
全世界で2億本以上売れている大人気のサンドボックス型ゲームのマインクラフト。
PC版は他と何が違う?何でみんなPC版をおすすめするの?どのパソコンを買えば快適にマインクラフトを動かすことが出来るの?といった疑問に答えています。
また、実機を用いてどの程度のスペックがあればマインクラフトが動かせるの?といった事についてや、影MODを入れてマインクラフトを動かしたい場合のスペックは?といった事についても解説しています。
PC版とそれ以外の違い
まずはパソコン版とその他の違いについて簡単にお話します。

modと呼ばれるシステムに変更を加えたり、グラフィックを大幅に変更したり出来る拡張機能のようなものが使えるというのが一番視覚的にも分かりやすいかと思います。
クリックで拡大します。通常のマインクラフト。影MODを適用したマインクラフト。影MOD+テクスチャを変更するリソースパックを適用したマインクラフトです。
画像をクリックすると拡大するので横800px以上の解像度を持つデバイスから閲覧するとよく分かるかと思います。
テクスチャはPC版ならかなり豊富なので自分好みのテクスチャを探すのも楽しみの1つです。
ちなみにこのテクスチャはModernHDというテクスチャ。名前の通りモダンなテクスチャになります。他にも中世ヨーロッパのファンタジー風だったり、かわいい雰囲気だったりと作りたい街や建築物によって服を着替えるかのようにマインクラフトの世界をPC版なら最大限楽しむことが出来ます。
PC版とそれ以外のマイクラのまとめ
- 影MODに代表されるグラフィック関連のmodがPC版なら導入出来ます。
- それ以外の快適性がアップするmodや、システムを変更したり、新要素をふんだんに追加したりとプレイの幅が大幅に追加されます。
- マルチプレイは大人数で遊べます。
- 操作性は慣れてしまえばPC版の方が快適
- リソースパック(テクスチャ)が無料。
- マップ・ワールドサイズがほぼ無限。
- スキンがPCは無料。
- 他人が作った凄い建築をダウンロードして遊ぶ事が出来る
友達と遊ぶにしても一人でコツコツ遊ぶにしてもPC版の方がより楽しめ、より深くマインクラフトの世界を自由に遊ぶことが出来ます。
よくPS3やPS4版とPC版の違いは何ですか?という質問にPC版のマインクラフトがおすすめと言われるのを見ますが、このような自由度からみなさん推奨するのです。
パソコンでマインクラフトを遊ぶ為のスペックについて
PC版のマインクラフトと一言で言っても起動できるレベルなのか、快適に動作が出来るレベルか、影MODが導入できるレベルか、影MODを入れても快適に動作するレベルかどうかでも変わってきますよね。
そして最近では高解像度(4K解像度など)でゲームをプレイする方もいるので高解像度に対応できるのかどうかという点でも変わってきます。
ゲーミングPCを買うという方には基本的には影MODを導入できるレベル以上のパソコンをおすすめします。そのレベルなら他のゲームも一部の高グラフィックを要求するゲームでない限りは基本的に動作環境を満たすからです。
マインクラフトだけやりたい、MODや影MODは必要ないという方は推奨スペックのパソコンをおすすめします。
PC版マインクラフトを遊べるスペック(必要スペック)
CPU | Intel Core i3-3210(3.2 GHz) AMD A8-7600 APU(3.1 GHz) |
---|---|
メモリ | 2GB |
GPU | Nvidia GeForce 400 シリーズ AMD Radeon HD 7000 |
HDD | 最低1GBの空き容量 |
最低限のPCの版のマインクラフトが遊べるスペックはかなり低いです。格安のノートパソコンでも遊べます。3万円で買えるモバイルを前提としたノートパソコンでも軽量化modの「optifine」を導入して実際に動かす事が出来ました。
実機で確認したのはASUS X205TAという格安ノートパソコン。ただ、個人的にはこれでマインクラフトをやるなら家庭用ゲーム機版の方が圧倒的に快適ですし、MODも入れられないのでPC版マインクラフトの恩恵は全くと言っていいほど受けられません。
PC版マインクラフトを快適に遊べるスペック(推奨スペック)
CPU | Intel Core i5-4690(3.5GHz) AMD A10-7800 APU(3.5 GHz) |
---|---|
メモリ | 4GB |
GPU | GeForce 700 シリーズ AMD Radeon Rx 200 シリーズ |
HDD | 4GB |
いわゆる推奨スペックというものです。ゲームが快適に動作する指標のようなものが推奨スペックと呼ばれますが、ゲーミングPC(グラフィックボードが搭載されているデスクトップPC)なら現在購入できるほとんどが動作可能でしょう。


こちらで紹介しているパソコンなら快適にマインクラフトが動作します。
PC版マインクラフトの影modを入れて遊べるおすすめスペック
CPU | Intel Core i5 / AMD Ryzen 5以上 |
---|---|
メモリ | 8GB |
GPU | GTX1060以上 |
影MODを導入すると一気に要求スペックが高くなります。ただ、この性能であれば他のゲームをやりたいといった場合でもほとんどのゲームがプレイ可能になるので、ゲーミングPCらしいパソコンになります。
価格帯的にはミドルレンジに当たり、マインクラフト以外のゲームもやってみたいという場合はこの性能の価格帯がおすすめになります。

影modとは


画像を見て貰うのが一番手っ取り早いですが、一番上が通常のマインクラフトで下の画像が影modを導入したマインクラフトになります。
影MODにも沢山種類がありますが、Sonic Ether’s Unbelievable Shaders(通称SEUS)の最新版が動かせるという性能で解説します。
その場合には前世代のグラフィックボードでも十分に快適に動かせる場合もありますが、GTX1060でv11.0を動かした時は60FPSに届かない場合がありましたのでGTX1060以上がマインクラフトで影MODを動かせるレベルとしています。
この性能のクラスだとほとんどのゲームがプレイ可能になります。マインクラフト以外でも他のPCゲームをやりたい場合はこの価格帯がおすすめです。
マインクラフトの影MODグラボ別fps
PCではフレームレート(fps)を計測する事ができます。フレームレートは動画やゲームにおける1秒あたりのフレーム数の事です。この数値が高いほど滑らかに描画されます。基準値としては60fpsで動作させる事です。
GPU | フルHD(1920×1080)SEUS v11.0 |
---|---|
RTX3090 | |
RTX3080 | |
RTX3070 | |
RTX2070 SUPER | |
RTX2060 SUPER | |
GTX1660 SUPER | |
GTX1650 SUPER |
テスト機で計測。Core i9-10900K/メモリ32GB。描画距離16。場所によってフレームレートの変動が大きいのでご注意下さい。
CPUはCore i9-10900K、RTX2060 SUPER(8GB)搭載のPCでSEUSのv11.0を導入し描画距離16で平均83FPS程度でした。
GTX1660 SUPERだと60fps程度で快適に動作していたのでGTX1660 SUPER以上のモデルがおすすめです。
ガレリア XA7C-G60S | ||
---|---|---|
![]() | CPU | Core i7-10700F |
グラフィック | GTX1660 SUPER(6GB) | |
メモリ | 16GB | |
ストレージ | NVMe SSD 512GB | |
ケース | ミドルタワー(ATX) |
ミドルタワー型でインテル最新CPUを搭載したGTX1660 SUPER搭載モデルです。コストパフォーマンスが高いゲーミングPCなのでおすすめです。マインクラフトに影MODを入れて楽しめます。

G-Tune PM-B-AF | ||
---|---|---|
![]() | CPU | Core i7-10700 |
グラフィック | RTX2060 SUPER(8GB) | |
メモリ | 16GB | |
ストレージ | NVMe SSD 512GB HDD 2TB | |
ケース | ミニタワー(MicroATX) |
当サイト限定モデルのRTX2060 SUPER搭載モデル。RTX2060 SUPERなので重量級ゲームも楽しみたい方におすすめのゲーミングPCです。マインクラフトに影MODを入れて快適に楽しめます。

RTX20/RTX30シリーズだと読み込みが速い
GTX1070とRTX2060で実際に挙動を検証していて開始した時の読み込み速度がRTX20シリーズの方が速いと感じました。世界が描画されていく時にカクカクという読み込みがRTX20シリーズだとスルスル描画されている印象を受けます。
GTX1070はビデオメモリの規格がGDDR5でRTX20シリーズはGDDR6なので最新になっています。その恩恵が出ているのでしょう。
RTX3080はGDDR6X、RTX3070はGDDR6ですがどちらも検証しましたがこれは両方速度が早すぎて体感で差が感じられませんでした。
4K解像度で影MODが楽しめるおすすめスペック
CPU | Intel Core i7 / AMD Ryzen 7以上 |
---|---|
メモリ | 8GB |
GPU | RTX3070以上 |
4K解像度でPC版マインクラフトが快適に遊べるスペックはRTX3070以上がおすすめになります。

高解像度になるとビデオメモリの容量が重要になりますが、マインクラフトの場合にはほとんど意識しないでOKです。4K解像度でRTX2070 SUPERを用いて計測しても2.5GB程度でした。
GPU | 4K(3840×2160)SEUS v11.0 |
---|---|
RTX3090 | |
RTX3080 | |
RTX3070 | |
RTX2070 SUPER | |
RTX2060 SUPER | |
GTX1660 SUPER | |
GTX1650 SUPER |
テスト機で計測。Core i9-10900K/メモリ32GB。描画距離16。場所によってフレームレートの変動が大きいのでご注意下さい。
CPUはCore i9-10900K、RTX3070(8GB)搭載のPCでSEUSのv11.0を導入し描画距離16で平均58FPS程度でした。
4K解像度となると要求されるスペックが大きく変わってきます。RTX3070/RTX2080Ti以上の性能であれば4K解像度でもマインクラフトに影MODを入れて快適に楽しめます。
ガレリア XA7C-R37 | ||
---|---|---|
![]() | CPU | Core i7-10700 |
グラフィック | RTX3070(8GB) | |
メモリ | 16GB | |
ストレージ | 512GB NVMe SSD | |
ケース | ミドルタワー | |
価格 | 18万円台~ |
第10世代インテルCPUのCore i7-10700(8コア16スレッド)と最新のグラフィックスボードのRTX3070を搭載したモデルです。
RTX3070はビデオメモリが8GBとなっているので重量級の4K解像度はパワー不足ですが、マインクラフトなら4K解像度でも快適に楽しめます。
ガレリア ZA9C-R38 | ||
---|---|---|
![]() | CPU | Core i9-10850K |
グラフィック | RTX 3080(10GB) | |
メモリ | 16GB | |
ストレージ | 1TB NVMe SSD | |
ケース | ミドルタワー(ATX) |
ミドルタワー型の人気のゲーミングPCがガレリアのZシリーズです。RTX3080搭載機としてコストパフォーマンスが高いのでおすすめです。最新の重量級ゲームも4K解像度や高画質設定で楽しめるハイエンドモデルです。
G-Tune XN-Z | ||
---|---|---|
![]() | CPU | Core i9-10900K |
グラフィック | RTX 3080(10GB) | |
メモリ | 32GB | |
ストレージ | 512GB NVMe対応 HDD 2TB | |
ケース | ミドルタワー(ATX) |
最新のRTX3080を搭載したハイエンドゲーミングPCです。4K解像度の重量級ゲームも快適な性能を持っています。筐体のメンテナンス性が高くダストフィルターが完備。

まとめ
何を基準にするかで選び方も変わってきてしまいますが、SEUS v11.0の描画距離16で60FPSを割り込ませないで快適にプレイできる性能としては現在ではGTX1660 SUPER / RTX2060 SUPERが適しています。
上で解説したフレームレートよりも下がる箇所は下がります。20FPS程度落ち込む場所もありますし、逆に20FPS以上稼げる場所もあります。

(通常のマインクラフト)

(SEUS v11.0を導入したマインクラフト)
なので少し余裕を持ったスペック選びをしても良いですし、軽い影MODもあるので軽い影MODで遊ぶならもう少し性能の低いスペック選びをしてもOKです。
