パーツの選び方

ゲーミングPCのグラフィックボードの選び方

Gigabyte_GTX770-4GB

グラフィックボードはゲームPCを選ぶ際には最重要パーツです。

グラフィックボードにはNVIDIA社の『GeForce』とAMD社の『RADEON』があります。

グラフィックボードとは?

GPU、ビデオカード、グラフィックカード、グラフィックボードなどなど同じような言葉のニュアンスもありますし、チップの事を指していたり、ボードの事を指していたりと微妙にニュアンスが違っていたりもしますが、BTOで購入する際には特に気をつける必要もありません。

グラフィックボードの事を指しているんだなくらいに考えて頂いてOKです。

ある程度のスペックになると補助電源が必要になります。右端のボードにくっついている線が補助電源になります。この電源は文字通り電源から取って来ます。

BTOで購入する際はあまり意識しないでもいいと思いますが、高性能のグラフィックボードを搭載するには電源も非常に重要になってくるとだけ頭の片隅にでも留めておいて下さい。

グラフィックボードのビデオメモリーについて

グラフィックボードにはビデオメモリーがそれぞれ搭載されています。

ビデオメモリーを使い切ると、メインメモリーに上乗せされる形になります。するとメインメモリーは遅いのでGPUの待ち時間が増えてかなり重くなります。

ですが、解像度や設定画質を変更できるPCゲームなら調整すればそこまで大きな問題では無いかと思います。

グラフィックボードの効果

最近のCPU(Central Processing Unit)の内蔵グラフィックスは非常に性能が上がっているので通常の用途ではグラフィックボードが搭載されていなくても不自由はありません。

ただゲームをやる、トリプルディスプレイにするなどのゲーム用途では必須になります。

グラフィックボードは3D性能に直結するので、グラフィックボードの性能が低いもしくはグラフィックボードが搭載されていないという事になるとゲームでカクついたり、フリーズしたり、ゲームが強制的に終了する原因に繋がります。

FPSが高いとゲームではどう影響するの?

FPSとは、『Frames Per Second』の略でフレームレートの事です。1秒当たりのフレーム数がどのくらいかという数値になります。

FPSが高いほど残像が少なく、ヌルヌルという体感になります。

同じFPSという名前ですが、『First Person shooter』の略のFPS(一人称視点のゲーム)で代表的な戦争ゲームでは残像感が少ない程、敵を補足する時間のロスが少なくなり、一瞬の勝負に強くなれます。

グラフィックボードの性能がいいとヌルヌルになる?

construction_1p_1920x1080_R

ヌルヌルとは、ゲームをプレイしていて滑らかに描画されている事を表す表現としてしっくりくる事から俗語として使われています。

基本的にはFPS(フレームレート)が高いとヌルヌル動くなどと表現されていますが、FPSを高くするにはグラフィックボードの性能が非常に重要な要素になります。

もちろんCPUや他のパーツも重要になるのですが、基本的にはCPUとグラフィックボードの性能が両方高い場合はFPSの数値も上がってヌルヌル動くようになります。

60Hzが一般的なモニターで、144Hzがゲーミングモニターと呼ばれる高リフレッシュレートを採用したモニターになります。FPSや格闘ゲームをやらないのであれば正直恩恵は皆無ですが、やってみたいという場合には高性能なゲーミングPCが必要になります。

動画を見ていただくと60Hzの方はガクガクになっていて144Hzの方はヌルヌル動いているのが確認できると思います。

なので一瞬の勝負だとこの差が人によっては耐えられないほどのストレスを感じさせたり勝負に勝ちたいという場合の選択肢として144Hz(通常よりも高リフレッシュレートのモニター)を使うというのがPCゲーマーでは常識になっています。

GeForceとRADEONの違い

gpu

違いを挙げるなら、GeForceは歴史が長いので対応タイトルが多くて、ゲームが最適化してある事が多いです。

RADEONはバトルフィールド4やシムシティ、セインツロウ4などの特定のゲームでの最適化が多い傾向にあります。

基本的にはGeForceを選択すれば間違い無いです。

独自機能は?

両者とも差別化を図るために独自機能が盛り込まれています。

GeForce

ShadowPlay

GeForceではShadowPlayというゲーム配信やゲーム録画が作れる機能があります。PCに負荷をかけずにH.264でリアルタイムに録画します。

対応GPUはGTX650以上なので最新のGeForceのグラフィックボードなら間違い無く対応しています。まだ使った事の無い方は是非。

G-SYNC

GeForce用のディスプレイ同期技術です。G-SYNCを使う事でカクつき(遅延)やティアリングと言われる高フレームレートで発生する画面の裂け目などが起きにくいのでゲームに集中する事が可能です。

ただし対応ディスプレイが必要で、高額な製品が多いのがネックです。高級なゲーミングノートPCでも採用されている例もありハイエンド系のゲーミングPCを購入する際には要チェック項目です。

垂直同期をオンにするとカクつきが発生し、オフにするとティアリングが発生するのをG-SYNC対応のGeForce製品とG-SYNC対応のディスプレイがあれば解決する事が可能です。

最新のグラフィックボードならまず対応しているので興味がある方は対応のディスプレイを検討してみて下さい。

ANSER

ANSER対応ゲームならスクリーンショット撮影の自由度を大幅に向上させてくれる機能があります。スクリーンショットを撮影するのが好きな方はNVIDIAのANSERをFF15などの対応タイトルで試してみて下さい。他のゲームだとウィッチャー3やMirror’s Edge Catalystに対応しています。

PCゲームのスクリーンショットを撮影・保存するのにおすすめなソフト4選

RADEON

Radeon ReLive

Radeon専用のゲーム録画&ゲーム配信ソフトです。H.264はHD7700以降のGPUで利用可能で、RX400以降ならH.265で圧縮する事も可能です。

FreeSync

Nvidiaで言う所のG-SYNCと同系統の機能です。こちらはG-SYNCよりも安価なディスプレイにも搭載されているというメリットがあります。対応GPUとしてはRX400シリーズ以降なら安心です。

最新ゲームタイトルの場合はどの程度の性能が必要なのか?GPUからゲーミングPCのスペックを考える

GPU3DMARK Fire Strike(GraphicsScore)
RTX2080Ti
32929
GTX1080Ti
28590
RTX2080
27106
GTX1080
21829
GTX1070Ti
19524
GTX1070
17974
GTX1060(6GB)
12924
GTX1060(3GB)
12232
GTX1050Ti
7430
GTX1050
6836

3DMARKのFireStrikeのベンチマークデータになります、基本的にはGTX1080Tiが飛び抜けており、ゲーマー人気が高いGTX1070~GTX1080のゾーンに集中してグラフィックボードが投入されている事を考えるとNVIDIAさんもここの需要が高いという事は認識しているのかなと思います。

RTX20シリーズに関しては基本的にワンランク上グレードという感じになります。RTX2070ならGTX1080クラス、RTX2080ならGTX1080Tiクラスになります。

なのでGTX1080→RTX2070に置き換え、GTX1080Ti→RTX2080に置き換えという状況が起きています。

(CPUはいずれもCore i7-8700K&メモリ16GB以上でFF15のレスタルムという街で計測)

GPU平均最小最大
GTX1080Ti8449104
GTX1080695680
GTX1070Ti623971

FF15だと60FPSを越えるのは最高設定基準ですが、GTX1070Tiが必要だと思います。計測する場所にもよるので一概には言えませんが設定を落とせばGTX1070Tiで怖いタイトルは無いです。

GPUGhostRecon Wildlands(1920×1080ドット)
GTX1080Ti
181
124
70
GTX1080
158
106
60
GTX1070Ti
134
93
52
GTX1060
106
69
39
GTX1050Ti
71
44
23

低 高 ■ウルトラ 

(今まで実機でベンチマークを取得してきたデータをまとめた物です。GTX1050TiだけCore i7-8700です。それ以外はCore i7-8700K)

Ghost Recon Wildlandsのベンチマークはかなり重いです。今までのベンチマークの中でもこれを越えるゲームはUBIタイトルだとその後にアサシンクリードやファークライ5が発売されて計測しましたが、Ghost Recon Wildlandsの方が重いです。

なぜこのデータを持ってきたのかというと公式でベンチマークを用意してくれているので間違いが無い事と正確性が高いという事からです。

フレームレートというのは計測する場所や計測する人にもよって誤差が出たり環境や様々な要因で確実にこうだと断定するのは難しいです。ですが、公式で用意されているベンチマークであればそれを動かすだけなので誰でもベンチマークを簡単に取る事が可能です。

それで現在発売されているほとんどのグラフィックボードを使ってベンチマークを計測したのですが、60FPSに届くのはGTX1080だという事が分かります。もちろん設定次第でいくらでも動作するタイトルはあります。

GTX1060でも高設定にすれば60FPSを越えるのでとりあえず最高設定を目指さなければGTX1060で十分、設定を落としたくない場合はGTX1080以上あると現状のゲームは快適に動作すると言えると思います。

まとめ

グラフィックボードを選ぶ際は以上の事を踏まえて選ぶのがいいかと思います。基本的にはNvidiaのGeForce製品が安定しています。コスパで選ぶならGTX1060、ゲーマー人気が高めなら現状GTX1070Ti、ハイエンドならGTX1080Tiという図式が浮き彫りになります。

ゲーミングPC選びはCPU、グラボ、メモリ、ストレージが超重要項目です!これらのパーツを把握して賢くゲーミングPCを選ぼう!

【2018年最新】今本当に買うべきおすすめのゲーミングPC ゲーミングPCをいざ買おうと思っても”色々な製品があり過ぎて”「自分に最適なゲーミングPCが選べない」と感じている方に、今本当に買う...