ドスパラさんからGTX1070搭載の『ガレリア ゲームマスター GX』の実機を貸して頂けたので性能含めてレビューしていきます。
ゲームマスターシリーズはサポートに力を入れたシリーズで、特に初心者の方や初めてゲームPCを購入するという方におすすめのシリーズになっています。
デスクトップPCならXシリーズやZシリーズもいいですが、こちらのゲームマスターシリーズのフラッグシップモデルのGXもかなり高級感がアップした外観になっているので迷っている方は検討してみて下さい。
ゲームマスターとは?
- 40タイトル以上のゲームの動作をサポート
- 24時間サポート
- BTOカスタマイズには基本的に対応していない
スペック
OS | Windows10 | |
---|---|---|
CPU | Core i7-7700 | |
GPU | GTX 1070(8GB) | |
メモリ | 16GB | |
マザーボード | H110(ATX) | |
ストレージ | SSD 500GB、HDD 2TB | |
電源 | 800W |
※情報は記事執筆時点のものになります。最新の製品の詳細や価格については公式ページで必ずご確認下さい。
ケース外観
前面
前面の上部に光学ドライブが搭載されています。真ん中あたりにインターフェースが集中しており、USB3.0×2、SDカードリーダー、オーディオ端子、電源ボタンと並んでいます。
さらっとした質感でほこりがたまってもさっと払ってしまえば気になりませんし、指紋もそこまで気にならないかと思います。
左側面
左側面にはスモークのアクリルパネルが採用されています。中のパーツが光るのでとてもカッコイイと思います。
サイドがスケルトンパネルになると一気にオシャレ感が出ますね!
電源を投入すると緑色のLEDがじんわり光ります。
正面から見るとこんな感じになります。
右側面
右側側面には右上に外気を吸気するメッシュが付いています。これはマザーボードを冷却する効果があります。
背面
背面はこのような感じです。マザーボードの端子に加えて、外部出力にディスプレイポート×3、HDMI端子、DVI端子になっています。80PLUS TITANIUMのブラックの電源がカッコイイと思います。
天板
天板には排気のファンが取り付けられています。
底面
底面はこのような感じになっています。ゴム足で安定感がありそうです。実際に使用していてもガタツキが無く安定しています。
インシュレーターはHPI (ハイポジションインシュレーター)という中心部がシリコンゴム製になっていて振動を抑えてくれる働きがあります。
内部
内部はこのような構成内容になっています。
CPUファンが静音パックまんぞくコースのがデフォルトで付いているので標準の物よりも静音性や冷却性能がアップしています。カスタマイズする上でCPUのグレードアップやグラフィックボードのグレードアップに目が行きがちですが、実はパソコンのカスタマイズで満足度が高いのがこのCPUファンのカスタマイズです。
実際に使用していても動作音が非常に静かで、ベンチマーク等の負荷の重い処理を連続で行いましたが非常に静かに動いていました。なので静音性に優れたゲーミングPCが欲しいという方にもおすすめですね!
グラフィックボードはPalit製のGTX1070が搭載されています。
電源はEnhanceの800Wで、80PLUSはTITANIUMなので電源効率が非常に良い電源を使用しています。
同梱物
同梱物はキーボードとマウス、そしてグリスやドライバ類や電源コネクタなどが標準装備されています。その他にはゲームマスターのシールが付属していました。
各種ベンチマークを計測
ファイナルファンタジー XIV 蒼天のイシュガルド
FF14の蒼天のイシュガルドのベンチマークはスコアが7000を超えると非常に快適の評価が出ます。フルHD環境なら余裕で最高設定でも7,000は越えています。
設定 | 画面サイズ | DirectX | スコア |
---|---|---|---|
最高品質 | 3840×2160 | 11 | 5689 |
高品質 | 3840×2160 | 11 | 6592 |
標準品質 | 3840×2160 | 11 | 12031 |
最高品質 | 3840×2160 | 9 | 7518 |
高品質 | 3840×2160 | 9 | 7662 |
標準品質 | 3840×2160 | 9 | 16240 |
最高品質 | 1920×1080 | 11 | 16723 |
高品質 | 1920×1080 | 11 | 17189 |
標準品質 | 1920×1080 | 11 | 22626 |
最高品質 | 1920×1080 | 9 | 18744 |
高品質 | 1920×1080 | 9 | 19055 |
標準品質 | 1920×1080 | 9 | 24639 |
ドラゴンクエストX
すべての設定や解像度においてすごく快適の評価が出ています。
設定 | 画面サイズ | スコア |
---|---|---|
最高品質 | 3840×2160 | 15797 |
標準品質 | 3840×2160 | 18107 |
低品質 | 3840×2160 | 20455 |
最高品質 | 1920×1080 | 20236 |
標準品質 | 1920×1080 | 20472 |
低品質 | 1920×1080 | 21323 |
ドラゴンズドグマオンライン
スコアが7000を超えると「とても快適」の評価になります。すべての設定や解像度においてとても快適の評価が出ています。
設定 | 画面サイズ | スコア |
---|---|---|
最高品質 | 1920×1080 | 12275 |
標準品質 | 1920×1080 | 12596 |
低品質 | 1920×1080 | 12651 |
モンスターハンター第三弾(大討伐)
モンスターハンターのオンラインでのベンチマークソフトでは35313というスコアが出ています。安定してプレイ可能です。
設定 | 画面サイズ | スコア |
---|---|---|
最高設定 | 3840×2160 | 10441 |
最高設定 | 1920×1080 | 35313 |
PSO2ベンチマーク ver.4
公式では5001以上の性能があれば快適という見解が出ていますが、最高設定の簡易設定の6で59113というスコアが出ています。最高設定でも問題無く快適にプレイする事が可能です。
設定 | 画面サイズ | スコア |
---|---|---|
簡易設定6(最高設定) | 1920×1080 | 59113 |
簡易設定5 | 1920×1080 | 78767 |
3DMark
3DMarkは3Dゲームのパフォーマンスを計測する世界標準のベンチマークソフトです。 Fire StrikeについてはゲーミングPC用のベンチマークになるのでゲーミングPCの場合は基本的にFire Strikeを参考にするといいでしょう。Fire Strike Ultraは4Kでの3Dゲームのパフォーマンスを計測しています。
Dmark | スコア | Graphics score | Physics score | Combined score |
---|---|---|---|---|
Fire Strike | 14732 | 18005 | 12134 | 7214 |
Fire Strike Ultra | 4355 | 4321 | 12814 | 2257 |
Time Spy
Time SpyはDirect12に対応したベンチマークテストになります。
スコア | Graphics score | CPU test |
---|---|---|
5786 | 5964 | 4953 |
SteamVRパフォーマンステスト
SteamにあるSteam Performance testの結果ではVR可能となっています。VRはGTX970が推奨要件になっているのでGTX1060を搭載しているので要件は満たしています。
平均忠実度 | テストされたフレーム | 90fps以下のフレーム | CPUバウンドフレーム |
---|---|---|---|
10.9(非常に高い) | 12632 | 0(0%) | 0(0%) |
SSD&HDDの速度
SSD | HDD |
---|---|
SSDは500GB搭載しています。HDDも搭載しているハイブリッド構成なのでストレージ容量に関しては困らないと思います。BTOなのでストレージに関してはカスタマイズする事も可能です。
ゲームマスターGXのゲーム性能
GTA5
フルHD | 4K |
---|---|
設定はデフォルトでテクスチャ等が超高設定になっていましたが、フルHDだと132FPSも出ていたので余裕です。また4Kでも60FPSを越える数値が出ていたので4Kでも快適にプレイする事が可能でした!
ウォッチドッグス2
フルHD | 4K |
---|---|
基本的に設定は超高設定で行いました。フルHDでは87FPSですので余裕で60FPSを越えてくるので快適に動作します。4Kでは37FPSと60FPSに届きませんでしたが、30FPSを超えていれば家庭用ゲーム機と同等クラスには楽しめるレベルで4K画質の高画質でプレイする事が可能です。
まとめ
ガレリアのゲームマスターシリーズは、初心者にも安心の24時間365日サポートが付いており、高性能&高品質なパーツが使わており、安心感が非常に高いという製品です。
性能という点でも4Kまでも視野に入れたGTX1070であればどんなゲームでも基本的にはフルHDなら快適に動作しますし、逆にGTX1060だと4Kのウォッチドッグス2などは厳しいので4Kも視野に入れているという方にもおすすめです。
また、静音性という観点からもゲーム中でも非常に静かに動作するので静音性が高いゲーミングPCが欲しいという方にもピッタリです。
ゲームマスターシリーズのGXはフラッグシップモデルなので価格の面ではガレリアのXシリーズやZシリーズと比較すると少し高いですが、その分安心感と安定性と快適性が高いという裏返しでもあるので、自分にとってどれがいいのかという点を自分のゲームのライフスタイルに合わせて選択するのがいいかと思います。
後は外観のオシャレ度がアップしているので高級感なら断然このゲームマスターGXの方が上です!