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「G-Tune HN-Z-FGPC」の実機レビュー RTX 3070 Ti搭載

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G-Tune HN-Z-FGPCレビュー

マウスコンピューターさんから「G-Tune HN-Z-FGPC」の実機をお借りしたのでレビューをしていきます。

G-Tune HN-Z-FGPCはRTX 3070 Ti搭載しているのでWQHD解像度やウルトラワイドモニターでのゲームプレイにもおすすめの高性能モデルです。

快適にFPS・TPSゲームを楽しみたい方におすすめのパフォーマンスも持っています。

目次

スペック

G-Tune HN-Z-FGPC
G-Tune HN-Z-FGPCCPUCore i7-12700
グラフィックRTX 3070 Ti(8GB)
メモリ16GB
ストレージ1TB NVMe SSD
無線Wi-Fi 6
ケースミドルタワー

公式サイトはこちら

執筆時のスペックになります。現在の商品の詳細や価格については詳細ページにてご確認下さい。

外観デザイン

外観

PCケースはミドルタワー型なので拡張性に優れています。右側側面には外気を取り込む為に通気孔があり、ケース内のエアフローに利用されます。

強化ガラスサイドパネル

オプションで強化ガラスサイドパネルや、LEDファンのドレスアップも可能です。ただ、部材状況によってはカスタマイズ出来ない場合もあります。

引くとロック解除押すとロック
引くとロック解除押すとロック

強化ガラスサイドパネルはボタンのような突起を引くとロックが解除され、押すとロックがかかる機構になっています。

サイドパネルが工具なしでオープン可能になるので、メンテナンス性が大幅に向上します。

メンテナンス時に楽なので、強化ガラスサイドパネルはカスタマイズ出来る場合にはおすすめです。

インターフェース

天板のインターフェースはUSB3.0×4、ヘッドフォン出力×1、マイク入力×1、SDカードリーダー、HDMI端子が配置されています。USBが4つも接続できるのは便利です。

背面

背面の映像出力端子は「HDMI端子、DisplayPort端子x3」となっています。複数のモニターを繋ぐ用途でも活用出来ます。

背面の上にあるケーブルを引っ張って映像端子のHDMIと接続する事で天板のHDMI端子が使用可能になります。

底面

底面にはダストフィルターが付いています。底面のダストフィルターはワンタッチで取り外せてメンテナンス性が高いです。

内観

内観

内部は右上にストレージの格納。電源が左上にあり、その下にマザーボードがあります。

CPUクーラーは水冷CPUクーラー(120mm)が搭載されていました。

右側面

右側面のパネルを取り外すと2.5インチ(SSD)、3.5インチ(HDD)にアクセスする事が出来ます。右上は電源の格納スペースとなっています。

ストレージはSSD×3、HDD×2が搭載可能です。PCケースの特徴を以下にまとめました。

PCケースまとめ
  • ケースの質感が良い
  • ケースの拡張性が高い(SSD×3・HDD×2搭載可能)
  • コンソールパネルが天板前面に付いていてアクセスしやすい
  • コンソール部にHDMI端子が配置されている
  • 底面にダストフィルターが付いている

ゲーム性能

ベンチマークソフトを使用してゲームのパフォーマンスをチェックしました。

3DMARK

FireStrike

FireStrike

TimeSpy

TimeSpy

3DMARKのFireStrikeはDirectX 11、TimeSpyはDirectX 12のパフォーマンスを計測する定番ベンチマークソフトです。

構成3DMARK TimeSpy
Core i9-12700K
RTX 3080
16599
Core i7-10700K
RTX 3080
15465
Ryzen 7 5800X
RTX 3080
15289
Core i7-12700KF
RTX 3070 Ti
14652
Core i7-12700
RTX 3070 Ti
14645
Ryzen 7 5800X
RTX 3070 Ti
13654
Core i7-11700
RTX 3070 Ti
13008
Core i7-10700K
RTX3070
12873
Core i7-11700F
RTX 3060 Ti
10794
Core i7-11700F
RTX 3060
8560

当サイトでテストしたTimeSpyの参考スコア比較です。RTX 3070 Tiは非常に高いスコアが出ます。

Core i7-12700KFとCore i7-12700でスコアがあまり変わらないので、ゲーム用途としてCore i7-12700搭載モデルはコスパが良いのでおすすめです。

ファイナルファンタジー15

FF15ベンチマーク

解像度設定スコア / FPS / 評価
4K
3840×2160
6496 / 64 fps
快適
WQHD
2560×1440
10939 / 109 fps
とても快適
フルHD
1920×1080
13922 / 139 fps
非常に快適

フレームレートはスコアから算出した数値です。

ファイナルファンタジー15は重量級ゲーム。スコアの評価としては6,000スコアで「快適」、12,000スコアで「非常に快適」になります。

RTX 3070 Tiを搭載しているので重量級ゲームも快適に楽しめます。

製品名構成スコア比較
G-Tune
PP-Z-3070Ti
Core i7-12700KF
RTX 3070 Ti
14008
G-Tune
HN-Z-FGPC
Core i7-12700
RTX 3070 Ti
13922
G-Tune
EP-A-3070Ti
Ryzen 7 5800X
RTX 3070 Ti
13511
G-Tune
HN-Z-AF
Core i7-11700
RTX 3070 Ti
13016

フルHD解像度/最高品質の参考スコア比較です。

ファイナルファンタジー14

FF14ベンチマーク

解像度設定スコア / FPS / 評価
4K
3840×2160
最高12739 / 86 fps
とても快適
WQHD
2560×1440
最高22237 / 153 fps
非常に快適
フルHD
1920×1080
最高27149 / 194 fps
非常に快適

フレームレートはレポート出力の平均フレームレートの数値です。

ファイナルファンタジー14は中程度の描画負荷のゲーム。暁月のフィナーレは8,000スコアで「快適」、15,000スコアで「非常に快適」評価になります。

4K解像度の最高画質設定でもとても快適に楽しめます。RTX 3070 Tiはタイトルによっては4K解像度も快適な性能を持っています。

製品名構成スコア比較
G-Tune
PP-Z-3070Ti
Core i7-12700KF
RTX 3070 Ti
27424
G-Tune
HN-Z-FGPC
Core i7-12700
RTX 3070 Ti
27149
G-Tune
EP-A-3070Ti
Ryzen 7 5800X
RTX 3070 Ti
25229
G-Tune
HN-Z-AF
Core i7-11700
RTX 3070 Ti
23194

フルHD解像度/最高品質の参考スコア比較です。

FF14はCPU性能の影響が出やすいベンチマークテストです。同じRTX 3070 Tiを搭載していてもCore i7-12700だと更に高いスコアが出ます。

PSO2:NGS

PSO2:NGSベンチマーク

解像度設定スコア / 評価
4K
3840×2160
ウルトラ8177【標準
WQHD
2560×1440
ウルトラ25356【快適
フルHD
1920×1080
ウルトラ37193【快適

PSO2:NGSは「10,001以上」のスコアで「快適」評価です。「5,001~10,000」で標準的な動作、「5,000未満」で重い動作判定となります。設定は最高設定のウルトラ(設定6)です。

4K解像度のWQHD解像度やフルHD解像度で快適に楽しめます。

製品名構成スコア比較
G-Tune
PP-Z-3070Ti
Core i7-12700KF
RTX 3070 Ti
37131
G-Tune
HN-Z-FGPC
Core i7-12700
RTX 3070 Ti
37193
G-Tune
EP-A-3070Ti
Ryzen 7 5800X
RTX 3070 Ti
35875
G-Tune
HN-Z-AF
Core i7-11700
RTX 3070 Ti
33363

フルHD解像度/最高設定の参考スコア比較です。

PSO2:NGSもFF14と同じようにCPU性能の影響が出やすいベンチマークテストです。

こちらも他のベンチマークテストと同様に、Core i7-12700KとCore i7-12700ではゲームではあまり変わらないスコアです。

Apex Legends


最高設定

Apex Legends最高設定fps


最低設定

Apex Legends最低設定fps


人気FPSゲームのApexLegendsでは最高画質240fps前後を記録しました。

非常に高い性能を持っているゲーミングPCなので、240Hzのゲーミングモニターと組み合わせて高画質設定でも高FPSを稼ぐ事が出来ます。

解像度設定FPS
フルHD
1920×1080
最高
246
最低
300

計測場所:滝つぼ研究所

フォートナイト


最高設定

フォートナイト最高設定fps


最低設定

フォートナイト最低設定fps


人気TPSゲームのフォートナイトは画質を上げると重い描画負荷のゲームです。画質を下げると軽いゲームです。

最高画質では150fps前後。最低では300fps前後を記録しました。フォートナイトも高fpsを出して快適に楽しめます。

フォートナイトも240Hzのゲーミングモニターと組み合わせても画質調整すれば240FPSを稼ぐ事が出来ます。

解像度設定FPS
フルHD
1920×1080
最高
149
307

計測場所:グリーシー・グローブ、3D解像度は100%に変更。レイトレーシング / NVIDIA DLSS無効で計測。

ゲーム性能まとめ

ここまでをまとめます。

RTX 3070 Ti搭載モデルなので重量級ゲームや高解像度にも対応する高性能モデルです。

FPS / TPSゲームで高フレームレートを出したい方にもおすすめの高性能ゲーミングPCです。

4K解像度
WQHD解像度
フルHD解像度
  1. 4K解像度:FF15のベンチマーク:最高設定で快適評価。PSO2:NGSのベンチマーク:最高設定で標準評価。
  2. WQHD解像度:FF15のベンチマーク:最高設定でとても快適評価。
  3. フルHD解像度:FF15のベンチマーク:最高設定で非常に快適評価。

CPU性能

CPU性能をチェックしました。

この項目のみ、BIOSの設定を変更する事で性能が変わるので両方掲載しています。

G-Tune HN-Z-AFでは、MSIマザーボードが採用されていたので、「Advanced CPU Configuration」内の

  • Long Duration Power Limit(W)(PL1)

の項目を125Wに設定して両方計測しています。デフォルトは65Wです。

マウスコンピューターのBIOSを開く方法はこちらからチェックしてみて下さい。

デメリットとして、性能は高くなりますが消費電力や発熱が増えます。場合によっては冷却対策も必要になるので参考程度に見てみて下さい。

CINEBENCH R23


通常

CINEBENCH R23


125W

CINEBENCH R23


「CINEBENCH R23」はCGレンダリング性能を測定するベンチマークテストです。

製品名CINEBENCH R23(マルチ)
Core i9-12900K
26849
Ryzen 9 5950X
24830
Core i7-12700K
22819
Core i7-12700
(125W)
21527
Ryzen 9 5900X
21369
Core i7-12700
17140
Core i9-11900K
15913
Ryzen 7 5800X
15388
Core i7-11700K
14225
Core i5-12400F
11805
Ryzen 5 5600X
11270

CINEBENCH R23マルチスコア参考比較

表はCINEBENCH R23を当サイトでテストした比較になります。

Core i7-12700は12コア20スレッドの高性能モデルです。非常に高いCPUパフォーマンスを持っています。

ベンチマーク

PC MARK10

PC MARK10

PCMark 10EssentialsProductivityDCC
8388105781076814064

パソコンの総合的なパフォーマンスを計測するベンチマークソフトが「PCMark 10」です。

Essentialsはアプリケーションの起動速度、Webブラウジング、ビデオ会議などのPCの基本性能を計測します。

Productivityはオフィスソフトの性能、Digital Content Creation(DCC)は写真編集、動画編集などのクリエイティブ系ソフト性能のスコアとなっています。

機種名構成PC MARK10
G-Tune EP-Z-FGPCCore i7-12700K
RTX 3080
8817
G-Tune HN-Z-FGPCCore i7-12700
RTX 3070 Ti
8388
G-Tune EP-A-3070TiRyzen 7 5800X
RTX 3070 Ti
7796
G-Tune HN-Z-AFCore i7-11700
RTX 3070 Ti
7684
G-Tune HM-B-3060Ti-FGPCCore i7-11700
RTX 3060 Ti
7313

PC MARK10参考比較

ストレージの速度

ストレージの速度

ゲームではSSDにインストールするとロード時間が短縮される効果や、カクつきを抑える効果が見込めます。

1TBのNVMe SSDが搭載されていました。 パソコンの動作がサクサクで、ゲームでもストレスフリーです。

消費電力

アイドル時高負荷時
アイドル時高負荷時

消費電力はワットチェッカー(REX-BTWATTCH1)で計測しています。

高負荷時は3DMARKのTimeSpyを開始した序盤の消費電力の計測です。数値の変動があるので参考程度に見てみて下さい。

構成高負荷時
Ryzen 9 5900X
RTX 3080 Ti
478W
Core i7-12700K
RTX 3080
428W
Core i7-12700
RTX 3070 Ti
387W
Core i7-11700F
RTX 3060 Ti
282W
Core i7-11700F
RTX 3060
246W

消費電力比較

温度

温度

室温24℃環境での計測になります。計測ソフトはHWMONITOR-PROを使用しています。アイドル時と3DMARKのFireStrikeおよびCINEBENCH R23を10分間実行した際の最大温度です。

CPUの温度もグラフィックスボードの温度も低いです。

静音性

静音性

アイドル時3DMARK
40.6 db47.1 db

アイドル時と3DMARKのFire Strikeを実行した時の騒音デシベルを計測しました。無響室で計測した訳で無く、一般的な住宅で計測した数値になっているので参考程度に見てみて下さい。

FireStrike実行時の中で、最も動作音の大きい数値です。環境の下限は40db前後です。

まとめ

まとめ

「G-Tune HN-Z-FGPC」は冷却性能や拡張性が高いミドルタワー型のケースです。コンソールパネルにもアクセスしやすいです。

CPUは12コア20スレッドのCore i7-12700搭載で、ゲームやクリエイティブで快適に使える高いパフォーマンスが魅力です。

グラフィックスはRTX 3070 Tiを搭載しているので、FPSゲームを144FPS / 240FPSで快適に動作させたい方や、最新重量級ゲームを快適に楽しみたい方におすすめのハイスペックゲーミングPCです。

こんな方におすすめ

  • eスポーツタイトルで高fps出したい方
  • WQHD解像度の最重量級ゲームをプレイしたい方
  • コストを落として4K解像度を楽しみたい方
  • 12コアCPU搭載で快適にゲームを楽しみたい方

G-Tune HN-Z-FGPCの詳細はこちら

G-Tune公式サイトはこちら

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