
マウスコンピューターさんから「NEXTGEAR JG-A7A60」の実機をお借りしたのでレビューをしていきます。
「NEXTGEAR JG-A7A60」は、CPUに「Ryzen 7 7700」or「Ryzen 7 5700X」を搭載し、ゲームで重要なグラフィックスボードにはAMDAの「RADEON RX 9060(8GB)」を搭載したゲーミングPCです。
グラフィックボードに「RADEON RX 9060(8GB)」が搭載しているので最新ゲームを快適に楽しみたい方におすすめのゲーミングPCです。
こんな人におすすめ
- フルHDで最新ゲームを楽しみたい方
- コスパ重視でゲーミングPCを選びたい方
- 初めてのゲーミングPCを探している方
- ゲームだけでなく普段使いや軽いクリエイティブ作業もしたい方
NEXTGEARとは?

- 価格を抑えたブランド
- AMD CPUのみ採用(執筆時点)
NEXTGEAR(ネクストギア)ブランドは、マウスコンピューター「G-Tune」とは別のブランドになります。
初心者の方のはじめてのゲーミングPCや、コストパフォーマンスを求める方におすすめのブランドになります。
NEXTGEAR JG-A7A60のスペック

| スペック | |
|---|---|
| CPU | AMD Ryzen 7 7700 |
| グラフィック | AMD RADEON RX 9060(8GB) |
| メモリ | 16GB |
| ストレージ | 1TB NVMe SSD |
| ケース | ミニタワー |
NEXTGEAR JG-A7A60は、2026年2月時点では複数モデルがあります。主な違いはCPUです。「Ryzen 7 7700」「Ryzen 7 5700X」搭載モデルがあります。
今回お借りしたモデルは「Ryzen 7 7700」搭載モデルになります。
外観デザイン


PCケースはNEXTGEAR専用ミニタワーケースです。左側面は標準で強化ガラス仕様。今回お借りしたモデルのカラーはホワイト色になります。
フロントパネルはX字(クロス)をモチーフにした独自デザイン。新筐体では左右上下に赤いアクセントラインを取り入れ、従来よりもスポーティでダイナミックな印象を強めています。
全モデルに強化ガラス製のサイドパネルを標準搭載しており、LEDライティングが美しく映えます。カラー変更もワンタッチで行えるため、気分に合わせた演出が可能です。


フロント中央に「NEXTGEAR」のロゴマークがあり、フロント下部にも「NEXTGEAR」という文字が入っています。


天板インターフェース部は電源ボタン、LEDボタン、USB×2、ヘッドセット端子、Type-Cが配置されています。
LEDボタンは長押しするとオフにする事も可能です。光らせたくない人にもおすすめのモデルです。
天板にはダストフィルターが付いています。ダストフィルターはワンタッチで取り外せてメンテナンス性が高いです。磁石のようにペタッとくっついているだけなので取り外しも簡単です。


背面の映像出力端子は「HDMI端子、DisplayPort端子x2」となっています。複数のモニターを繋ぐ用途でも活用出来ます。背面にType-C端子が装備されているのも良い点です。


底面には天板と同様のダストフィルターが付いています。こちらもワンタッチで取り外せてメンテナンス性が高いです。汚れたらそのまま水洗い可能です。
内観


左側面のパネルを開けると内部にアクセスできます。ケース全体のファン搭載数が多い点がNEXTGEARの筐体の特徴です。 冷却性能は高い機構です。
右側面のパネルを開けると電源ユニットとストレージベイにアクセスできます。 ストレージはSSDを最大2基まで搭載可能ですが、HDDには対応していません。 PCケースの特徴を以下にまとめました。
- ミニタワー型なのでコンパクト
- 天板と底面にダストフィルターが付いている
- オプションLED搭載&強化ガラス標準装備
- ファンの搭載可能数が多い
- 強化ガラスの開閉はネジを開ける必要がある
ゲーム性能
ベンチマークソフトを使用してゲームのパフォーマンスをチェックしました。
3DMARK
Steel Nomad

TimeSpy

3DMARKのSteel NomadとTimeSpyはDirectX 12のパフォーマンスを計測する定番ベンチマークソフトです。

RX 9060は、前世代のRX 7600と比較して、実ゲームにおいておおむね20%前後の性能向上が見られます。ミドルレンジGPUとして順当な進化を遂げています。
レイトレーシング性能もRDNA 4アーキテクチャの改良により強化されており、AIベースの超解像技術であるFSR 4にも対応しています。
ファイナルファンタジー15

| 解像度 | 設定 | スコア / FPS / 評価 |
|---|---|---|
| 4K 3840×2160 | 高 | 3697 / 36 fps【普通】 |
| WQHD 2560×1440 | 高 | 7202 / 72 fps【快適】 |
| フルHD 1920×1080 | 高 | 10351 / 103 fps【とても快適】 |
ファイナルファンタジー15は、スコアの評価としては6,000スコアで「快適」、12,000スコアで「非常に快適」になります。
フルHD解像度、WQHD解像度の最高設定で6,000スコアを超えて「快適評価」以上が出ています。
FF14 黄金のレガシー

| 解像度 | 設定 | スコア / FPS / 評価 |
|---|---|---|
| 4K 3840×2160 | 最高 | 5007 / 34 fps【普通】 |
| WQHD 2560×1440 | 最高 | 10338 / 73 fps【快適】 |
| フルHD 1920×1080 | 最高 | 16363 / 115 fps【非常に快適】 |
ファイナルファンタジー14 黄金のレガシーは、15,000スコアで「非常に快適」評価となります。
フルHDでは15,000超のスコアを記録し、「非常に快適」評価となっています。WQHDでも「快適」評価を維持しており、高画質設定で安定したプレイが可能です。
ストリートファイター6

| 解像度 | 設定 | スコア / FPS / 評価 |
|---|---|---|
| 4K 3840×2160 | 最高 | 93 / 55 fps【快適】 |
| WQHD 2560×1440 | 最高 | 100 / 59 fps【快適】 |
| フルHD 1920×1080 | 最高 | 100 / 59 fps【快適】 |
ストリートファイター6の公式ベンチマークでは「90〜100」のスコアを記録し、いずれも「快適」評価となりました。
最高設定でもフルHDおよびWQHD解像度では安定した動作が可能で、4K解像度でも「快適」評価を維持しています。対戦プレイに求められる安定性は十分確保できる性能と言えるでしょう。
Apex Legends

| 解像度 | 設定 | FPS |
|---|---|---|
| 4K 3840×2160 | 最高 | 75 fps |
| 最低 | 118 fps | |
| WQHD 2560×1440 | 最高 | 124 fps |
| 最低 | 219 fps | |
| フルHD 1920×1080 | 最高 | 168 fps |
| 最低 | 265 fps |
Apex Legendsでは、フルHD最高画質で平均160fps前後を記録しました。画質を下げた場合は200fps超も狙えるため、高リフレッシュレート環境にも十分対応できます。
モンスターハンターワイルズ

| 解像度 | 設定 | FPS / FSR生成 |
|---|---|---|
| 4K 3840×2160 | ウルトラ | 28 fps / 48 fps |
| WQHD 2560×1440 | ウルトラ | 48 fps / 70 fps |
| フルHD 1920×1080 | ウルトラ | 63 fps / 93 fps |
人気のハンティングアクションゲームのモンスターハンターワイルズは、フルHD最高画質で60fpsオーバー。フレーム生成適用で90fpsを記録。


モンスターハンターワイルズはアップデートによってVRAM使用量が抑えられ、最高画質(ウルトラ設定)でもレイトレーシングを無効にすれば、VRAM 8GB環境でも実用的な範囲でプレイ可能です。
Cities: Skylines II

| 解像度 | 設定 | FPS |
|---|---|---|
| 4K 3840×2160 | 高 | 17 fps |
| 最低 | 51 fps | |
| WQHD 2560×1440 | 高 | 29 fps |
| 最低 | 62 fps | |
| フルHD 1920×1080 | 高 | 39 fps |
| 最低 | 68 fps |
Cities: Skylines IIは非常に負荷の高いシミュレーションゲームですが、フルHD環境では平均30fps以上を確保しています。超弩級の重量級ゲームですが、Ryzen 7 7700を搭載しているのでスムーズな動作に期待出来ます。
サイバーパンク2077

| 解像度 | 設定 | FPS / FSR生成 |
|---|---|---|
| 4K 3840×2160 | レイトレ:ウルトラ | 23 fps / 41 fps |
| WQHD 2560×1440 | レイトレ:ウルトラ | 35 fps / 74 fps |
| フルHD 1920×1080 | レイトレ:ウルトラ | 52 fps / 91 fps |
サイバーパンク2077では、レイトレーシング:オーバードライブ設定では5 fps前後と極めて厳しい結果となり、実用的な計測が困難でした。そのため、レイトレーシング:ウルトラ設定で測定しています。
レイトレーシング性能やDLSSなどのフレーム生成技術を重視する場合は、現状ではNVIDIA製GPUの方が圧倒的に有利な傾向があります。一方で、レイトレーシング:ウルトラ設定やレイトレーシング無効であれば、十分実用的なフレームレートを確保できました。
重いレイトレーシングタイトルを最高設定で楽しみたい方には不向きですが、ラスタライズ中心でプレイする方であれば、選択肢としてはアリと言えるでしょう。
ゲーム性能まとめ
| 解像度 | 評価 |
|---|---|
| 4K解像度 | |
| WQHD解像度 | |
| フルHD解像度 |
「NEXTGEAR JG-A7A60」のゲーム性能は、最新ゲームを中画質~高画質で快適に楽しめる性能を持っています。
最新ゲームではVRAM要件として8GBを超えるタイトルもあるため、最高画質で快適に楽しみたい方にはVRAM 16GBを搭載したRX 9060 XTかRTX 5060 Tiをおすすめします。
一方で、画質設定を適切に調整すれば最新タイトルでも十分快適に遊べるため、コストを抑えたい場合はRX 9060は魅力的な選択肢です。
- ★★★★★:非常に快適にプレイ可能
- ★★★★☆:快適にプレイ可能
- ★★★☆☆:普通にプレイ可能
- ★★☆☆☆:プレイはやや厳しい
- ★☆☆☆☆:プレイ困難
CPU性能
Ryzen 7 7700はZen 4世代の8コア16スレッドCPUで、前世代のRyzen 7 5700Xより性能が向上しています。ゲームではフレームレートの安定性が高く、最低fpsの改善にもつながりやすい点が特徴です。
一方、Ryzen 7 5700Xも同じく8コア16スレッド構成で、フルHDゲーミング用途であれば十分な性能を発揮します。コストを抑えたい場合は5700Xが有力な選択肢ですが、将来性や長期的な使用を重視するなら7700の方が適しています。
CINEBENCH 2024

「CINEBENCH 2024」はCGレンダリング性能を測定するベンチマークテストです。

Ryzen 7 7700のマルチコアスコアは「1032pts」を記録しました。Ryzen 7 5700X(743pts)と比較すると、約35〜40%程度高いスコアとなっており、世代差によるマルチスレッド性能の向上が明確に確認できます。
シングルコア性能も向上しており、ゲーム時のフレーム安定性や最低fpsの改善につながる構成です。
Blender Benchmark

Blender Benchmarkは、3DCG制作ソフト「Blender」を用いたレンダリング処理性能を測定するベンチマークです。
Blender Benchmark 4.5.0(CPUテスト)では、Ryzen 7 7700は「262.91」を記録しました。

比較として、Ryzen 7 5700Xは「215.5」となっており、7700は約20%前後高いスコアを示しています。
上位のCore Ultra 7 265KやCore Ultra 9 285Kには及ばないものの、十分な性能を確保しており、動画編集や軽度の3DCG用途であれば実用的な処理能力と言えます。
PassMark

PassMarkは、整数演算や浮動小数点演算など複数の処理を総合的に測定するCPUベンチマークです。PassMark CPU Benchmarkでは、Ryzen 7 7700が「32,589」を記録しました。

比較として、Ryzen 7 5700Xは「26,605」となっており、約20%前後の性能差が確認できます。
上位のCore Ultra 7 265KやCore Ultra 9 285Kと比べると差はありますが、十分に高いスコアで、ゲーミング用途や一般的なクリエイティブ作業では余裕のある性能です。
ストレージの速度

ゲームではSSDにインストールするとロード時間が短縮される効果や、カクつきを抑える効果が見込めます。
「NEXTGEAR JG-A7A60」には1TBのNVMe SSDが搭載されていました。 パソコンの動作がサクサクで、ゲームでもストレスフリーです。
消費電力
| アイドル時 | 高負荷時 |
|---|---|
![]() | ![]() |
消費電力はワットチェッカー(REX-BTWATTCH1)で計測しています。高負荷時は3DMARKのFireStrikeを開始した序盤の消費電力の計測です。数値の変動があるので参考程度に見てみて下さい。
温度

室温23℃環境での計測になります。計測ソフトは「HWMonitor」を用いて、アイドル時と3DMARKのFireStrikeおよびCINEBENCH 2024を実行した際の最大温度になります。
冷却性能が高く、高負荷時でも安定した動作が期待できます。
静音性

| アイドル時 | 3DMARK |
|---|---|
| 42.9 db | 46.3 db |
アイドル時と3DMARKのFire Strikeを実行した時の騒音デシベルを計測しました。無響室で計測した訳で無く、一般的な住宅で計測した数値になっているので参考程度に見てみて下さい。
FireStrike実行時の中で最も動作音の大きい数値です。環境の下限は40db前後です。
NEXTGEAR JG-A7A60のデメリット・注意点
実際に使ってみて感じたデメリットや、購入前に知っておきたいポイントをまとめます。
VRAM 8GBの制約

RX 9060のVRAMは8GBです。 最新タイトルは年々VRAM使用量が増加傾向にあるため、 不足を感じる場面が出てくる可能性があります。
画質設定を調整すれば快適に遊べますが、 最高画質にこだわる方はVRAM 16GBのRX 9060 XTかRTX 5060 Tiがおすすめです。
レイトレーシング性能の限界

サイバーパンク2077のレイトレーシング:オーバードライブ設定では5fps前後と実用が困難なレベルでした。 レイトレーシング:ウルトラ設定やレイトレ無効であれば 十分なフレームレートが出ますが、 レイトレ最高設定を重視する方にはNVIDIA製GPUの方が適しています。
メモリの増設ができない

メモリは16GB搭載ですが、マザーボードの仕様上、 メモリスロットの空きがなく増設はできません。 32GBにしたい場合は16GB×2枚への換装が必要です。 配信や動画編集を並行する予定がある方は 購入時のカスタマイズで32GBに変更しておくのがおすすめです。
他機種との比較
| 画像 | ![]() NEXTGEAR | ![]() NEXTGEAR | ![]() NEXTGEAR | ![]() NEXTGEAR |
|---|---|---|---|---|
| CPU | Ryzen 7 7700 | Ryzen 7 7700 | Ryzen 7 7700 | Ryzen 7 7700 |
| GPU | RX 9060(8GB) | RTX 5060(8GB) | RTX 5060 Ti(16GB) | RX 9060 XT(16GB) |
| メモリ | 16GB | 16GB | 16GB | 16GB |
| 性能 | ◯ | ◯ | ◎ | ◎ |
| レイトレ性能 | ◯ | ◎ | ◎ | ◯ |
| コスパ | ◯ | ◯ | ◎ | ◎ |
| 価格 | 21万円台~ | 22万円台~ | 26万円台~ | 24万円台~ |
| リンク | 詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 |
他機種との比較もしていきましょう。
個人的にコスパが良いと感じるのは、 RTX 5060 Ti(16GB)とRX 9060 XT(16GB)搭載モデルです。 VRAM 16GBあれば最高画質への対応力やMOD利用にも余裕があり、 ミドル帯ではベストバイな選択肢と言えます。
この2つの選び方はシンプルで、 レイトレーシングを重視するならRTX 5060 Ti、 レイトレ対応タイトルをあまりプレイせずフレーム生成も使わないならRX 9060 XTがコスパ最良です。
コストを抑えたいライトユーザーには、 RX 9060(8GB)やRTX 5060(8GB)搭載モデルが選択肢になります。 Apex LegendsやVALORANTといった中程度や軽程度の負荷のタイトルであれば高フレームレートを出せるため、 プレイするゲームが決まっている方にはコスパが良い選択です。
おすすめカスタマイズ

メモリやストレージ容量に不安がある方は、購入時にカスタマイズを検討するとよいでしょう。
標準構成でも多くのゲームは問題なく動作しますが、配信や動画編集を行う場合はメモリ32GBへ増設しておくと安心です。
ストレージも、最近のゲームは100GBを超えるタイトルが増えているため、複数の大型ゲームをインストールする予定なら1TB以上を選んでおくと快適です。
無線LANが必要な方は、Wi-Fi6E+Bluetooth5内蔵オプションを追加できます。有線接続が難しい環境なら、購入時に付けておくと後から困りません。
NEXTGEAR JG-A7A60のレビューまとめ

- フルHDで快適なゲーム性能
- コスパは良好
- 冷却&静音性能が優秀
- 標準3年保証×365日電話サポート
- VRAM 8GB
- レイトレーシング性能が弱い
- DLSS非対応
「NEXTGEAR JG-A7A60」は、フルHDで快適にゲームを楽しみたい方にとって、コスパに優れた一台です。 冷却性能・静音性も高く、普段使いから中〜高画質のゲーミングまで幅広く対応できます。
一方で、VRAM 8GBの制約やレイトレーシング性能の弱さは今後のタイトルを考えると気になるポイントです。 最高画質やレイトレを重視する方は、 VRAM 16GB搭載のRX 9060 XTやRTX 5060 Tiモデルを検討してください。
「画質設定を調整しながらコスパよくゲームを楽しみたい」 そんな方にはおすすめできるモデルです。








