RTX20シリーズとGTX16シリーズの違いについてまとめました。
レイトレーシング対応ならRTX20シリーズ
RTX20シリーズはRTコア(レイトレーシング専門)とTensorコア(ディープラーニング・深層学習)が搭載されており、RTX対応タイトルのパフォーマンスに期待できます。
RTX対応タイトルの場合には、レイトレーシングやDXR、NVIDIA DLSSという名称がゲーム内にあるので設定を有効にする事でレイトレーシング及び、ディープラーニングを利用したアンチエイリアシングのNVIDIA DLSSが利用出来ます。
レイトレーシングとNVIDIA DLSSはセットで使う事で快適にレイトレーシング対応タイトルが使えるという印象が強いです。
DXRとRTXって何が違うの?
『DXR』はWindows 10 October 2018 Updateより実装されたDirectX 12の拡張で、DXRを経由してレイトレーシングが実行されます。
『RTX』はNVIDIAがレイトレーシングまたはDLSSを利用する技術をRTXと呼んでいます。
RTX 20 SUPERシリーズ
『GeForce RTX2080 SUPER』『GeForce RTX2070 SUPER』『GeForce RTX2060 SUPER』が登場。無印の上位モデルになります。
特にRTX2060に関してはビデオメモリが6GBでしたのでビデオメモリが8GBにアップしたRTX2060 SUPER搭載機がおすすめです。
コスパ重視ならGTX16シリーズ
GTX16シリーズはTuringアーキテクチャ(RTX20シリーズと同じ2018年に登場した最新アーキテクチャ)を採用しつつ、レイトレ関連の機能を省いている特徴があります。
RTX20シリーズには手が出せないという方の救済的な立ち位置のコスパラインです。
リアルタイムレイトレーシングは使えるようになった(GTX1650 SUPER / GTX1650は使用不可)ものの、実質的にはRTX20シリーズと性能の乖離が著しいので期待しない方が良いでしょう。
GTX 16 SUPERシリーズ
GTX 16 SUPERシリーズはGDDR6採用の無印の上位モデルになります。
GTX1660 SUPERはGTX1660Tiと性能的に近いパフォーマンスを持ち、GTX1650 SUPERはGTX1660とGTX1650の中間を埋める性能になります。
まとめ
- RTX20シリーズはRTコアとTensorコアを持った最新のTuringアーキテクチャ採用モデル
- GTX16シリーズはRTコアとTensorコアを持たない最新のTuringアーキテクチャ採用モデル
最先端のリアルなグラフィックスを実現するレイトレーシングに対応したモデルをお探しの方はRTX20シリーズを、レイトレーシングは必要なくコスパ重視でフルHD解像度に対応したゲーミングPCが欲しい方はGTX16シリーズを選ぼう。