
2026年が始まりました。で、2025年を振り返ると……いや、ほんとに大作だらけの一年でしたよね。
『バトルフィールド 6』
『ARC Raiders』
『Escape from Tarkov』
『Clair Obscur: Expedition 33』
『エルデンリング ナイトレイン』
『モンスターハンターワイルズ』
『ドラゴンクエストI&II』
『ファンタジーライフi グルグルの竜と時をぬすむ少女』
『イナズマイレブン 英雄たちのヴィクトリーロード』
『デジモンストーリー タイムストレンジャー』
『真・三國無双 ORIGINS』(もちろん最高難易度の呂布までやった)
『サイレントヒルf』(加藤小夏さんの配信もしっかり追った)
この辺、気になってた人はだいたい一通り触ったんじゃないでしょうか。しかもその流れで「積んでた過去作もそろそろ消化するか…」ってなって、気づけばライブラリもだいぶスッキリ。
で、ここで来るんですよ。「あれ?次なに遊ぶ?」問題。
新作ランキング見ても、もう知ってるゲームばっか。SNSで話題のタイトルも、正直ピンと来ない。でもゲームはまだまだ遊びたい。
そんな人、絶対いると思います。
この記事では、2025年に出たPCゲームの中から、大作の影に隠れてあまり話題にならなかったけど、実際に遊ぶと「これ普通にめちゃくちゃ面白いじゃん」ってなる作品を10本まとめました。
Lumines Arise

Lumines Ariseは、完成度が高い、2025年屈指の良質パズルゲームです。このゲームがほとんど話題にならなかったのはかなり意外です。
過去にPSP版の『Lumines』を遊んだことがある人や、圧倒的神ゲー『Tetris Effect』の世界観が好きだった人なら、かなり相性がいい作品だと思います。
特に印象に残るのが演出面です。『Tetris Effect』を思わせる音楽とビジュアルを、さらに一段階進化させたような表現で、ステージごとに雰囲気が大きく変わります。
メインとなるキャンペーンモードに加え、遊び方の異なるモードも複数用意されており、気分に合わせて遊べる点も魅力です。
| 発売日 | 2025年11月11日 |
|---|---|
| ジャンル | パズル |
| Steamストアページ | Lumines Arise |
プロミス・マスコットエージェンシー

『プロミス・マスコットエージェンシー』は、オープンワールド型のアドベンチャーゲームです。経営的な要素もあります。
主人公は、ある事件をきっかけに表舞台から追われた元ヤクザ。舞台となるのは、九州の架空の田舎町「過疎町」。そこでマスコット事務所を経営しながら、町の再生に関わっていきます。
ゲームの中心は、探索と経営です。軽トラで町を巡り、資金を集め、個性的なマスコットを雇い、仕事を回して拠点を少しずつ立て直していきます。
町が少しずつ活気を取り戻していく過程には、自然と達成感が生まれます。笑える要素も多い一方で、人情や再生といったテーマがしっかり描かれているのも印象的です。
そして何と主人公ミチの声は『龍が如く』の桐生一馬役で知られる黒田崇矢氏が担当しており、その渋い声がゲームのシュールな面白さを引き立てています。独特の世界観が光る1本。
| 発売日 | 2025年4月10日 |
|---|---|
| ジャンル | オープンワールド |
| Steamストアページ | プロミス・マスコットエージェンシー |
Dragon’s Chronicles~暗黒大魔王と北斗の剣(つるぎ)~

Dragon’s Chroniclesはかなりコアゲーマー向けのSRPGです。UIを含めた見た目は昔ながらですが、中身は相当歯ごたえがあります。
戦闘の軸になっているのは、『EP(スタミナ)』『FP(スキルポイント)』『TP(戦術ポイント)』という3つのリソース管理です。強いユニットを前に出して殴って勝ち、みたいなシンプルな戦い方は通用しません。
「今ここで動かすべきか」「次の行動順まで耐えられるか」を考えながら、毎ターン細かい判断を積み重ねていく必要があります。
また、同時ターン制を採用しており、味方と敵が入り乱れて行動します。行動順を見落とすと一気に崩されることも多く、先読みと状況判断がそのまま難易度に直結します。
このゲームの難易度は高く、油断すると普通に詰みます。その分、システムを理解して突破できたときの達成感はかなり大きいです。
| 発売日 | 2025年8月19日 |
|---|---|
| ジャンル | シミュレーションRPG |
| Steamストアページ | Dragon’s Chronicles~暗黒大魔王と北斗の剣(つるぎ)~ |
Blue Prince

Blue Princeは、不思議な屋敷を探索しながら「存在しないはずの46番目の部屋」を探す、謎解パズルアドベンチャーゲームです。
探索は毎回エントランスから始まり、扉を開けるたびに提示される3つの部屋候補から1つを選んで屋敷を作っていきます。配置の選択によって、進め方や見える景色は大きく変わります。
スタミナや鍵、ジェム、コインなどのリソース管理も重要です。スタミナが尽きるとその日の探索は終了し、屋敷やアイテムはリセットされますが、得た知識や気付きは次の挑戦に活かせます。
このゲームの謎解きは、英語の言葉遊びやスペルを使ったものが多く、直感やひらめきが強く求められます。点在するヒントが一気につながった瞬間の気持ちよさは、このゲームならではの魅力です。
評価面でも非常に高く、タスコアは驚異の92点。15,000件中87%が好評で、最大同時接続数も19,000人を超えています。一般的な知名度はそこそこですが、インディーゲーム好きの間ではよく知られた存在で「隠れた名作感」が強い1本です。
英語力が求められる点はハードルでもありますが、英語の勉強を兼ねてプレイするなら一石二鳥。頭を使うゲームが好きな人には、強くおすすめできる作品です。
| 発売日 | 2025年4月10日 |
|---|---|
| ジャンル | パズル |
| Steamストアページ | Blue Prince |
Dispatch

Dispatchは、スーパーヒーローとオフィスコメディを掛け合わせた、かなり珍しいタイプのアドベンチャーゲームです。
主人公は、かつてヒーローとして活躍していたロバート。戦いの末にスーツを失い、第一線を退いた彼は、ヒーロー派遣センターで働くことになります。再出発の場として選んだ仕事は、個性も問題も山ほど抱えた元ヴィランたちを管理する役目でした。
プレイヤーは、街で事件が起きるたびに「誰を派遣するか」を考えながらヒーローを送り出します。ヒーローの能力やステータス、そして相性を考慮しながら派遣先を決定する戦略的思考が求められます。
Dispatchの最大の特徴は、表情や仕草まで丁寧に作り込まれたアニメ調グラフィックと、実力派の声優陣による高い演出力です。まるでアニメ作品の中に入り込んだような没入感を味わえます。
全体には強めのアメリカンジョークや下ネタも多く、軽快でテンポの良い空気感があります。その一方で、落ちぶれた元ヒーローの葛藤や、仲間との絆を描く場面もあり、笑いだけで終わらない余韻がしっかり残ります。
評価面でも数字がその完成度を裏付けています。Steamではレビュー14万件以上、評価は圧倒的に好評。最大同時接続数も20万人を超えており、アドベンチャーゲームとしては異例の注目度です。
日本での知名度はまだまだ低いと思うので、今回は選出しました。
| 発売日 | 2025年10月22日 |
|---|---|
| ジャンル | アドベンチャー |
| Steamストアページ | Dispatch |
ダンジョンに生息だ!

『ダンジョンに生息だ!』は勇なまライクな2Dダンジョン運営ゲームです。雰囲気は完全に『勇者のくせになまいきだ』系で、分かる人には一瞬で伝わると思います。
『勇者のくせになまいきだ:3D』が発売されてからもう16年。当時はかなり流行りましたし、今遊んでも普通に面白い神ゲーです。正直、いまだに続編を待っている人もかなり多いと思います。
ダンジョンに生息だ!も似たようなスタイルですが、実際に遊んでみると雰囲気は似ていても中身は別物。本家は掘るけど、このゲームは土を掴んで別の場所へ移動させたり、入れ替えたりするシステムです。
パロディや小ネタも多く、重すぎないのも好印象です。考えるのが楽しいダンジョン運営ゲームを求めている人にはかなりおすすめの一本です。
| 発売日 | 2025年12月16日 |
|---|---|
| ジャンル | シミュレーション |
| Steamストアページ | ダンジョンに生息だ! |
MineMogul

MineMogulは、地下坑道を舞台にした物理演算ベースの採掘サンドボックスゲームです。手掘りの採掘から始まり、やがて巨大な自動化工場を築き上げていく過程そのものを楽しむゲーム。
最初はツルハシ一本で地道に鉱石を掘りますが、資金が貯まると自動掘削機やベルトコンベアを導入でき、何もしなくてもお金が増えていく「自動化の快感」を味わえます。
鉱石はすべて物理演算で動くため、ラインが詰まったり、鉱石があふれたりとトラブルも発生しますが、それを改善して流れがきれいにつながった瞬間の達成感は格別です。
さらに地下深くを探索すれば、金やダイヤモンドなどのレア資源が見つかり「どうやってここまで運ぶか」を考える戦略性も楽しめます。
| 発売日 | 2025年12月5日 |
|---|---|
| ジャンル | シミュレーション |
| Steamストアページ | MineMogul |
Sektori

Sektoriは、シンプルかつ高密度なツインスティック・シューティングです。最大の特徴は、ステージそのものが生き物のように変化し続ける点にあります。
アリーナは縮んだり広がったり、分断されたりと常に形を変え、同じ展開はほとんどありません。敵だけでなく「足場そのもの」を見ながら判断する必要があり、瞬時の対応力が問われます。
ビジュアルは、ネオン調の強烈な色使いと重低音のテクノサウンドが強く印象に残ります。視覚と音がきれいに噛み合い、気づけば高い集中状態に入り込んでいる感覚があります。
アクションは非常にスピーディですが、単なる反射神経勝負ではありません。突進アクションの使いどころや、強化を狙うか安全を取るかといった判断が常に求められ、短時間ながらも密度の高いプレイが続きます。
1プレイは短く、それでいて緊張感が強いため「あともう1回だけ…」とつい繰り返してしまう中毒性も高めです。
| 発売日 | 2025年11月18日 |
|---|---|
| ジャンル | シューティング |
| Steamストアページ | Sektori |
イル・ドー

イル・ドーは、海洋交易シミュレーションゲームです。名作『大航海時代』シリーズへのリスペクトを感じさせつつ、独自の仕組みと世界観でしっかり個性を出しています。
このゲームの大きな特徴は、お金だけでは船を強くできない点です。船の建造や強化には宝石や染料といった「資材」が必要で、これらは交易だけでなく、探索や難破船のサルベージ、上陸地点の開拓によって手に入ります。
発見物を集めきった場所は開拓地となり、資材を自動で生産してくれるため、探索そのものが艦隊強化につながっていきます。
交易は「安く買って高く売る」が基本ですが、相場状況が分かりやすく表示されており、港への投資で利権を伸ばすことで、関税の軽減や新たな交易品の解放も可能です。
各地の港にいる酒場娘や航海士たちも印象的です。好感度を上げることで有利な効果を得られたり、仲間を増やすことで艦隊が自然と強化されていきます。
舞台はインドから東南アジア周辺を中心とした幻想的な海域。史実一辺倒ではなく、ファンタジー要素や独特の文化が混ざり合った雰囲気が、探索欲をほどよく刺激します。航海テンポも良く、勢力ごとに展開が変わるため周回プレイもしやすい作りです。
イル・ドーはウルトラワイドにも対応していて、同人・インディー作品としてはPC対応面が優れています。
| 発売日 | 2025年3月30日 |
|---|---|
| ジャンル | 海洋交易シミュレーション |
| Steamストアページ | イル・ドー |
夢物語の街

夢物語の街は、お片付けとインテリアを楽しみながら、少し不思議な街の日常に触れていくリラックス系シミュレーションゲームです。
プレイヤーは街の何でも家政屋として、引っ越しや掃除、模様替えを担当。1800点以上の家具や雑貨を自由に配置でき、制限の少ない部屋づくりが楽しめます。ドット絵は温かみがあり、生活音まで丁寧に作られているので、触っているだけで落ち着く感覚があります。
一方で、この街はどこか様子がおかしい。依頼をこなす中で、住民の秘密や不穏な出来事が少しずつ見えてきます。癒やしと違和感が同居する空気感が、このゲームならではの魅力です。
ネコ探しなどの軽い寄り道要素もあり、肩の力を抜いて遊べます。ゆったりしたゲームが好きだけど、ほんのり不思議さも欲しい人にちょうどいい1本です。
| 発売日 | 2025年8月27日 |
|---|---|
| ジャンル | シミュレーション |
| Steamストアページ | 夢物語の街 |
まとめ
今回紹介した10本は、いわゆる大作ゲームとは少し立ち位置が違います。グラフィックの豪華さや話題性、莫大な広告宣伝費で勝負するのではなく、ニッチだけど尖った魅力を持った作品ばかりです。
ゲーマーの欲求を、ピンポイントで満たしてくれます。もちろん万人向けではありません。でもだからこそ、ハマったときの満足感は大きく「最高!」と素直に思える体験があります。
大作を一通り遊び尽くした人や、「最近あまり新鮮なゲーム体験がないな」と感じている人こそ、こうした作品に触れてみる価値は十分あります。
刺さる人には、深く刺さる。そんな1本に出会えるのが、PCゲームの面白さだと思います。気になったタイトルがあればぜひチェックしてみて下さい。



