ゲーミングPCの置き場所として最適なのはデスクの上かデスクの下なのか?といったゲーミングPCの置き場所に関するポイントを解説していきます。
ゲーミングPCはなぜ大きい?
ゲーミングPCは普通のパソコンと比較しても大きい製品が多いです。
一般的なデスクトップPCの大きさはミニタワーというサイズになります。もちろんミニタワー型のゲーミングPCも販売されています。スペックが抑えられた製品に多いモデルです。
ゲーミングPCとしては一般的な大きさはミドルタワー型になります。 本体のサイズが大きい理由は、大型のグラフィックスカードやストレージがたくさん搭載できる「拡張性」の他にも、排熱性や「冷却性能面」という観点から筐体が大きい方が有利という側面もあります。
小さいパソコンよりも熱を逃がす工夫として、FANを取り付けられる数が多くエアフロー的には有利です。また、単純にサイズが大きいほどパソコン全体の温度が低くなる傾向があります。
グラフィックボードやCPUなどの熱を持つパーツはスペックが上がるほど高温になりがちです。パソコン冷やす為の施策としてパソコンのケースが大きく作られているという事もあります。
なので、高い冷却性能や拡張性を確保するためにケースのサイズが大きいという理由があります。
ゲーミングPCの置き場所は机の上か下か
パソコンにとって最大の敵はほこりです。ほこりが原因で異音がしたり、フリーズしたり、動作がカクカクするという事があります。
中の掃除頻度を減らしたい場合には出来るだけほこりをパソコンが吸わないように工夫する必要性があります。
ほこりは床上30cmが一番多いとされているので、机の下にデスクトップPCを置くとほこりをモロに吸ってしまいます。そうならないようにケース下部にはほこり対策にフィルターが備えられているケースがあります。
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こまめな掃除をしていれば基本的には問題無いですが、一度も掃除しないという人は机の上の方がいいです。
名前から分かる通り本来は「デスク・トップ」なので机の上に置くのがベターです。
しかし、机にスペースが無いという場合には、机の下に置く人の方が多いと思います。倒すリスクも減りますし、横に置いておいて飲み物をこぼしてしまうというリスクも無くなります。
机の上に置く場合の注意点
- PCデスクのサイズが必要
- モニターアームを活用してデスクスペースを有効活用する
- ごちゃついて見えてしまうのでケーブル類は整理する
- LEDなど光るゲーミングPCの方が映える
机の上に置く場合の注意点としては、机上にゲーミングPCを設置する事になるためPCデスクの物理的なサイズが必要になります。
モニターアームを活用する事でデスクスペースを有効に使えるので、モニターアームの導入も検討してみましょう。
机上にゲーミングPCを置くことでケーブルがあるとごちゃついて見えてしまう場合があります。可能な限りデスクの上のケーブル類は整理しましょう。
内部がLEDで光るモデルが最近では登場しています。机上にゲーミングPCを置く場合にはLEDで光るゲーミングPCもおすすめです。
机の下に置く場合の注意点
- 通気性を確保する
- ほこりを吸わないようにPCの高さを上げるのもおすすめ
- DisplayケーブルやHDMIケーブルの長さに注意
机の下にゲーミングPCを設置する場合には、背面に適切な空間を持たせて排気を邪魔しないようにする必要があります。
ゲーミングPCの後ろに手をかざすと温かい熱風が出ているのが確認出来ますよね。パソコンの上下左右にはあまり物を置かず通気性を確保する必要があります。
また、ゲーミングPCを下に置いた場合にはほこりをダイレクトに吸ってしまうので、PC自体の高さを上げる工夫もおすすめになります。
他の注意点としては、PCモニターが上にあるため、ゲーミングPCと繋ぐモニターの長さに注意する必要があるでしょう。
シングルディスプレイとマルチディスプレイの違い
マルチディスプレイにした場合は机上のスペースがかなり占領されます。トリプルディスプレイの場合は150センチ以上の横幅が無いと厳しいかと思います。
モニターアームを活用する事で机のサイズが狭くても飛び出した形にはなりますが対応は可能です。ですが、ゲーミングPC本体を置くスペースは無くなってしまいます。
シングルディスプレイの場合は机上のスペースに余裕があるので机上にゲーミングPCを置けるという事も言えます。
マルチディスプレイで机上にゲーミングPC本体を置きたいという場合は、かなり大きめの机を購入する必要があります。
モニターアームを選ぶ際のポイント
モニターアームは、デスク上のスペースを節約して、視線の高さや角度を調整できる便利アイテムなので、机上にゲーミングPCを置く方におすすめです。
種類 | 説明 |
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クランプ式 | デスクに穴を開ける事なくモニターアームをPCデスクに取り付けられます。 |
グロメット式 | 天板に穴をあけて天板を挟み込むタイプです。強力な固定のメリットがありますが、PCデスクに穴を開けるデメリットがあります。 |
PCデスクの場合には、穴を開ける事なくモニターを設置する事が可能なので、クランプ式のモニターアームがおすすめです。
また、選ぶ際には安価なタイプとガス圧で動かせるタイプがあります。安価なタイプの魅力は安くモニターアームが手に入る事です。
ガス圧のモデルは調整のしやすさが段違いに良くなるのが魅力的です。予算に合わせて検討してみましょう。
机の下に置くなら工夫をしよう!
ローデスクなら机の横にゲーミングPCを置いたり、ハイデスクなら机の下に置くと思いますが、その場合フローリングよりもカーペットやタイルカーペットの素材を下に敷いてその上にゲーミングPC本体を置く事でほこりもある程度緩和されるという事があります。
フローリングのままという人はほこり対策のためにもカーペット等を導入するといいかと思います。
こういうケースの高さを上げる商品は、キャスターが付いているので移動する事もできるのでおすすめです。
ほこりも直接地面に置かない事によりダイレクトに吸い込まないのでほこりの侵入が低減する効果も見込めます。