マウスコンピューターさんから「G-Tune PP-Z」の実機をお借りしたのでレビューをしていきます。
「G-Tune PP-Z」は、CPUに「Core i7-13700KF」を搭載し、ゲームで重要なグラフィックスボードにはNVIDIAの「GeForce RTX 3070」を搭載しているのでゲームを本格的に快適に楽しみたい方におすすめのゲーミングPCです。
スペック
スペック | |
---|---|
CPU | Core i7-13700KF |
グラフィック | RTX 3070(8GB) |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 1TB NVMe SSD |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチ |
ケース | フルタワー |
外観デザイン
PCケースはダーククロム強化ガラス、ヘアライン処理のアルミパネルが特徴的なフルタワー型です。
正面インターフェースはUSB3.0×2、ヘッドフォン出力×1、マイク入力×1、USB2.0×2が配置されています。USBが4つも接続できるのは便利です。
背面の映像出力端子は「HDMI端子、DisplayPort端子x3」となっています。複数のモニターを繋ぐ用途でも活用出来ます。
底面は堅牢性の高い大型スタンドが搭載されており、ワンタッチで着脱ができるダストフィルターも付いています。
内観
内部は電源が左上にあり、その下にマザーボード、右側にストレージの格納があります。
ストレージはSSD×2台が搭載可能です。CPUクーラーは冷却能力の高い水冷CPUクーラーが搭載されていました。
電源は右側面を開閉するとアクセス可能です。HDDと光学ドライブもこちらからアクセス出来ます。
PCケースの特徴を以下にまとめました。
- フロントフェイスの高級感が高い
- フルタワーなのでサイズは大きい
- コンソールパネルが上部に付いていてアクセスしやすい
- 底面にダストフィルターが付いている
ゲーム性能
ベンチマークソフトを使用してゲームのパフォーマンスをチェックしました。
3DMARK
FireStrike
TimeSpy
3DMARKのFireStrikeはDirectX 11、TimeSpyはDirectX 12のパフォーマンスを計測する定番ベンチマークソフトです。
当サイトでテストしたTimeSpyの参考スコア比較です。
RTX 3070は本格的に最新ゲームが楽しめる高性能グラフィックスです。
ファイナルファンタジー15
解像度 | 設定 | スコア / FPS / 評価 |
---|---|---|
4K 3840×2160 | 高 | 5963 / 59 fps【やや快適】 |
WQHD 2560×1440 | 高 | 10313 / 103 fps【とても快適】 |
フルHD 1920×1080 | 高 | 13951 / 139 fps【非常に快適】 |
ファイナルファンタジー15は重量級ゲームです。スコアの評価としては6,000スコアで「快適」、12,000スコアで「非常に快適」になります。
重量級ゲームもフルHD/WQHDで快適に楽しめます。
ファイナルファンタジー14
解像度 | 設定 | スコア / FPS / 評価 |
---|---|---|
4K 3840×2160 | 最高 | 11228 / 76 fps【とても快適】 |
WQHD 2560×1440 | 最高 | 21730 / 146 fps【非常に快適】 |
フルHD 1920×1080 | 最高 | 27872 / 194 fps【非常に快適】 |
ファイナルファンタジー14は中程度の描画負荷のゲームです。暁月のフィナーレは8,000スコアで「快適」、15,000スコアで「非常に快適」評価になります。
4K解像度の最高画質設定でもとても快適に楽しめます。
Apex Legends
最高設定
最低設定
人気FPSゲームのApexLegendsでは最高画質230fps前後、最低では300fps前後を記録しました。
Apex Legendsで高フレームレートを出して快適に楽しめるゲーミングPCです。
フォートナイト
最高設定
最低設定
人気TPSゲームのフォートナイトは画質を上げる重い描画負荷のゲームです。画質を下げると軽いゲームです。
最高画質では170fps前後。最低では480fps前後を記録しました。フォートナイトも高fpsを出して快適に楽しめます。
PSO2:NGS
解像度 | 設定 | スコア |
---|---|---|
4K 3840×2160 | ウルトラ | 6601【標準】 |
WQHD 2560×1440 | ウルトラ | 21595【快適】 |
フルHD 1920×1080 | ウルトラ | 35920【快適】 |
PSO2:NGSは「10,001以上」のスコアで「快適」評価です。「5,001~10,000」で標準的な動作、「5,000未満」で重い動作判定となります。設定は最高設定のウルトラ(設定6)です。
ゲーム性能まとめ
ここまでをまとめます。
RTX 3070搭載モデルなのでフルHD / WQHD解像度で快適にゲームを楽しめる性能を持っています。
FPS/TPSゲームで240FPS、タイトルによっては360FPSが出せる非常に高いゲーミング性能を持ったゲーミングPCです。
4K解像度 | |
WQHD解像度 | |
フルHD解像度 |
- 4K解像度:FF15:最高設定でやや快適評価。PSO2:NGS:最高設定で標準評価。
- WQHD解像度:FF15:最高設定でとても快適評価。
- フルHD解像度:FF15:最高設定で非常に快適評価。
CPU性能
CPU性能をチェックしました。
CINEBENCH R23
「CINEBENCH R23」はCGレンダリング性能を測定するベンチマークテストです。
表はCINEBENCH R23を当サイトでテストした比較になります。
Core i7-13700Kは16コア24スレッドの非常に高い性能を誇る高性能モデルです。第12世代Coreの最上位モデルを超える性能を出しています。
ゲームのCPU性能比較
フォートナイトで画質設定を下げてそれぞれの構成におけるフレームレートを比較しました。Core i7-13700KF搭載モデルは非常に高いフレームレートが出ています。
Core i5搭載のRTX 3060 Ti搭載モデルより、RTX 3060搭載のCore i7の方が高いフレームレートを稼げるシーンもあります。競技性の高いゲームを中心にプレイする方はCPU性能を重視した方が安定したパフォーマンスでゲームを楽しめるのでおすすめです!
ベンチマーク
PC MARK10
PCMark 10 | Essentials | Productivity | DCC |
9136 | 11298 | 11773 | 15554 |
パソコンの総合的なパフォーマンスを計測するベンチマークソフトが「PCMark 10」です。
Essentialsはアプリケーションの起動速度、Webブラウジング、ビデオ会議などのPCの基本性能を計測します。
Productivityはオフィスソフトの性能、Digital Content Creation(DCC)は写真編集、動画編集などのクリエイティブ系ソフト性能のスコアとなっています。
ストレージの速度
ゲームではSSDにインストールするとロード時間が短縮される効果や、カクつきを抑える効果が見込めます。
1TBのNVMe SSDが搭載されていました。パソコンの動作がサクサクで、ゲームでもストレスフリーです。
消費電力
アイドル時 | 高負荷時 |
---|---|
消費電力はワットチェッカー(REX-BTWATTCH1)で計測しています。高負荷時は3DMARKのFireStrikeを開始した序盤の消費電力の計測です。数値の変動があるので参考程度に見てみて下さい。
温度
室温22℃環境での計測になります。計測ソフトはHWMONITOR-PROを使用しています。アイドル時と3DMARKのFireStrikeおよびCINEBENCH R23を10分間実行した際の最大温度です。
CPUの温度もグラフィックスボードの温度も低いです。
静音性
アイドル時 | 3DMARK |
43.5 db | 53.2 db |
アイドル時と3DMARKのFire Strikeを実行した時の騒音デシベルを計測しました。無響室で計測した訳で無く、一般的な住宅で計測した数値になっているので参考程度に見てみて下さい。
FireStrike実行時の中で、最も動作音の大きい数値です。環境の下限は40db前後です。
まとめ
「G-Tune PP-Z」は冷却性能が高いフルタワー型のケースです。長時間ゲームをプレイする本格派のヘビーゲーマーにおすすめのゲーミングPCです。
性能面では最新ゲームを快適にプレイ出来る「GeForce RTX 3070」を搭載。
最新の重量級ゲームや人気ゲームも快適に楽しめるモデルです。
- 高級感の高い筐体を探している方
- フルHD / WQHD解像度で快適にゲームを楽しみたい方
- eスポーツタイトルで高fps出したい方