
ドスパラのゲーミングPC『ガレリア』のデスクトップPCのカスタマイズについてまとめていきます。カスタマイズで迷ったという方は参考にしてみて下さい。
ガレリアのゲーミングPCは執筆時で50台以上の実機を見てきました。そのあたりの経験も踏まえてじっくりと書いていきたいと思います。
かなり長い記事となっているのでお時間の無い方は目次ページがありますのでそちらからクリックしてみて下さい。
人気カスタマイズやおすすめカスタマイズにワンクリックで変更できる

ドスパラのカスタマイズは基本構成の他にも初心者の方でも手軽にカスタマイズが行えるように人気のカスタマイズやおすすめカスタマイズの表記がある場合があります。
人気のカスタマイズに試しにしてみると「メモリ16GB→32GB、光学ドライブなし→DVDスーパーマルチドライブ」になりました。
おすすめカスタマイズだと「OSがWindows10 Pro、セキュリティソフト1年、CPUグリスのカスタマイズ、HDDの容量が2TB→8TB」になりました。
人気のカスタマイズとプロがおすすめするカスタマイズではどうやら違いがあるようです。
どれが最適なんだと困ってしまう方もいるかもしれません。それぞれのカスタマイズの効果については手厚く公式ページに記載されているので迷う方は少ないかもしれませんが、もう少し解説をしていきたいと思います。
カスタマイズに関しては執筆時の人気ナンバー1のガレリアXFのカスタマイズを参考にしています。
OS

OSはWindows 10 Homeがおすすめです。特に個人利用で使うならHomeの方が安いのでおすすめです。ビジネスで使う方はProがおすすめです。
人気度では「Windows10 Home」、プロは「Windows10 Pro」がおすすめという結果でした。
オフィスソフト

オフィスソフトはパソコンをビジネスとして使うなら必要でしょう。こちらは永続ライセンスになります。BTOで一緒に購入した方が安いと思います。それぞれのラインアップに関しては公式サイトのさらに詳しくで丁寧に記載がありますので確認しましょう。
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個人的にはいつでも最新バージョンが利用できる1年更新版パッケージOffice 365 Soloを使用しています。
セキュリティ対策

セキュリティソフトはノートンがおすすめされています。執筆時では1年で1,000円なのでカスタマイズしても良いと思います。
他のソフトが使用したい方は選択肢は豊富なので自分の好きなソフトを入手しましょう。
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ゲーム向けのセキュリティソフトというのもあります。Amazonのレビュー等みながら参考にしてみましょう。
CPU

CPUのカスタマイズに対応している機種の場合には用途次第でカスタマイズもありでしょう。Core i7-9700Kでもゲームならハイスペックモデルなので実用上は全く問題無いと思います。
この場合には1万円でCore i9にできるならしても良いと思います。用途次第という感じです。
ただ、人気度でもプロのおすすめでもCPUのカスタマイズはされていませんでした。
CPUファン


CPUファンに関しては直近のモデルは大抵静音パックまんぞくコースが採用されている印象です。昔はカスタマイズで静音パックまんぞくコースを選択可能というケースが多かったですが、最近はデフォルトで静音パックまんぞくコースが採用されている印象です。
最近のCPUはコア数増加で発熱が昔よりも少し高い事に起因しているのかもしれません。ドスパラのCPUクーラーは静音パックの名の通り静かなのが特徴です。
実用上は全く問題無い冷却能力を持っています。CPUがハイスペックになればScythe 虎徹 MarkⅡが採用されたりしているのでプロフェッショナル的な判断で最適なCPUクーラーが搭載されています。

CPUグリス

CPUグリスは『高熱伝導率 ナノダイヤモンドグリス OC7(20nmの超微細 人工ナノダイヤモンドパウダー含有グリス)《オススメ》』とされています。

ナノダイヤモンドグリス OC7の説明でeスポーツなどのフルにパソコンを稼働させる必要がある場合におすすめとされています。当サイトではeスポーツに関してはクーラーとグリスのカスタマイズをおすすめしています。
高負荷をかける用途の場合にはCPUクーラーやCPUグリスは温度を下げる効果が見込めます。それはCPUだけでなく、周辺の温度も下がる事で長期間的にパソコンを使う上で長寿命に繋がる効果も見込めるので高負荷をかけるゲームにおいてはカスタマイズ推奨です。
電源


電源に関しては意見が分かれる所でしょう。コスト優先ならそのままで良いと思いますし、80 PLUSのランクによって変換効率が良くなり無駄なく電気を使用することが出来る利点もあるので、電気代の節約になるから高効率の電源を選んだ方がむしろコスパ良いという判断も可能です。
また、グラフィックカードを後に追加して換装予定なら650Wでも足りる場合も多いと思いますが、余裕を持って700Wにカスタマイズしても良いと思います。
ただし、人気のカスタマイズとプロがおすすめするカスタマイズではどちらもデフォルトのままでした。

メモリ

メモリは16GBがおすすめです。ドスパラの説明でも同じような事が書かれています。『最新の3Dゲームは16GB以上を要求するものが多くなってきています。3Dゲームを主にプレイしたいという方にオススメです。』
ここはプロはデフォルトでおすすめ表記が無く、人気度では32GBにカスタムされていました。数は少ないですが最近のゲームタイトルによっては32GB推奨モデルというのも登場しています。

SSD

SSD非搭載のパソコンなら絶対にSSDにカスタマイズする事をおすすめします。パソコンの挙動が全く別物になります。
SSDの容量は最近のゲームの大容量化が進んでいるので500GB以上が望ましいです。

HDD

HDDに関してはあまり使っていないゲームのファイルを置いたり、動画ファイルなどは大きいのでHDDに保管したりといった使い方に適していると思います。
そのあたりの考え方や使い方に関しては個人差があると思います。ドスパラでは8TBがおすすめとされておりかなりの大容量になりますのでHDDは一台と決めてSSDはデスクトップなら増設も出来ますので8TBにカスタマイズしても良いのでは無いかとも思いますし、そこまで大量のファイル等を保管しないなら2TBでも十分とも言えます。
人気度ではデフォルト、プロは8TBがおすすめという結果でした。
パーティション分割

パーティション分割を行う事で1つのストレージに対して複数の領域に分けて使う事でシステム領域と保存領域を切り分ける事が可能です。ただ自分でやれば0円です。検索すればすぐに出来ますのでカスタムしない方がコスパ良いです。
光学ドライブ


光学ドライブはDVDやブルーレイを読み書きする事の出来る装置です。昔はデフォルトで付いていた印象がありましたが、最近ではBTOメーカーさんでは非搭載で、カスタマイズで対応という場合が多い傾向があります。
必要の無い方にとっては喜ばれると思いますし、必要のある方はカスタマイズすれば良いだけなのでGOODですね。
パソコンでDVDやブルーレイを見るかどうかに尽きると思います。最近光学ドライブを使う機会はほとんど無いというのが個人的に思う所です。ドライバー等はサイトからダウンロードできますし。ゲームはダウンロードがほとんどなので使う機会はあまり無いですかね。外付けでも対応できるのでケースバイケースです。
人気度ではDVDスパーマルチドライブにカスタム。プロはカスタムなしという結果でした。

ケース

ケースはCR oneにカスタマイズが可能です。コスパならデフォルトがおすすめです。ケースは人気度でもプロでもデフォルトのままという結果でした。

GR oneの詳細はこちらの記事で書いていますので参考にしてみて下さい。

KTケースの詳細はこちら

ミニタワー型のケースの詳細はこちら
ケースファン

執筆時だとケースファンに関してはカスタマイズできたり、できなかったりしています。モデルによっても変わるかもしれません。ただ、カスタマイズしない方がコスパは良いと思います。自分でケースファンを交換する事も可能ですのでこだわる方は自分で交換しても良いと思います。
冷却という意味だと高回転のファンの方が冷却効果は高い場合が多いですが、うるさくなります。
サイズが大きい方が少ない回転で風量を上げられるので12cmと14cmなら14cmの方が良いですね。
静音という意味だとファンの数は多ければ単純に静音性は落ちるので今付いているファンを交換したい方は自分で交換する程度で良いでしょう。
ケースファンを交換する事で冷却効果が上がる効果が見込める場合や静音面での向上が見込められる場合もありますが、デフォルトの状態で使用しても全く実用上は問題無いです。
特にミドルタワーのKTケースならサイズも大きいので熱も籠もらずCPUクーラーもサイドフローなら直ぐに外に排出される機構になっていて、冷却や静音にも優れているケースなのでそこまで神経質になる必要は無いとは思います。
人気度でもプロでもここはデフォルトという結果でした。
保証
持ち込み1年保証 | 無料 |
---|---|
2年延長保証 | 99,800円以下 保証料 5,545円(+税) 【 本体価格の6% (最低 5,444円(+税) / 台より) 】 |
3年延長保証 | 99,800円以下 保証料 9,241円(+税) 【 本体価格の10% (最低 9,073円(+税) / 台より) 】 |
3年間の延長保証を付ける場合は99,801円以上だとPC価格の10%となっています。
例として20万円なら2万円です。
セーフティサービス

ドスパラでは通常の保証とは別にセーフティサービスを展開しています。
- 納得プラン月額680円(+税)
- 満足プラン月額:980円(+税)
- ゲーミング満足プラン月額:980円(+税)
- とことん満足プラン月額:1,580円(+税)
セーフティーサービスの内容
- パソコン保険(物理破損・水濡れ等、お客様過失の故障も保証)
- 365日 電話&リモートサポート(スタッフがインターネットを通じて、パソコン画面と同じ画面を見ながら、操作方法などを説明するサービス)
- セルフ修理サービス(あくまでも修理なのは注意ですが、中級者以上の方には結構良いサービス?)
- 修理手配・送料無料サービス
- オンサイトサービス(特別特価 9,000円(+税)~)
- 初期化サービス(1回 2,860円(+税))
セーフティサービスの詳細はこちらから見る事ができます。
セーフティサービスのデメリットは?
高額なゲーミングPCを購入した場合にはセーフティサービスの方が安いですが、20万円程度であれば通常保証の方が価格としては安いです。
本体価格が20万円の場合=3年延長保証は通常の保証×10%=2万円
本体価格が20万円の場合=3年間納得プラン月額680円(+税)に加入した場合は税込み748円×36=26,928円となるのでセーフティサービスの方が高くなります。
しかし保証の内容を考えると保証に入りたいという方は20万円のゲーミングPCを購入予定ならセーフティサービスを、10~15万円の場合には通常の保証の方が価格を抑えられます。
25万円(+税)を超えるゲーミングPCの購入の場合に保証に加入するならセーフティサービスの方が価格を抑えられます。
またセーフティサービスへの加入が必須のモデルというのが存在します。その場合は、契約翌月を1ヶ月目として12ヶ月間の最低利用期間があり、その前に解約すると解約手数料9,120円(+税)が発生します。
初期設定をして出荷 / Windows復元用USBメモリ

執筆時点ではガレリアXFには無かったのですが、ガレリアZGにはカスタマイズ項目が出てきました。モデルによって変わってくるかもしれません。
機械に疎い方や上級者で慣れている方でも面倒だなと思われる方は2,000円で行ってくれるのでカスタマイズもおすすめです。
箱を開けたらすぐに使えるのは気持ちいいですよ。ちなみに実機レビューでお借りしているモデルは全て設定済みの状態で配送されてきます。
訪問をしてパソコン設置と初期設定

ご自宅にお伺いして設置を行ってくれるサービスです。初心者の方でプロにやってもらいたい方におすすめです。
データ復旧安心サービス

大事なデータがある方は入っておくと安心です。一般的には不要な方が多いでしょう。
まとめ

カスタムしても良い所、しない方がコスパが良い所などの解説をしましたが、いかがでしたでしょうか?
全くカスタムしないというのもありですが、BTOのメリットはカスタマイズできる点でもあるので自分の思う最適なカスタムをしてお気に入りの一台をゲットしましょう。