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【ドスパラ】ガレリア ZFの実機レビュー( i7-9700K RTX2070 )

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ドスパラさんからガレリア ZF(Core i7-9700K / RTX2070 )の実機をお借りしたのでレビューしていきます。

ガレリアZFの特徴はCPUがCore i7-9700Kを搭載しているのでリアル8コアで最大4.9GHz駆動のゲームに最適なCPU、グラフィックボードにはNVIDIAの最新アーキテクチャーのTuring採用のRTX2070が搭載します。

フルHD解像度において重量級タイトルでも快適に動作するパフォーマンスが魅力なガレリアZFはハイスペックなゲーミングPCが欲しい方におすすめです。

ガレリアのデスクトップPC一覧はこちら

まずはこちらのページでガレリアの製品の詳細や価格を把握すると理解がグッと深まります。今回レビューするのはRTX2070が搭載されているガレリアZFというモデルになります。

目次

スペック

GALLERIA ZF / ガレリア ZF
OSWindows10 64ビット
CPUCore i7-9700K
グラフィックGeForce RTX2070(8GB)
メモリ16GB
ストレージSSD 500GB / HDD 2TB
マザーボードZ390

価格・詳細はこちら

レビュー機のスペックになります。現在の商品の詳細や価格については詳細ページにてご確認下さい。

外観をチェック

PCケースはガレリア専用のKTケースです。Xシリーズ・Zシリーズと同じになります。冷却性能と拡張性が高いATXのミドルタワー型になります。

フロントを開ける事は可能ですが、結構面倒なのでフロントファンを換装したい場合はBTOオプションで頼むのも手です。フロントファンは12cmです。カスタマイズする場合は、『フロントケースファン』という箇所で変更可能です。

左側面にはサイドにメッシュ加工がされており、高温になりがちなCPUとGPUを冷却する機構になっています。サイドには12cmファンor14cmファンが取り付け可能です。

右側面には右上にマザーボード部分を冷却する為に吸気があります。

光学ドライブが前面上部に搭載されています。最近のゲームはダウンロードが主体なので使う機会はゲーム用途では少ないかもしれませんが他の用途で使う機会もあると思います。

執筆時現在では光学ドライブ無し (※カスタマイズで選択可能)となっています。

前面インターフェース部はUSB3.0×2、SDカードリーダー、マイク入力×1、ヘッドフォン出力×1、リセットボタン、電源ボタンが並んでいます。その下にはアクセスランプがあります。

天板上部は12cmファンor14cmファンが取り付け可能です。後方にファンがあるので贅沢に置く事はできませんが手前にはスマホなどの小物を置く程度のスペースはあります

背面は上部にケースファンがあります。背面のファンは12cmです。

内部パーツをチェック

内部はこのようになっています。右側の上段が5インチベイ、下段が3.5インチベイの格納になっています。

CPUファンにはサイズの『虎徹 Mark II』が搭載されていました。

GPUはPalit製のNVIDIA GEFORCE RTX 2070が搭載されています。

HDMI端子x1、DisplayPort端子x3、DVI-D×1が装備されています。

マザーボードはASRockのZ390 Phantom Gaming 4が採用されていました。

パーツのメーカーに関しては状況により変更される可能性があります。レビュー機ではこのメーカーのパーツが搭載されていましたという情報になります。

付属品もチェック

カスタマイズで対応するキーボードとマウスが同梱されていました。

キーボードとマウスは執筆時現在ではカスタマイズで対応可能となっております。

ゲーム性能をチェック

3DMARK

3DMarkは3Dゲームのパフォーマンスを計測する世界標準のベンチマークソフトです。

Fire StrikeはフルHD、Fire Strike ExtremeはWQHD、Fire Strike ULTRAは4Kのベンチとなっています。Time SpyはDirect12に対応したベンチマークテストになります。

3D MARK項目スコア
Fire Strikeスコア19332
Graphics Score21761
Physics Score18602
Combined Score10873
Fire Strike EXtremeスコア9808
Graphics Score10195
Physics Score18584
Combined Score4922
Fire Strike Ultraスコア5167
Graphics Score5028
Physics Score18607
Combined Score2756
Time Spyスコア8482
Graphics Score8622
CPU Score7770
Time Spy EXtremeスコア4006
Graphics Score4002
CPU Score4035

3DMARK Fire Strike比較

実機で取得した総合的なスコアの比較

構成:Core i9-9900K×RTX2080Ti、Ryzen 7 2700×RTX2080Ti、Core i7-9700×RTX2080、Core i7-9700K×RTX2070、Ryzen 7 2700×RTX2070、Core i7-8700×RTX2060、Core i7-8700×GTX1070、Core i7-8700×GTX1060(6GB)、Ryzen 5 2600×GTX1060(6GB)

レイトレーシングの性能をチェック

Port Royalはリアルタイムレイトレーシングのベンチマークになります。どの程度レイトレーシングをリアルタイムで処理できるかを評価したベンチマークソフトです。

実機で取得したデータです。

ファイナルファンタジー XV

FF15のベンチマークではスコアが12,000を超えると最高評価の非常に快適になります。現状国産ベンチマークで配布されている中ではかなり重いベンチマークになります。重量級のゲームをプレイされる方はこのベンチマークを指標にゲーミングPCを選択するのがおすすめになります。

フルHD、WQHD高品質設定(最高設定)で快適評価に達しています。重量級ゲームでも対応可能なのがRTX2070の強みです。

そして軽量品質設定においては『15249』というスコアが出ています。ガレリアAF(Ryzen 7 2700)のスコアが『11778』でしたのでCore i7-9700Kの強みが出ています。

解像度設定スコア評価
3840×2160高品質3875 / 38 fps普通
標準品質4447 / 44 fps普通
軽量品質6292 / 63 fps快適
2560×1440高品質6558 / 65 fps
標準品質8206 / 82 fps
軽量品質11123 / 111 fpsとても快適
1920×1080高品質8905 / 89 fps快適
標準品質11882 / 118 fpsとても快適
軽量品質15249 / 152 fps非常に快適

 ファイナルファンタジー XIV 紅蓮の解放者

FF14の紅蓮の解放者のベンチマークはスコアが7000を超えると非常に快適の評価が出ます。7000を超えているので、FF14が快適にプレイ可能です。中量級のゲームのプレイを想定してゲーミングPCを選択される方はFF14のベンチマークを指標にして選択するのがおすすめです。設定調整すれば超高解像度も視野に入りそうなスコアが出ています。

解像度設定スコア評価
3840×2160最高品質52 FPS / 6855とても快適
59 FPS / 8023非常に快適
標準114 FPS / 15489
2560×1440最高品質99 FPS / 13434
112 FPS / 15097
標準156 FPS / 19674
1920×1080最高品質133 FPS / 17380
142 FPS / 18257
標準177 FPS / 21402

ドラゴンクエストX

すべての設定において最高評価の『すごく快適』評価が出ています。

解像度設定スコア評価
3840×2160最高品質21074すごく快適
1920×1080最高品質23089

モンスターハンター第三弾[大討伐]

モンスターハンターオンラインでのベンチマークソフトでも非常に高いスコアが出ています。

画面サイズスコア
3840×216013899 / 139 fps
2560×144027523 / 278 fps
1920×108044952 / 452 fps

PSO2ベンチマーク ver.4

公式では5001以上の性能があれば快適という見解が出ていますが、最高設定で10万超えのスコアが出ています。

解像度設定スコア
1920×1080簡易設定6294 FPS / 101962

メトロエクソダス(METRO EXODUS)

解像度設定RTX / DLSSRTX / DLSS オフ
4K
3840×2160
エクストリーム24 FPS24 FPS
30 FPS34 FPS
35 FPS(中)60 FPS
WQHD
2560×1440
エクストリーム32 FPS35 FPS
44 FPS56 FPS
53 FPS(中)104 FPS
フルHD
1920×1080
エクストリーム40 FPS43 FPS
59 FPS74 FPS
78 FPS(中)141 FPS

フレームレートはベンチマークソフトを実行した時の数値になります。DX12,全ての値のShading Rateを100%に変更。

【EXTREME】Texture filtering:AF 16X,Motion Blur:Low,Tesselation:Full,Advanced Physx:On,Ray Trace:Off,DLSS:Off,Hairworks:On。

【High】高設定にして他はEXTREMEと同じです。

【Low】Texture filtering:AF 4X,Motion Blur:Low,Tesselation:Off,Advanced Physx:Off,Ray Trace:Off,DLSS:Off,Hairworks:Off。

RTX / DLSSはこれにRay Trace:Ultra,DLSS:ONにした数値になります。RTXは低では無く中設定での表記になります。

シャドウ オブ ザ トゥームレイダー

シャドウオブザトゥームレイダー
解像度画質設定DXR/DLSS オンDLSS オンDXR DLSS オフ
4K
3840×2160
最高33 FPS51 FPS36 FPS
52 FPS60 FPS48 FPS
最低69 FPS77 FPS71 FPS
WQHD
2560×1440
最高38 FPS81 FPS71 FPS
58 FPS90 FPS85 FPS
最低77 FPS121 FPS128 FPS
フルHD
1920×1080
最高58 FPS106 FPS104 FPS
89 FPS116 FPS116 FPS
最低115 FPS138 FPS145 FPS

DirectX12 / TAA環境で取得しました。フレームレートはベンチマーク実行時の数値になります。最高設定基準のレイトレ『最高』、中設定基準のレイトレ『高』、最低設定基準のレイトレ『中』で計測しました。

バトルフィールド5

解像度画質設定DXR / DLSSオンDXRオフ
4K
3840×2160
最高42 FPS44 FPS
45 FPS46 FPS
55 FPS64 FPS
57 FPS73 FPS
WQHD
2560×1440
最高64 FPS81 FPS
69 FPS86 FPS
82 FPS115 FPS
88 FPS129 FPS
フルHD
1920×1080
最高88 FPS113 FPS
95 FPS120 FPS
113 FPS153 FPS
120 FPS180 FPS

DirectX12、『祖国の為に』の開始地点になります。DXRをオンにしてDLSSもオンにした際のフレームレートとオフにしたフレームレートになります。

RTX20シリーズの特徴としてリアルタイムレイトレーシングによりグラフィックが綺麗になるのですが、4Kの最高設定だとオフにしてもそれほど差が無いので実用的という見方が出来ます。解像度をフルHDにすると差があるのですが、実用的(フルHD最高設定でも60fps)なフレームレートは出ています。

Apex Legends

解像度設定FPS
4K
3840×2160
最高49
最低66
WQHD
2560×1440
最高88
最低106
フルHD
1920×1080
最高116
最低132

スカルタウンに降下した際のフレームレートになります。

フルスクリーン、視界:90、色覚特性モード:オフ、垂直同期:無効、解像度適応の目標fps:0、アンチエイリアス:TSAA、テクスチャストリーミング割り当て:極(VRAM:8GB)、テクスチャフィルタリング:異方性16X、アンビエントオクルージョン品質:高、サンドシャドウ範囲:高、サンシャドウディティール:高、スポットシャドウディティール:最高、空間光:有効、ダイナミックススポットシャドウ:有効、モデルディティール:高、エフェクトディティール:高、衝撃マーク:高、ラグドール:中

Forza Horizon 4

解像度設定FPS
4K
3840×2160
ウルトラ64
ミディアム85
ベリーロー107
WQHD
2560×1440
ウルトラ92
ミディアム124
ベリーロー158
フルHD
1920×1080
ウルトラ112
ミディアム151
ベリーロー195

フレームレートはベンチマーク実行時の数値になります。

フォートナイト

解像度設定FPS
4K
3840×2160
エピック52
67
112
202
WQHD
2560×1440
エピック107
138
228
338
フルHD
1920×1080
エピック162
204
278
374

場所:ダスティディボットにて計測し、3D解像度は100%に変更しています。

RTX2070の性能的にはフルHDの重量級の対応力とレイトレーシングの対応力、WQHD重量級も視野に入る高スペックが魅力になります。(FF15のベンチマークで快適評価)

またVRAMが8GB搭載しているのもポイントが高いです。MHWの高解像度テクスチャ(High Resolution Texture Pack)だと8GB以上のグラフィックメモリが要件になっており、ApexLegendやバイオハザード:Re2など高画質設定でVRAMを要求してくる最新タイトルというのも目立つのでVRAM容量は多い方が安心出来ますね。

VR性能をチェック

VRMARK《VR性能》

VR性能をスコア化するソフトがVRMARKです。スコアが5000を越えると「VR Ready」評価になります。

Orange Roomは標準的なVR性能を評価するベンチマークで、Cyan RoomはDirect12、BlueRoomは将来用です。

VRMARK項目スコア
Orange Roomスコア12306
Avg FPS268 fps
Cyan Roomスコア8696
Avg FPS189 fps
Blue Roomスコア2713
Avg FPS59 fps

重量級のVRゲームも快適に動作するスペックになります。

CPU性能をチェック

CINEBENCH R20

CINEBENCH R20はCinebenchの最新バージョンになります。レンダリングに必要な演算能力が約8倍、メモリ消費量も4倍に引き上げられたそうです。また、CINEBENCH R15とは比較出来ません。CPU 3678cb、CPU(single-Core) 501cbを記録しました。

 

CINEBENCH R15

Core i7-8700Kと比較するとマルチスレッド性能が向上し、シングルスレッド性能も向上しています。CPU 1514cb、CPU(single-Core) 208cbを記録しました。ゲームにおいてはフレームレートが伸びたと実感できるシーンも多いのでCore i7-9700Kはおすすめです。

 

CINEBENCH R15スコア比較

実機で取得したスコアの比較表になります。Core i7-9700Kはマルチ、シングルともに優秀なCPUです。

ストレージの速度をチェック


SSD


HDD


容量は500GBのSSDと2TBのHDDが搭載されているので普段使っていないゲームはHDDに、アクティブなゲームはSSDに入れておけばアクティブなゲームがそこそこ多くても対応可能な容量です。

静音性のチェック

アイドル時3DMARK FireStrike実行時
44.8 db46.2 db

アイドル時と3DMARKのFire Strikeを実行した時の騒音デジベルを計測しました。無響室で計測した訳で無く、一般的な住宅で計測した数値になっているので参考程度に考えて下さい。

消費電力のチェック


アイドル時


3DMARK


消費電力はワットチェッカー(REX-BTWATTCH1)で計測しています。アイドル時72W、3DMARKのFire Strike実行時には241Wでした。

温度のチェック

室温21℃環境での計測になります。計測ソフトはHWMONITOR-PROを用いてアイドル時と3DMARKのFire Strikeのベンチマークを実行した温度になります。CPU、GPUともに低めな温度です。

まとめ

ガレリアZFはRTX2070の性能を有しているのでフルHD重量級やWQHDの重量級に対応した高スペックなゲーミングPCになります。

CPUにもCore i7-9700Kを搭載しているのでフレームレートの伸びを実感できるシーンも多いです。例えばFF14のベンチマークであればフルHD最高設定において『17380』という高いスコアが出ましたが、Ryzen 7 2700を搭載した同じRTX2070を搭載したガレリアAFの場合には『13103』とかなりスコア差が出ます。

また、画質設定を下げた際にもCPU性能の高さがより顕著に出てフレームレートを稼ぐ事が出来ますので体感としてもパフォーマンスの高さを実感できるシーンは多いでしょう。

ガレリアZFはこんな方におすすめ

  • 拡張性の高いPCケースが欲しい方
  • SSDとHDDのデュアルストレージ環境が欲しい方
  • レイトレーシング対応のゲーミングPCが欲しい方
  • フルHD重量級ゲームを快適にプレイしたい方
  • FPSやTPSなどのゲームで144FPS出して快適にプレイしたい方

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