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【G-Tune】NEXTGEAR-NOTE i5550の実機&性能レビュー

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マウスコンピューターさんから「NEXTGEAR-NOTE i5550」の実機をお借りしたのでレビューしていきます。

購入を検討されている方はチェックしてみて下さい。

目次

スペック

NEXTGEAR-NOTE i5550GA1
OSWindows10 64bit
CPUCore i7-7700HQ
グラフィックNVIDIA GeForce GTX 1060(6GB)
メモリ16GB
ストレージSSD 240GB+HDD 1TB
液晶15.6型 フルHDノングレア (1,920×1,080/ LEDバックライト)
スペックに関しての注意点

※情報は執筆時点のものになります。商品の詳細や価格については詳細ページにてご確認下さい。

外観をチェック

15.6インチのフルHDのIPSパネルのノングレア液晶を搭載し、キーボードはLEDイルミ搭載で10キー付きです。外観的にかなり旧シリーズと比較して変更が加えられていて全体的にゲーミングPCらしいデザインに昇華しました。

特にLEDイルミを搭載したバックライトキーボードと正面液晶ヒンジ部にイルミネーションが完備された事によって目の前に座ってi5550を操作している時の満足感がかなりアップした印象です。

正面

正面は開閉しやすいように指が入るようになっており、片手で開閉可能です。これが出来ると出来ないでは毎日使う場合のストレスにかなり密接に関係してきます。

正面にスピーカーが2基配置されています。

左側面

左側面にはUSB3.0×2、Type-C、マイク、ヘッドホン端子があります。マイクとヘッドホン端子が金メッキになっているのが高級感出てます。

右側面

右側面にはカードリーダー、USB3.0、ケンジントンロックがあります。SDカードはイメージです。付属はしていません。

背面

背面には排熱用の通気口があります。こちらから熱が排出される機構です。左から有線LAN、Mini-DisplayPort、HDMI、ACアダプターがあります。背面は若干丸みを帯びているのが印象的ですね。

天板

天板にはG-Tuneのロゴが入っています。ヘアライン加工になっていますが、こちらはすべすべとした質感になっています。

キーボード

キーボードは10キー付きで、パームレストはヘアライン加工されていてザラザラとした質感があります。なので滑りづらいので手を置いた時に安定すると感じました。

キーピッチは実測約18.5mm、キーストロークは実測約2mmとなっているので打ちやすいです。

(Shiftキーをよく見るとほんの少しだけ湾曲しているのがお分かり頂けるでしょうか?)

キートップは硬すぎず柔らかすぎず、ほんの少し湾曲した形状になっているので指にフィット感があり、打鍵した時の底打ちの衝撃も少ないので長時間タイピングしても疲れにくいと感じました。

ただ一部キーが小さくなっている点は気になりました。半角/全角変換キーはi5530の時から小さかったですが、左Shiftキーは下にあるControlキーとFunctionキーを2つ足した長さになっていたのでかなり左Shiftキーが小さくなったという印象があります。

特にFPS系のゲームだと左Shiftキーを使う場面が多いと思うので本体のみでFPS系のゲームをバリバリやろうと考えている方は慣れるか別途外部キーボードを導入してのプレイになるかと思います。外部キーボードを導入してゲームをプレイしたリポートを後述しているのでそちらを参考にしてみて下さい。

重量をチェック

計測してみると2523gでした。15インチのGTX1060搭載機では軽い部類です。

ACアダプターは525gでした。GTX1060で15インチのゲーミングノートPCだとACアダプターは大抵700g前後という製品が多いのでかなり軽い部類だと言えます。

静音性のチェック

アイドル時高負荷時(3DMARK 実行時)
45.2db51.3db

アイドル時と3DMARKのFire Strike Ultraを実行した時の騒音デジベルを計測しました。無響室で計測した訳で無く、一般的な住宅で計測した数値になっているので参考程度に考えて下さい。

消費電力のチェック

アイドル時ベンチマーク実行時
69.1w157w

消費電力を計測しました。※高負荷時は3Dmark(FireStrike)実行時の消費電力をワットチェッカー(REX-BTWATTCH1)で計測しています。

温度のチェック

アイドル時とベンチマーク実行時の温度

CPUやGPU等の構成内容によって温度は変化します。CPU温度は高め、GPU温度はちょい高めです。

各種ベンチマークを計測

ファイナルファンタジー XIV 紅蓮の解放者

FF14の紅蓮の解放者のベンチマークはスコアが7000を超えると非常に快適の評価が出ます。7000を超えているので、FF14は快適にプレイ可能です。

解像度設定スコア
1920×1080最高品質10307
標準品質12602
低品質14591

ドラゴンクエストX

すべての設定や解像度においてすごく快適の評価が出ています。

解像度設定スコア
1920×1080最高品質17233
標準品質17586
低品質18566

ドラゴンズドグマオンライン

スコアが7000を超えると「とても快適」の評価になります。すべての設定や解像度においてとても快適の評価が出ています。

解像度設定スコア
1920×1080最高品質9963
標準品質10368
低品質10368

モンスターハンター第三弾(大討伐)

モンスターハンターのオンラインでのベンチマークソフトでは非常に高いスコアが出ています。快適にMHFもプレイする事が可能です。

画面サイズスコア
1920×1080 22238

PSO2ベンチマーク ver.4

公式では5001以上の性能があれば快適という見解が出ていますが、最高設定で非常に高いスコアが出ています。最高設定でも問題無く快適にプレイする事が可能です。

解像度設定スコア
1920×1080簡易設定6(最高設定)38019
簡易設定548794

3DMARK

3DMarkは3Dゲームのパフォーマンスを計測する世界標準のベンチマークソフトです。

Fire StrikeはフルHD、Fire Strike ExtremeはWQHD、Fire Strike ULTRAは4Kのベンチとなっています。Time SpyはDirect12に対応したベンチマークテストになります。

3D MARK項目スコア
Fire Strikeスコア8978
Graphics Score10259
Physics Score10729
Combined Score4117
Fire Strike EXtremeスコア4782
Graphics Score4958
Physics Score10671
Combined Score2285
Fire Strike Ultraスコア2497
Graphics Score2418
Physics Score10586
Combined Score1316
Time Spyスコア3501
Graphics Score3424
CPU Score4019

VRMARK

Orange、Blue共にスコアが5000を越えると「VR Ready」評価になります。Orange Roomは標準的なVR性能を評価するベンチマークで、Cyan RoomはDirect12、BlueRoomは将来用です。

VRMARK項目スコア
Orange Room スコア5860
Avg FPS127fps
Cyan Room スコア3175
Avg FPS69fps
Blue Room スコア1048
Avg FPS22.84fps

CINEBENCH R15

マルチ、シングルスコア 
CPU748 cb
CPU(Single Core)154 cb

CPU性能の比較をする時に参考になるのがCINEBENCHになります。

SSD&HDDの速度

SSDHDD

SSDとHDDのデュアルストレージ構成でした。コスパが良くバランスの取れた構成ですね。

ゲームのベンチマークを計測

Rise of the Tomb Raider(中量級)

解像度設定FPS
1920×1080最高

66

87
最低130

中程度のゲームだとFF14などの国産オンラインゲームや数年前の重いゲームがこの位置に相当します。最高設定で60FPS出ているので中程度のゲーム(数年前のゲーム等)であれば、最高設定で快適にプレイ可能です。

Ghost Recom Wildlands(重量級)

解像度設定FPS
1920×1080ウルトラ33
59
91

重量級は最新の海外製の重いゲームなどが該当します。最新ゲームの重いゲームだと設定を多少下げる必要がありますが、高設定で快適に動作します。

アサシンクリード・オリジンズ(重量級)

解像度設定FPS
1920×1080最高48
60
最低72

アサシンクリードの最新作のオリジンズでもGhost Reconと同じように設定を下げる必要はありますが。平均60FPSで動作する事が可能とベンチマークで出ました。

ゲーミングモニターを導入してゲームをプレイしてみた

実際に144Hzのゲーミングモニターを導入してFPSゲームをプレイしてみました。簡易的に設置したので各種ケーブルがかなり雑に配置されている事はご容赦下さい。

キーボードのCorsairのK95はUSBポートが2つあるのですが、i5550の場合左に2つUSBが挿せるので問題無く、マウスは右側に挿入する事で一通りのゲーミングPC環境は構築可能でした。

ディスプレイはXL2430を使用しているのでi5550の背面端子のMini DisplayPort→XL2430にあるDisplayPortで接続しています。

しっかりと144Hzで認識されています。今回はDisplayPortで接続したので難易度的には低いですが、XL2411のようなDisplayPortが無い場合にはDVI-DLで接続しないと144Hz出力されないので変換したりする際にしっかりとDVI-DLで出力できる接続(ケーブルや変換器)なのかという選定を行うなどハードルが高まると思います。

オーバーウォッチ

実際にオーバーウォッチのクイックマッチ(MAPはKING’S ROW)を開幕から試合終了までプレイしてその間にFPS値をFrapsで計測して出力したFPS値の増減が以下の折れ線グラフになります。

平均FPS最小FPS最大FPS
10784151

オーバーウォッチのフルHD解像度で画質設定はウルトラで計測しました。平均107FPS出ているので、画質設定を下げれば更に余裕で144Hzを叩き出す事が可能な性能は有しています。十分ゲームを快適に行う事が可能です。

Slay the Spire

超軽めなゲームとしてSlay the Spire(執筆時のSteamのランキング上位入り)をフルHDで240FPSで設定してプレイしましたが、常時240FPS出ていました。動きが少ないゲームなので240FPS出す全く必要は無いですが、低スペック系のゲームなら余裕過ぎるほどの性能です。

信長の野望・大志

続いて信長の野望・大志、執筆時ではPKが発売されていませんが、それを含めて無印で60FPS張り付きである事を確認しています。マップをスクロールで動かしても多少のFPSの変化はあるものの59~60の間を動くという程度なのでPKが発売されても問題無いでしょう。

GTX1060より下のGTX1050TiやGTX1050だとゲームタイトルによっては60FPS割れするタイトルが多くなってくるので国産系のゲームをよくプレイする方だと60FPSが上限になっているケースが多いのでGTX1060は最適なGPUだと言えます。

GTX1060より上のGTX1070以上は、ゲーミングノートPCとしては普通にゲームをプレイされる方の場合だと少しオーバスペックと言える性能なので、FPSをゲーミングノートPCでガチガチにやりたい方や性能が高いゲーミングノートPCが仕事や趣味で必要な方向けとなっているので一般的な方の用途だとGTX1060が最適だと個人的には感じています。

METAL GEAR SURVIVE

発売されたばかりのMETAL GEAR SURVIVEのチュートリアルをこなしてベースキャンプ辺りを散策しつつ10分間Frapsで計測しました。画質設定はモーションブラーだけオフにしてそれ以外は可能な限り最高設定でプレイしています。

プレイしていてずっと60FPS張り付きだったので予想はしていましたが、60FPSで問題無くプレイ可能です。垂直同期を切っても60FPS以上出ないので垂直同期オンでプレイした方がディアリングが気にならずに快適にプレイ可能です。

まとめ

メリット

  • 旧シリーズと比較して本体、ACアダプターが薄くて軽くなった
  • 外観デザインがゲーミングPCらしいデザインになった
  • 正面液晶ヒンジ部にイルミネーションが完備(任意のカラーに変更可能)
  • LED バックライトキーボード搭載(4つのエリアに任意に変更可能、光り方も変更可能)
  • ゲームに十分な性能を持っている(フルHD環境なら快適、幅広いゲームに対応し得る)
  • プリインストールソフトのUIの使い勝手が向上
  • G-Tuneなのでサポートが24時間365日対応

デメリット

  • キーボードの左Shiftキー等の一部のキーが小さいので本体のみでゲームをする場合にはFPS系のゲームは厳しい(外部キーボードを導入出来れば問題無し)
  • ゲーミング的なデザインが苦手な方はシンプルな方が良かったと評価するかもしれない可能性が有り

筐体に関しては細かい部分もブラッシュアップがされ、ゲーミングPCらしいカッコイイデザインに仕上がっていて、性能やコスパと言ったG-Tune伝統のお買い得感もあります。

また、G-Tuneの24時間365日対応のサポートや品質の高さといった総合的な面で非常におすすめの出来るGTX1060搭載のゲーミングノートPCです。

G-Tune公式サイトはこちら

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