サードウェーブさんから「GALLERIA XL7C-R45H」の実機をお借りしたのでレビューしていきます。
「GALLERIA XL7C-R45H」は、14コア20スレッドの「Core i7-13700H」と「RTX 4050」を搭載。人気ゲームも快適に動作可能な性能を持っているので、これからゲームを始める方にもおすすめのゲーミングノートPCです。
また、リフレッシュレート165Hz対応で滑らかな描画でゲームが楽しめるのも特徴的なモデルとなっています。
GALLERIA XL7C-R45Hのスペック
スペック | |
---|---|
CPU | Core i7-13700H |
グラフィック | RTX 4050(6 GB) |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 500GB NVMe SSD |
液晶 | 16型 1920×1200 WUXGA(165Hz) |
無線 | Wi-Fi 6E |
重量 | 約2.0kg |
動作時間 | 約8.3時間 |
外観デザイン
カラーはグレー色で、WEBカメラは液晶上部に設置されています。液晶は16インチでWUXGA解像度(1920×1200)、リフレッシュレートは165Hzです。
液晶はノングレアパネル採用なので、映り込みが少なく長時間のゲームや作業に最適です。
天板にはGALLERIAのロゴが配置されています。天板の開閉は片手でも筐体が浮かないので、使い勝手が良いです。
筐体は耐久性の高いアルミボディを採用し、エッジにはダイヤモンドカットが装飾されています。
筐体はさらさらした材質で、指紋が付きにくいのが好印象です。
シンプルで洗練されたスタイリッシュな筐体を求める方におすすめの外観デザインです。
入出力ポート
左側面には、セキュリティスロット、USB3.2 Type-C、USB3.2、SDカードリーダー、マイク/イヤホン出力端子があります。左側にイヤホン端子があると右利きの方は便利に感じます。
背面側には何もありません。
右側面にはThunderbolt4、USB 3.2、HDMI端子と電源があります。
外付けのSSDを接続してストレージを確保したり、外部モニターと接続してマルチディスプレイ化したり、マウスなどのUSB機器と接続する際にも過不足なく使える入出力ポートが装備されています。
有線LAN端子は無いので、必要な方はUSB接続の有線LANアダプタを追加購入しましょう。
FPSゲームなどの対戦ゲームで有線接続したい方はカスタマイズがおすすめです。
キーボード
キーボードはテンキーありです。日本語配列100キーボードとなっています。
視認性を高めるホワイトバックライトLEDが搭載しているので、場所を問わず快適に文字打ちが行なえます。
実際に操作すると、文字も打ちやすく、タッチパッドが大きいので使いやすいノートPCでした。
重量
本体が2,057gで、ACアダプターの重量は473g(コンセント含む)でした。
軽量・薄型ボディなので、16インチですが持ち運びにもおすすめのノートPCです。
ゲーム性能
「GALLERIA XL7C-R45H」のゲーム性能はどの程度快適なのかをチェックしました。計測は有線接続で行っています。
また、電源設定のモードは「スタンダード」で行っています。
3DMARK
3DMARKのTimeSpyはDirectX 12のパフォーマンスを計測する定番ベンチマークソフトです。
表は当サイトでテストしたノートPCのTimeSpyの参考スコア比較です。
「GALLERIA XL7C-R45H」は、3DMARK TimeSpyでテストすると「7619」スコアとなりました。
エントリーモデルですが、ライトにゲームを楽しみたい方には必要十分な性能を持っています。
ファイナルファンタジー15
解像度 | 設定 | スコア / FPS / 評価 |
---|---|---|
1920×1080 | 高 | 7237 / 72 fps【快適】 |
1920×1080 | 標準 | 10133 / 101 fps 【とても快適】 |
1920×1080 | 軽量 | 13343 / 133 fps【非常に快適】 |
ファイナルファンタジー15は、6,000スコアで「快適」、12,000スコアで「非常に快適」評価になります。最高設定で「快適」評価です。
PSO2:NGS
解像度 | 設定 | スコア / 評価 |
---|---|---|
1920×1080 | ウルトラ | 13842【快適】 |
1920×1080 | 中 | 33465【快適】 |
1920×1080 | 最低 | 47550【快適】 |
PSO2:NGSは「10,001以上」のスコアで「快適」評価です。「5,001~10,000」で標準的な動作、「5,000未満」で重い動作判定となります。最高設定で「快適」評価です。
BLUE PROTOCOL
解像度 | 設定 | スコア / FPS / 評価 |
---|---|---|
1920×1080 | 最高 | 13042 / 90 fps【極めて快適】 |
1920×1080 | 高 | 17136 / 119 fps【極めて快適】 |
1920×1080 | 低 | 28708 / 202 fps【極めて快適】 |
BLUE PROTOCOLは、「8000~8999」スコアで「快適」、「10000スコア以上」で「極めて快適」評価になります。最高設定で「極めて快適」評価です。
ファイナルファンタジー14
解像度 | 設定 | スコア / FPS / 評価 |
---|---|---|
1920×1080 | 最高 | 17047 / 119 fps【非常に快適】 |
1920×1080 | 高 | 20287 / 146 fps【非常に快適】 |
1920×1080 | 標準 | 23656 / 173 fps【非常に快適】 |
ファイナルファンタジー14 暁月のフィナーレは、8,000スコアで「快適」、15,000スコアで「非常に快適」評価になります。最高設定で「非常に快適」評価です。
ストリートファイター6
解像度 | 設定 | スコア / FPS / 評価 |
---|---|---|
1920×1080 | HIGHEST | 100 / 59 fps【快適】 |
1920×1080 | HIGH | 100 / 59 fps【快適】 |
1920×1080 | LOW | 100 / 59 fps【快適】 |
ストリートファイター6は「90~100」スコアで「快適」評価です。最高設定で「快適」評価です。
ドラクエ10
解像度 | 設定 | スコア / 評価 |
---|---|---|
1920×1080 | 最高 | 23922【すごく快適】 |
ドラクエ10のような軽めのゲームは「すごく快適」に動作します。
フォートナイト
最高設定
最低設定
人気TPSゲームのフォートナイトの最高画質では50fps前後。最低では110fps前後を記録。設定を下げると100fpsを超えるフレームレートで動作していました。
競技用の設定で快適に楽しむにはもう少し上のモデルの方が適していますが、フォートナイトも快適に動作します。
Apex Legends
最高設定
最低設定
人気FPSゲームのApexLegendsでは最高画質130fps前後、最低では210fps前後を記録しました。ApexLegendsも快適なゲーム性能を持っています。
サイバーパンク2077
解像度 | 設定 | FPS |
1920×1200 | レイトレウルトラ | 56 | fps
1920×1200 | ウルトラ | 84 fps |
1920×1200 | 高 | 105 | fps
1920×1200 | 低 | 130 fps |
レイトレーシング対応タイトルの「レイトレーシング有効の最高画質設定」を楽しむにはもう少し上の性能のモデルが適している印象です。
ゲーム性能まとめ
「GALLERIA XL7C-R45H」のゲーム性能は、レイトレーシングなどの描画負荷の高いゲームの最高画質は厳しいですが、サイバーパンク2077やFF15などの重めのゲームでも最高画質設定運用なら通用する性能を持っています。
Apex Legendsやフォートナイトなどの人気FPS/TPSゲームやMMORPGも快適に動作する性能を持っています。
ゲーム | 評価 |
---|---|
重いゲーム | |
中程度のゲーム | |
軽いゲーム |
CPU性能
CINEBENCH R23はCGレンダリング性能を測定するベンチマークテストです。
「GALLERIA XL7C-R45H」には「Core i7-13700H」が搭載。Core i7-13700Hは14コア20スレッドの高い性能を誇る高性能モデルです。
ただ、当サイトで検証した他のモデルと比較すると数値的には下の性能となっています。電源設定のモードがスタンダードしか選択出来なかったので、その影響があるのかなと個人的には思いました。
ベンチマーク
PC MARK10
PCMark 10 | Essentials | Productivity | DCC |
---|---|---|---|
7524 | 10119 | 10616 | 10759 |
パソコンの総合的なパフォーマンスを計測するベンチマークソフトが「PCMark 10」です。
Essentialsはアプリケーションの起動速度、Webブラウジング、ビデオ会議などのPCの基本性能を計測します。
Productivityはオフィスソフトの性能、Digital Content Creation(DCC)は写真編集、動画編集などのクリエイティブ系ソフト性能のスコアとなっています。
Port Royal
Port Royalはレイトレーシング(DXR / DirectX Raytracing)のパフォーマンステストです。
RTX40シリーズは、リアルタイムレイトレーシングやNVIDIA DLSS 3などの先進的な映像技術に対応しています。
ストレージ速度
容量は500GBのNVMe SSDが搭載されています。HDDでカクつくゲームもあるのでNVMe SSDにゲームをインストールするのがおすすめです。
消費電力
アイドル時 | 高負荷時 |
---|---|
44.3 W | 108 W |
消費電力はワットチェッカー(REX-BTWATTCH1)で計測しています。高負荷時は「3DMark FireStrike」実行時の数値です。消費電力は低めです。
温度
筐体の温度
「FF14 暁月のフィナーレ」ベンチマークをフルHD/最高品質で、1時間ループさせた際の温度をチェックしました。
室温は25℃。キーボード周辺の最高温度が49℃程度でWASD周辺は34℃前後でした。
キーボードの中央付近の温度は少し暖かいですが、WASD周辺やパームレスト部分は温度が低いので、ゲームをプレイしていてもあまり気になる事は無いでしょう。
内部の温度
計測ソフトは「HWMONITOR-PRO」です。「アイドル時」「3DMARKのFireStrike」「CINEBENCH R23」を10分間実行した際の最大温度になります。室温25℃環境での計測になります。
静音性
アイドル | 高負荷時 |
---|---|
40.6 db | 50.7 db |
アイドル時と3DMARKのFire Strikeを実行した時の騒音デシベルを計測しました。電源設定のモードは「スタンダード」で行っています。
無響室で計測した訳で無く、一般的な住宅で計測した数値になっているので参考程度に見てみて下さい。
ノートPCの中では静音性が高いです。実際にゲームをプレイしても個人的には気にならない静音性の高さでした。
まとめ
- WUXGA解像度でクリエイティブな用途も快適
- RTX 4050搭載で人気ゲームも快適
- 16インチの大画面液晶&165Hzの高リフレッシュレート搭載
- NVIDIA DLSS 3&NVIDIA Reflex対応
- 最新重量級ゲームでVRAMが不足するタイトルがある
「GALLERIA XL7C-R45H」は、16インチの大画面液晶を搭載しているのでゲームで迫力があります。ベゼルも薄いので、ゲームの没入感が高まります。
ゲーム以外の部分でも、インターネット閲覧や文章作成などの作業でも画面が大きいので、広々としていて快適に使えます。
ゲーム性能では、RTX 4050を搭載しているので人気ゲームを快適にプレイ出来るパフォーマンスを持っています。デメリットとしては最新重量級ゲームではビデオメモリが不足するタイトルがある点です。
- シンプルで洗練されたスタイリッシュな筐体を求める方におすすめ
- 人気ゲームを快適にプレイしたい方
- WUXGA液晶を搭載しているので作業も快適に行いたい方
- 最新重量級ゲームはあまりプレイしない方