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NEXTGEAR ミニタワーPCケース実機レビュー 冷却性能や使いやすさを検証

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NEXTGEAR ミニタワーPCケース実機レビュー 冷却性能と使いやすさ検証

マウスコンピューターのゲーミングPCブランドの「NEXTGEAR」から販売されている「ミニタワー型モデル」のPCケースについて、実機をお借りしたのでレビューしていきます。

外観や冷却性能、拡張性まで詳しくチェックしましたので、購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

目次

ケースの特徴

今回レビューするNEXTGEARのミニタワーの特徴を見ていきましょう。

NEXTGEARのミニタワー

NEXTGEARのミニタワー

今回レビューするPCケースは、マウスコンピューターのゲーミングPCブランド「NEXTGEAR」のミニタワー型モデルに採用されている筐体です。

NEXTGEARは「コストを抑えつつ最新パーツを搭載できるエントリー〜アッパーミドルクラス向けライン」として位置づけられており、ゲーミングPCを初めて購入する方から、コスパ重視で長く使える一台を探している方まで幅広いユーザー層をカバーしています。

執筆時点ではRTX 5080やRTX 5090といったハイエンドGPU搭載モデルはまだ登場していませんが、2025年にはフルタワーケースが新たにリリースされており、今後ラインナップが拡充される可能性はあります。

ケースデザインの特徴

ケースデザインの特徴

2023に発売された初代「NEXTGEAR」の特徴的なクロスデザインはそのままに、フロントの「N×G」ロゴ部分がメッシュになり、ブランドカラーの「スパークマゼンタ(鮮やかで強い赤みのあるピンク色)」をアクセントとして左上と右下に配置されています。

初代と2代目の比較

初代と2代目のデザインを比較すると、フロント部のLEDファンは2代目の方が面積が大きく、実際に見るとより映える印象を受けました。

外観デザイン

外観デザイン
外観デザイン

今回レビューするモデルのカラーはホワイト色になりますが、ブラック色も展開されています。

フロント部
フロント部

フロントパネルはX字(クロス)をモチーフにした独自デザイン。フロント中央に「NEXTGEAR」のロゴマークがあり、フロント下部にも「NEXTGEAR」という文字が入っています。

強化ガラス
強化ガラス
LEDライティング
LEDライティング

全モデルに強化ガラス製のサイドパネルを標準搭載しており、LEDライティングが美しく映えます。カラー変更もワンタッチで行えるため、気分に合わせた演出が可能です。

なお、サイドパネルの開閉はワンプッシュ式ではなく、ネジをドライバーで外す必要があります。

インターフェース
インターフェース

天板インターフェース部は電源ボタン、LEDボタン、USB×2、ヘッドセット端子、Type-Cが配置されています。

天板にはダストフィルターが付いています。ダストフィルターはワンタッチで取り外せてメンテナンス性が高いです。磁石のようにペタッとくっついているだけなので取り外しも簡単です。

背面
背面

背面もしっかりと塗装されています。

ダストフィルター
ダストフィルター

底面には天板と同様のダストフィルターが付いています。こちらもワンタッチで取り外せてメンテナンス性が高いです。汚れたらそのまま水洗い可能です。

サイズ感や設置性

サイズ感や設置性

NEXTGEARのミニタワー型ケースは、高さ・奥行きともにフルタワーより一回り小さく、デスク横や足元など限られたスペースにも設置しやすいサイズ感になっています。

そのため、ワンルームや省スペースな環境でも扱いやすく、設置場所を選びません。

また、重量も比較的軽めで移動がしやすく、模様替えや掃除の際にも取り回しやすいです。

冷却性能

NEXTGEARのミニタワー型ケースは、コンパクトなサイズながら冷却性能にしっかり配慮された設計になっています。

フロントからの吸気とリア&天板の排気によるエアフローを確保しています。

また、240mmクラスの水冷クーラーのカスタマイズにも対応しているため、高性能なCPUを搭載しても安心です。

アイドル

アイドル

高負荷時

高負荷時

GPU温度は70℃近くまで上昇

GPU温度は70℃近くまで上昇
温度

室温30℃環境での計測になります。計測ソフトは「HWMonitor」を用いて、アイドル時と3DMARKのFireStrikeおよびCINEBENCH 2024を実行した際の最大温度になります。

実際に高負荷のベンチマークを実行しても、温度上昇による性能低下(サーマルスロットリング)は全く感じられませんでした。

「コンパクトさ」と「安定した冷却性能」の両立は、エントリー〜アッパーミドルクラスのゲーミングPCとして十分満足できる仕上がりです。

拡張性

内観
内観

NEXTGEARのミニタワー型ケースの拡張性も見ていきましょう。

内部レイアウトはHDDは搭載不可ですが、ストレージ用の2.5インチを2つ備えているのでSSDを追加カスタマイズ可能です。

グラフィックカードについても、最新のミドルクラスGPUであれば問題なく搭載可能で、サイズ的には余裕があるので将来的に上位クラスへの換装も可能です。(電源容量には注意が必要)

今回レビューしたモデルはメモリスロットを4基搭載しており、2基が空きスロットとなっていたため、後からの増設にも対応できる構成でした。

キャプチャーボードも1枚までなら問題なく追加可能です。無線LANカードと同時にPCI Expressスロットへ装着するような特殊な使い方をしなければ、拡張性としては十分に対応できます。

メンテナンス性

インターフェース
ダストフィルター

NEXTGEARのミニタワー型ケースはメンテナンス性は十分使いやすいレベルにあります。

天板や底面にはダストフィルターが備わっているので、ホコリの侵入をある程度防げる構造になっています。フィルターは取り外して洗浄できるため、長期間の使用でも清潔な環境を維持しやすい点がメリットです。

ケーブル類もしっかりと裏配線されているので、エアフローを妨げにくくメンテナンス時も手軽に掃除が行えます。

NEXTGEAR

強化ガラス

G-Tune

G-Tune

メンテナンス性で唯一惜しいのは、NEXTGEARがサイドパネルの取り外しにドライバーを必要とする点です。対して、G-Tuneケースは工具不要で開閉できる設計となっており、この点ではG-Tuneがリードしています。

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まとめ

NEXTGEARのミニタワーPCケースは、コンパクトさと性能のバランスに優れた扱いやすいモデルです。外観はLEDファンによってゲーミングらしい雰囲気を演出し、冷却性能や拡張性も一般的な用途には十分対応できます。

旧筐体では天板のインターフェースにType-C端子がありませんでしたが、新モデルでは追加され、使い勝手が向上しているのも嬉しいポイントです。

一方で、メンテナンス性はG-Tuneケースと比べるとやや劣り、サイドパネルの着脱にドライバーが必要なのは惜しい点です。ただし、日常的なメンテナンスという観点では十分合格点といえます。

「フルタワーほど大きくなく、それでいて小型すぎて拡張性を犠牲にしたくない」そんなユーザーにとって、NEXTGEARのミニタワーはちょうど良い選択肢となるでしょう。

初めてゲーミングPCを購入する方や、省スペース環境で快適に使いたい方におすすめのPCケースです。

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