ドスパラさんから「raytrek R5-TA5」の実機をお借りしたのでレビューしていきます。
「raytrek R5-TA5」の特徴は、8コア16スレッドの優れた処理性能が魅力の「Core i7-11800H」が搭載し、グラフィックスには「GeForce RTX 3050」が搭載しているので、快適にクリエイティブ作業を行いたい方におすすめのモデルです。
raytrek R5-TA5のスペック
raytrek R5-TA5 | ||
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CPU | Core i7-11800H | |
グラフィック | RTX 3050(4GB) | |
メモリ | 32GB | |
SSD | 1TB NVMe SSD | |
液晶 | 15.6型 フルHD 60Hz sRGBカバー率 約99% AdobeRGBカバー率約76% |
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無線 | Wi-Fi 6 | |
重量 | 約 2.0kg | |
動作時間 | 約6.3時間 |
外観
カラーはグレー色です。WEBカメラは液晶上部に設置されています。
液晶は15.6型でフルHD解像度(1920×1080)、リフレッシュレート60Hz、sRGBカバー率 約99%(sRGB比約100%) / AdobeRGBカバー率約76% (AdobeRGB比約77%)となっています。
sRGBカバー率99%(sRGB比約100%)色域なので、イラスト制作、写真や動画編集などで活用出来ます。
また、ノングレアなので映り込みが少なく長時間の作業に最適です。
天板にはraytrekのロゴが配置されています。天板の開閉は片手だと筐体が浮きます。
入出力ポート
左側面には、USB2.0、マイク入力、ヘッドフォン出力があります。左側にイヤホン端子があると右利きの方は便利に感じます。
右側面にはカードリーダー、USB3.2×2があります。
背面側にはUSB3.2 Type-C、HDMI端子、LAN端子、電源端子があります。映像出力端子や有線LAN、電源が背面にあるのは接続する際に便利です。
作業効率が上がるマルチディスプレイでクリエイティブな作業も出来ます。
キーボード
キーボードは10キー付きです。日本語配列の102キーボードとなっています。
右奥には動作モードの切り替えスイッチと電源ボタンがあります。
キーボードの「LEDバックライト」は夜間時の作業も快適です。カラーは付属ソフトで変更可能です。
重量
本体が1,895gでACアダプターの重量は564gでした。本体とACアダプターを合計すると2,441gとなります。軽量で持ち運びにも適しています。
ゲーム性能
「raytrek R5-TA5」は、ゲームでどの程度快適なのかをチェックしました。
以下のベンチマークテストは、最新の「NVIDIA Studioドライバー」を使用し、電源設定は「ゲームモード」で計測しています。
3DMARK
3DMARKのFireStrikeはDirectX 11、TimeSpyはDirectX 12のパフォーマンスを計測する定番ベンチマークソフトです。
構成 | 3DMARK TimeSpy |
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Core i7-11800H RTX 3060 |
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Core i5-11400H RTX 3060 |
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Core i5-11400H RTX 3050 Ti |
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Core i7-11800H RTX 3050 |
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Ryzen 7 4800H GTX 1650 Ti |
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Core i7-10750H GTX 1650 |
表は当サイトでテストしたTimeSpyの参考スコア比較です。
ファイナルファンタジー15
解像度 | 設定 | スコア / FPS / 評価 |
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フルHD 1920×1080 |
高 | 5083 / 50 fps【やや快適】 |
標準 | 7352 / 73 fps 【快適】 | |
軽量 | 9373 / 93 fps【とても快適】 |
フレームレートはスコアから算出した数値になります。
ファイナルファンタジー15は重量級ゲーム。スコアの評価としては6,000スコアで「快適」、12,000スコアで「非常に快適」になります。
重量級ゲームは標準質設定で「快適」評価です。
製品名 | FF15 高品質比較 |
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Core i7-11800H RTX 3060 |
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Core i5-11400H RTX 3060 |
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Core i5-11400H RTX 3050 Ti |
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Core i7-11800H RTX 3050 |
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Ryzen 7 4800H GTX 1650 Ti |
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Core i5-11400H GTX 1650 |
フルHD解像度/高品質の参考スコア比較です。
ファイナルファンタジー14
解像度 | 設定 | スコア / FPS / 評価 |
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フルHD 1920×1080 |
最高 | 13253 / 91 fps【とても快適】 |
高 | 16311 / 116 fps 【非常に快適】 | |
標準 | 19792 / 145 fps【非常に快適】 |
フレームレートはレポート出力の平均フレームレートの数値になります。高 / 標準はノートPC。
ファイナルファンタジー14は中程度の描画負荷のゲーム。暁月のフィナーレは8,000スコアで「快適」、15,000スコアで「非常に快適」評価になります。
最高設定で「とても快適」評価です。
製品名 | FF14「暁月のフィナーレ」ベンチマーク |
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Core i7-11800H RTX 3060 |
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Core i5-11400H RTX 3060 |
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Core i7-11800H RTX 3050 |
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Core i5-11400H RTX 3050 Ti |
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Core i5-11400H GTX 1650 |
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Ryzen 7 4800H GTX 1650 Ti |
フルHD解像度/最高品質の参考スコア比較です。
PSO2:NGS
解像度 | 設定 | スコア / 評価 |
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フルHD 1920×1080 |
ウルトラ | 6856【標準的】 |
中 | 25448【快適】 | |
最低 | 43608【快適】 |
PSO2:NGSは「10,001以上」のスコアで「快適」評価です。「5,001~10,000」で標準的な動作、「5,000未満」で重い動作判定となります。
製品名 | PSO2:NGSベンチマーク |
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Core i7-11800H RTX 3060 |
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Core i5-11400H RTX 3060 |
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Core i5-11400H RTX 3050 Ti |
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Core i7-11800H RTX 3050 |
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Ryzen 7 4800H GTX 1650 Ti |
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Core i5-11400H GTX 1650 |
フルHD解像度/最高設定の参考スコア比較です。
ゲーム性能まとめ
ここまでをまとめます。
重いゲーム | |
中程度のゲーム | |
軽いゲーム |
- 重量級:FF15のベンチマーク:最高設定でやや快適評価。
- 中量級:FF14のベンチマーク:最高設定でとても快適評価。
- 軽量級:軽めのゲームの動作は非常に快適です。
CPU性能
CINEBENCH R23/R20はCGレンダリング性能を測定するベンチマークテストです。クリックで拡大します。
製品名 | CINEBENCH R23マルチスコア比較 |
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Core i7-11800H | |
Ryzen 7 5800H | |
Ryzen 7 4800H | |
Core i7-10870H | |
Core i5-11400H | |
Core i7-11800H(本機) |
CINEBENCH R23マルチスコア参考スコア比較です。
第11世代インテル「Core i7-11800H」は、8コア16スレッドで最大4.6GHz駆動のCPUです。クリエイティブなソフトやゲームなど高負荷な用途でも活躍できる高性能CPUです。
他のモデルと比較すると数値が出ていないように見受けられます。
ノートPCは電源設定によってパフォーマンスが変わるのでその影響かもしれません。
電源設定「ゲームモード」で計測しています。付属ソフトの「Control Center」では、「エンターテイメント」「ゲームモード」の2つの動作モードの変更が出来ます。
ベンチマーク
PC MARK10
PCMark 10 | Essentials | Productivity | DCC |
5876 | 8662 | 8786 | 7236 |
パソコンの総合的なパフォーマンスを計測するベンチマークソフトが「PCMark 10」です。
Essentialsはアプリケーションの起動速度、Webブラウジング、ビデオ会議などのPCの基本性能を計測します。
Productivityはオフィスソフトの性能、Digital Content Creation(DCC)は写真編集、動画編集などのクリエイティブ系ソフト性能のスコアとなっています。
構成 | PC MARK10 |
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Core i7-11800H RTX 3070 |
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Ryzen 7 5800H RTX3060 |
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Core i7-11800H RTX 3060 |
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Core i5-11400H RTX 3060 |
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Core i7-11800H RTX 3050 |
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Core i5-11400H RTX 3050 Ti |
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Ryzen 7 4800H GTX 1650 Ti |
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Core i5-10300H GTX 1650 Ti |
PC MARK10参考比較
SPECviewPerf 13
画像はクリックで拡大します。SPECviewPerf 13はOpenGLの描画性能を比較するベンチマークです。
ストレージ速度
「raytrek R5-TA5」は、1TBのNVMe SSDが搭載されています。OSやアプリケーションの起動が速く、快適な創作環境です。
消費電力
アイドル時 | 高負荷時 |
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消費電力はワットチェッカー(REX-BTWATTCH1)で計測しています。高負荷時はTimeSpy実行時の数値です。
温度
筐体の温度
「FF14 暁月のフィナーレ」ベンチマークを高品質設定(ノート)で、1時間ループさせた際の温度をチェックしてみました。
室温は23℃。キーボード周辺の最高温度が31℃でWASD周辺は28℃でした。
温度が低いので快適に使える印象です。
内部の温度
室温23℃環境での計測になります。
計測ソフトは「HWMONITOR-PRO」を用いて、アイドル時、3DMARKのTimeSpy、CINEBENCH R23を実行した際の最大温度です。
静音性
アイドル | エンタメ | ゲーム |
40.9 db | 44.1 db | 48.1 db |
ACアダプターに接続時。
アイドル時と3DMARKのTimeSpyを実行した時の騒音デシベルを計測しました。
無響室で計測した訳で無く、一般的な住宅で計測した数値になっているので参考程度に見てみて下さい。
まとめ
「raytrek R5-TA5」は、高性能CPU「Core i7-11800H」を搭載し、クリエイティブな作業で活躍する「GeForce RTX 3050」を搭載した「クリエイターの創造力を最大限に引き出すハイパフォーマンスモデル」です。
Adobe Photoshop(写真編集ソフト)では、DirectX 12 をサポートしているグラフィック。Adobe Premiere Pro(動画編集ソフト)では、ビデオメモリ4GBが推奨動作要件になっています。(2021年12月27日調べ)
「GeForce RTX 3050」は、ビデオメモリ4GB搭載しているので写真&動画編集でも使えるモデルになります。
また、メモリ32GBを搭載している点は、写真&動画編集で快適だと実感しているポイントなので、「raytrek R5-TA5」はおすすめです。
お仕事用やクリエイティブ用で使用するパソコンを探している方はチェックしてみて下さい。
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- 暗所でも快適なLEDによる光るキーボード搭載
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- 中程度の重さのゲームをプレイしたい方におすすめです