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【ドスパラ】ガレリアSGの実機&性能レビュー

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ドスパラさんから『ガレリアSG』の実機を貸して頂けたので性能含めてレビューしていきます。ガレリアSGはガレリア専用のKTCケースというオリジナルのPCケースを採用したスリムモデルタイプのゲーミングPCになります。

※2016年10月現在の情報です。

目次

スペック

スペック
CPUCore i7-6700
グラフィックGeForce GTX1080(8GB)
メモリ8GB
ストレージ250GB SSD
2TB HDD

執筆時のスペックになります。現在の商品の詳細や価格については詳細ページにてご確認下さい。記事公開時点2016年10月の情報を参考にしています。

KTCケース外観

前面

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ガレリアKTCケースのサイズは105(幅)×350(奥行き)×382(高さ) mmとなっています。

ドスパラのミドルタワーのガレリア専用KTケースは207(幅)×520.7(奥行き)×450.2(高さ)mmです。

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数字だけだといまいちピンと来ないと思うので画像で比較してみるとこのような感じです。

特に幅が約半分程度の大きさというのが特徴的です。幅以外でも全体的に小ぶりなサイズになっています。

img_2108_r

横向きにも対応しています。画像から見て左上に光学ドライブが搭載されています。

左下にはロゴがありますが、これは縦・横で向きを変えられる仕様になっています。

img_2110_r

光学ドライブに関してはノートPC用のスリムドライブが搭載されています。

グラボの吸気の関係で、横向きにする際は付属品でインシュレーターが付いているので光学ドライブが上な状態でインシュレーターを貼り付けて下さい。

img_2112_r

左からアクセスランプ、電源、リセットボタン、SDカードリーダー、USB3.0×2、オーディオ端子となっています。

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縦置きにする場合は下を固定する機材が付属品で付いているので活用して下さい。

左側面

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左側面にはグラフィックボードがうっすら見えますが、こちらから空気を取り込んでグラフィックボードを冷却する仕様になっています。

またここの部分はカスタマイズのオプションでマグネット式専用ダストフィルターが搭載可能です。

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マグネットによる着脱が可能で、左側面だけでなく、右側面にあるファンの所にも取り付けられるのでここはカスタマイズした方がいいと個人的に思います。

ほこりはPCの大敵ですし、これならメンテナンスも容易です。1,980円(+税)という価格も高くないのでおすすめです。

右側面

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右側面には右下にファンがありますが、ちょうどこの位置にCPUが設置されているのでCPUを冷却するファンになっています。こちらからも吸気されます。

背面

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背面から排気をするエアフローになっています。上から電源、グラフィックボードによって映像出力は変わる場合がありますが、DisplayPort×3、DVI x1,、HDMI x1となっています。

マザーボードはH110のMini-ITXを採用しています。USB2.0×4、USB3.0×2とUSBはたっぷり活用できます。

PS4と比較してみた

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デスクトップPCを持っていないという方に分かりやすいようにPS4と比較してみます。

さずがに横幅はPS4の倍近くありますがあくまでガレリアSGの場合は何でもこなせるパソコンだという事をお忘れなく。

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奥行きに関しては同じくらいです。なのでオーディオラックとかにも普通に入るサイズです。サイズだけ見ると新型のちょっと大きめなゲーム機という印象すらあります。

ガレリア SGの内部

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内部構造は大きく分けて上の段と下の段になっています。上の段には反対側にグラフィックボードと光学ドライブが入っています。手前に2.5インチのSSDが2基搭載可能です。

下の段には左側にはHDDが入っており、その下にSFX電源が入っています。右側にはMini-ITXのマザーボードが入っており、CPUやメモリなどのパーツが載っています。

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こちらの上部の部分はネジを取るとごそっと外れる仕様になっています。

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わかりやすいように、取り外しやすい部分を手前に持ってきました。ネジを外すと、このようにカバーが外れます。これにより、グラフィックボードの換装やパーツ交換などの作業も可能です。ただし、作業はすべて自己責任となりますので、ご注意ください。

ガレリア SGの付属品

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付属品には取扱説明書とドライバーのディスク類と、横向きで設置する際のインシュレーター、縦置きで設置する時の機材などが入っています。

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キーボードも付属しています。ゲーム用のキーボードになっているので、WindowsKeyが無効になるなど最適化されています。

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3ボタンのマウスも付属してきます。真ん中のボタンではdpiも3段階まで変更する事が可能です。

スペック

OSWindows10
CPUCore i7-6700
GPUGeForce GTX 1080(8GB)
メモリ8GB
マザーボードH110(Mini-ITX)
HDDSSD 525GB、HDD 2TB

※情報は記事執筆時のものになります。最新の詳細は公式ページでご確認下さい。

各種ベンチマークを計測

ファイナルファンタジー XIV 蒼天のイシュガルド

2016-10-06_16h38_35_r

FF14の蒼天のイシュガルドのベンチマークはスコアが7000を超えると非常に快適の評価が出ます。

フルHD環境なら最高設定でも7,000は余裕で越えていますし、4Kでも最高設定でも7,000に近い数字が出ています。

設定画面サイズDirectXスコア
最高品質3840×2160116761
高品質3840×2160117871
標準品質3840×21601114338
最高品質3840×2160917261
高品質3840×2160917509
標準品質3840×2160921213
最高品質1920×1080118604
高品質1920×1080118777
標準品質1920×10801117189
最高品質1920×1080918362
高品質1920×1080918064
標準品質1920×1080922358

ドラゴンクエストX

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すべての設定や解像度においてすごく快適の評価が出ています。

設定画面サイズスコア
最高品質3840×216017640
標準品質3840×216018746
低品質3840×216019565
最高品質1920×108019537
標準品質1920×108019553
低品質1920×108019782

ドラゴンズドグマオンライン

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スコアが7000を超えると「とても快適」の評価になります。すべての設定や解像度においてとても快適の評価が出ています。

設定画面サイズスコア
最高品質1920×108011573
標準品質1920×108011995
低品質1920×108011987

モンスターハンター第三弾(大討伐)

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モンスターハンターのオンラインでのベンチマークソフトでは42502というスコアが出ています。High Grade Editionでも問題無く快適にプレイする事が可能なスペックです。

設定画面サイズスコア
最高設定3840×216012860
最高設定1920×108042502

PSO2ベンチマーク ver.4

pso20161006_184050_000_r

公式では5001以上の性能があれば快適という見解が出ていますが、最高設定の簡易設定の6で58643というスコアが出ています。最高設定でも問題無く快適にプレイする事が可能です。

設定画面サイズスコア
簡易設定6(最高設定)1920×108058643
簡易設定51920×108066604

3DMark

2016-10-06_19h34_02_r

3DMarkは3Dゲームのパフォーマンスを計測する世界標準のベンチマークソフトです。

Fire StrikeについてはゲーミングPC用のベンチマークになるのでゲーミングPCの場合は基本的にFire Strikeを参考にするといいでしょう。Fire Strike Ultraは4Kでの3Dゲームのパフォーマンスを計測しています。

2016-10-06_19h34_25_r

better than 92% of all resultと出ています。すべての結果の92%よりも良いですという事は上位8%に位置しています。

DmarkスコアGraphics scorePhysics scoreCombined score
Fire Strike1530619982109147115
Fire Strike Ultra47664776109592559

Time Spy

2016-10-06_19h22_39_r

Time SpyはDirect12に対応したベンチマークテストになります。

スコアGraphics scoreCPU test
615065284633

SSD&HDDの速度

2016-10-06_20h02_52
2016-10-06_20h07_42

スリム型ですが、SSDとHDDが搭載されているのでミドルタワーと遜色なく快適に扱えます。

ガレリアSGのスペックはミドルタワー型と比較してどうか?

スリム型なのでミドルタワーの一般的なゲーミングデスクトップPCと比較してスペック面で多少劣るのでは?と考える方もいるかもしれません。

同じくドスパラから販売されているガレリアのミドルタワーケースを採用した今回レビューしたのと同等のスペックのGTX1080を搭載したガレリアXGを実機レビューしているのでそちらと比較してみます。

ガレリアXGとガレリアSGの比較

ガレリアXGガレリアSG
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2016-10-06_15h35_03
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2016-10-06_18h12_30_r
snapcrab_monster-hunter-frontier-benchmark-rev2-ver-301_2016-9-10_17-45-0_no-00_r
2016-10-06_18h33_59_r
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基本的に、スリム型であるガレリアSGでも、ミドルタワー型のデスクトップPC(たとえばガレリアXG)とベンチマークスコアに大きな差はありません。スリムだからといって性能が劣るわけではなく、GTX1080を搭載したスペックはほぼ同等です。

今回レビューしたガレリアSGは、ガレリアXGと構成内容がほとんど同じですが、異なる点はメモリの容量とマザーボードの規格です。

3DMarkのベンチマークでは約800ポイントの差が出ていますが、おそらくこの差はその構成の違いによるものと考えられます。

それでも、このサイズでこれだけの性能が出せるのは非常に魅力的です。これまで「ゲーミングPCを置く場所がない」と諦めていた方にも、強力な性能を省スペースで手に入れるチャンスが広がったと言えるでしょう。

【ドスパラ】GTX1080搭載ガレリア XGの実機&性能レビュー

まとめ

ガレリアSGは、スリムな筐体にハイエンドGPU「GTX1080」を搭載した、ミドルタワー並の性能を誇るスリム型ゲーミングPCです。

こんな方におすすめ
  • デスク周りをすっきりさせたい方
  • オーディオラックなど狭いスペースに設置したい方
  • ノートPCでは性能不足を感じる方
  • パーツ交換などを予定していない方
特徴と注意点
  • 冷却性能は十分ですが、長時間・高負荷用途ならミドルタワー型の方が安定性あり
  • 拡張性は限定的なので、カスタマイズ重視の方には不向き
  • 騒音は標準的で、特に気になるレベルではありません

スリム型ながらハイエンドGPUと優れた冷却性を備えたガレリアSGは、省スペースで高性能なゲーミング環境を求める方にとって、価格以上の満足感が得られるモデルです。

用途とスタイルに応じて、ミドルタワー型とのバランスを見ながら選ぶと良いでしょう。

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