マウスコンピューターさんから販売されている「NEXTGEAR-NOTE i5320GA1」をお借りしたので実機レビューしていきます。
NEXTGEAR-NOTE i5320シリーズの特徴としては、グラフィックボードがGTX1050搭載機である事と、天板にLEDが搭載されており個性のある外観デザインが印象的です。
15.6インチの使いやすい液晶サイズでフルHD対応、バックライトキーボード付き、CPUが全モデルCorei7 7700HQ、他のパーツ構成はモデルによって変動するので予算に合わせて調整可能です。
記事執筆時だとG-TuneのノートPCの人気ランキング1位となっており人気の高い機種です。
スペック
NEXTGEAR-NOTE i5320GA1 | ||
---|---|---|
OS | Windows10 Home 64bit | |
CPU | Core i7-7700HQ | |
グラフィック | NVIDIA GeForce GTX 1050(2GB) | |
メモリ | 16GB PC4-19200 | |
M.2 SSD | 256GB | |
HDD | 1TB | |
液晶 | 15.6型 フルHDノングレア | |
重量 | 約 2.3kg |
※情報は記事執筆時点のものになります。最新の製品の詳細や価格については公式ページで必ずご確認下さい。
外観をチェック
正面
液晶のサイズが15.6インチで一般的なノートPCのサイズなので10キーが付属しています。キーボードはバックライトが搭載している事により暗い場所での作業でも快適に行う事が可能です。
CPUはCorei7 7700HQとGTX1050が搭載しているのでビジネス用途からゲームまで幅広くこなせる性能を持っています。更にi5320GA1はメモリを16GB搭載しているというのもポイントです。
本体重量は約 公称値2.3kg、バッテリー込みで計測すると2395gとなっていました。一般的なゲーミングノートPCと比較すると軽い部類だと思います。
GTX1060を搭載したi5540シリーズだと公称値2.8kgなので14インチのi4400シリーズを除いた場合、15.6インチサイズだとi5320シリーズはG-Tune最軽量ノートPCと言える事が出来ます。
電源周りを見ると分かると思うのですが、エッジが入ったデザインになっています。
キーボード
キーボードはバックライト付きです。明るさは5段階で調整する事が可能で眩しすぎた場合は光量を落とす事も可能ですし、オフにする事も可能です。10キーも付属しています。
天板
特徴的なカットが施された天板中央のLEDが印象的です。その下にG-Tuneロゴが入っています。持ち手の天板部分にもエッジの加工がされています。
電源を入れるとこのように光ります。天板部分がLEDで光ると言えばG-Tuneにはi71120シリーズがありますが、トップハイエンド機種なので価格を考えると手が出せない方も多いと思います。
ただ、この価格帯で天板部分のLEDを光らせるというゲーミングノートPCは少ないと思うので個性がある外観のゲーミングノートPCが欲しいという方は是非おすすめしたいです。
背面
背面にはインターフェースは特にありません。排熱が背面からされます。ファンの音は個人的にはそこまで気になるほどでも無かったです。ベンチマーク中などは鳴りますが、ベンチマークを終了すると割りと早い段階でファンの音が鳴り止んでくれるので素直な機種だなと感心しました。中にはずっとファンの音が鳴り続けるという機種もあるので冷却性能が優秀なのもあると思いますし、グラボがGTX1050というのが効いていると思います。
左側面
左側側面には、電源コネクタ、有線LAN、Mini DisplayPort×2、HDMI×1、USB3.0(Type-C)、USB3.0となっています。
右側側面
右側側面には、ヘッドホン出力、マイク入力、USB2.0、USB3.0、ケンジントンロックが搭載されています。
ACアダプタ
ACアダプタの重量は573gとなっています。GTX1060搭載機よりも比較すると軽いです。
各種ベンチマークを計測
ファイナルファンタジー XIV 紅蓮の解放者
FF14の紅蓮の解放者のベンチマークはスコアが7000を超えると非常に快適の評価が出ます。フルHD環境なら最高設定ではギリギリ7000に届きませんが、設定を少し下げる事で快適に動作します。
設定 | 画面サイズ | スコア |
---|---|---|
最高品質 | 1920×1080 | 6443 |
高品質 | 1920×1080 | 9571 |
標準品質 | 1920×1080 | 11975 |
ドラゴンクエストX
すべての設定や解像度においてすごく快適の評価が出ています。
設定 | 画面サイズ | スコア |
---|---|---|
最高品質 | 1920×1080 | 15354 |
標準品質 | 1920×1080 | 16308 |
低品質 | 1920×1080 | 18207 |
ドラゴンズドグマオンライン
スコアが7000を超えると「とても快適」の評価になります。すべての設定や解像度においてとても快適の評価が出ています。
設定 | 画面サイズ | スコア |
---|---|---|
最高品質 | 1920×1080 | 8621 |
標準品質 | 1920×1080 | 8913 |
低品質 | 1920×1080 | 8979 |
モンスターハンター第三弾(大討伐)
モンスターハンターのオンラインでのベンチマークソフトでは11541というスコアが出ています。快適にMHFもプレイする事が可能です。
画面サイズ | スコア |
---|---|
1920×1080 | 11541 |
PSO2ベンチマーク ver.4
公式では5001以上の性能があれば快適という見解が出ていますが、最高設定の簡易設定の6で13832というスコアが出ています。最高設定でも問題無く快適にプレイする事が可能です。
設定 | 画面サイズ | スコア |
---|---|---|
簡易設定6(最高設定) | 1920×1080 | 13832 |
簡易設定5 | 1920×1080 | 23222 |
3DMARK
Fire Strike | Fire Strike EXtreme |
---|---|
Fire Strike Ultra | Time Spy |
3DMarkは3Dゲームのパフォーマンスを計測する世界標準のベンチマークソフトです。
Fire StrikeはフルHD、Fire Strike ExtremeはWQHD、Fire Strike ULTRAは4Kのベンチとなっています。Time SpyはDirect12に対応したベンチマークテストになります。
Fire Strike | スコア | Graphics score | Physics score | Combined score |
---|---|---|---|---|
Fire Strike | 5511 | 6077 | 10738 | 2270 |
Fire Strike EXtreme | 2673 | 2671 | 10723 | 1261 |
Fire Strike Ultra | 844 | 733 | 10738 | 678 |
Time Spy | スコア | Graphics score | CPU score | |
Time Spy | 1849 | 1681 | 4266 |
VRMARK
Orange Room | Blue Room |
---|---|
Orange、Blue共にスコアが5000を越えると「VR Ready」評価になります。Orange Roomは標準的なVR性能を評価するベンチマークです。
Blue Roomに関しては将来のVRを見据えたベンチマークになっています。
VRMARK | スコア | Avg FPS |
---|---|---|
Orange Room | 2963 | 64.60FPS |
Blue Room | 573 | 12.49FPS |
CINEBENCH R15
CINEBENCH R15 | |
---|---|
CPU | 748 cb |
CPU(Single Core) | 162 cb |
CPU性能の比較をする時に参考になるのがCINEBENCHになります。Core i7 7700HQを本機は搭載しているので性能は高いです。
SSD&HDDの速度
SSD | HDD |
---|---|
SSDは256GB搭載しています。BTOなのでストレージに関してはカスタマイズする事も可能です。HDDとデュアルストレージ構成なので頻繁に使わないデータと使い分ける事が出来て便利です。
ゲームのベンチマークを計測
古めのタイトルや軽い部類のゲームはGTX1050が搭載しているので国産のオンラインゲームのベンチマークを見て頂ければ快適に動作するという事は分かると思いますが、少し重めのゲームならどうなのか?という点も気になると思います。
解像度を変えてPC版が2016年に発売のRise of Tomb Riderを計測してみた所、フルHDだと最低画質だと余裕があるので中設定と最低設定の間の低設定辺りで快適に動かせるという事になります。HD画質だと中設定か高設定辺りが60FPSに届くラインとなっているという結果になりました。
更に重いタイトルならどうなのか?という事で2017年に発売のGhost Recon WildlandsだとフルHDの一番低い画質設定でもギリギリ60FPSに届かないという感じです。解像度を変えれば中設定辺りまでいける感じはありますが、高い設定でプレイするというのは厳しいと言えます。
つまり、最新ゲームは家庭用ゲーム機に任せてPCゲームではPCなのでテキストチャットが打ちやすい国産のオンラインゲームや、PCでしか出来ないようなLOLなどのタイトルや、軽めのゲームに割り切ってしまう事でGTX1050が活きてくると思います。
PCゲームには重いタイトルもありますが、軽いゲームも非常に多いのが特徴です。PC版とCS版と出た場合、シミュレーションゲームなどは操作性の観点からPCゲームの方がプレイしやすいと言われる方も多いです。
実情として、ノートPCの場合はGTX1050くらいが予算的にも自分のプレイする環境にもしっくり来るという方も多いと思うので、最新ゲームを最高設定でプレイしたいなどのこだわりが無い場合はGTX1050は無難なラインだと思います。
実際、記事執筆時だと人気ランキングで本機の「NEXTGEAR-NOTE i5320GA1」が1位になっていて人気の高さが証明されているのですが、考察してみると普段使いとしてのノートPCとしての性能はCPUにCorei7 7700HQ、メモリが16GBを搭載している事で不満が無く、ストレージはSSDとHDDが搭載されているのでコスパが高く。GPUにはGTX1050を搭載する事で軽めのゲームなら楽々こなせて多少重いゲームでも設定を変えればプレイ可能という所で幅広い層の方から支持を受けていると読み取れます。
NEXTGEAR-NOTE i5320 GA1レビュー
メリット
- 記事執筆時G-TuneノートPCで人気ランキング1位!評判が高い機種
- 外観が個性的で天板のLEDが光るなどキャラクター色が強い
- GTX1050を搭載している事で上位機種と比較すると軽い
- ファンの音や騒音性という観点で高負荷時に鳴りますが、個人的には全く気にならないレベル
- バックライト付きキーボード
- 一般的な作業用途なら必要十分なスペック
デメリット
- 外観が人によっては好みが分かれる所
- 最新ゲームの重いゲームは厳しい
まとめ
全体的にコスパが高く、これが必須だなと思う所の要点は全て抑えているので不満が無く使えると思います。(SSDとHDD、CPUがCorei7、メモリが16GB、バックライトキーボード、フルHD解像度)
後はプレイするゲームの用途に応じでグラフィック性能が足りるかどうかを考える必要はあると思いますが、一般的な方ならこれで十分という方も多いはず。学生さんやノートPCを購入する必要のある方は普通のノートPCだけでは無く本機も是非候補に入れて購入検討してみて下さい。
NEXTGEAR-NOTE i5320GA1 | ||
---|---|---|
OS | Windows10 Home 64bit | |
CPU | Core i7-7700HQ | |
グラフィック | NVIDIA GeForce GTX 1050(2GB) | |
メモリ | 16GB PC4-19200 | |
M.2 SSD | 256GB | |
HDD | 1TB | |
液晶 | 15.6型 フルHDノングレア | |
重量 | 約 2.3kg |
※情報は記事執筆時点のものになります。最新の製品の詳細や価格については公式ページで必ずご確認下さい。