今回は4Kモニターで人気がある27インチというサイズとウルトラワイドを比較していきます。
ウルトラワイドモニターは2018年からメイン環境として常用し、27インチ4Kは2016年から使用していますので比較や感想・体験談について書いていきます。27インチ4Kとウルトラワイドモニターで迷っているという方がいたら参考にしてみてください。
画質の綺麗さで比較
実際に人間が見た際に27インチ4Kとウルトラワイドはどちらが綺麗に見えるのかというと、これは圧倒的な差があり27インチ4Kです。
4Kという解像度はスケーリングなしで100%で表示した場合には50インチ程度が適正なサイズです。
それを27インチというモニターサイズに凝縮されるので高精細に感じます。綺麗、美麗という表現が最適と言える画質になります。
上の画像は49インチ4KとフルHD24インチを比較した時の画像ですが、27インチ4Kですと一回り大きくなってぎゅっと凝縮した美麗さになるという感じでしょうか。
ウルトラワイド非対応タイトルの場合には横に帯が出る
ウルトラワイドの場合には横に黒い帯が出て、ウルトラワイド表示が出来ないタイトルもあります。その場合には下の解像度で表示されてしまうため、画質という意味では27インチ4Kと比較するとかなり劣る画質になってしまう場合があります。
例えば、UWQHD(3440×1440)で21:9表示に対応していない場合には横に帯が出てWQHD(2560×1440)表示になってしまう場合があります。
ゲーム部分に触れると海外ゲームではウルトラワイドモニターに対応しているタイトルが多い印象ですが、国内タイトルは非対応が多い印象があります。
画質を求めるなら4Kがおすすめです!
臨場感で比較
臨場感ではウルトラワイドモニターの方が優れています。
人間の目が真ん中に1つしか付いていなかったらあまり分からないかもしれませんが、我々の目は離れて2つ付いていますね。
なので、横の視線移動に強いです。トリプルモニターのベゼル(枠)が無いバージョンと考えると臨場感に優れているのが想像できるでしょう。
体がウルトラワイドモニターに慣れていると16:9のゲームをプレイした時に『狭い』と本能で感じます。
これは16:9のモニターのみを使用している時には感じないかもしれませんが、ウルトラワイドに慣れている方は感じる『ウルトラワイドモニターあるある』です。
臨場感や没入感ならウルトラワイドがおすすめ!
作業の効率性で比較
作業効率は使用用途にもよりますが、個人的に多用するのはインターネットブラウザ、Photoshop、Word、Excel、PCゲームで9割です。
それ以外のソフト、または特殊なソフトは使用頻度が低いので評価できませんが、基本的にはウルトラワイドモニターが快適です。
特にインターネットブラウザを2タブで開く事が多いのですが、横に長いので同時に2つのタブを並べる事が出来るので生産性が飛躍的に向上します。
ベゼルが無いので視線移動も少なく、PC作業の場合にはウルトラワイドモニターは最適なモニターだと感じます。動画編集や画像編集、WordやExcelでも作業領域の広さは正義です。
この点27インチ4Kではスケーリング100%では文字が認識できないので150%表示にしたとしても作業領域ではウルトラワイドモニター(UWQHD)には劣ります。
作業効率を求めるならウルトラワイドモニターがおすすめ!
ゲームの快適性で比較
ゲームの場合にはタイトル次第という側面も強いです。どちらも対応している場合に美麗さを求める場合には上述の通り27インチ4Kです。臨場感を求める場合にはウルトラワイドモニターになります。
感覚的な部分で言うと、プレイしていて綺麗でグラフィックの美麗さを感じるのが27インチ4Kで、広々していて窮屈感が無く、見晴らしが良くスーッと通る臨場感があり、空気感を感じられるのがウルトラワイドです。
コスパ度で比較
どういう構成にするのかで価格は変わるのですが、4Kモニターの価格が5万円程度と仮定し、2台用意したら10万、3台用意したら15万になります。27インチ4Kシングルだと個人的には足りない作業領域です。
ウルトラワイドでもUWQHDなどは10万くらいと考えると4K×27インチのデュアル運用だと同等レベルになるかと思いますが、どちらも一長一短あります。
4K運用ではベゼルがあり、ウルトラワイドは無いです。
上述の通り、ウルトラワイドより27インチ4Kの方が高精細ですが、画面サイズが大きく異なり臨場感という意味では対応タイトルや対応コンテンツの場合には迫力のある映像体験になります。
これはコスパで測れないと考えられます。
例えるならコーヒーが好きな人もいれば紅茶が好きな人も、お茶が好きな人もいれば烏龍茶が好きな人もいる。
また、気分によって今日はこれというのが変わるように用途に応じてこの場合は4Kの方が良い、またはウルトラワイドが良いというシチュエーションも感じます。
コスパでは測れない部分はありますが、万能感という意味では今後は4Kにシフトしていく事が予想されますので27インチ4Kに分があります。
コスパという観点で考えるよりシンプルに4Kの綺麗さを体験したい、ウルトラワイドの臨場感や広々とした作業領域を体験したいという選び方が最適でしょう。
比較まとめ
ここまでを比較してまとめして表にしてみてます。
用途 | 27インチ4K | 34インチUWQHD |
---|---|---|
画面の綺麗さ | ||
臨場感 | ||
作業効率 | ||
ゲーム |
画面の綺麗さは4Kと比較すると解像度も低く、画面のサイズ感も異なるのでウルトラワイドの方が劣ります。
しかし、臨場感では圧倒し、作業効率でも圧倒します。34インチUWQHDはスケーリング無しの100%でもギリギリ文字が視認できる限界のサイズ感だと感じます。
27インチ4Kの場合にはスケーリング機能によって画面サイズの大きさが変わるのですが、Windowsの推奨設定の150%の場合にはWQHD解像度と同等の領域になります。
スケーリング機能についてはこちらの記事で書いているので参考にしてみて下さい。
ゲームの場合にはウルトラワイドに非対応のゲームがあるため、16:9の4Kが万能感があって良いです。
ウルトラワイドモニターはどんなゲームがおすすめ?と気になった方はチェックしてみて下さい。
まとめ
いかがでしたでしょうか。PCゲームで4KはハイエンドゲーミングPCが楽しめるレベルですが、動画コンテンツですと気軽に楽しめたりします。
YouTubeの4Kコンテンツを見たり古めなゲームなら要求スペックも低くなるので試してみるのもいいでしょう。
Amazonプライム会員だと無料で映画が見れますが、タイトルによってはウルトラワイドモニターに対応している作品もあります。
その時は会員だと無料で、ウルトラワイドで臨場感のある映像体験ができて2重で得した気持ちになります。
以上になります。
PCゲーマーの場合27インチ4Kとウルトラワイドならどっちが買い?という事を最後にまとめるとどっちもアリだけど画質重視なら27インチ4K、臨場感ならウルトラワイドという事でまとめさせて頂きます。参考になれば幸いです。