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【ドスパラ】ガレリアSFの実機&性能レビュー

※現在は新型モデルが発売されています。⇒新型モデルの詳細はこちら

ドスパラさんからGTX1070搭載の『ガレリアSF』の実機を貸して頂けたので性能含めてレビューしていきます。ガレリアのSシリーズの特徴としては、ドスパラから販売されているゲーミングPCシリーズのガレリアのデスクトップPCモデルのスリムタイプモデルです。

スリムタイプだからと言っても性能は主力級のミドルタワー型のXシリーズやZシリーズと遜色無い性能を叩き出します。ガレリアのゲーミングPCを購入予定で、製品ラインナップを見てSシリーズを少しでも魅力的に感じたらあなたの使用環境にマッチしている可能性が高いので候補の1つとして本格的に検討してみるのがいいでしょう。

>> ガレリア製品ラインナップ一覧 <<

※スマホだと表示されない場合があるのでChromeアプリをお使いの方は、右上にあるメニューから「PC版サイトを見る」という所にチェックを入れる事でPC表示に切り替わり閲覧できるかもしれません。チェックを外すと元の表示に戻ります。

まずはこちらのページでガレリアの製品の詳細や価格を把握すると理解がグッと深まります。今回レビューするのはSシリーズのGTX1070が搭載されているガレリアSFというモデルになります。

記事執筆時だと価格は159,980円(現在の価格は詳細ページで必ずご確認下さい)となっているのでXシリーズの同じGTX1070搭載のXFと比較しても同じ価格です。スリムタイプだからといって、特別高いという事はありません。

性能に関してはベンチマーク等で計測しているので後で参考にして頂くとして、結果から言うとミドルタワー型のXシリーズなどとほぼ遜色はありません。

なので、注目するポイントはシンプルにサイズだけです。とにもかくにもサイズのコンパクトさに魅力を感じた方が選ぶべき製品で、ゲーミングPCを購入した事がある方なら自宅に届いてまず驚くのがその大きさです。思わず「でかっ!」と声に出してしまう人も少なくないでしょう。

『次に購入するゲーミングPCは性能が低かったり、価格が高くなければ、省スペースにしたいな』と素直に感じた事がある方なら正解の選択肢の1つがこのガレリアのSシリーズです。

他にもガレリアのシリーズについてはレビューしているので省スペース性をさらにと考えるならノートPCのQSF1070HGSも選択肢にあがると思いますし、やっぱり通常のモデルと考えるのならXシリーズやZシリーズも実機レビューしているのでこちらもあわせて参考にして下さい。

目次

スペック

OSWindows10
CPUCore i7-6700
GPUGeForce GTX 1070(8GB)
メモリ8GB
マザーボードH110(Mini-ITX)
HDDSSD 525GB、HDD 2TB
電源500W(80PLUS GOLD)

※情報は記事執筆時点のものになります。最新の製品の詳細や価格については公式ページで必ずご確認下さい。

※現在は新型モデルが発売されています。⇒新型モデルの詳細はこちら

KTCケース外観

前面

ガレリアKTCケースのサイズは105(幅)×350(奥行き)×382(高さ) mmとなっています。

ガレリアのミドルタワー型のPCケースと比較すると一目瞭然て薄く、全体的に小さいという印象があり、部屋に置いた時の圧迫感が少ないです。

縦置きだけでは無く、横置きにも対応しています。スリムタイプでも光学ドライブが搭載されており、カスタマイズしてブルーレイを視聴可能な構成に変更する事も記事執筆時では可能です。なのでリビングに設置した場合はブルーレイ試聴機としても活用する事が可能です。

前面インターフェースは、電源ランプ、電源、リセットボタン、SDカードリーダー、USB3.0×2、オーディオ端子となっています。

左側面

左側面にはグラフィックボードがうっすら見えますが、こちらから空気を取り込んでグラフィックボードを冷却する仕様になっています。またここの部分はカスタマイズのオプションでマグネット式専用ダストフィルターが搭載可能です。

右側面

右側面には右下にファンがありますが、ちょうどこの位置にCPUが設置されているのでCPUを冷却するファンになっています。こちらからも吸気されます。

背面

背面から排気をするエアフローになっています。右下に電源、グラフィックボードによって映像出力は変わる場合がありますが、DisplayPort×3、DVI x1,、HDMI x1となっています。

マザーボードはH110のMini-ITXを採用しています。USB2.0×4、USB3.0×2とUSBはたっぷり活用できます。有線LANNの端子やオーディオ系の端子が揃っています。

机上に置いても圧迫感の無いサイズ

KTCケースのようなスリムタイプでご家庭で使用する事を想定すると、テレビラックやPCデスクの上・もしくは下に置くという方が多いと思います。テレビラックには通常のミドルタワーだとまず置けないと思いますが、幅が105センチ以上あれば横配置で置けます。

PCデスクに配置する際も、一般的な120cmの机に置く場合は、スリムタイプで幅・奥行き・高さが小さいので圧迫感が非常に少なく、スペースを最大限広く取れます。

ガレリア SFの内部

内部は上部にグラフィックボードや光学ドライブ、SSDなどが配置されて下段にHDD、電源、CPU、メモリが配置されています。グラフィックボードにアクセスするには、周りにあるネジを外す事で外れます。

CPUファンについては高さ的な問題で大型のCPUファンの搭載は出来ないと思います。ドスパラの方でも記事執筆時でカスタマイズ不可でした。もし自分で換装する場合はスリムタイプでも使用可能な製品を選択して自分で付け替える必要があります。

増設に関してはSSDが追加できるかと思います。画像だと少し見にくいですが、SATAが1個開いているのでそこに挿せばいけるかと思います。

ガレリア SFの付属品

付属品には取扱説明書とドライバーのディスク類と、横向きで設置する際のインシュレーター、縦置きで設置する時の機材などが入っています。

各種ベンチマークを計測

ファイナルファンタジー XIV 蒼天のイシュガルド

FF14の蒼天のイシュガルドのベンチマークはスコアが7000を超えると非常に快適の評価が出ます。フルHD環境なら最高設定でも7,000は余裕で越えていますし、4Kでもとても快適評価になっています。これだけ優秀なスコアが出ているので、国産のゲームは総じて快適にプレイ可能です。

設定画面サイズDirectXスコア
最高品質3840×2160115465
高品質3840×2160116420
標準品質3840×21601111813
最高品質3840×216097376
高品質3840×216097489
標準品質3840×2160915270
最高品質1920×10801115987
高品質1920×10801116532
標準品質1920×10801121187
最高品質1920×1080917385
高品質1920×1080917551
標準品質1920×1080921584

ドラゴンクエストX

すべての設定や解像度においてすごく快適の評価が出ています。フルHDの場合これ以上の数値はGTX1080でも出ませんのでドラクエ10ベンチマークは4Kでのスコアの比較だと多少は参考になるかもしれません。

設定画面サイズスコア
最高品質3840×216015770
標準品質3840×216017817
低品質3840×216019745
最高品質1920×108019345
標準品質1920×108019821
低品質1920×108020655

ドラゴンズドグマオンライン

スコアが7000を超えると「とても快適」の評価になります。すべての設定や解像度においてとても快適の評価が出ています。

設定画面サイズスコア
最高品質1920×108010905
標準品質1920×108011207
低品質1920×108011226

モンスターハンター第三弾(大討伐)

モンスターハンターのオンラインでのベンチマークソフトでは42502というスコアが出ています。High Grade Editionでも問題無く快適にプレイする事が可能なスペックです。

設定画面サイズスコア
最高設定3840×216010265
最高設定1920×108034763

PSO2ベンチマーク ver.4

公式では5001以上の性能があれば快適という見解が出ていますが、最高設定の簡易設定の6で37711というスコアが出ています。最高設定でも問題無く快適にプレイする事が可能です。

設定画面サイズスコア
簡易設定6(最高設定)1920×108037711
簡易設定51920×108039037

3DMark

3DMarkは3Dゲームのパフォーマンスを計測する世界標準のベンチマークソフトです。 Fire StrikeについてはゲーミングPC用のベンチマークになるのでゲーミングPCの場合は基本的にFire Strikeを参考にするといいでしょう。Fire Strike Ultraは4Kでの3Dゲームのパフォーマンスを計測しています。

better than 86% of all resultと出ています。すべての結果の86%よりも良いですという事は上位14%に位置しています。

DmarkスコアGraphics scorePhysics scoreCombined score
Fire Strike1409917607115606513
Fire Strike Ultra41404121116012145

Time Spy

Time SpyはDirect12に対応したベンチマークテストになります。

スコアGraphics scoreCPU test
544456564491

SSD&HDDの速度

SSDHDD

スリム型ですが、SSDとHDDが搭載されているのでミドルタワーと遜色なく快適に扱えます。今回レビューした製品のSSDの容量は525GBと大容量なので基本的に困るという場面に遭遇する事は考えづらいです。HDDも2TBと余裕があるので、普段使わないようなデータはこまめにHDDに移すような作業も極力しなくてもSSDが約500GBあれば運用可能です。

まとめ

ガレリアSFがおすすめな方

  • 省スペースなゲーミングPCが欲しい方(ミドルタワーを部屋に置いて省スペースな方が良いと感じた事がある)
  • スペックが高いゲーミングPCが欲しい方(ミドルタワーと遜色ありません)
  • 1070搭載のゲーミングPCが欲しい(70番台はゲーマーに大人気で将来性も高いです)
  • 基本的にパーツの換装や増設はほとんどしないという方(パーツの換装については可能ですが、難易度は若干上がります)
  • 家から全く持ち出さない・固定された場所で使うという方(省スペースならノートPCという選択肢もありますが、固定するならデスクトップ型の方が排熱性などの理由からおすすめ)
  • ゲーミングデバイスを活用したい方(こちらもノートと比較した場合、ゲーミングディスプレイ・ゲーミングキーボードなどの資産が流用・活用しやすい)
  • キューブ型よりもスリム型に惹かれるという方(オーディオラックやテレビラックなどに設置する場合は有利なのは幅が狭いスリムタイプ)
  • VRやりたいけどPCデスクを置きたく無い方(お部屋のインテリアを考慮してリビング等でPCゲームがしたい場合はスリムタイプが設置スペースの関係上有利です)

ガレリアSFよりも違う選択の方が良いと思う方

  • 長時間使うという方(ほぼ毎日12時間ゲームをやり続けるというような方の場合はミドルタワー型の方が良いかもしれません。毎日2時間程度・休日に6時間程度ゲームをプレイするくらいならスリムタイプでも全く問題無いと思います)
  • デスクトップPCに求めるのがパーツ交換・増設が命という方(パーツの交換・増設の容易さはXシリーズやZシリーズなどのミドルタワーの方が有利です)
  • そもそもスリムタイプが必要無いと感じている方(日本の住環境を考えると少数派な意見かもしれませんが、部屋が広く、PCデスクも広い方はスリムタイプである必要が無いかもしれません)
  • 超ハイエンドを求める方(ガレリアSシリーズはGTX1080もTITAN Xも搭載可能ですが、SLIなどの超ハイエンドは無理なので、GTX1080SLIなどを求める方はZ-SLIやXE-SLIシリーズを選択しましょう)

基本的にパーツ交換をほとんどしなかったり増設をしないのであればスリムタイプでも問題無いので、特に初心者の方でパーツ交換や増設を全くしないという方ならスリムタイプである事はメリットの比重が非常に大きいと感じます。

※現在は新型モデルが発売されています。⇒新型モデルの詳細はこちら

ガレリア SF

CPU:Core i7-6700
メモリ:8GB
GPU:GeForce GTX1070(8GB)

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