マウスコンピューターさんから「G-Tune HP-A-3080Ti」の実機をお借りしたのでレビューをしていきます。
「G-Tune HP-A-3080Ti」は、「GeForce RTX 3080Ti」を搭載した最新ハイエンドモデル。
4K解像度や高fpsを出したい方におすすめの最高峰クラスのスペックを持ったゲーミングPCです。
スペック
G-Tune HP-A-3080Ti | ||
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CPU | Ryzen 9 5900X | |
グラフィック | RTX 3080 Ti(12GB) | |
メモリ | 32GB | |
ストレージ | 1TB NVMe SSD 4TB HDD |
|
ケース | フルタワー |
執筆時では「G-Tune HP-A-3080Ti」はRyzen 7 5800X搭載です。
今回のモデルはCPUをRyzen 9 5900Xにカスタマイズしたモデルの実機レビューとなっています。
外観デザイン
PCケースはダーククロム強化ガラス、ヘアライン処理のアルミパネルが特徴的なフルタワー型です。
正面インターフェースはUSB3.0×2、ヘッドフォン出力×1、マイク入力×1、USB2.0×2が配置されています。USBが4つも接続できるのは便利です。
背面の映像出力端子は「HDMI端子、DisplayPort端子x3」となっています。複数のモニターを繋ぐ用途でも活用出来ます。
底面は堅牢性の高い大型スタンドが搭載されており、スムーズなエアフローの確保に貢献。ワンタッチで着脱ができるダストフィルターも付いています。
内観
内部は電源が左上にあり、その下にマザーボード、右側にストレージの格納があります。
ストレージはSSD×2台が搭載可能です。CPUクーラーは冷却能力の高い水冷CPUクーラーが搭載されていました。
電源は右側面を開閉するとアクセス可能です。HDDと光学ドライブもこちらからアクセス出来ます。
PCケースの特徴を以下にまとめました。
- ケースの質感が良い
- フルタワーなのでサイズは大きい
- フロントフェイスの高級感が高い
- コンソールパネルが上部に付いていてアクセスしやすい
- 底面にダストフィルターが付いている
ゲーム性能
ベンチマークソフトを使用してゲームのパフォーマンスをチェックしました。
3DMARK
3DMARKのFireStrikeはDirectX 11、TimeSpyはDirectX 12のパフォーマンスを計測する定番ベンチマークソフトです。
構成 | 3DMARK TimeSpy |
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Ryzen 9 5900X RTX 3080 Ti |
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Core i9-11900K RTX 3080 Ti |
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Ryzen 9 5900X RX 6800 XT |
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Core i9-10900K RTX 3080 |
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Ryzen 7 5800X RTX 3080 |
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Ryzen 7 5800X RTX 3070 Ti |
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Core i7-11700 RTX 3070 Ti |
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Core i7-10700K RTX 3070 |
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Core i7-11700K RX 6700 XT |
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Core i7-10700 RTX 3060 |
当サイトでテストしたTimeSpyの参考スコア比較です。
RTX3080Tiはトップレベルのゲーミング性能を持ったハイエンドモデルです。
最強クラスのゲーミングPCが欲しい方におすすめの性能です。
ファイナルファンタジー15
解像度 | 設定 | スコア / FPS / 評価 |
---|---|---|
4K 3840×2160 |
高 | 8215 / 82 fps 【快適】 |
WQHD 2560×1440 |
高 | 13320 / 133 fps 【非常に快適】 |
フルHD 1920×1080 |
高 | 16794 / 167 fps 【非常に快適】 |
フレームレートはスコアから算出した数値です。
ファイナルファンタジー15は重量級ゲーム。スコアの評価としては6,000スコア出ていれば快適評価です。12,000スコアで非常に快適になります。
フルHD解像度、WQHD解像度、4K解像度で6,000スコアを超えて快適評価が出ています。RTX3080Tiを搭載しているので4K解像度の重量級ゲームも快適に楽しめます。
製品名 | FF15 高品質比較 |
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Ryzen 9 5900X RTX 3080 Ti |
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Core i9-11900K RTX 3080 Ti |
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Ryzen 9 5900X RX 6800 XT |
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Core i9-10900K RTX 3080 |
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Ryzen 7 5800X RTX 3070 Ti |
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Core i7-11700 RTX 3070 Ti |
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Core i7-10700K RTX3 070 |
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Core i7-11700K RX 6700 XT |
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Core i7-10700 RTX 3060 |
フルHD解像度/高品質の参考スコア比較です。
ファイナルファンタジー14
解像度 | 設定 | スコア / FPS / 評価 |
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4K 3840×2160 |
最高 | 16042 / 108 fps 【非常に快適】 |
WQHD 2560×1440 |
最高 | 24179 / 171 fps 【非常に快適】 |
フルHD 1920×1080 |
最高 | 28971 / 212 fps 【非常に快適】 |
フレームレートはレポート出力の平均フレームレートの数値です。
ファイナルファンタジー14は中程度の描画負荷のゲーム。暁月のフィナーレは15,000スコアで「非常に快適」評価となります。
4K解像度の最高画質設定でも非常に快適に楽しめます。
製品名 | FF14「暁月のフィナーレ」ベンチマーク |
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Ryzen 9 5900X RTX 3080 Ti |
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Core i9-11900K RTX 3080 Ti |
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Ryzen 7 5800X RTX 3070 Ti |
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Core i7-11700 RTX 3070 Ti |
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Ryzen 5 5600X RX 6700 XT |
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Core i7-10700 RTX 3060 |
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Ryzen 7 3700X RTX 3060 |
フルHD解像度/最高品質の参考スコア比較です。
Apex Legends
人気FPSゲームのApexLegendsでは最高画質250fps前後、最低では300fps前後を記録しました。Apex Legendsはフレームレート上限が300fpsなので最高の快適性を持っています。
240Hzのゲーミングモニターと組み合わせて高画質設定でも安定して高FPSを稼ぐ事が出来そうです。
Apex Legendsで高フレームレートを出して快適に楽しめるゲーミングPCです。
解像度 | 設定 | FPS |
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フルHD 1920×1080 |
最高 | |
最低 |
計測場所:オリンパス「ドック」
フォートナイト
人気TPSゲームのフォートナイトは画質を上げると中程度の描画負荷のゲーム。画質を下げると軽いゲームです。
レイトレーシングやNVIDIA DLSSにも対応しているのですが、レイトレーシングを有効にすると重量級ゲームです。
最高画質では220fps前後。最低では450fps超えを記録しました。フォートナイトも高fpsを出して快適に楽しめます。
解像度 | 設定 | FPS |
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フルHD 1920×1080 |
最高 | |
低 |
計測場所:ホーリーハッチェリー、3D解像度は100%に変更
PSO2:NGS
解像度 | 設定 | スコア |
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4K 3840×2160 |
ウルトラ | 13702 |
WQHD 2560×1440 |
ウルトラ | 34585 |
フルHD 1920×1080 |
ウルトラ | 43874 |
PSO2:NGSは10,001以上のスコアで「快適」評価です。設定は最高設定のウルトラ(設定6)です。4K解像度で快適に楽しめます。
製品名 | PSO2:NGSベンチマーク |
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Ryzen 9 5900X RTX 3080 Ti |
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Core i9-11900K RTX 3080 Ti |
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Ryzen 7 5800X RTX 3070 Ti |
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Core i7-11700 RTX 3070 Ti |
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Ryzen 9 5900X RX 6800 XT |
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Ryzen 5 5600X RX 6700 XT |
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Core i7-10700 RTX 3060 |
フルHD解像度/最高設定の参考スコア比較です。
ゲーム性能まとめ
ここまでをまとめます。
RTX3080Ti搭載なので4K解像度の最新ゲーム、オンラインゲーム、重量級ゲームにも対応するハイエンドモデルです。
FPS/TPSゲームで240FPS、タイトルによっては360FPSが余裕で出せる最高のゲーミング性能を持ったゲーミングPCです。
4K解像度 | |
WQHD解像度 | |
フルHD解像度 |
- 4K解像度:FF15のベンチマーク:最高設定で快適評価。
- WQHD解像度:FF15のベンチマーク:最高設定で非常に快適評価。
- フルHD解像度:FF15のベンチマーク:最高設定で非常に快適評価。
CPU性能
CPU性能をチェックしました。
CINEBENCH
「CINEBENCH R23」「CINEBENCH R20」はCGレンダリング性能を測定するベンチマークテストです。
CPU | CINEBENCH R20 |
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Ryzen 9 5900X | |
Ryzen 9 3900X | |
Core i9-10900K | |
Core i9-11900K | |
Ryzen 7 5800X | |
Core i7-11700K | |
Core i7-10700K | |
Ryzen 7 3700X | |
Ryzen 5 5600X |
CINEBENCH R20マルチスコア参考比較
表はCINEBENCH R20を当サイトでテストした比較になります。
一般的なパソコン用途として最高クラスの最新モデル「Ryzen 9 5900X」は、12コア24スレッドの驚異的な性能を誇る高性能モデルです。極めて高いCPUパフォーマンスを持っています。
ベンチマーク
PC MARK10
PCMark 10 | Essentials | Productivity | DCC |
8401 | 9702 | 11236 | 14763 |
パソコンの総合的なパフォーマンスを計測するベンチマークソフトが「PCMark 10」です。
Essentialsはアプリケーションの起動速度、Webブラウジング、ビデオ会議などのPCの基本性能を計測します。
Productivityはオフィスソフトの性能、Digital Content Creation(DCC)は写真編集、動画編集などのクリエイティブ系ソフト性能のスコアとなっています。
構成 | PC MARK10 |
---|---|
Ryzen 9 5900X RTX 3080 Ti |
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Core i9-11900K RTX 3080 Ti |
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Ryzen 9 5900X RX 6800 XT |
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Ryzen 7 5800X RTX 3070 Ti |
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Core i7-11700K RX6700XT |
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Core i9-10900K RTX 3070 |
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Core i7-10700 RTX 3060 |
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Ryzen 7 3700X RTX 3060 |
PC MARK10参考比較
ストレージの速度
NVMe SSD | HDD |
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ゲームではSSDにインストールするとロード時間が短縮される効果や、カクつきを抑える効果が見込めます。
「G-Tune HP-A-3080Ti」には1TBのNVMe SSDが搭載されていました。 パソコンの動作がサクサクで、ゲームでもストレスフリーです。
消費電力
アイドル時 | 高負荷時 |
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消費電力はワットチェッカー(REX-BTWATTCH1)で計測しています。高負荷時は3DMARKのFireStrikeを開始した序盤の消費電力の計測です。数値の変動があるので参考程度に見てみて下さい。
温度
室温26℃環境での計測になります。計測ソフトはHWMONITOR-PROを用いてアイドル時と3DMARKのFireStrikeおよびCINEBENCH R20を実行した際の最大温度になります。
冷却性能が極めて高いゲーミングPCです。
静音性
アイドル時 | 3DMARK |
43.2 db | 48.2 db |
アイドル時と3DMARKのFire Strikeを実行した時の騒音デシベルを計測しました。無響室で計測した訳で無く、一般的な住宅で計測した数値になっているので参考程度に見てみて下さい。
FireStrike実行時の中で、最も動作音の大きい数値です。環境の下限は41db前後です。
まとめ
「G-Tune HP-A-3080Ti」は最新ハイエンドグラフィックス「GeForce RTX3080Ti」が搭載。
4K解像度のゲームや240FPS、タイトルによっては360FPSを出す事が出来る最高峰のゲーミングPCです。
最新ゲーム、動画編集、実況配信などの重いゲームや重い作業も快適に使える高い処理能力も持っています。
また、ケースの質感もとても良く、冷却能力の高い水冷CPUクーラーが搭載している点も良いです。
- 筐体の質感が良いモデルを探している方
- 4K解像度の最重量級ゲームをプレイしたい方
- eスポーツタイトルで高fps出したい方
- 高性能CPU搭載で快適にゲームを楽しみたい方