マウスコンピューターさんから販売されているNEXTGEARのi670シリーズからCorei7-8700K&GTX1080Tiモデルをお借りしたので実機レビューしていきます。
現状ゲームPC用途としてはハイエンドに位置する製品なので超高解像度でゲームをプレイされる方やゲーム実況等のクリエイター活動をされる方で超ハイスペックPCが欲しいという方には選択肢に入れるべき製品だと思います。
スペック
NEXTGEAR i670 | ||
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OS | Windows10 64bit | |
CPU | Core i7-8700K | |
グラフィック | NVIDIA GeForce GTX 1080Ti(11GB) | |
メモリ | 16GB | |
HDD | 2TB | |
電源 | 700W |
※情報は執筆時点のものになります。最新の製品の詳細や価格については公式ページで必ずご確認下さい。
外観をチェック
G-TuneのNEXTGEARの外観は前面パネルが光沢になっていのが特徴的です。i670シリーズはマザーボードにZ370を採用したモデルになります。
左側面にはCPUやGPUなどの冷却の為に吸気が開けられています。前面パネルの側面にもメッシュがありますが、こちらかも吸気の役割を果たしています。
天板部分に電源ボタンや各種インターフェースが集中しています。USB端子など角度が付いているので差し込みはしやすいです。ここの部分にUSBなど収納する事が出来るのは便利だと思います。
前面パネルは開閉する事が可能です。光学ドライブが今回のモデルには搭載されていますが、BTOオプションでカスタマイズ可能となっています。
背面部分は上部にケースファンが装備されているので前面や側面から吸気して背面から排出するエアフローになっています。今回レビューしたGTX1080Tiモデルは外排気のGPUなのでDVI端子が無いので、購入する際には公式サイトの詳細ページからよくよくご確認下さい。選択するGPUによって出力端子の仕様が違います。
内部パーツをチェック
Z370マザーで、CPUがCore i7-8700K、GPUがGTX1080Ti、メモリが16GB、HDDが2TBという構成になっています。カスタマイズするポイントとしてはSSDの追加があれば現状のハイエンドと言える構成内容です。
GPUはZOTAC製のGTX1080Tiが搭載されていました。
メモリはCrucial製の16GBが搭載されていました。
静音性のチェック
アイドル時 | 高負荷時(3DMARK 実行時) |
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45.6db | 49.1db |
アイドル時と3DMARKのFire Strike Ultraを実行した時の騒音デジベルを計測しました。数値は目安程度に考えて下さい。
消費電力のチェック
アイドル時 | ベンチマーク実行時 |
---|---|
41.8w | 345w |
消費電力を計測しました。※高負荷時は3Dmark(FireStrike)実行時の消費電力をワットチェッカー(REX-BTWATTCH1)で計測しています。
温度のチェック
アイドル時とベンチマーク実行時の温度 |
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CPUやGPU等の構成内容によって温度は変化します。
各種ベンチマークを計測
ファイナルファンタジー XIV 紅蓮の解放者
FF14の紅蓮の解放者のベンチマークはスコアが7000を超えると非常に快適の評価が出ます。7000を超えているので、FF14は4Kでも快適にプレイ可能です。
解像度 | 設定 | Core i7-8700K&GTX1080Ti | Core i7-7700K&GTX1080Ti |
---|---|---|---|
3840×2160 | 最高品質 | 9068 | 8606 |
標準品質 | 10668 | 10181 | |
低品質 | 16899 | 15947 | |
1920×1080 | 最高品質 | 18112 | 18006 |
標準品質 | 18675 | 18575 | |
低品質 | 21731 | 20882 |
ドラゴンクエストX
すべての設定や解像度においてすごく快適の評価が出ています。DQX、DDO、MHF、PSO2に関しては軽めのゲームなので前世代CPU・GPU比較は抜粋しています。
解像度 | 設定 | スコア |
---|---|---|
3840×2160 | 最高品質 | 21331 |
標準品質 | 21727 | |
低品質 | 22507 | |
1920×1080 | 最高品質 | 21943 |
標準品質 | 22634 | |
低品質 | 23318 |
ドラゴンズドグマオンライン
スコアが7000を超えると「とても快適」の評価になります。すべての設定や解像度においてとても快適の評価が出ています。
解像度 | 設定 | スコア |
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1920×1080 | 最高品質 | 15176 |
標準品質 | 15560 | |
低品質 | 15625 |
モンスターハンター第三弾(大討伐)
モンスターハンターのオンラインでのベンチマークソフトでは非常に高いスコアが出ています。快適にMHFもプレイする事が可能です。
画面サイズ | スコア |
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3840×2160 | 20173 |
2560×1440 | 41025 |
1920×1080 | 65672 |
PSO2ベンチマーク ver.4
公式では5001以上の性能があれば快適という見解が出ていますが、最高設定の簡易設定の6で93720という非常に高いスコアが出ています。最高設定でも問題無く快適にプレイする事が可能です。
解像度 | 設定 | スコア |
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1920×1080 | 簡易設定6(最高設定) | 93720 |
簡易設定5 | 122593 |
3DMARK
3DMarkは3Dゲームのパフォーマンスを計測する世界標準のベンチマークソフトです。
Fire StrikeはフルHD、Fire Strike ExtremeはWQHD、Fire Strike ULTRAは4Kのベンチとなっています。Time SpyはDirect12に対応したベンチマークテストになります。
3D MARK | 項目 | Core i7-8700K&GTX1080Ti |
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Fire Strike | スコア | 22345 |
Graphics Score | 27919 | |
Physics Score | 19318 | |
Combined Score | 9878 | |
Fire Strike EXtreme | スコア | 12955 |
Graphics Score | 13784 | |
Physics Score | 19294 | |
Combined Score | 6667 | |
Fire Strike Ultra | スコア | 6867 |
Graphics Score | 6794 | |
Physics Score | 19340 | |
Combined Score | 3642 | |
Time Spy | スコア | 9251 |
Graphics Score | 9605 | |
CPU Score | 7657 |
VRMARK
Orange、Blue共にスコアが5000を越えると「VR Ready」評価になります。Orange Roomは標準的なVR性能を評価するベンチマークで、Cyan RoomはDirect12、BlueRoomは将来用です。
VRMARK | 項目 | Core i7-8700K&GTX1080Ti |
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Orange Room | スコア | 11159 |
Avg FPS | 243.28 | |
Cyan Room | スコア | 8741 |
Avg FPS | 190.55 | |
Blue Room | スコア | 3087 |
Avg FPS | 67.29 |
CINEBENCH R15
CINEBENCH R15 | Core i7-8700K | Core i7-7700K |
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CPU | 1425 cb | 967 cb |
CPU(Single Core) | 204 cb | 191 cb |
CPU性能の比較をする時に参考になるのがCINEBENCHになります。一概には言えませんが、マルチコアに対応しているゲームが少ないのでPCゲームではシングルコアのスコアが高い方が有利な傾向があります。
前世代と比較して物理コア数が増えているので性能もアップしています。動画編集等の作業をやる方なら数世代前のCPUをお使いであれば、買い替えの検討もアリだと思います。
SSD&HDDの速度
HDD |
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BTOなのでストレージに関してはカスタマイズする事が可能です。今回レビューしたモデルにはSSDが非搭載だったので予算に余裕があればSSDの追加、もしくはSSDが搭載されているモデルがおすすめです。
ゲームのベンチマークを計測
Rise of the Tomb Raider
解像度 | 設定 | Core i7-8700K&GTX1080Ti |
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3840×2160 | 最高 | 64 |
中 | 82 | |
最低 | 128 | |
1920×1080 | 最高 | 148 |
中 | 170 | |
最低 | 201 |
Ghost Recom Wildlands
解像度 | 設定 | Core i7-8700K&GTX1080Ti |
---|---|---|
3840×2160 | ウルトラ | 37 |
高 | 59 | |
低 | 89 | |
1920×1080 | ウルトラ | 71 |
高 | 127 | |
低 | 182 |
まとめ
現状のハイエンドモデルなので性能は間違い無いので性能を追求したいという方にはCorei7-8700K&GTX1080Tiの構成内容はかなりおすすめ出来ます。
ただ、フルHD環境でのゲームしかしないのであればGTX1070やGTX1060の方がコスパを考えると優秀なのでそういった方はそちらの選択でも快適にPCゲームはプレイ可能なのでお財布と相談しながらどこまで求めるのかによって選択をするのが吉です。
後はゲーム実況などのクリエイター活動をされている方にもCorei7-8700KとGTX1080Tiはおすすめになります。
「ゲーム実況のようなオープンな活動はちょっと…」という方でもうちょっと”クローズドな活動”として身内だけでフレンドさんと一緒にゲームをされるというような方でもハイスペックPCは活きます。
ゲーム内でイベント等があった時に動画を作ってYouTubeで限定公開をされる方やゲームのキャラクターのスクショ加工をされる方などゲーム以外の部分でそういった遊びをされる方もPCゲーマーでは非常に多いです。
そういった活動をされる方にも性能が高い事でゲームのランチャーを立ち上げながらPhotoshopを開くとかが可能になるのでおすすめです。