ドスパラさんから販売されている「ガレリア MF」をお借りしたので実機レビューしていきます。
ガレリアMFの特徴としては、コンパクトなミニタワー型なのでデスクの上にも置いても圧迫感を感じないサイズ感と処理性能の高いCPUやフルHDならば十分なスペックを誇るGTX1070が搭載されている事です。
なので、用途としてはガレリアのXシリーズなどでは置き場所の関係等で”大きい”と感じる方でコンパクトなミニタワーを検討されていてPCゲームを快適にプレイしたい方におすすめになります。
まずはこちらのページでガレリアの製品の詳細や価格を把握すると理解がグッと深まります。今回レビューするのはMシリーズのGTX1070を搭載したガレリアMFというモデルになります。
スペック
ガレリアMF | ||
---|---|---|
OS | Windows10 Home 64bit | |
CPU | Core i7 7700 | |
グラフィック | GeForce GTX 1070 (8GB) | |
メモリ | 8GB PC4-19200 (4GB×2/デュアルチャネル) | |
SSD | 240GB | |
HDD | 1TB | |
電源 | 500W 【80PLUS BRONZE】 | |
マザー | B250 |
※情報は記事執筆時点のものになります。最新の製品の詳細や価格については公式ページで必ずご確認下さい。
外観をチェック
ガレリアMシリーズには、ガレリアKTMケースが採用されています。ガレリアのXシリーズやZシリーズに採用されているKTケースよりも小型でコンパクトな仕様になっているので置き場所に困っているという方にもおすすめです。
左側面には側面にメッシュが開いており、CPUやGPUの吸気として冷却性能を高めています。
前面パネルには中央にインターフェースが集中しており、USBやカードリーダーが装備されています。電源ボタンを投入する事でPOWERの横のランプが青く光ります。
天板部分に関しては何も無いシンプルな外観になっています。
背面部分には中央部に排気ファンが付いていて上部に設置された電源も排気の効果があります。
背面のグラフィックボードのディスプレイ出力を見るとDisplayPort×3、HDMI×1、DVI×1となっています。
同梱物
同梱物にはキーボードやマウス、電源ケーブル、ドライバ類などが入っています。
内部パーツをチェック
ガレリアMFの記事執筆時のデフォルト構成です。CPUがCorei7 7700、GPUがGTX1070となっているので基本的にフルHD解像度でゲームをプレイする場合は全く不満無く快適にプレイ出来る環境です。
ストレージには240GBのSSDと1TBのHDDが搭載されているので速度とコスパを両立したハイブリッド型です。ストレージに関してはBTOでカスタマイズする事は可能なので環境に併せて選択するのがいいかと思います。基本的にはこの構成内容でもゲームプレイには支障は全くありません。
メモリは8GB搭載されているので基本的には問題は無いと思いますが、16GBが推奨のPCゲームもあるのでゲームタイトルによっては注意が必要です。
光学ドライブが搭載されています。必要な方はブルーレイにカスタマイズする事も可能です。ストレージに関しては何台も積めるというほど余裕は無いので内蔵のストレージをたくさん積みたい方などはXシリーズなどのミドルタワーを選択した方がいいかと思います。
CPUファンに関しては、記事執筆時ではデフォルトで静音パックまんぞくコースLiteが構成内容に含まれています。リテールでは無いサイドフロー型のよく冷えそうなCPUファンが付いていたのでこれは嬉しいですね。購入される際には構成内容のCPUファンの箇所もよく確認してみて下さい。より上位の静音パックまんぞくコースに変更する事も可能です。
各種ベンチマークを計測
ファイナルファンタジー XIV 紅蓮の解放者
4K最高品質以外の設定や解像度において非常に快適の評価が出ています。
設定 | 画面サイズ | スコア |
---|---|---|
最高品質 | 3840×2160 | 5206 |
標準品質 | 3840×2160 | 6080 |
低品質 | 3840×2160 | 11776 |
最高品質 | 1920×1080 | 14059 |
標準品質 | 1920×1080 | 14739 |
低品質 | 1920×1080 | 17548 |
ドラゴンクエストX
すべての設定や解像度においてすごく快適の評価が出ています。
設定 | 画面サイズ | スコア |
---|---|---|
最高品質 | 3840×2160 | 15484 |
標準品質 | 3840×2160 | 17891 |
低品質 | 3840×2160 | 19675 |
最高品質 | 1920×1080 | 19885 |
標準品質 | 1920×1080 | 19311 |
低品質 | 1920×1080 | 20757 |
ドラゴンズドグマオンライン
スコアが7000を超えると「とても快適」の評価になります。すべての設定や解像度においてとても快適の評価が出ています。
設定 | 画面サイズ | スコア |
---|---|---|
最高品質 | 1920×1080 | 11397 |
標準品質 | 1920×1080 | 11564 |
低品質 | 1920×1080 | 11555 |
モンスターハンター第三弾(大討伐)
モンスターハンターのオンラインでのベンチマークソフトでは非常に高いスコアが出ています。快適にMHFもプレイする事が可能です。
画面サイズ | スコア |
---|---|
3840×2160 | 10142 |
2560×1440 | 21036 |
1920×1080 | 34175 |
PSO2ベンチマーク ver.4
公式では5001以上の性能があれば快適という見解が出ていますが、最高設定の簡易設定の6で56105という非常に高いスコアが出ています。最高設定でも問題無く快適にプレイする事が可能です。
設定 | 画面サイズ | スコア |
---|---|---|
簡易設定6(最高設定) | 1920×1080 | 56105 |
簡易設定5 | 1920×1080 | 64131 |
3DMARK
Fire Strike | Fire Strike EXtreme |
---|---|
Fire Strike Ultra | Time Spy |
3DMarkは3Dゲームのパフォーマンスを計測する世界標準のベンチマークソフトです。
Fire StrikeはフルHD、Fire Strike ExtremeはWQHD、Fire Strike ULTRAは4Kのベンチとなっています。Time SpyはDirect12に対応したベンチマークテストになります。
Fire Strike | スコア | Graphics score | Physics score | Combined score |
---|---|---|---|---|
Fire Strike | 14099 | 17262 | 12051 | 6653 |
Fire Strike EXtreme | 7603 | 8144 | 12383 | 3662 |
Fire Strike Ultra | 4129 | 4087 | 12424 | 2147 |
Time Spy | スコア | Graphics score | CPU score | |
Time Spy | 5411 | 5701 | 4201 |
VRMARK
Orange Room | Blue Room |
---|---|
Orange、Blue共にスコアが5000を越えると「VR Ready」評価になります。Orange Roomは標準的なVR性能を評価するベンチマークです。
Blue Roomに関しては将来のVRを見据えたベンチマークになっています。
VRMARK | スコア | Avg FPS |
---|---|---|
Orange Room | 9174 | 199.98 |
Blue Room | 1737 | 37.86 |
CINEBENCH R15
CINEBENCH R15 | |
---|---|
CPU | 776 cb |
CPU(Single Core) | 182 cb |
CPU性能の比較をする時に参考になるのがCINEBENCHになります。Corei7 7700Kだと1000スコアを切る程度なのでマルチ性能は高いです。
追記:明らかに1,000付近では無いです。お詫びして訂正致します。
SSD&HDDの速度
SSD | HDD |
---|---|
SSDは240GB搭載しています。BTOなのでストレージに関してはカスタマイズする事も可能です。HDDとハイブリッド構成なので頻繁に使わないデータと使い分ける事が出来て便利です。記事執筆時と現在のストレージには変更がある場合が多いので公式サイトでよくご確認下さい。
ゲームのベンチマークを計測
GTX1070を搭載しているので実際にゲームプレイにおいてもフルHD解像度であれば十分な性能を発揮します。4Kまで手を出そうとするとさすがに厳しいかと思いきや、家庭用ゲーム機基準であれば30FPS以上出ているので最新のタイトルでなければプレイ出来る性能も持っています。
最新のタイトルになると最高設定だとフルHDでも60FPSは少し厳しい感じですが、それでも準最高設定くらいであれば余裕を持ってプレイする事が可能です。
まとめ
何と言ってもガレリアMFの特徴は、コンパクトさに優れているミニタワー型です。公式サイトにも設置例が掲載されていますが、デスクの横に置いてもモニターとちょうど背格好が同じくらいの高さになるので圧迫感が薄れています。
デスク下に設置する場合でも、ミドルタワーと比較すると結構な圧迫感の違いがあります。ミニタワーでも性能的には遜色が無いので拡張性さえ妥協できれば選択肢として十分検討する価値があります。
デメリットとしては、拡張性に加えて冷却性能でもミドルタワーと比較すると多少は落ちるとは思いますが、『デスクトップPCはコスパが高くて良いけれど置く場所がないなー』と考えている方はサイズを測ってみて下さい。
KTMケースのサイズは【185(幅)×395(奥行き)×370(高さ) mm】となっています。これでも厳しいとなるとガレリアSシリーズが候補に上がると思いますが、コスパや冷却性能を考えると置けるのであればMシリーズがおすすめです。
ガレリアMF | ||
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OS | Windows10 Home 64bit | |
CPU | Core i7 7700 | |
グラフィック | GeForce GTX 1070 (8GB) | |
メモリ | 8GB PC4-19200 (4GB×2/デュアルチャネル) | |
SSD | 240GB | |
HDD | 1TB | |
電源 | 500W 【80PLUS BRONZE】 | |
マザー | B250 |
※情報は記事執筆時点のものになります。最新の製品の詳細や価格については公式ページで必ずご確認下さい。