
特にゲームなどの高負荷が長時間続くような用途の場合パソコンにとって重要なのが冷却性能です。冷却性能が落ちる事でパフォーマンスも落ちる場合があります。
CPUに関してはCPUクーラーやCPUグリスが温度に密接に関わってきます。
GPUやマザーボードなどやSSDやHDDなどはPCケースの搭載されているケースファンの冷却性などが密接に関わってきます。
なので冷却性が高いという事はCPUクーラーを重視する事とCPUグリスを重視する事とPCケースを重視する事の3点が重要になります。
冷却性を重視したCPUクーラーの選び方

【実機レビュー】NEXTGEAR i680PA1-DLの性能は?ダブル水冷/LEDファン/強化ガラス対応のゲーミングPC
冷却性を考えるのであれば水冷が最も効果が高い傾向になります。場合によっては高負荷時で10℃近く温度が違う場合も搭載されているCPUクーラーによっては違いがある製品もあります。
空冷でも実用面で劣る事は少ないでしょう。ですが長時間の安定性という意味だと水冷のCPUクーラーを選ぶ意義は大きいです。
実際に実機レビューでもCPUクーラーが水冷になる事で温度が低い傾向を検証作業を通じて体験しています。特に発熱が大きい傾向にあるCPUの場合には有効な選択肢と言えるでしょう。
冷却性を重視したCPUグリスの選び方
CPUグリスに関しては温度で実際に差があります。
CPUグリス おすすめ Arctic Silver 5の効果
パソコン工房さんが検証しているのでチェックしてみて下さい。温度で実際に変化があります。

Arctic Silver 5が個人的にはおすすめです。Amazonのベストセラー1位になっている商品というのがおすすめする理由です。シリコングリス の 売れ筋ランキングはこちらからチェックする事が可能です。
価格が許すなら各BTOでグリスのカスタマイズとしておすすめという表記があるBTOショップもあるのでそちらから選ぶというのもいいでしょう。
特に冷却で重視するのはここまでです。CPUクーラーとグリスは特にコア数が増加傾向にあるのが現状のCPUなので発熱も比例して大きくなりがちです。
その場合にはサーマルスロットリングが発生し、性能を下げてしまいます。なので冷却対策というのは高負荷をかける場合には非常に重要になってきます。
冷却性を重視したPCケースの選び方

【ドスパラ】ガレリア ゲームマスター GXFの実機レビュー《 Core i7-8700&GTX1070Ti 》
PCケースはパーツ全体の冷却性能に関わってきます。PCケースに関しては基本的にはミドルタワー型のケースか、冷却効果を最重視したい場合にはフルタワーが最も効果が高いです。
なので理想で言えばフルタワーのPCケースを選択するのがベストです。ただ、ここはこだわりの部分と直結するのでそこまでガチで求めない場合にはケースのサイズよりファンの搭載数やストレージベイの部分を重要視した方がいいかもしれません。
冷却性能が高いと感じたおすすめのゲーミングPC
NEXTGEAR i680PA1-DL | ||
---|---|---|
![]() | CPU | インテル Core i7-8700K |
CPUクーラー | 水冷CPUクーラー | |
GPU | 【水冷GPUクーラー搭載】 GeForce GTX 1080 Ti (11GB) | |
メモリ | 64GB | |
M.2 SSD | 512GB WD Black PCIe NVMe対応 M.2規格 | |
HDD | 3TB | |
マザー | Z370(ATX) | |
カスタム | NEXTGEAR専用 強化ガラスサイドパネル/ LEDケースファン ×6 | |
電源 | 800W【80PLUS TITANIUM】 |
CPU性能 | 1428 |
グラフィック性能 | 22166 |

「Better than 98% of all results(すべての結果の98%以上)」=世界上位2%!!に相当するスペックを持っているという結果が出ました。
G-Tuneのミドルタワー型のNEXTGEARの最新シリーズi680シリーズのダブル水冷モデルを実機レビューしました。ダブル水冷は特にGPUの温度を下げる効果がかなり期待できます。
検証結果を【G-Tune】ダブル水冷の実力とは?実機で温度を検証!でまとめているのでこちらもチェックしてみて下さい。
MASTERPIECE i1630GA1-DL-FG(はじめてゲームPC限定) | ||
---|---|---|
![]() | OS | Windows 10 Home 64ビット |
CPU | Core i7-8700K | |
CPUクーラー | 水冷CPUクーラー | |
メモリ | 16GB | |
グラフィックス | 【水冷GPUクーラー搭載】GeForce GTX 1080Ti(11GB) | |
SSD | 480GB | |
HDD | 3TB | |
電源 | 700W | |
マザーボード | Z370 | |
カスタム | MASTERPIECE専用 ガラスサイドパネル |
CPU性能 | 1427 |
グラフィック性能 | 22374 |

フルタワーのダブル水冷モデルです。ダブル水冷でGPUも冷却しているので、公式のグラフィックススコアを超えるベンチマーク結果を叩き出しました。
ダブル水冷の場合が最も効果は高いです。実際にサーマルスロットリングを回避するには一番効果がありますし、パフォーマンスも若干アップします。
ただ、価格を考えるとGPUの水冷は室温が高い方やパフォーマンスの最大化を求める方向けになります。一般的にはCPUの水冷という選択がコストパフォーマンスには優れているので通常モデルであればそちらを選択するのがいいですね。
ただコラボモデルで採用しているのに限り価格が安くなっているので気になる方はチェックしてみて下さい。エアコンを使わないような環境でゲームをプレイする方はかなりおすすめです。
まとめ
冷却性を重視するにはCPUクーラー、CPUグリス、PCケースを重視して選ぶのがベストになります。
理想で言えばPCケースはフルタワーがおすすめです。フルタワーと言えばG-TuneのMASTER PIECEやドスパラでケースをカスタマイズしてGR Oneが最も効果が高いでしょう。

ドスパラではCoolerMasterのCM690Ⅲも選択可能です。
冷却性を最重視したい場合にはこれらを選ぶ事で最も満足感が高く価格以上の価値を感じる事が可能です。
特に夏は「冷却性が気になるなー」という人も多いと思うのでコスパで考えるとCPUクーラーとCPUグリスをカスタマイズするのがおすすめですが、更に冷却性能を最重要視する場合にはPCケースもミドルタワー、フルタワーにする事でより満足感の高いゲーミングPCを選ぶ事が可能なので気になる方はチェックしてみて下さい。
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