |
高い ← 拡張性 → 低い | ||
大きい ← サイズ → 小さい |
製品の仕様に『ミドルタワー / ATX』『ミニタワー / MicroATX』などと表記されています。
ATXはサイズが大きくなりますが、大型のグラフィックスボードを搭載したい場合や、シャドウベイの数などの拡張性はATXケースが有利です。サイズのコンパクトさではミニタワー型が有利です。
画像 | ![]() ![]() GALLERIAミニタワー | ![]() ![]() GALLERIAミドルタワー | ![]() ![]() G-Tuneミニタワー | ![]() ![]() G-Tuneミニタワー | ![]() ![]() G-Tune フルタワー | ![]() ![]() M-Class | ![]() ![]() R-Class |
---|---|---|---|---|---|---|---|
LED | 前面 | 前面 | 前面 | オプション | オプション | なし | 選択可 |
サイドパネル | アクリルウィンドウ | アクリルウィンドウ | メッシュ | オプション | オプション | スチール | 選択可 |
前面USB | 4 | 4 | 2 | 2 | 4 | 2 | 2 |
ダストフィルター | 有 | 有 | 有 | 有 | 有 | 有 | 有 |
背面塗装 | 有 | 有 | 有 | 有 | 有 | 有 | 有 |
規格 | MicroATX | ATX | Mini ITX | MicroATX | ATX | microATX | ATX |
公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
おすすめスペックまとめ
パーツ | スペック | おすすめ用途 |
---|---|---|
CPU | Core i9 / Ryzen 9 | 最高性能重視 |
Core i7 / Ryzen 7 | 性能重視 | |
Core i5 / Ryzen 5 | コスパ重視 | |
グラフィック | RTX 4070 Ti~RTX 4090 | 4K解像度におすすめ |
RTX 3060~ | フルHDにおすすめ | |
GTX 1660 ~ RTX 3050 | ライトゲーマー向け | |
メモリ | 16GB~32GB | ゲーム用途 |
ストレージ | SSD 500GB以上 | ゲーム用途 |
ゲーミングPC選びで重要なスペックについては以上の表の通りになります。こちらのスペックを参考にしてみて下さい。


ゲーミングPCのおすすめメーカー
ガレリア(ドスパラ)
「ガレリア」はドスパラのゲーミングPCブランドです。豊富なラインアップから自分に最適な構成の1台を見つけやすいのが特徴的です。
拡張性が高く自分で後からカスタマイズしたいという方にも適している印象です。価格のコスパが良く、配送が速いのもドスパラの大きなメリットです。
2020年に新筐体にリニューアルし、歴代GALLERIAの中で最高性能を持つ冷却機構になりました。
G-Tune(マウスコンピューター)
マウスコンピューターのゲーミングPCブランドがG-Tuneです。ハイエンドPCブランドとして高級感ある筐体デザインが特徴的です。
ゲーマーの意見を採用し、使いやすさを追求した筐体となっています。筐体は高品質でメンテナンス性が高いです。
セールで大幅値下げモデルを展開しているのでセール開催時は要チェックです。


ゲーミングPCおすすめランキング


おすすめのゲーミングPCをランキング形式でご紹介します。
選定基準としてはフルHD解像度で、最新の重量級ゲームやFPS / TPSゲームで快適にゲームがプレイできる点を重視しています。
- フルHD環境で快適にゲームを楽しめる
- 重量級タイトルでも快適にゲームをプレイできる
- FPS / TPSゲームで144fps以上が出せる
フルHD、WQHDを超える解像度だと重量級の場合ハイエンドが選択肢に入ってきます。
価格やコストパフォーマンスも重視しつつ総合的にランキングの要素として取り入れています。
1位 GALLERIA XA7C-R46T


スペック | |
---|---|
CPU | Core i7-13700F |
グラフィック | RTX 4060 Ti(8GB) |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 1TB NVMe SSD |
ケース | ミドルタワー |
価格 | 20万円台~ |
「GALLERIA XA7C-R46T」は、GALLERIAのミドルタワー型のゲーミングPCです。ガレリアの新筐体は正面部分がLEDで光り、斜めのコンソールパネルも使いやすいです。
グラフィックスは、高性能グラフィックス「RTX 4060 Ti」搭載で、重量級ゲームも快適に楽しめる性能が魅力的です。
2位 G-Tune DG-I7G6T


スペック | |
---|---|
CPU | Core i7-13700F |
グラフィック | RTX 4060 Ti(8GB) |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 1TB NVMe SSD |
ケース | ミニタワー 強化ガラスサイドパネル |
価格 | 22万円台~ |
「G-Tune DG-I7G6T」は、当サイト限定モデルとなっているので、CPUクーラー、CPUグリス、強化ガラスサイドパネルなどが標準でカスタマイズ済みでお得なモデルとなっています。
重量級ゲームやFPSゲームも快適に動作出来る性能を持っており、動画編集や実況配信までマルチに対応可能な高性能ゲーミングPCです。
3位 G-Tune DG-I7G60


スペック | |
---|---|
CPU | Core i7-13700F |
グラフィック | RTX 4060(8GB) |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 1TB NVMe SSD |
ケース | ミニタワー 強化ガラスサイドパネル |
価格 | 19万円台~ |
「G-Tune DG-I7G60」は、インテル第13世代CPU&高性能グラフィックス「RTX 4060」搭載。
対戦シューターゲームで144fpsを出したい方や、重量級ゲームを快適に楽しみたい方におすすめのゲーミングPCです。
4位 G-Tune DG-I7G70


スペック | |
---|---|
CPU | Core i7-13700F |
グラフィック | RTX 4070(12GB) |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 1TB NVMe SSD |
ケース | ミニタワー |
価格 | 25万円台~ |
「G-Tune DG-I7G70」は、CPUに「Core i7-13700F」を搭載し、ゲームで重要なグラフィックスボードにはNVIDIAの「GeForce RTX 4070」を搭載。
WQHD解像度の重量級ゲームも快適に楽しめる性能を持っています。タイトルによっては4K解像度でゲームも楽しめます。また、標準で水冷CPUクーラーを搭載し、冷却性能も高いモデルです。
「G-Tune DG-I7G70」はマウスコンピュータースタッフもおすすめするゲーミングPCです。
5位 GALLERIA XA7C-R47


スペック | |
---|---|
CPU | Core i7-13700F |
グラフィック | RTX 4070(12GB) |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 1TB NVMe SSD |
ケース | ミドルタワー |
価格 | 23万円台~ |
「GALLERIA XA7C-R47」は、最新の「RTX 4070」搭載。WQHD解像度の重量級ゲームも快適に楽しめる性能を持っています。
RTX 40シリーズ搭載モデルなので、「NVIDIA DLSS 3」対応で将来性も高い1台です。タイトルによっては4K解像度でゲームも楽しめます。
6位 GALLERIA RM5C-R46T


スペック | |
---|---|
CPU | Core i5-13400F |
グラフィック | RTX 4060 Ti(8GB) |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 1TB NVMe SSD |
ケース | ミニタワー |
価格 | 16万円台~ |
「GALLERIA RM5C-R46T」は、インテル第13世代CPU「Core i5-13400F」&「GeForce RTX 4060Ti」を搭載。
コストパフォーマンスを重視してゲームを楽しみたい方におすすめのモデルです。RTX 4060 Ti搭載でフルHD解像度の重量級ゲームを快適に楽しめます。


7位 GALLERIA RM5C-R46


スペック | |
---|---|
CPU | Core i5-13400F |
グラフィック | RTX 4060 (8GB) |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 1TB NVMe SSD |
ケース | ミニタワー |
価格 | 15万円台~ |
「GALLERIA RM5C-R46」は、インテル第13世代CPU「Core i5-13400F」&「GeForce RTX 4060」を搭載。
RTX 4060を搭載しているので、重量級ゲームも楽しめます。最新技術のレイトレーシングやNVIDIA DLSSにも対応しています。
8位 GALLERIA XA7C-R47T


スペック | |
---|---|
CPU | Core i7-13700F |
グラフィック | RTX 4070 Ti(12GB) |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 1TB NVMe SSD |
ケース | ミドルタワー |
価格 | 26万円台~ |
「GALLERIA XA7C-R47T」は、インテル第13世代CPU「Core i7-13700F」&「GeForce RTX 4070 Ti」を搭載。高fps(フレームレート)を出してゲームを本格的に快適に楽しみたい方におすすめのゲーミングPCです。
FPS / TPSゲームを高fpsで楽しみたい方や、4K解像度でゲームを楽しみたい方にもおすすめのゲーミングPCです。
9位 NEXTGEAR JG-A5G60


スペック | |
---|---|
CPU | Ryzen 5 4500 |
グラフィック | RTX 4060(8GB) |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 1TB NVMe SSD |
ケース | ミニタワー |
価格 | 12万円台~ |
「NEXTGEAR JG-A5G60」は、CPUに「Ryzen 5 4500」を搭載し、NVIDIA DLSS 3に対応した最新の高性能グラフィクス「GeForce RTX 4060」を採用。
ゲームではグラフィックスボードの性能が快適性に直結するため、低コストで最大限ゲームを楽しみたい方におすすめのモデルです。


10位 G-Tune FZ-I7G80


スペック | |
---|---|
CPU | Core i9-13900KF |
グラフィック | RTX 4080(16GB) |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 1TB NVMe SSD |
ケース | フルタワー 強化ガラス仕様 |
価格 | 43万円台~ |
「G-Tune FZ-I7G80」は、圧倒的なパフォーマンスを誇る「Core i9-13900KF」&最新のハイエンドグラフィックス「RTX 4080」搭載。
4K解像度のゲームプレイ、4K動画編集、実況配信などの重いゲームや重い作業も快適な強力なパフォーマンスを発揮するゲーミングデスクトップパソコンです。
まとめ


おすすめのゲーミングPCを用途毎や人気ランキング形式でご紹介しました。どれも品質や評価の高いゲーミングPCです。
フルHD解像度でゲームを快適にプレイするには「RTX 4060」以上がおすすめです。
CPUは「Core i7 / Ryzen 7」がおすすめです。メモリは16GB以上、ストレージの容量はSSD 500GB以上というのが現在のゲーミングPCの最適な構成になります。
設定次第で軽くなるのがPCゲームですが、将来的な部分や、レイトレーシング含めて美麗な画面でゲームをしたい場合、FPSで勝ちに行く場合などスペックはある程度あると安心してPCゲームを楽しむ事が可能です。
予算や利用用途に応じて最適な一台をゲットしましょう。

