ドスパラさんから『GALLERIA QSF965HE』の実機を貸して頂けたので性能含めてレビューしていきます。ガレリア QSF965HEはGTX965Mを搭載したコストパフォーマンスの高いゲーミングノートPCになります。
ネトゲなどをプレイしていて今お使いのPCが重いから新しいゲームも出来るノートPCが欲しいなというニーズにはぴったりだと思います。記事執筆時ではゲームノートPCランキング1位になっています。それも頷けるスペックと価格が両立している製品です。詳しくみていきましょう。
ガレリア QSF965HEの外観
天板
天板はエッジのラインが入っておりゲーミングPCライクなデザインになっていてカッコイイです。ガレリアのロゴも黒によく映えています。
右側側面
右側側面にはオーディオ端子、USB×2、SDカードリーダーが配置されています。
左側側面
左側側面には特に何もありません。カスタマイズの項目を見ても光学ドライブのカスタマイズのオプションが無いので光学ドライブは非搭載になります。必要な方は外付けの光学ドライブが販売されているのでそれを使うという使い方になるかと思います。
前面
前面は赤のフィルターのような物がアクセントになっています。
メッシュのようになっていますが、ここから熱が排出されるという事はありませんでした。
背面
背面から排熱される仕組みです。なのでゲームなどの高負荷時にはこちらから排熱されます。
背面にあるのは電源とHDMI端子、LANポート、USB3.0×2、USB 3.1(TypeC)になっています。
正面
ディスプレイは非常に発色も良く見やすく綺麗です。キーボードはバックライトキーボードで赤く光ります。またゲームでよく使うWASDが赤く縁取られていて分かりやすくなっています。また、HD画質のWEBカメラも搭載しています。
キーボード
全体的なキー配列は上記のようになっています。キーボード上部の左には電源ボタンがあります。右上にあるボタンはFANを最大まで上げて冷却するボタンです。
ゲームプレイで嬉しいWindows Keyを無効にしてくれるキーも搭載しています。「Fn」キーと[F2]キーを押すことでWindows Keyを有効・無効に切り替える事が可能です。
タッチパッド
タッチパッドはボタンの境目が見えない仕様になっています。
ガレリア QSF965HEのスペック
OS | Windows10 |
---|---|
CPU | Core i7-6700HQ |
GPU | GeForce GTX 965M (4GB) |
メモリ | 8GB(DDR4) |
マザーボード | HM170 |
HDD | SSD 250GB+HDD 1TB |
ディスプレイ | 15.6 インチ フルHD 非光沢ワイド液晶ディスプレイ |
サイズ | 386.25(幅)×264.9(奥行き)×37(高さ) mm |
重量 | 約 2.75kg |
※情報は記事執筆時のものになります。最新の詳細は公式ページでご確認下さい。
各種ベンチマークを計測
ファイナルファンタジー XIV 蒼天のイシュガルド
FF14の蒼天のイシュガルドのベンチマークはスコアが7000を超えると非常に快適の評価が出ます。最高品質だと7000を超えませんでしたが、高品質なら7000を超えてくるので十分快適に動作します。
設定 | 画面サイズ | DirectX | スコア |
---|---|---|---|
最高品質 | 1920×1080 | 11 | 5633 |
高品質 | 1920×1080 | 11 | 8069 |
標準品質 | 1920×1080 | 11 | 11522 |
最高品質 | 1920×1080 | 9 | 7322 |
高品質 | 1920×1080 | 9 | 10169 |
標準品質 | 1920×1080 | 9 | 14290 |
ドラゴンクエストX
ドラクエ10では最高品質ですごく快適評価が出ているので全く問題無く快適にプレイする事が可能です。
設定 | 画面サイズ | スコア |
---|---|---|
最高品質 | 1920×1080 | 15124 |
標準品質 | 1920×1080 | 16294 |
低品質 | 1920×1080 | 17889 |
ドラゴンズドグマオンライン
スコアが7000を超えると「とても快適」の評価になります。スコアが7000を超えているのでドラゴンズドグマも快適にプレイ可能です。
設定 | 画面サイズ | スコア |
---|---|---|
最高品質 | 1920×1080 | 8574 |
標準品質 | 1920×1080 | 8994 |
低品質 | 1920×1080 | 8989 |
モンスターハンター第三弾(大討伐)
通常時のMHFはもちろん問題無くプレイ可能です。High Grade Editionでも快適にプレイする事が可能なスペックです。
設定 | 画面サイズ | スコア |
---|---|---|
最高設定 | 1920×1080 | 11374 |
PSO2ベンチマーク ver.4
公式では5001以上の性能があれば快適という見解が出ていますが、最高設定の簡易設定の6でも高い数値が出ています。PSO2でも快適にプレイ可能です。
設定 | 画面サイズ | スコア |
---|---|---|
簡易設定6(最高設定) | 1920×1080 | 13406 |
簡易設定5 | 1920×1080 | 20501 |
3DMark
画像はクリックで拡大します。3DMarkは3Dゲームのパフォーマンスを計測する世界標準のベンチマークソフトです。 Fire StrikeについてはゲーミングPC用のベンチマークになるのでゲーミングPCの場合は基本的にFire Strikeを参考にするといいでしょう。Fire Strike Ultraは4Kでの3Dゲームのパフォーマンスを計測しています。
Graphics scoreはその名の通りグラフィックスのスコアになります。グラフィック性能だけ比較するならこの数値を比較しましょう。Physics scoreはCPUのスコアになり、combined scoreはCPUとGPUの総合的なスコアで最終的に総合的なスコアが一番上に出ているスコアになります。
3Dmark | スコア | Graphics score | Physics score | Combined score |
---|---|---|---|---|
Fire Strike | 5318 | 6093 | 9609 | 2027 |
Fire Strike Ultra | 1420 | 1386 | 9620 | 678 |
Time Spy
Time SpyはDirect12に対応したベンチマークテストになります。
スコア | Graphics score | CPU test |
---|---|---|
1882 | 1723 | 3971 |
SSD&HDDの速度
SSDを搭載しているのでプレイ頻度の高いゲーム等をSSDにインストールして、普段使わないようなゲームや動画ファイルなどの大容量のファイルをHDDに振り分けて使い分ける事が可能です。
まとめ・総評
総評としては冒頭で述べた通り、スペックもオンラインゲームなどが快適に遊べるスペックで、価格もコストパフォーマンスに優れており人気が出るのも頷けます。ざっと競合他社のゲーミングノートPCを調べてみましたが、比較してもこのスペックと価格は無いと思います。(記事執筆時2016/09/25)
デメリットは無いの?と気になる方もいると思うので強いてあげるなら光学ドライブが非搭載な点です。ですが、人によっては全く使わないという方もいるのでここは好みが分かれるかと思います。
必要なら外付けの光学ドライブを使用するという手もあります。自宅で使うのであれば十分ですが、持ち運びを想定していてなおかつ光学ドライブを使用する頻度が高いのであればガレリア QHF965HEを選択するのも手です。
ガレリア QSF965HEの購入を検討している方の中にはガレリア QHF965HEも検討しているという方もいると思います。ガレリア QHF965HEも実機レビューしているので併せて参考にして下さい。
⇒【ドスパラ】GTX965M搭載ガレリア QHF965HEの実機&性能レビュー
外観の違いもありますが、CPUの差、マザーボードの差、そしてバックライトキーボードの有無の差です。特にバックライトキーボードは個人的には絶対にあった方がいい派なのでガレリア QSF965HEを個人的には推したいです。
ただ、ガレリア QHF965HEには光学ドライブが搭載されているというメリットと価格が安いというメリットがあります。比較・検討して自分に必要な方を選択するのがいいでしょう。