マウスコンピューターさんから「G-Tune H6-I9G80BK-A」の実機をお借りしたのでレビューしていきます。
「G-Tune H6-I9G80BK-A」は、24コア32スレッドの「Core i9-13900HX」と「GeForce RTX 4080 Laptop GPU」が搭載。
グラフィックボードに「RTX 4080」が搭載しているので、WQXGA液晶で快適にゲームを高精細な映像表示で楽しめます。外部モニターに接続すれば4K解像度も視野に入るゲーミング性能を持っています。
G-Tune H6-I9G80BK-Aのスペック
スペック | |
---|---|
CPU | Core i9-13900HX |
グラフィック | RTX 4080(12GB) |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 1TB NVMe SSD |
液晶 | 16型 2560×1600 WQXGA(240Hz) |
無線 | Wi-Fi 6 |
重量 | 約2.34kg |
動作時間 | 約 5時間 |
外観デザイン
カラーはブラックで、WEBカメラは液晶上部に設置されています。液晶は16インチでWQXGA解像度(2560×1600)、リフレッシュレートは240Hzです。
液晶はノングレアパネル採用なので、映り込みが少なく長時間のゲームや作業に最適です。
天板にはG-Tuneのロゴが配置されています。天板の開閉は片手でも浮かないです。
筐体はさらさらした材質で、指紋が付きにくいです。
入出力ポート
左側面には、USB3.1、マイク/ヘッドホン出力端子があります。左側にイヤホン端子があると右利きの方は便利に感じます。
背面側には、水冷チューブの接続ポート、Thunderbolt4、HDMI、有線LAN、電源入力があります。背面に映像端子があると接続する際にケーブルが邪魔にならないので良いです。
右側面にはSDカードリーダー、USB3.0×2があります。
外付けのSSDを接続してストレージを確保したり、外部モニターと接続してマルチディスプレイ化したり、マウスなどのUSB機器と接続する際にも過不足なく使える入出力ポートが装備されています。
キーボード
キーボードはテンキーありです。日本語配列102キーボードとなっています。
複数のキーの同時押しに対応したNキーロールオーバー対応キーボードなので、FPS/TPSゲーマーにもおすすめのキーボードです。
また、視認性を高めるバックライトLEDが搭載しているので、場所を問わず快適に文字打ちが行なえます。
実際に操作すると、文字も打ちやすく、タッチパッドが大きいので使いやすいノートPCでした。
カラーの設定は付属ソフトの「mouse Control Center」で行う事ができます。4ゾーン設定対応のRGBLEDキーボードなので、レインボーカラーなどの設定が可能です。
重量
本体が2340gで、ACアダプターの重量は939g(コンセント含む)でした。G-Tune H5-LCではACアダプターの重量が1,038gでしたので、若干軽くなっています。
G-Tune H6-I9G80BK-Aには、大容量の330W ACアダプターが採用されています。G-Tune H5-LCには280W ACアダプターが付属していたため、50W電源容量が増えてパフォーマンスが向上しています。なのに、ACアダプターの重量は軽いです。
ゲーム性能
「G-Tune H6-I9G80BK-A」のゲーム性能はどの程度快適なのかをチェックしました。計測は有線接続で行っています。
3DMARK
3DMARKのTimeSpyはDirectX 12のパフォーマンスを計測する定番ベンチマークソフトです。
表は当サイトでテストしたノートPCのTimeSpyの参考スコア比較です。
「G-Tune H6-I9G80BK-A」は、3DMARK TimeSpyでテストすると「16734」スコアとなりました。
従来モデルの「G-Tune H5-LC」と比較すると57%性能アップです。水冷BOXについてはG-Tune H5-LCのレビューで書いているので参考にしてみて下さい。水冷ボックスを付けるとより性能が向上するでしょう。
ファイナルファンタジー15
解像度 | 設定 | スコア / FPS / 評価 |
---|---|---|
3840×2160 | 高 | 7277 / 72 fps【快適】 |
標準 | 8410 / 84 fps【快適】 | |
軽量 | 11755 / 117 fps【とても快適】 | |
2560×1440 | 高 | 12903非常に快適】 | / 129 fps【
標準 | 16475非常に快適】 | / 164 fps【|
軽量 | 20828非常に快適】 | / 208 fps【|
1920×1080 | 高 | 16703 / 167 fps【非常に快適】 |
標準 | 20631 / 206 fps 【非常に快適】 | |
軽量 | 22222 / 222 fps【非常に快適】 |
ファイナルファンタジー15は、6,000スコアで「快適」、12,000スコアで「非常に快適」評価になります。
WQHD/FHD最高設定で「非常に快適」評価です。4K解像度でも「快適」評価が出ています。
PSO2:NGS
解像度 | 設定 | スコア / 評価 |
---|---|---|
3840×2160 | ウルトラ | 11144【快適】 |
中 | 37186【快適】 | |
最低 | 48628【快適】 | |
2560×1600 | ウルトラ | 26703快適】 | 【
中 | 45669快適】 | 【|
最低 | 49864快適】 | 【|
1920×1080 | ウルトラ | 44123【快適】 |
中 | 49343【快適】 | |
最低 | 50156【快適】 |
PSO2:NGSは「10,001以上」のスコアで「快適」評価です。「5,001~10,000」で標準的な動作、「5,000未満」で重い動作判定となります。
4K/WQXGA/FHD最高設定で「快適」評価です。
BLUE PROTOCOL
解像度 | 設定 | スコア / FPS / 評価 |
---|---|---|
3840×2160 | 最高 | 10378 / 73 fps【極めて快適】 |
高 | 15262 / 106 fps【極めて快適】 | |
低 | 32973 / 225 fps【極めて快適】 | |
2560×1600 | 最高 | 25603極めて快適】 | / 129 fps【
高 | 18992極めて快適】 | / 175 fps【|
低 | 41413極めて快適】 | / 290 fps【|
1920×1080 | 最高 | 29679 / 209 fps【極めて快適】 |
高 | 34712 / 248 fps 【極めて快適】 | |
低 | 48649 / 352 fps【極めて快適】 |
BLUE PROTOCOLは、「8000~8999」スコアで「快適」、「10000スコア以上」で「極めて快適」評価になります。
4K/WQXGA/FHD最高設定で「極めて快適」評価です。
ファイナルファンタジー14
解像度 | 設定 | スコア / FPS / 評価 |
---|---|---|
3840×2160 | 最高 | 13441 / 91 fps【とても快適】 |
高(ノート) | 18646 / 125 fps【非常に快適】 | |
標準(ノート) | 23906 / 163 fps【非常に快適】 | |
2560×1600 | 最高 | 23494非常に快適】 | / 161 fps【
高(ノート) | 27873非常に快適】 | / 196 fps【|
標準(ノート) | 32877非常に快適】 | / 234 fps【|
1920×1080 | 最高 | 30721 / 218 fps【非常に快適】 |
高(ノート) | 33880 / 241 fps 【非常に快適】 | |
標準(ノート) | 35530 / 253 fps【非常に快適】 |
ファイナルファンタジー14 暁月のフィナーレは、8,000スコアで「快適」、15,000スコアで「非常に快適」評価になります。
WQXGA/FHD最高設定で「非常に快適」評価です。4K解像度の最高画質でも「とても快適評価」が出ています。
ドラクエ10
解像度 | 設定 | スコア / FPS / 評価 |
---|---|---|
3840×2160 | 最高 | 25510【すごく快適】 |
1920×1080 | 最高 | 25509【すごく快適】 |
ドラクエ10のような軽めのゲームは「すごく快適」に動作します。
フォートナイト
最高設定
最低設定
人気TPSゲームのフォートナイトのWQXGA解像度/最高画質では70fps前後。最低では160fps前後を記録。
設定を下げると160fpsを超えるフレームレートで動作していました。
Apex Legends
最高設定
最低設定
人気FPSゲームのApexLegendsではWQXGA解像度/最高画質170fps前後、最低では240fps前後を記録しました。
240Hzの高リフレッシュレートモニターを活かせるフレームレートが出ているので、ApexLegendsを非常に滑らかな映像表示で快適に楽しめます。
サイバーパンク2077
DLSS 3対応タイトル
解像度 | 設定 | FPS |
---|---|---|
3840×2160 | レイトレ:ウルトラ | 48 fps |
ウルトラ | 63 fps | |
高 | 84 fps | |
低 | 106 fps | |
2560×1600 | レイトレ:ウルトラ | 88 | fps
ウルトラ | 118 | fps|
高 | 149 | fps|
低 | 182 | fps|
1920×1080 | レイトレ:ウルトラ | 146 | fps
ウルトラ | 202 fps | |
高 | 236 | fps|
低 | 256 fps |
RTX 40シリーズなので、NVIDIA DLSS 3に対応。ゲーム内のフレーム生成を有効にする事で、4K解像度も視野に入る高フレームレートが出ています。
Forza Horizon 5
DLSS 3対応タイトル
解像度 | 設定 | FPS |
---|---|---|
3840×2160 | エクストリーム | 99 fps |
高 | 119 fps | |
低 | 129 fps | |
2560×1600 | エクストリーム | 152 fps |
高 | 195 fps | |
低 | 217 fps | |
1920×1080 | エクストリーム | 201 fps |
高 | 272 fps | |
低 | 312 fps |
Forza Horizon 5もNVIDIA DLSS 3に対応しています。4K解像度も快適な高フレームレートが出ています。
ゲーム性能まとめ
「G-Tune H6-I9G80BK-A」のゲーム性能は、レイトレーシング対応のサイバーパンク2077やFF15などの重めのゲームでもネイティブ解像度のWQXGA(2560×1600)最高画質で60fps超えの性能です。
DLSS 3対応のゲームなら高いフレームレートを出せるので、最新ゲームを高解像度で快適にプレイしたい方におすすめのゲーム性能です。
ゲーム | 評価 |
---|---|
4K | |
WQXGA(ネイティブ) | |
フルHD |
CPU性能
CINEBENCH R23はCGレンダリング性能を測定するベンチマークテストです。
「G-Tune H6-I9G80BK-A」には最新の「Core i9-13900HX」が搭載。
「Core i9-13900HX」のCPU性能は、従来モデルの「G-Tune H5-LC」に搭載されていた「Core i9-12900H」と比較すると大幅なパフォーマンスアップとなっています。
ストレージ速度
容量は1TBのNVMe SSDが搭載されています。HDDでカクつくゲームもあるのでNVMe SSDにゲームをインストールするのがおすすめです。
消費電力
アイドル時 | 高負荷時 |
---|---|
83.1 W | 265 W |
消費電力はワットチェッカー(REX-BTWATTCH1)で計測しています。高負荷時は「3DMark FireStrike」実行時の数値です。
温度
筐体の温度
「FF14 暁月のフィナーレ」ベンチマークをフルHD/最高品質で、1時間ループさせた際の温度をチェックしました。
室温は25℃。キーボード周辺の最高温度が42℃程度でWASD周辺は36℃前後でした。
WASD周辺やパームレスト部分は温度が低いので、ゲームをプレイしていてもあまり気になる事は無いでしょう。
内部の温度
計測ソフトは「HWMONITOR-PRO」です。「アイドル時」「3DMARKのFireStrike」「CINEBENCH R23」を10分間実行した際の最大温度になります。室温25℃環境での計測になります。
静音性
アイドル | 高負荷時 |
---|---|
40.9 db | 54.7 db |
アイドル時と3DMARKのFire Strikeを実行した時の騒音デシベルを計測しました。
無響室で計測した訳で無く、一般的な住宅で計測した数値になっているので参考程度に見てみて下さい。
まとめ
「G-Tune H6-I9G80BK-A」は、最新の「Core i9-13900HX」&「RTX 4080」搭載。最新のゲームタイトルや重いゲームタイトルを高解像度で快適に楽しめるパフォーマンスを持ったゲーミングノートPCです。
NVIDIA DLSS 3にも対応しているので、最新ゲームを高解像度&高フレームレートで快適に楽しめます!
- 最新重量級ゲームを高解像度楽しみたい方
- 「Core i9-13900HX」搭載で圧倒的なCPUパフォーマンスを求める方
- RTX 4080搭載でWQXGA解像度も快適!4Kも視野に入る性能を求める方
- 高精細なWQXGA映像かつ240Hzの滑らかな映像表示を求める方
- 光るキーボード搭載モデルが欲しい方