フルHDから一歩踏み出したい方でのマルチモニター、トリプルモニターなどを経てたどり着くであろう環境として正当進化系の4K、アスペクト比が変わって横に長くなるウルトラワイド、そして全く別次元の世界に突入する未来感満載のVRというのが選択肢として用意はされています。
そこで全部使ってみて個人的なおすすめはどれなのかと最適なモニター選びや周辺機器選びの少しでもお力になれればと思います。
モニターはどう選ぶのがベストなのか?
まず最初に書いておきますが結論はコレみたいなのは出ないです。すいません。正解がこれに関しては完全に無いです。個人の主観的な価値観や環境等に大幅に影響を受けます。
- AさんはYouTuberで動画編集をバリバリやりたい→4K / ウルトラワイド
- BさんはシングルGPU最強スペックのゲーミングPC持っている→4K / ウルトラワイド
- Cさんは運動不足だからたまに体動かしたいな→VR
- Dさんはゲームに求める事が今までと全く違うアクティブな体験がしたいな→VR
- Eさんはスペック的にそこまで高額なゲーミングPCはちょっとな→ウルトラワイド(設定次第ではミドルハイ辺りでもプレイは可能です)
- Fさんは従来通りの汎用性や使い勝手を重視したいな→フルHDのデュアルやトリプルモニター
- GさんはFPS等のゲームで一瞬の勝負にもこだわりたいな→フルHDのゲーミングモニター
という感じになると思います。でもFさんは『自分はそうは思いません。WQHDの27インチ165Hz対応のGSYNC×3が一番使いやすいです。または27インチ4K×3が一番使いやすいです。』という事があるので個人の使い方や作業内容や求める事が違うとモニター選びも変わってくると思います。
フルHD
フルHDのメリットは?
従来どおりの感覚で作業をしたい場合やゲームのプレイ感覚を重視したい場合にはやはりフルHDがベターです。
理由としては対応ゲーム数の多さと解像度が低いゲームにも対応する事が可能な点があります。信長の野望とか古いタイプのゲームの場合にはフルHDにすら対応していないという場合があります。
FPS系のゲームを中心的にプレイしているのであればフルHDのゲーミングモニターがフレームレートを確保しやすくおすすめですね。常時144FPS叩き出すにはゲーミングPCのスペックもそうですが対応するモニターの解像度も重要な要素になります。
プロゲーマーが決める、NVIDIA GeForce設定!~ゲームプレイをより快適に&決めやすくするNVIDIA GeForceの詳細設定~
こちらのページでプロゲーマーのNVIDIAのセッティングやゲームのセッティングをチェックする事が可能です。パフォーマンスを出してガチでドン勝を狙いに行く設定やCeros選手のLOLの設定等が見れるのでチェックしてみて下さい。
DetonatioN Gamingが推奨するゲーミングPCはこちらからチェック可能です。
フルHDのデメリットは?
デメリットとしては高解像度のモニターと比較すると画面領域の窮屈感は否めないです。デュアルやトリプルにしても物理的な設置の問題やケーブルが多くなってしまう事。ベゼルが物理的にある事が挙げられます。
特に作業をする時とかながらでしたい時にもうちょっと上の解像度に行きたいと思う事はあります。WQHDやウルトラワイドや4Kをその段階で検討するという方が多そうですね。
ゲーム用途でも60HzでOKならEIZOのFORISがおすすめです。EIZOのモニターは価格が高いのがネックですがやっぱり良いです。
ゲームに完全に特化するのであればゲーミングモニターがおすすめになります。ヌルヌル感がやっぱり違うのでコスパを考えるとおすすめです。
ウルトラワイド
ウルトラワイドのメリットは?
本当はフルHDと4Kの中間層としてはWQHDが入ります。ウルトラワイドにも2560×1080や3440×1440など他にもあったりするのですがアスペクト比が変わる事で今までのゲーム体験から変化がある事が大きなメリットです。
ビジュアル的にもカッコいいですよね。よく海外のオシャレなゲーミングルームをYouTubeなどでウォッチングするのですがウルトラワイドモニターのゲーミング部屋ってカッコいいと思います。
200万超えの環境でフォートナイトをプレイするというヤバ過ぎるウルトラワイドモニター環境です。
ウルトラワイドモニターは没入感を高めてレーシングゲームやウィッチャー3やFF15などのRPG系とも相性が良いですしシミュレーションゲームでも表示領域が広くなるメリットがあります。
超大作ゲームや海外系のゲームなら対応しているという場合が多いのでおすすめです。
3440×1440という解像度がやっぱり良いです。実際にこれを使っていますが、近くでプレイすると迫力出ますし遠くに置いてウィッチャー3やFF15なんかはコントローラーでダラっとプレイするみたいな事もできるのでおすすめです。
スペックはそれなりに必要ですが。4Kほど要求されないという点が魅力ですね。解像度が上がるので画面も綺麗で没入感を高めたゲームプレイが可能です。
RTX2080でベンチマークを取りましたがこのくらいのスペックであれば常用OKと言えると思います。設定下げてもOKならもっと下でも良いと思いますよ!
ウルトラワイドのデメリットは?
対応していないゲームがある事です。無双OROCHI3の解像度ですが4KやWQHDなら対応していてもウルトラワイド系のアスペクト比が変わってしまう場合には対応していないタイトルがあります。
後はゲームによってはイベントシーン等で横に黒い帯が出てしまう点と、解像度が高くなるので常用するのであれば准ハイエンドクラスのゲーミングPCが必要になります。
メリットやデメリットはこちらの記事で書いているのでチェックしてみて下さい。デメリットで追記するのであれば慣れというのはあるかもしれません。
ただ慣れれば特に不便感も無く表示領域の大きさやゲーミングマウスの感度等の設定を済ませて自分の感覚にしっくり来るようにセッティングすればOKだと思います。
FPS系のゲームで144FPSというのはかなりスペックが必要になるので現状ではガチでPUBGやフォートナイトをプレイするのであればフルHD×144Hzがおすすめです。
4K
4Kのメリットは?
解像度が高く大画面でプレイした時の迫力はこの中では一番凄いです。50インチクラスの4KでFF15をプレイしてみてみましたが、これで60FPSで動かせるのであれば好きなゲームがプレイできる感動は一番大きかったです。
ただこれを動かすには現状ハイエンドしか選択肢が無いので決して万人向けでは無いです。本当にゲームにお金をかけられる人のみが手を出せる世界になるのでロマンはありますが現実的には…という感じでしょうか。
ハイエンドですが、RTX2080TiやRTX2080の登場で4Kは割と現実的になってきました。
4Kのデメリットは?
常用するのであればハイエンドゲーミングPCが必要な点です。
VR
VRのメリットは?
圧倒的な没入感の高さです。ウルトラワイドを至近距離でプレイするのが20だとしたらVRは100です。そのくらいの圧倒的な違いがあります。
360℃見回しても世界が動いたりキャラクターが動いたり敵が襲ってきた時には悲鳴を上げたくなるレベルです。
Fallout4 VRをプレイした時に冒頭のシーンでバグって外に出てしまってあり得ない瞬間を撮影した様子です。
崩壊前の綺麗な景色をスクリーンショットで取ったりしました。
このまま一生進みませんのでロードしてやり直したら進みました!こういうハプニング系は面白いですね。
VRのデメリットは?
セットアップが大変です。HTC VIVEなら監視カメラのようなのを対面で設置する必要があるので三脚を二台用意するか壁に穴を開けるか、穴が目立たないピン等で代用している方もいるそうです。
後はシンプルに疲れるので長時間の利用は体力が必要になってきます。
筋トレで分泌されるテストステロンの効果とは?「周りに敵が見当たらねぇ」「自分の限界が見えない」「世界…征服してみるか」などなんの根拠も無い全能感が得られます。という一文がお気に入りです。
この本の中には世の中の99%の問題は筋トレとプロテインで解決すると書いてあるので特に男子は筋トレしよう!女子もOK!
サポート時とかに大変そうだと思ってAmazonで売っているVIVEを買いました。2日くらいで届くのでAmazonはおすすめです。Oculusの場合には公式サイトで買うのがおすすめです。
解像度別ゲームに最適な個人的なランキング
- 1位 フルHD
- 2位 WQHD
- 3位 ウルトラワイド(3440×1440)
- 4位 4K
- 5位 VR
総合的に考えるとやっぱり最も無難なのがフルHDです。デメリットが表示領域の狭さという点以外無いので逆に強いです。そこを工夫してデュアルやトリプルで対応したり、Windowsのショートカットキーを使いこなせば何とかなるという使い方も可能です。
- タスク ビューでアプリを切り替えるには「Windows」+「Tab」キー
- 仮想デスクトップを切り替えるには「Windows」+「Ctrl」キー
- 拡大鏡は「Windows」+「+」/「-」キー
辺りはよく使うショートカットキーです。これは高解像度でもよく使います。
ウルトラワイドや4KはゲーミングPCのスペックも要求されるので両方セットで揃えなければならないという点では万人向けとは言えません。VRに関してはもっと更に万人向けとは言えず対応タイトルも現状少ないですし、Fallout4 VRにMOD入れてプレイしたいなど人とは違う世界を見たい方向けという感じですね。
実際にプレイして感動したランキングだとこれは全部逆になるのですが常用するという観点でいうとおすすめは以上の解像度になります。
スペックには自信があるという人だとどれがおすすめと聞かれたら4Kがベストと答えます。やっぱり4K HDRの破壊力は凄まじいですし、大画面でプレイした時の迫力がヤバイです。ゲーム体験としては4Kが至高です。
それを自宅に設置できる喜びは何にも代えがたい物だと思います。ウルトラワイドは現実的な作業部分を強化したい場合におすすめになります。縦が短いので作業時にはやりやすい!
人類にはまだ早すぎると思わる16K?動画です。
まとめ
やっぱりゲームはジャンル毎に違うのでそれぞれのジャンルに特化したいという場合にはそれ専用のモニターを用意するのが現実的には一番おすすめですが、万能感という意味だとフルHDが現状ではベストだと思います。
より上質なゲーム体験をしたいという方は高解像度やアスペクト比の変更、VRなどの環境を用意する事で満足度の高いプレイを実現する事が可能なので気になる方はチェックしてみて下さい。参考になれば幸いです。では!
こちらも比較記事になっています。
ゲーミングモニターでTN多いから気をつけてという記事です。
4Kの27インチで特にスケーリングで常用しようとする場合にはMAC等と違ってWindowsはちょっと弱いかなという記事です。アップデートで改善はされています。ただ対応していなくぼやけるソフトというのは今でもあります。
ジャンル毎に最適なモニターの選び方という記事になります。
ゲームだけじゃない部分にもフォーカスを当てた記事です。
一番最新の記事です。27インチ4Kとウルトラワイドを徹底比較した記事になります。