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難しいゲーミングモニターの選び方を分かりやすく解説!4K?ウルトラワイド?144Hz?

ゲーミングモニター選び

ゲーミングPC以上にゲーミングモニター選びは難しいですよね。ゲーミングモニター選びで悩んでいる方は参考にしてみて下さい。

ゲーム用途の解説もしていますが、通常時の利用についてもまとめているので参考にしてみて下さい。

2021年で得た知見も合わせて記事のアップデートをしました。

フレームレートとリフレッシュレートについて

フレームレートとリフレッシュレートについて

リフレッシュレートは1秒間に画面をリフレッシュ(書き換える)する回数を表します。

60Hzなら1秒間に60回、144Hzなら144回、240Hzなら240回になるのでそれだけヌルヌルと画面が動くという意味で臨場感の高い体験をする事が可能なモニター側の仕様です。

フレームレートは1秒間で何回コマ数があるのかという値になります。フレームレート、frames per second(FPS)は同意になります。

ゲーム側で144FPS出して144Hz対応モニターを組み合わせると画面が144Hzでヌルヌル動くという構図になります。

144FPS出すには高スペックなゲーミングPCが必要なので高スペックなゲーミングPC+144Hz対応モニターが必要になります。

動画を見ていただくと60Hzの方はガクガクになっていて144Hzの方はヌルヌル動いているのが確認できると思います。

更に高速な240Hzや360Hzのモニターも登場しています。FPSでより滑らかな描画で楽しみたい方は144Hzのモニターがおすすめです。

FPS/TPSは全くやらないという方は60Hzのモニターの方がコスパ良くモニター選びができるでしょう。

モニターの応答速度とは?

1msは1秒の1000分の1秒です。5msであれば0.005秒の間で画素が「黒→白→黒」と変化していく事を示しています。GTG 5msと表記されていたらGTGはGray To Gray の事で中間階調応答速度の事です。

「黒→白→黒」のような極端に画面が切り替わる事はあまりないので、中間色から中間色も併用して表記されている事も多いです。

数字が少なければ少ないほど良いのが応答速度です。格闘ゲームやFPSなどのコンマ何秒の勝負をする方は応答速度を気にした方がいいです。

液晶パネルについて

EIZO EV2451(IPS)BenQ XL2430(TN)
IPSパネルTNパネル

液晶パネルは代表的な物でIPS、TN、VAがあります。

第4回 TN?VA?IPS?──液晶パネル駆動方式の仕組みと特徴を知ろう

この中で最も視野角が広いのがIPSパネルになり、VA、TNと続きます。

VAの大きな特徴としてIPSとは違い、バックライトが漏れたような黒では無くバックライトを完全に遮断する事で引き締まった黒を再現出来る事がVAのメリットです。

動画コンテンツを見る方はVAの方が正面で見た場合有利なので視野角の部分で容認出来るならVAもありです。

TNは安価である事と消費電力が少ないというメリットがあります。応答速度が速いモデルのゲーミングモニターではTNの採用も多いですね。

ゲーミングモニターはPCゲーマーなら導入すべき?メリット・デメリット

色域について

色域について

色域はゲームにおいてはあまり関係の無い項目なのでスルーしてもOKです。気にされる必要があるのはクリエイター的な用途で使う場合になります。

一番恩恵を感じるのは静止画の編集です。Rawで写真を撮影する事が多いのですが、95% DCI-P3、130.6% sRGB色域のALIENWARE AW3821DWで編集を行うと今までの撮影の色が少しだけ変に感じます。

白色の中に少し黄色みがあるなとか、赤みが出ているな、青みが強いなという微妙なニュアンスの色が分かるようになります。

普通に編集したりする分には問題無いです。(ブログやYouTubeに投稿するレベル)

ただ、クライアントに納品する必要がある用途や、趣味でRaw現像する方は写真編集専用のプロ向けのモニターを使いましょう。

  • sRGB:ウェブ作業のグラフィックの標準
  • NTSC:ビデオ放送用標準
  • Adobe RGB:写真の作業用の標準

HDRについて

DisplayHDR 400DisplayHDR 600DisplayHDR 1000
HDR10対応対応対応
最大輝度 / 明るさ400cd/m2600cd/m21000cd/m2
輝度/明るさ(全体)320cd/m2350cd/m2600cd/m2
輝度/暗さ0.40cd/m20.10cd/m20.05cd/m2
色深度(bit)8bit8bit+2bit(10bit)8bit+2bit(10bit)
色域ITU-R Bt.709 95%ITU-R Bt.709 99%DCI-P3 90%

HDR液晶にはDisplayHDR規格があり、DisplayHDR 1000が高価なのでDisplay HDR 600あたりが狙い目。

G-SYNCについて

G-SYNCはグラフィックスボードとディスプレイのリフレッシュレートを同期させる技術です。価格が高額な製品が多いのがデメリットでしたが、FreeSyncに対応した一部ディスプレイでもG-SYNCが利用できるようになりました。

G-SYNCはコスパ重視なら省いても良いです。恩恵もありますが、マストでは無いです。より上質なゲーム体験を求めるハイエンドゲーマーにおすすめの仕様です。

G-SYNCの種類詳細
G-SYNC ULTIMATEリアルな HDR、驚異的なコントラスト、映画のような色彩、超低遅延のゲームプレイなど、最高のゲーム体験を実現します。
G-SYNCティアリング、スタッタリング(カクつき)、入力遅延のないゲーム体験、エンスージアストやプロレベルのゲーマーの期待にも応えられる
G-SYNC Compatible(互換)ティアリング、スタッタリング(カクつき)のないゲーム体験

解像度について

解像度について

解像度が高いと高精細な表示になります。ゲームにおいては高解像度の恩恵で高精細で美麗な画面が楽しめるのが4K解像度のメリットです。

しかし、スケーリングを使用する事が前提になるので表示領域という観点では、作業においてはWQHDが妥当な所です。

4Kだと縦2160pxなのですが、スケーリングして150%表示ならWQHDと同等(2160÷1.5=1440)なので、実際の作業領域としての視認性という意味ではこれ以上の領域を確保出来ない限界値かなと個人的には思います。

スケーリング

4Kでスケーリングしていない状態だと文字やアイコンは小さい…

dpiとは?

dots per inchの頭文字を取ってdpiです。1インチに何個のドットがあるのかを表した数値になります。つまり実際に人間が見た時にどれくらいの大きさになるのかがdpiで分かります。

画面サイズ規格解像度dpi
24フルHD1920×108092
27WQHD2560×1440109
34UWQHD3440×1440110
274K3840×2160163
434K3840×2160102
484K3840×216092

計算ツールがあるので色々なパターンでdpiを知りたい場合はそちらを使って計算してみて下さい。

4KでフルHDの24インチと同じ文字の大きさや見た目にするには物理的に50インチ程度の大きさが必要になります。

27インチ4Kの場合は1インチ辺りのドット数が多いのですが、スケーリングしないとよほど目が良い人でないと実用出来ないくらい小さいです。

スケーリングすると実際の作業領域が狭くなってしまいます。

4KモニターはPCゲーマーなら導入すべき?メリット・デメリット

動画編集等では100%で表示させる方もいると思うので、そこは使い方の問題かもしれません。100%なら4Kは広大な作業領域になります。

4Kモニターを使い続けて5年経過した今では文字の小ささはあまり気にならないようになってきました。おそらくこれは慣れです。

WordやExcelなどのオフィスソフトを使用する場合には今でも文字が小さくて150%表示にしたくなりますが、ネットブラウジングする、ゲームをプレイするなどの場合には100%表示でも気になりません。

ゲームの場合にはUIが対応している最新ゲームが多いですが、古いゲームで4Kに対応していない場合にはUIが小さすぎて厳しいデメリットもあります。

PCゲーマーの場合27インチ4Kとウルトラワイドならどっちが買い? 今回は4Kモニターで人気がある27インチというサイズとウルトラワイドを比較していきます。 前回は大画面4Kとウルトラワイドの比較記...

古いゲームについてはこちらの記事で解説しているので参考にしてみて下さい。

50インチ4Kなら完璧?

物理的に50インチなら文字も小さくならずにフルHDで見ていた時と同じような文字の大きさにはなりますが、今度は大きすぎて物理的なスペースの問題や健康上の問題が発生します。

PCデスクの上に50インチクラスの4Kモニターは置けないという人が多いでしょう。

縦が大きくなるので見上げるような格好になる事により、首が痛くなったり肩こりになったりといった健康上の問題もあるので注意が必要。

視認距離を大きく取れるなら50インチはありだと思いますが、キーボードとマウスを無線のタイプを活用するなどの工夫は必要になるでしょう。

Windows10の仮想デスクトップ機能やスナップ機能は優秀

Windows10の仮想デスクトップ機能やスナップ機能は優秀

大画面化をするという時に気になるのは操作性という部分も気になる方も多いでしょう。日常使う用途の操作性が悪かったら4KやUWQHDを使うメリットが薄れます。

そういう意味ではWindows10の仮想デスクトップ機能は非常に優秀です。

『Windowsキー+TAB』キーを押すとこの画面になり、下のデスクトップという所で新しいデスクトップが追加されていくので高解像度でも画面配置は楽です。

高解像度でも画面配置は楽

タブを開いて画面解像度が高い液晶を使っているともっと画面に楽に配置出来ないのかなーと思われると思います。

モニター側で用意されているソフトを使うのも手ですが、PCゲームと相性が悪い場合ゲームが起動しないなどを経験しているので画面配置に関してはデフォルトの機能で個人的には対応させています。

『Windowsキー』+『↑→↓←』格ゲーのコマンドみたいになってしまいましたが、Windowsキーの矢印キーを押す事でタブの配置を自動的にやってくれます。

Windows10を持っている方は試しに今『Windowsキー+←か→の矢印キー』を同時に押してみて下さい。画面の配置が変わったはずです。

解像度別の個人的な評価

用途4KUWWQHDFHD
綺麗さ
臨場感
臨場感(144Hz)
作業効率
ゲーム
コスパ
  1. 4Kは画面の綺麗さに優れている
  2. ウルトラワイドは臨場感・作業効率に優れている
  3. WQHDは万能感に優れている
  4. FHDは古いゲームの対応力や144Hzや240Hz液晶など、FPS・TPSゲームの対応力が高い

所有していないモニターは評価出来ないので4K解像度144Hzや8K解像度に関しては無評価です。UWは3440×1440の評価です。

綺麗さ

綺麗さは4K液晶がおすすめです。異性に恋をしてしまった時のようにゲームや動画を見ている時に不意に訪れる「ドキッ」とする瞬間があるのは4K解像度ならでは。

高解像度は美しい映像でゲームや動画視聴を楽しみたい方におすすめです。ちなみにHDRも対応コンテンツを視聴した際には現実感のある美しい映像で見られるので4K HDRが映像美としては至高かもしれません。

例えるなら、イケメンや美女が4K解像度です。

臨場感

ゲームでの臨場感はウルトラワイドモニターやトリプルモニターが優れています。横に広いので横でわさわさする感覚があります。

また、高速リフレッシュレート対応液晶の方が滑らかに描画されるので臨場感や没入感は高まります。

例えるなら、親しい友人と一緒にワイワイ楽しむのがウルトラワイドです。

作業効率

作業効率はウルトラワイドが優れています。

16:9の場合にはディアルモニターにすれば同等の作業性を確保できます。作業効率という観点で言えばWQHD×2、もしくは4K×2のスケーリング150%運用がおすすめです。

どちらも縦1440px確保できるのでウルトラワイドと同等の作業効率となります。

シングル運用で作業がメインであればウルトラワイドが最適解になるでしょう。

ゲーム

ゲームの場合にはコンテンツの種類によって異なる部分です。それぞれの良さがあるので★5にしています。

ウルトラワイドの場合にはコンテンツが対応していない場合があるという意味で評価を一つ下げています。

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コスパ

コスパではシングルモニターで使用する事前提であればWQHD×144Hz液晶がおすすめ。

FPS・TPSゲームでも問題無く使える高リフレッシュレート対応モニターが充実しており、IPS液晶もあるので作業でも快適に使えるでしょう。

WQHD解像度で縦の解像度がアップしている点は作業では使いやすい。WQHDならゲームの描画負荷も低く、作業も快適な環境が手に入れられる。

さらに27インチWQHDなら置き場所も困らないので万人におすすめできる環境です。

その後の流れとして、4K解像度やWQHDをもう一枚追加してデュアルモニターで作業効率をアップさせる事もできるのでコスパという観点ではWQHD解像度がおすすめです。

競技性重視でゲーミングモニターを選びたい方は、コスパ重視ならフルHD×144Hzがおすすめです。

解像度やインチ数別に適したPCゲーム別用途まとめ

解像度サイズ 用途 
1920×1080(FHD) 24インチFPS系のオンラインゲームで144Hz / 240Hz
2560×1440(WQHD)27インチ作業やゲームを万能に使いたい方(144Hz)
3440×1440(UWQHD)34インチ オフライン系のゲームでワイド対応タイトルをプレイには最高
3840×2160(4K)27インチデスクのスペースをカバー出来るサイズで4Kを楽しめる。PS4 Pro等と兼用する場合も有効
3840×2160(4K)49インチ大画面で大迫力の映像体験をする

1920×1080(フルHD)はオンラインゲームにおすすめ

フルHDはオンラインゲームにおすすめ

フルHDの最大のメリットは最も普及している解像度である事と、24インチ前後のサイズ感が全体を見やすい事、ゲーム利用でパフォーマンスの観点や利便性でおすすめの解像度と画面サイズという特徴があります。

PCオンラインゲーム(FPS等)の場合は大抵の場合においてフルHD解像度&24インチで144Hzもしくは240Hzの高リフレッシュレートが鉄板です。

人にもよると思いますが、物理的にサイズ大きくなる事で画面の端を見る方だと視線移動が増えるという理由があります。

オンラインゲームを主戦場にしてプレイしているという方はFHD×24インチ前後×144Hz / 240Hzのゲーミングモニターを選ぶ事をおすすめします。

ただ、ゲーミングモニターの場合は液晶がTNパネルになっている事が多いので、IPSを使っていた方はその部分で通常利用が厳しい人もいると思うので事前に確認はした方がいいです。

個人的にはこれが無理でIPSを使用しています。デメリットとしては通常利用で何か作業をする場合に狭いので、デュアルなりトリプルなりの複数枚運用をする必要があります。

本格的なゲーム環境を用意するならFHD×240Hz

解像度はフルHDで240Hzというのがシューターゲームがメインの方におすすめの環境です。ただ負荷の高いゲームでは240Hzを常時活かす事が難しいので144Hzでも良いという見方もあります。

特に高解像度で高FPSを出す事はハードウェアの性能として難しくなるのでゲームがメインの方はフルHD解像度が無難な選択肢でしょう。

WQHD×高リフレッシュレートは万能感溢れる選択肢

WQHD×高リフレッシュレートは万能感溢れる選択肢

WQHD解像度×IPS×144Hzのモニター

作業メインとなるとデスクトップの場合にはフルHD解像度より上の解像度の方が作業領域が広いので便利に感じる方が多いと思います。

マルチディスプレイで2画面や3画面で領域を広げても、縦は広がらないので作業中心ならWQHD解像度の縦1440pxが活きてきます。フルHDだと1080pxなので使用感としては大きな違いです。

作業の領域という観点やゲームでの負荷の低さという観点からWQHD×144Hzはおすすめです。WQHD解像度は映像も綺麗なのでおすすめです。

HD画質(1280×720px)の4倍の高解像度がWQHD液晶です。

ウルトラワイドはゲームもそれ以外も快適に過ごしたい方におすすめ

ウルトラワイド

ウルトラワイドとしては他の選択肢として2560×1080の解像度もありますが、アスペクト比が21:9なので16:9より更に横に広いのが特徴です。

全画面でプレイすれば臨場感がある迫力の増した映像体験をする事が可能なモニターサイズです。

オンラインゲームでもMMORPG等ではWindowsモードにして調べ物を横の画面でしたり1つの画面で全て出来るというメリットがあります。

通常利用でもデュアルモニターやトリプルモニターなどの必要性が無い画面サイズと画面解像度なので2560×1080は狭いですが3440×1440はゲーム以外も充実させたいと考える方、特にクリエイター作業をする方におすすめです。

クリエイター作業

Photoshopで3440×1440の解像度を画像編集しているキャプチャーです。16:9なら2画面でもいけますし、フォルダーにアクセスする頻度が高い人はフォルダーを常時表示させつつとか色々捗ります。

動画編集や画像編集などをやる方であればUWQHDは非常に便利だと感じるはずです。動画編集に関しては以下の動画が参考になります。

こちらは2560×1080を使用されているようですが、アスペクト比21:9というのが分かりやすく解説されているので参考になると思います。

3840×2160(4K)ゲームの正当進化!より美麗に世界を構築可能

4K

フルHDから4Kにしてまず驚くのが最新のPCゲームの場合は重くてまともに動かないという問題です。

デメリットとしては描画負荷が高く、ゲームをプレイしていて重いのでスペックを市販されているシングル最高クラスのGPUを搭載するのがおすすめです。

こちらは49インチの4KでFF15をプレイした時の画像になりますが、液晶が大きいのでキーボードが異常に小さく感じます。

PCデスクに置いて使用する場合には首が痛くなる可能性が大なので視認距離を大きく取る必要が出てきます。

PC作業は無理があると思う方も多いと思いますが、24インチを縦に2枚、横に2枚していた方などはすんなり受け入れられるかもしれません。個人的には首が痛くて無理でした。

27インチ4KだとPCデスクの上に置きやすいサイズで美麗な映像でゲームを楽しめます。

まとめ

  1. コスパで選びたい方には競技性重視ならフルHD×144Hzか作業もゲームもならWQHD×144Hzがおすすめです。
  2. 本格的にFPSゲームをプレイしたい方はより滑らかな240Hzか360Hzがおすすめです。
  3. 作業メインならWQHD / 4K(スケーリング150%) / ウルトラワイドがおすすめです。
  4. 綺麗さ重視なら4Kがおすすめです。

モニター選びは本当にその人にあったモニター論があると思うので一概には言えませんが、悩んでいる方の参考になれば幸いです。

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