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コンパクトPC「ThinkCentre Neo Ultra」の実機レビュー RTX 4060搭載

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ThinkCentre Neo Ultra

レノボさんからコンパクトな省スペースPC「ThinkCentre Neo Ultra」の実機をお借りしたのでレビューをしていきます。

「ThinkCentre Neo Ultra」は、3.6Lのコンパクトな筐体に高性能パーツが搭載。小さくても非常にパワフルな性能なので、ゲームやクリエイティブな作業もサクサク快適です。

ゲームやクリエイティブで快適に使えるPCを探しているけれど、スペースが限られている方や省スペースに設置したいという方に「ThinkCentre Neo Ultra」はおすすめです。

目次

ThinkCentre Neo Ultraのスペック

ThinkCentre Neo Ultra
スペック
CPUCore i7-14700
グラフィックRTX 4060(8GB)
メモリ32GB
ストレージ512GB NVMe SSD
ケース小型PC

ThinkCentre Neo Ultraは、普段使いはもちろんゲームや画像編集、動画編集作業も快適なスペックです。

今回お借りしたモデルはCPUにCore i7-14700が搭載。クリエイターにもおすすめの高性能CPUで、非常に高い性能を持ったCPUとなっています。

ThinkCentre Neo UltraはCore i5-14500も選択可能となっているので、ゲーム用途や普段使いならCore i5-14500でも十分楽しめるのでおすすめです。予算や用途に合わせて選択出来ます。

レビュー時のスペックになります。現在の商品の詳細や価格については詳細ページにてご確認下さい。

外観デザイン

外観デザイン

PCケースは非常にコンパクトなサイズ感です。机の上に置いてもオーディオ機器の1製品のような佇まいで、パソコンだと言われないと気が付かない人もいるかもしれません。

天板

天板には「ThinkCentre」のロゴが記載されています。カラーはグレー色でシンプルなデザインです。

インターフェース

正面インターフェースにはマイク入力/ヘッドホン端子、USB 3.2×2、Type-C、電源ボタンがあります。

背面

背面にはUSB端子やHDMI端子、DisplayPort端子、有線LANなど豊富な端子が揃っているので困る事は無いでしょう。

底面

底面にはゴム足が付いているので滑る事も無いです。

普通のゲーミングPCとサイズ比較

タワー型とサイズ比較

タワー型のゲーミングPCとサイズを比較してみました。

比較するとThinkCentre Neo Ultraのコンパクトさは圧倒的です。

コントローラーとサイズ比較

Xboxのコントローラーを横に置くとこのような感じのサイズ感です。サイズだけでなく、本体重量も軽いので模様替えや掃除などの作業時にも便利です。引っ越し時にも気軽に持ち運べます。

ゲーム性能

ベンチマークソフトを使用してゲームのパフォーマンスをチェックしました。

3DMARK

3DMARK

3DMARKのTimeSpyはDirectX 12のパフォーマンスを計測する定番ベンチマークソフトです。

3DMARK TimeSpy
Core i7-14700F/RTX 4070 SUPER
19094
Core i7-13700F/RTX 4060 Ti
13065
Core i7-14700/RTX 4060
10973
Core i7-12700K/RTX 3050
6713

「ThinkCentre Neo Ultra」は、RTX 4060を搭載しているので一般的に必要十分なゲーム性能を持ったゲーミングPCです。

RTX 4070以上の性能だと重いゲームを本格的に楽しむ方におすすめですが、コストとしては高くなってしまいます。

RTX 3050だとRTX 4060と2倍近い性能差となるのですが、価格も2倍かと言うと数万円の差なのでRTX 4060がコスパという観点からおすすめです。

Steel Nomad

Steel Nomad

Speed Way

Speed Way

FireStrike

FireStrike

Steel Nomadは、DirectX 12 or Vulkanのパフォーマンスを計測するベンチマークテストです。Speed Wayはレイトレーシング性能を評価するテストで、FireStrikeはDirectX 11のパフォーマンスを計測する定番ベンチマークテストです。

ファイナルファンタジー15

ファイナルファンタジー15
スクロールできます
解像度設定スコア / FPS / 評価
4K
3840×2160
4392 / 43 fps【普通
WQHD
2560×1440
7678 / 76 fps【快適
フルHD
1920×1080
10772 / 107 fps【とても快適

フレームレートはスコアから算出した数値です。

ファイナルファンタジー15は、スコアの評価としては6,000スコアで「快適」、12,000スコアで「非常に快適」になります。

ファイナルファンタジー14

ファイナルファンタジー14
スクロールできます
解像度設定スコア / FPS / 評価
4K
3840×2160
最高9916 / fps【とても快適
フルHD
1920×1080
最高16600 / 119 fps【非常に快適

フレームレートはレポート出力の平均フレームレートの数値です。

ファイナルファンタジー14 黄金のレガシーは、15,000スコアで「非常に快適」評価となります。

ストリートファイター6

ストリートファイター6
スクロールできます
解像度設定スコア / 評価
4K
3840×2160
最高70【設定変更を推奨
フルHD
1920×1080
最高100【快適

ストリートファイター6は「90~100」スコアで「快適」評価です。

サイバーパンク2077

サイバーパンク2077
スクロールできます
解像度設定FPS
フルHD
1920×1080
レイトレ:オーバードライブ47 fps
ウルトラ143 fps

フレームレートはベンチマークの平均fpsです。フレーム生成&DLSS自動を有効。パッチ:2.21。

サイバーパンク2077は、NVIDIA DLSSフレーム生成対応ゲームです。「ThinkCentre Neo Ultra」はRTX 40シリーズ搭載モデルなので、NVIDIA DLSSフレーム生成に対応しています。

モンスターハンターワイルズ

モンスターハンターワイルズ
スクロールできます
解像度設定スコア / FPS / 評価
4K
3840×2160
ウルトラ4978 / 27 fps【動作困難
6644 / 38 fps【設定変更が必要
フルHD
1920×1080
ウルトラ14602 / 86 fps【快適
18549 / 108 fps【快適

フレームレートはベンチマークの平均fpsです。フレーム生成を有効。

最新重量級ゲームの「モンスターハンターワイルズ」でもフルHD最高画質で快適評価でした。モンスターハンターワイルズの推奨動作要件を満たしているので快適に楽しめるでしょう。

ゲーム性能まとめ

RTX 4060は描画負荷の高い重いゲームも楽しめる高性能グラフィックスを搭載しています。

4K解像度やWQHD解像度を求める方はより高性能なグラフィックスがおすすめですが、フルHD解像度でコスパ良く楽しむならRTX 4060で十分快適です。コストという観点からも非常におすすめのゲーム性能です。

解像度性能評価
4K解像度
WQHD解像度
フルHD解像度

CPU性能

CPU性能をチェックしました。

CINEBENCH

CINEBENCH

「CINEBENCH 2024」はCGレンダリング性能を測定するベンチマークテストです。

CINEBENCH 2024(マルチ)
Core i9-14900KF
2065
Core i7-14700KF
1728
Core i7-14700
1322
Core i5-14400F
729

CINEBENCH 2024マルチスコア参考比較

表は「CINEBENCH 2024」を当サイトでテストした比較になります。今回お借りしたモデルは「Core i7-14700」です。 

Core i7とCore i5では性能差がありますが、価格差もあるので悩ましい所。予算が潤沢ならCore i7一択ですが、動画編集や本格的なゲームがメインでは無い場合にはCore i5でも十分でしょう。

Core i5でもほとんどのゲームが快適に動作するので、一般的な用途ならCore i5の方がコスパ的には良いです。予算や用途に応じて選定していきましょう。

ストレージの速度

ストレージの速度

ゲームではSSDにインストールするとロード時間が短縮される効果や、カクつきを抑える効果が見込めます。

お借りしたモデルには標準で500GBのNVMe SSDが搭載されていました。 ※モデルによっては256GBのモデルもあります。

2025年2月現在で500GBから1TBにカスタマイズすると+¥60,500円、2TBにカスタマイズで+141,900円となっているので大容量ストレージを搭載する事は可能ですが、非常に高額な料金となる点は注意になります。

「ThinkCentre Neo Ultra」は1TBにカスタマイズすると高額なので、個人的には512GBで運用するのがおすすめです。容量不足を感じたら外付けストレージの活用もおすすめです。

2TBカスタマイズだと14万円程度ですが、外付けSSDなら3万円程度で買えるのでコスパが良いです。

こちらの外付けSSDの接続はUSB Type-Cですが、ThinkCentre Neo Ultraの前面にType-C端子があるので簡単に接続も出来ます。

消費電力

アイドル時高負荷時

消費電力はワットチェッカー(REX-BTWATTCH1)で計測しています。高負荷時は3DMARKのFireStrikeを開始した序盤の消費電力の計測です。数値の変動があるので参考程度に見てみて下さい。

温度

温度

室温22℃環境での計測になります。

計測ソフトは「HWMonitor-PRO」を用いて、アイドル時と3DMARKのFireStrikeおよびCINEBENCH 2024を10分間実行した際の最大温度になります。

タワー型のゲーミングPCと比較すると冷却性能は低くなるので一長一短になります。コンパクトさを取るか冷却性能を取るかという2択になる印象です。

静音性

静音性
アイドル時3DMARK
40.1 db47.7 db

アイドル時と3DMARKのFire Strikeを実行した時の騒音デシベルを計測しました。無響室で計測した訳で無く、一般的な住宅で計測した数値になっているので参考程度に見てみて下さい。

FireStrike実行時の中で最も動作音の大きい数値です。環境の下限は40db前後です。

まとめ

まとめ

出典:レノボ公式サイト

「ThinkCentre Neo Ultra」は、コンパクトなサイズが魅力の小型PCです。

コンパクトながら非常に高性能な構成で「Core i7-14700」&「RTX 4060」を搭載していたので、最新ゲームをフルHD解像度で快適に楽しめる性能を持っていました。

コンパクトながらタワー型の普通のゲーミングPCと遜色ない性能が出るのも魅力です。

デメリット部分としては、普通のタワー型なら簡単に自分で増設や換装が可能ですが、サイズが小さいので難しい点や、冷却性能的には普通のゲーミングPCと比較すると劣るという点でしょう。

その辺りで問題なければ、普段使いもサクサクでストレスフリーなので、処理性能が高いコンパクトPCを探している方や、コンパクトなサイズのゲームも楽しめるPCを探している方におすすめです。

こんな方におすすめ
  • コンパクトなサイズ感を求める方
  • フルHD解像度で最新ゲームを楽しみたい方
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