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【G-Tune】LITTLEGEARの実機レビュー

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マウスコンピューターさんからLITTLEGEAR i330BA1-FGの実機をお借りしたのでレビューしていきます。

今回レビューするのはG-Tuneの中でミニタワー型のコンパクトなモデルで当サイトとのコラボモデルになります。初心者の方に最適なモデルになっているのでこれからPCゲームをはじめてみたいという方は是非チェックしてみて下さい。

目次

スペック

LITTLEGEAR i330BA1-FG
OS Windows10 64ビット
CPU Core i7-8700
グラフィック GeForce GTX 1060(3GB)
メモリ 8GB
ストレージ HDD 1TB
マザーボード B360

価格・詳細はこちら

レビュー機のスペックになります。現在の商品の詳細や価格については詳細ページにてご確認下さい。

外観をチェック

LITTLEGEARのケースは非常に高級感のあるマットな質感が特徴的です。サイドパネルもメッシュになっていますが、凹凸があったり細かい部分までこだわりが感じられます。

ハンドルが付いてるというのがLITTLEGEARの大きな特徴で、日常生活で考えると模様替えや引っ越しなどの際に非常に便利だと感じます。

左側側面には電源ボタン、USB3.0×2、ヘッドホン、マイク端子があります。PCデスクの上で置く事を想定した時には左側に配置するとアクセスしやすくなると思います。右に配置しても右利きの方なら問題は無いとは思います。

電源を入れていない状態のLITTLEGEARです。赤いラインが前面上部にあります。

電源を投入すると赤く光ります。

電源ボタンは指で触った時に押しやすいように若干の滑り止めのような効果がある加工がしてあります。高級感がありますね。

USB3.0が2つ付いているので基本的には問題無いとは思いますが、足りない方はここにUSBハブを繋ぐなどの施策を打つ事も可能です。

前面下部のG-Tuneのロゴになります。

底面は着脱可能なメッシュカバーが付いています。G-TuneのフラッグシップモデルのMASTERPIECEにも装備されている機構です。

これなら簡単にお掃除する事が出来ます。エアダスターで吹いてもOKですし、水洗いしてもいいと思います。

底面から1.5cm程度の厚さがあるので底面吸気する際にも冷却性能が上がっています。

底面にはゴム足が付いているので滑りづらい工夫も施されています。

背面は上部に電源、左側にマザーボードのインターフェース、下部にグラフィックボードのディスプレイ出力端子が並んでいます。

USBに関してはUSB2.0×2、USB3.0×2の計4つあります。

キーボード(2つ専有するタイプ)、マウス、USB DACを接続しても問題無かったです。

ディスプレイ出力はDisplayPort×3.HDMI、DVI端子が装備されています。DVI端子と接続して144Hzでプレイしましたが問題無かったです。

内部パーツをチェック

内部の構造としては右側に電源、左側にマザーボードというレイアウトでHDDはカバーに装着されています。

CPUファンはデフォルトでサイドフロー型の冷却性能の高いクーラーが搭載されていました。

電源はFSP製の電源が搭載されていました。

マザーボードはASRockのB360-ITXが採用されていました。

メモリはADATA製のメモリが搭載されていました。

Seagate製のHDDが搭載されていました。

グラフィックボードはZOTAC製のGTX1060が搭載されていました。

パーツのメーカーに関しては状況により変更される可能性があります。レビュー機ではこのメーカーのパーツが搭載されていましたという情報になります。

ゲーム性能をチェック

グラフィックボードのスペック

スペック   
搭載チップ NVIDIA
GeForce GTX 1060
メモリ GDDR5
3GB

ファイナルファンタジー XV《重量級》

FF15のベンチマークではスコアが12,000を超えると最高評価の非常に快適になります。現状国産ベンチマークの中でも最も重いベンチマークになります。重量級のゲームをプレイされる方はこのベンチマークを指標にゲーミングPCを選択するのがおすすめになります。

解像度 設定 スコア 評価
3840×2160 高品質 1363 動作困難
2560×1440 高品質 2838 やや重い
1920×1080 高品質 3980 普通

 ファイナルファンタジー XIV 紅蓮の解放者《中量級》

FF14の紅蓮の解放者のベンチマークはスコアが7000を超えると非常に快適の評価が出ます。7000を超えているので、FF14は快適にプレイ可能です。中量級のゲームのプレイを想定してゲーミングPCを選択される方はFF14のベンチマークを指標にして選択するのがおすすめです。

解像度 設定 スコア 評価
3840×2160 最高品質 3264 やや快適
2560×1440 最高品質 6991 とても快適
1920×1080 最高品質 11118 非常に快適

ドラゴンクエストX《軽量級》

すべての設定において最高評価の『すごく快適』評価が出ています。

解像度 設定 スコア 評価
3840×2160 最高品質 11699 すごく快適
1920×1080 最高品質 20799 すごく快適

ドラゴンズドグマオンライン《軽量級》

スコアが7000を超えると最高評価「とても快適」の評価になります。最高設定において”とても快適”の評価が出ています。

解像度 設定 スコア 評価
1920×1080 最高品質 12285 とても快適

モンスターハンター第三弾[大討伐]《軽量級》

モンスターハンターのオンラインでのベンチマークソフトでは24266というスコアが出ています。MHFは60FPS出ずMAX30FPSのゲームなので余裕を持っても15,000を超えていれば安心してプレイ可能です。

画面サイズ スコア
3840×2160 6835
2560×1440 14486
1920×1080 24266

PSO2ベンチマーク ver.4《軽量級》

公式では5001以上の性能があれば快適という見解が出ていますが、最高設定で45055というスコアが出ています。最高設定でも問題無く快適にプレイする事が可能です。

解像度 設定 スコア
1920×1080 簡易設定6 45055
簡易設定5 81338

3DMARK《世界標準》

3DMarkは3Dゲームのパフォーマンスを計測する世界標準のベンチマークソフトです。

Fire StrikeはフルHD、Fire Strike ExtremeはWQHD、Fire Strike ULTRAは4Kのベンチとなっています。Time SpyはDirect12に対応したベンチマークテストになります。

3D MARK 項目 スコア
Fire Strike スコア 10135
Graphics Score 11387
Physics Score 16128
Combined Score 4255
Fire Strike EXtreme スコア 5153
Graphics Score 5284
Physics Score 16071
Combined Score 2339
Fire Strike Ultra スコア 2613
Graphics Score 2499
Physics Score 16109
Combined Score 1367
Time Spy スコア 3831
Graphics Score 3633
CPU Score 5552

ゲーム内ベンチマークを計測

Rise of the Tomb Raider《中量級》

解像度 設定 FPS
1920×1080 最高
60
81
最低
120

中程度のゲームだとFF14などの国産オンラインゲームや数年前の重いゲームがこの位置に相当します。最高設定で60FPSに届いています。

Ghost Recom Wildlands《重量級》

解像度 設定 FPS
1920×1080 ウルトラ
29
61
95

重量級は最新の海外製の重いゲームなどが該当します。フルHDの高設定で60FPSに到達するので基本的には重量級であっても設定を下げればプレイ可能です。

2018年発売ゲームのベンチマーク

Far Cry5

解像度 設定 FPS
1920×1080   最高
61
66
71
81

最小FPS 54 解像度 1920×1080
平均FPS 61 画質 最高
最大FPS 71 VRAM 2754/2988 MB
レンダリングフレーム数 3605 解像度スケール 1

2018年発売ファークライ5のフルHDの最高設定でフレームレートを取得した時のベンチマーク結果になります。最小でも54FPS。平均61FPSなのでプレイ可能です。

VR性能をチェック

VRMARK《VR性能》

Orange、Blue共にスコアが5000を越えると「VR Ready」評価になります。Orange Roomは標準的なVR性能を評価するベンチマークで、Cyan RoomはDirect12、BlueRoomは将来用です。

VRMARK 項目 スコア
Orange Room スコア 6051
Avg FPS 131.91fps
Cyan Room スコア 3208
Avg FPS 69.93fps
Blue Room スコア 1090
Avg FPS 23.77fps

5000を越えるスコアなのでVRも楽しめるゲーミングPCになります。

CPU性能をチェック

スペック
プロセッサ名 Core i7 8700
(Coffee Lake-S)
ソケット形状 LGA1151
コア数 6 スレッド数 12
ベース動作周波数 3.2GHz 最大周波数(TB) 4.60GHz

CINEBENCH R15

CINEBENCH R15 スコア
CPU 1161 cb
CPU(Single Core) 191 cb

CPU性能の比較をする時に参考になるのがCINEBENCHになります。Z370環境と比較すると乖離が出るのでCPU性能を重要視するという場合には上位マザーボードがおすすめです。

ストレージの速度をチェック

HDD

今回はHDDのみの構成と割り切った構成になっているのですが、予算に余裕のある方は240GBクラスのSSDをカスタマイズするのが個人的にはおすすめです。

タイトル 容量
FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION 100GB(4KHDR:155GB以上)
Grand Theft Auto V 72GB以上
NieR:Automata 50GB以上
Far Cry 5 40GB以上

自分にSSDが必要なのか不要なのかという部分で気になる方もいると思うので後述でその辺りのチェックをしているので参考にしてみて下さい。

静音性のチェック

アイドル時 高負荷時(3DMARK 実行時)
45.8db 46.7db

アイドル時と3DMARKのFire Strike Ultraを実行した時の騒音デジベルを計測しました。無響室で計測した訳で無く、一般的な住宅で計測した数値になっているので参考程度に考えて下さい。

今回の数値に関しては高負荷時に最大回転数でCPUファンが回っていないと思うのでもう少しデシベル値が上がる可能性があるという部分を留意して下さい。

消費電力のチェック

アイドル時 ベンチマーク実行時
33.8w 152w

消費電力を計測しました。※高負荷時は3Dmark(FireStrike)実行時の消費電力をワットチェッカー(REX-BTWATTCH1)で計測しています。

CPUやGPUなどパーツ構成によって消費電力が増えます。電気代も変わってくるので気にされる方は参考してみて下さい。

温度のチェック

アイドル時とベンチマーク実行時の温度

CPUやGPU等の構成内容によって温度は変化します。3DMARKのFire Strikeのベンチマークを複数回計測した後の温度になります。

温度に関してはミニタワー型だと結構気になるという方も多いと思うので温度的な部分をサーモグラフィーで計測していきます。

一番高温になるのはやっぱりGPUです。ベンチマーク中だと85℃になっています。

マザーの周辺温度は50℃になっていました。

ただサイドフロー型のクーラーがその熱を外に吐き出す効果があるので温度的な部分で問題になる事は無いと感じます。

しっかりとした排熱処理がされていればそれが原因で動作トラブルを引き起こすという事は考えづらいです。

動作トラブルで一番危ないのはほこりだと思っているのでデスクの上に置く事が自然と出来るLITTLEGEARのミニタワー型であればむしろそういう意味でのトラブルは少ないと推察します。

マインクラフト(影MOD)

影MOD 平均FPS
SEUS v11.0
48
SEUS Renewed 1.0.0
61
CPU メモリ GPU HDD

影を入れるとグラボの性能がダイレクトに来るゲームなのでGTX1060であればSEUSv11だとフルHD環境の場合描画距離8~10が適正だと感じます。

価格を考えたらかなり優秀なのでコスパで考えるのならGTX1060はアリです。マイクラの影MODをやりたい方には本機はおすすめです。

FF15

CPU メモリ GPU HDD
× × ×

最低設定まで下げればプレイ可能ですが、かなり厳しい挙動をします。メモリが厳しいのとストレージで読み込み時間の遅さも気になる方もいると思うのでCPU以外は×評価とします。

フォートナイト

設定 平均FPS
エピック
84
調整設定
182

(設定で画質を保ちつつ144FPSをギリギリを攻めた設定例)

CPU メモリ GPU HDD

かなり余裕です。最高設定でも60FPSを越えました!設定を調整すれば画質もそこまで犠牲にせずに144FPSも狙いにいけるスペックです。

PlanetCoaster

CPU メモリ GPU HDD

最高設定だと上記の場所で44FPSでした。設定を多少落として高設定あたりで同位置で58FPSだったので設定を妥協出来ればPlanetCoasterも狙えます。

Ghost Recon Wildlands

CPU メモリ GPU HDD
× ×

今回試した中でもFF15とGhost Recon Wildlandsが特に厳しい印象でした。高設定辺りまで落としてもガクガクだったのでメモリは足りてると思いますが、VRANの部分でガクガクになっていると推察します。いずれにしろ洋ゲーの重量級タイトルの場合GPU的に上位が必要でしょう。

ニーアオートマタ

設定 平均FPS
HIGH
47
MEDIUM
56
CPU メモリ GPU HDD
○?

正直今回の検証で一番不安でした。というのもHDDだとカクつくという報告が上がっているので多分カクつくだろうなと思いながらレジスタンスキャンプから砂漠方面に向かって折り返してレジスタンスキャンプに戻るというルートでフレームレートを計測した所カクつかないです。

ただ、いずれにしろ最高設定のHIGHで60FPSには届かなかったので60FPSでプレイしたい方は設定を妥協する必要はあると感じます。

HDDに関しては今回の検証ではカクつきを感じませんでしたがSSDにカスタマイズした方が安心だとは思います。

総評:GTX1060のゲーム性能について

大抵のゲームおいて設定を落とせば60FPSに届く性能を持っています。なので家庭用のゲーム機で30FPSだったタイトルでも60FPSで動作するようなタイトルの場合GTX1060がかなり魅力的になってくると思います。

PC版でしか出来ないようなマインクラフトの影MODやフォートナイトで144FPS+144Hzのゲーミングモニターでゲームをプレイするなど家庭用のゲーム機からのステップアップとしてGTX1060が適していると感じます。

まとめ

(マイクラの影MOD入れながら横で攻略サイト見るとかも可能なスペック)

メリット

  • 高級感のある筐体とデザイン性
  • 底面の着脱可能なメッシュカバーが付いてる事でお手入れが簡単
  • ミニタワー型なのでデスクの上に配置可能なサイズ
  • ハンドルが付いているので掃除や模様替えなどの日常生活で支障が出ない可搬性
  • 温度部分もしっかりと冷却してくれているので問題無いです

デメリット

  • CinebenchではCPUのスコアの乖離が出ています。ゲームにおいてはそこまでネックではないですが、スペック重視派の方は上位マザー搭載機を選ばれた方がいいと思います。
  • 拡張性はミドルタワーと比較すると無いので外付けで対応出来る方であれば問題無いですが、内蔵のキャプチャーボード、サウンドカード等が必要な方は厳しい

ゲーミングPCに慣れている方だと大きさという部分では気にならない人が多いと思いますが、特に初心者の方やはじめてゲーミングPCを購入する方はゲーミングPCはサイズがかなり大きいので注意が必要です。

家庭用のゲーム機からゲーミングPCに移行する際に気になる部分の1つに物理的な大きさの部分があると思うので、そこの部分で強烈にストレスを感じるのであれば妥協する必要は無いと感じます。

日本の住環境を考えた時にはこの価格帯のミニタワー型のデスクトップPCというのは価値が高いと思います。特に一人暮らしをしているという方やこれから予定があるという方は小型のゲーミングPCはおすすめです。

最近のPCゲームだとメモリの消費が激しいゲームが増えてきているのでメモリの容量を16GBに増やす事でそこのボトルネックは解消されます。GTX1060なら8GBで割り切るというのもアリだとは思いますが、ゲームをしながら何か作業をする方や最新ゲームも狙っていきたいという方は16GBあると安心です。

LITTLEGEARの詳細はこちら

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