ドスパラさんから「ガレリア XA7R-67XT」の実機をお借りしたのでレビューをしていきます。
「ガレリア XA7R-67XT」は、CPUにAMDの「Ryzen 7 3700X」を搭載し、ゲームで重要なグラフィックスボードにはAMDの「Radeon RX 6700XT」を搭載しているので最新ゲームを快適に楽しみたい方におすすめのスペックです。
高fpsを出したい本格派のFPS・TPSゲーマーにも対応する高いパフォーマンスを持っています。
スペック
ガレリア XA7R-67XT | ||
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CPU | Ryzen 7 3700X | |
グラフィック | Radeon RX 6700XT (12GB) |
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メモリ | 16GB | |
ストレージ | 512GB NVMe SSD | |
ケース | ミドルタワー |
CPUは第3世代「Ryzen 7 3700X(8コア16スレッド)」が搭載。価格と性能のバランスに優れるコスパが良い高性能CPUです。
グラフィックスボードにはAMDの「Radeon RX 6700XT」を搭載。ビデオメモリ12GBは重量級ゲームに強みがあり、RX6000シリーズはレイトレーシング(DXR)にも対応しています。
最新ゲームでも高い画質設定で快適にゲームがプレイ可能です。
外観デザイン
PCケースはガレリア専用のSKケース (ATX) です。質感の良い筐体で、左側面はクリアパネル。ガンメタリック塗装の外装はスタイリッシュなデザインです。
電源を投入すると電源ボタンと前面がLEDライトで光ります。RGB-LEDライトの設定については公式サイトでご確認下さい。
コンソールパネルの質感が良く、USBが4つ接続出来ます。斜めになっていてアクセスしやすいです。
背面の映像出力端子は「HDMI端子、DisplayPort端子x3」となっています。複数のモニターを繋ぐ用途でも活用出来ます。
天板と底面にはダストフィルターが付いています。底面のダストフィルターはワンタッチで取り外せてメンテナンス性が高いです。
内観
左側面のパネルを取り外すと内部にアクセス出来ます。右上に光学ドライブ、マザーボード下のエリアにHDD×2台の格納というレイアウトです。
ケースファンは14cmなので送風量アップと静音性能の向上の効果に貢献。
右側面のパネルを取り外すと2.5インチ(SSD)、3.5インチ(HDD)の増設が可能です。最下部は電源の格納スペースとなっています。
PCケースの特徴を以下にまとめました。
- ケースの質感が良い
- 歴代ガレリア最高の冷却機構
- ケースがLEDで光る(オフも可能)
- ケースの拡張性が高い(HDD×2・SSD×2搭載可能)
- コンソールパネルが斜めで使いやすくて良い
ゲーム性能
ベンチマークソフトを使用してゲームのパフォーマンスをチェックしました。
3DMARK
FireStrike
3DMARKのFireStrikeはDirectX 11のパフォーマンスを計測する定番ベンチマークソフトです。
構成 | 3DMARK FireStrike |
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Core i9-10900K RTX3080 |
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Ryzen 7 3700X RX 6700XT |
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Core i9-10900K RTX3070 |
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Core i9-10900K RTX2080Ti |
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Core i7-10700 RTX3070 |
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Ryzen 7 3700X RTX3070 |
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Core i7-9700K RTX2080 SUPER |
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Core i7-10700K RTX2070 SUPER |
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Core i7-10700 RTX2060 SUPER |
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Core i7-10700 GTX1660 SUPER |
Radeon RX 6700XTのスコアの伸びが良くDirectX 11ベースのベンチマークで高スコアを記録しました。
FireStrikeのグラフィックス性能で見るとRadeon RX 6700XTはRTX3070を超える性能を記録。
TimeSpy
3DMARKのTimeSpyはDirectX 12のパフォーマンスを計測する定番ベンチマークソフトです。
構成 | 3DMARK TimeSpy |
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Core i9-10900K RTX3080 |
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Core i9-10900K RTX3070 |
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Core i9-10900K RTX2080Ti |
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Core i7-10700 RTX3070 |
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Ryzen 7 3700X RTX3070 |
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Ryzen 7 3700X RX 6700XT |
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Core i7-9700K RTX2080 SUPER |
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Core i7-10700K RTX2070 SUPER |
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Core i7-10700 RTX2060 SUPER |
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Core i7-10700 GTX1660 SUPER |
DirectX 12ベースのベンチマークではRTX3070とRTX2080 SUPERの中間程度のスコアとなりました。
TimeSpyのグラフィックス性能で見るとRadeon RX 6700XTはRTX3060Ti/RTX2080 SUPER程度の性能です。
ファイナルファンタジー15
解像度 | 設定 | スコア / FPS / 評価 |
---|---|---|
4K 3840×2160 |
高 | 4705 / 47 fps【やや快適】 |
標準 | 5595 / 55 fps【やや快適】 | |
軽量 | 7777 / 77 fps【快適】 | |
WQHD 2560×1440 |
高 | 8359 / 83 fps【快適】 |
標準 | 10700 / 107 fps【とても快適】 | |
軽量 | 14307 / 143 fps【非常に快適】 | |
フルHD 1920×1080 |
高 | 10979 / 109 fps【とても快適】 |
標準 | 14646 / 146 fps【非常に快適】 | |
軽量 | 16159 / 161 fps【非常に快適】 |
フレームレートはスコアから算出した数値です。
ファイナルファンタジー15は重量級ゲーム。スコアの評価としては6,000スコア出ていれば快適評価です。12,000スコアで非常に快適になります。
Radeon RX 6700XTは重量級のWQHD解像度を狙えるパフォーマンスを持っています。
製品名 | FF15 高品質比較 |
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RTX3080(i9-10900K) | |
RTX3070(i7-10700) | |
RTX2080 SUPER(i7-9700K) | |
RX 6700XT(Ryzen 7 3700X) | |
RTX2070 SUPER(i7-10700K) | |
RTX2060 SUPER(i7-10700) | |
GTX 1660 SUPER(i7-10700) | |
GTX1660(i7-9700) | |
GTX1650 SUPER(i5-9400) | |
GTX1650(i5-9400) |
フルHD解像度/高品質の参考スコア比較です。
ファイナルファンタジー14
解像度 | 設定 | スコア / FPS / 評価 |
---|---|---|
4K 3840×2160 |
最高 | 9078 / 61 fps【非常に快適】 |
高 | 10203 / 68 fps【非常に快適】 | |
標準 | 15961 / 112 fps【非常に快適】 | |
WQHD 2560×1440 |
最高 | 15827 / 112 fps【非常に快適】 |
高 | 16209 / 118 fps【非常に快適】 | |
標準 | 19743 / 167 fps【非常に快適】 | |
フルHD 1920×1080 |
最高 | 17595 / 138 fps【非常に快適】 |
高 | 17998 / 146 fps【非常に快適】 | |
標準 | 22053 / 202 fps【非常に快適】 |
フレームレートはレポート出力の平均フレームレートの数値です。
ファイナルファンタジー14は中程度の描画負荷のゲーム。7,000スコアで「非常に快適」評価となります。
高性能なモデルなので4K解像度の最高画質設定でも快適に楽しめるスコアが出ています。
製品名 | FF14「漆黒のヴィランズ」ベンチマーク |
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RTX3080(i9-10900K) | |
RTX3070(i7-10700) | |
RTX2070 SUPER(i7-10700K) | |
RTX2060 SUPER(i7-10700) | |
RX 6700XT(Ryzen 7 3700X) | |
GTX 1660 SUPER(i7-10700) | |
GTX1660(i7-9700) | |
GTX 1650 SUPER(i5-9400) | |
GTX1650(i5-9400) |
フルHD解像度/最高品質の参考スコア比較です。
Apex Legends
人気FPSゲームのApexLegendsでは最高画質150fps前後、最低では180fps前後を記録しました。高fpsを出して快適に楽しめます。
解像度 | 設定 | FPS |
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フルHD 1920×1080 |
最高 | |
低 |
計測場所:ワールズエッジ「仕分け工場」
フォートナイト
人気TPSゲームのフォートナイトは画質を上げると中程度の描画負荷のゲーム。画質を下げると軽いゲームです。
レイトレーシングやNVIDIA DLSSにも対応しているのですが、レイトレーシングを有効にすると重量級ゲームです。
最高画質では130fps前後。最低では250fps前後を記録しました。フォートナイトも高fpsを出して快適に楽しめます。
解像度 | 設定 | FPS |
---|---|---|
フルHD 1920×1080 |
最高 | |
低 |
計測場所:ホーリーヘッジス、3D解像度は100%に変更
ドラクエ10 / PSO2
PSO2やドラクエ10でも非常に高いスコアが出ています。PSO2は簡易設定6(最高設定)で5万超え、ドラクエ10でも4K解像度13,000スコアオーバーで、すごく快適評価です。
ゲーム性能まとめ
ここまでをまとめます。
Radeon RX 6700XTは描画負荷の高い重いゲームやWQHD解像度、FPS/TPSゲーム等で高フレームレートを出したい場面で活躍する高性能グラフィックスです。
フルHD/WQHD解像度で快適にゲームを楽しむ事が出来ます。
4K解像度 | |
WQHD解像度 | |
フルHD解像度 |
- 4K解像度:FF15のベンチマーク:最高設定でやや快適評価。
- WQHD解像度:FF15のベンチマーク:最高設定で快適評価。
- フルHD解像度:FF15のベンチマーク:最高設定でとても快適評価。
CPU性能
CPU性能をチェックしました。
「CINEBENCH R23」「CINEBENCH R20」はCGレンダリング性能を測定するベンチマークテストです。
CPU | CINEBENCH R20 |
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Ryzen 9 3900X | |
Core i9-10900K | |
Ryzen 7 5800X | |
Core i7-10700K | |
Ryzen 7 3700X | |
Core i9-9900K | |
Core i7-9700K | |
Core i7-10700 | |
Ryzen 5 3600 | |
Core i7-9700 |
CINEBENCH R20マルチスコア参考比較
表はCINEBENCH R20を当サイトでテストした比較になります。Ryzen 7 3700Xは8コア16スレッドの性能重視モデルです。高いパフォーマンスを持っています。
ストレージの速度
ゲームではSSDにインストールするとロード時間が短縮される効果や、カクつきを抑える効果が見込めます。
「ガレリア XA7R-67T」には512GBのNVMe SSDが搭載されていました。 パソコンの動作がサクサクで、ゲームでもストレスフリーです。
消費電力
アイドル時 | 高負荷時 |
---|---|
消費電力はワットチェッカー(REX-BTWATTCH1)で計測しています。高負荷時は3DMARKのFireStrikeを開始した序盤の消費電力の計測です。数値の変動があるので参考程度に見てみて下さい。
温度
室温23℃環境での計測になります。計測ソフトはHWMONITOR-PROを用いてアイドル時と3DMARKのFireStrikeおよびCINEBENCH R20を実行した際の最大温度になります。
静音性
アイドル時 | 3DMARK |
40.8 db | 46.2 db |
アイドル時と3DMARKのFire Strikeを実行した時の騒音デシベルを計測しました。無響室で計測した訳で無く、一般的な住宅で計測した数値になっているので参考程度に見てみて下さい。
FireStrike実行時の中で、最も動作音の大きい数値です。環境の下限は41db前後です。
まとめ
「ガレリア XA7R-67XT」はケースの質感もとても良く、コンソールパネルが斜めになっている部分も使いやすいです。
性能面では最新のゲームタイトルや重いゲームタイトルでも快適に楽しめる高性能グラフィックス「Radeon RX 6700 XT」搭載。
Radeon RX 6700XTはWQHD解像度のゲームプレイや、FPS/TPSゲームで高fpsを出して快適にゲームをプレイしたい方にもおすすめのモデルです。
更にレイトレーシングにも対応しています。ただ、現状ではNVIDIA DLSSに相当する技術が備わっていないので、総合力という意味でNVIDIA RTXグラフィックスボードの方がおすすめになります。
レイトレ対応のゲームはあまりプレイしない方で、AMDが好きという方に「ガレリア XA7R-67XT」はおすすめのゲーミングPCです。
- 筐体の質感が良いモデルを探している方
- 光るゲーミングPCが欲しい方
- eスポーツタイトルで高fpsを出したい方
- DLSSに相当する技術が必要無い方(今後登場する可能性はあります)
- ビデオメモリ12GBに魅力を感じる方