
『信長の野望・飛翔』は、2022年発売の『信長の野望・新生』に続くシリーズ第17作目。発売日は現時点では2026年冬予定となっています。
そこで今回は、「新生は遊んだけど、飛翔は何が変わるの?」「今から買うなら新生と飛翔のどっち?」と迷っている人向けに、 両作の違いをまとめました。
結論からいうと、『飛翔』は「なぜ攻めるのか」を考えるゲームに変わります。
大義名分、約20年ぶりの町づくり内政、大名ごとの目標「志」が加わり、新生よりも国づくりと駆け引きにじっくり時間を使う作品になりそうです。
信長の野望・飛翔と新生の違い【比較表】
| 比較項目 | 信長の野望・新生 | 信長の野望・飛翔 |
|---|---|---|
| 発売 | 2022年7月21日 | 2026年冬(今冬)予定 |
| テーマ | 君臣一体(自ら考えて動く家臣) | 大義名分(戦う理由) |
| 勢力の広げ方 | 戦力を整えて攻め、威風で一気に広げる | 大義名分を得てから攻め、威風で一気に広げる |
| 内政 | 知行制(家臣に土地を任せる) | 知行制+自由配置の町づくり内政 |
| 合戦 | ルート上で部隊がぶつかるライン戦闘 | ライン戦闘+平野・小道の地形、作戦・兵科・伏兵 |
| ゲームの目標 | 天下統一 | 天下統一+大名ごとの「志」 |
| ストーリーモード | なし | シリーズ初搭載 |
| 対応機種 | PC(Steam)・PS4・Switch | PC(Steam)・PS5・Switch 2・Switch |
両者の大きな違いは、勢力拡大の考え方です。
新生は戦力が整えばどんどん攻める展開でしたが、飛翔は敵味方ともに「攻める理由」をそろえてから動くゲームになりそうです。そのぶん、準備期間に内政や外交、町づくりを進める時間が増えます。
違い1:大義名分で「攻める理由」が必要になった
大義名分とは?戦う理由がそのまま効果になる

大義名分は、仇討ちや領土の正統性など「戦う理由」をゲームのシステムにしたものです。バリエーションを含めると、TGS2026時点で1000種近くが用意されているとの事。
大義名分は人や大名に紐づいているので、居なくなると効果もなくなってしまうらしい。

様々な大義名分がある中でも、再興の大義名分を掲げる事ができるというのは面白そうな要素です。
CPUの大名も大義名分をためてから動くため、新生のように開幕から戦が続く展開は控えめになりそうです。準備して、戦って、威風で一気に広げる。このメリハリが飛翔のテンポ感です。
違い2:町づくり内政が約20年ぶりに復活

新生の内政は、家臣に土地を与えて任せる「知行制」が中心でした。飛翔もこの知行制を受け継いでいます。
変わったのは、郡と城の関係です。郡が城とひも付かなくなり、城主に離れた場所の郡を与えられるようになりました。
坂本城主のまま丹波を任された明智光秀のような配置を再現できます。政策も数が大きく増え、スキルツリー形式になりました。

さらに、『烈風伝』『天下創世』以来となる自由配置型の町づくりです。城下町の区画に水田や商人町などの施設を置き、資源収入・人口・兵力を伸ばしていきます。
城下町がそのまま攻城戦の舞台になる
町づくりは軍事にもつながります。櫓(敵にダメージを与える)や工作陣(戦法ゲージがたまりやすくなる)といった防衛施設を建てると、籠城方針にした城では、つくった城下町がそのまま攻城戦の戦場になります。
防衛施設は商業や農業の発展を下げるため、「経済を伸ばすか、守りを固めるか」の判断が必要です。
違い3:合戦は「平野」と「小道」の地形で戦術が広がる
平野と小道の使い分け
飛翔の合戦は、新生のライン戦闘をベースにしています。そこに、性格の違う2種類の地形が加わりました。
| 地形 | 特徴 | 向いている戦い方 |
|---|---|---|
| 平野 | 部隊を自由に動かせる。大要所を制圧すると士気が大きく上がる | 主力同士のぶつかり合い |
| 小道 | 移動できる経路が限られる | 挟み撃ち、少数での足止め、別働隊で退路を断つ |
平野だけ、小道だけで構成されたマップもあり、どこで戦うかも戦略の一部になります。
作戦・兵科・伏兵が加わった
合戦全体に効果を与える「作戦」、部隊ごとの「兵科」、伏兵も追加されました。作戦は、鉄砲の射撃頻度が上がる織田信長の「三弾討ち」や、1部隊の攻撃力と機動力が上がる「単騎駆け」などです。
新生の威風や腰兵糧は続投します。家臣に戦いを任せることもできるので、操作に慣れるまでは任せて、慣れたら細かく指示を出す遊び方もOKです。
違い4:天下統一以外の目標「志」とストーリーモード
大名ごとに違うゴール「志」
飛翔では、大名を選ぶときに中間目標となる「志」が表示されます。達成すると、天下統一とは別のエンディングにつながります。
| 大名 | 志の内容 |
|---|---|
| 武田信玄 | 甲信地方の統一 |
| 三木家 | 従二位以上の官位を得る |
| 小田家 | 3城以下・独立を保ったまま10年存続する |
周りを強豪に囲まれた小田家で「とにかく生き残る」を目指すなど、弱小大名でもはっきりしたゴールを持って遊べます。
シリーズ初のストーリーモード

ストーリーモードは、織田信長の一生を追いながら遊び方と戦国時代の知識を学べるモードです。
チュートリアルの役割に加えて、物語の山場となるイベント合戦には自分で内政を進めて挑む作りで、遊びごたえも十分。シリーズが初めての人は、ここから始めるのがおすすめです。
飛翔と新生はどっちを買うべき?
新生がおすすめの人
- 今すぐ遊びたい人
- 家臣に任せながら、テンポよく領土を広げたい
- そこそこ評価が高い安定した作品を遊びたい
飛翔を待つのがおすすめの人
- 『烈風伝』『天下創世』のような町づくりが好き
- 大名ごとの立場や史実の背景を味わいながら遊びたい
- 弱小大名の生き残りなど、天下統一以外の目標にも挑戦したい
- シリーズ初心者で、ストーリーモードから入りたい
まとめ

『信長の野望・飛翔』と『新生』の違いは、勢力を広げる理由と、街作り内政の有無です。
新生は、家臣と力を合わせてテンポよく領土を広げる「君臣一体」の作品です。
飛翔は大義名分で攻める理由を整え、自分の手で城下町を育て、大名ごとの志を目指します。合戦も新生の仕組みをベースに、地形と作戦で選べる戦術が増えました。
個人的に気になっているのは、1回のプレイ時間です。新生は過去作と比べても1プレイが長めでしたが、飛翔はやれることがさらに増えるので、もっと長くなりそうな気がしています。
個人的には信長の野望を遊ぶとき、大名を変えて最低30回はプレイします。仮に1回の天下統一に100時間かかると、30回で3,000時間です。ここが正直いちばんの心配どころです。
実際の遊び心地は製品版で確かめてからですが、機能が多いぶん、うまく組み合わせればサクサク進める遊び方も見つかるかもしれません。
真田、上杉、武田、徳川、豊臣、伊達、北条、宇喜多、毛利、黒田、長野、前田などなど、大河ドラマとセットで超絶楽しめるのが信長の野望の最高なところです。今作の武将数は驚異の2,200人以上。様々な脳内妄想が捗りそう。
大義名分も町づくりも、シリーズファンが待っていた要素ばかりです。『信長の野望・飛翔』は非常に楽しみな一作なので、シリーズファンならぜひ手に取って遊びましょう。

