
RTX 5070 Ti搭載のゲーミングPCは、WQHD高画質から4K解像度まで本気で狙えるスペックです。
ただ、同じRTX 5070 Ti搭載でも、メーカーやCPUの違いで30万円台から60万円超まで価格差が大きく開きます。この差がどこから来るのかを知らないまま選ぶと、必要以上に高い構成を買ったり、逆にもっと高スペックを選べばよかったと後悔したりしやすいです。
この記事では、RTX 5070 Ti搭載BTOの中からおすすめゲーミングPCを用途別に厳選しました。RTX 5070やRTX 5080との違い、CPU・電源・価格差の理由もあわせて解説しているので、自分に合った1台を見つける参考にしてみてください。
管理人こんな人が書いています
ゲーミングPCの実機レビューは300台超。ゲーミングPC特化サイト運営歴12年(2014年~)。
→ RTX 5070 Ti搭載おすすめゲーミングPC【早見表】を見る
RTX 5070 Tiはどんな人に向いている?

RTX 5070 Tiは、RTX 50シリーズの中でWQHD~4Kをカバーする主力GPUという位置づけです。
前世代のRTX 4070 Ti SUPERからの主な変化点として、メモリがGDDR6XからGDDR7に世代交代し、帯域幅は672GB/sから896GB/sへ拡大。CUDAコア数も8448→8960に増え、DLSS 4のマルチフレーム生成にも対応しています。
性能としては、WQHDなら最高画質でも余裕のあるフレームレートが出せて、4Kでも多くのタイトルで60fpsを超えてくるGPUです。
実際に計測したフレームレートを見てみましょう。
| タイトル | WQHD/最高画質 | 4K/最高画質 |
|---|---|---|
| モンスターハンターワイルズ | 91 fps | 66 fps |
| バイオハザード RE4(限界突破) | 134 fps | 89 fps |
| エルデンリング | 60 fps | 60 fps |
| サイバーパンク2077(レイトレOD) | 32 fps → 生成230 fps | 15 fps → 生成161 fps |
| バトルフィールド6(オーバーキル) | 120 fps | 65 fps |
| FF14 黄金のレガシー | 181 fps | 95 fps |
※テスト環境:Ryzen 7 9800X3D / 32GB / RTX 5070 Ti
※サイバーパンク2077はマルチフレーム生成4X+DLSS自動を適用した数値
参考→ GeForce RTX 5070 Tiのベンチマーク
WQHDでは最高画質でも安定して高フレームレートが出ており、FPSタイトルで144fps以上を狙う運用にも十分対応できます。
4Kについては、サイバーパンク2077のレイトレーシング・オーバードライブモードのような最重量級設定を除けば、最高画質で60fps以上が安定するタイトルが多いです。
マルチフレーム生成に対応しているゲームなら、4Kでも100fpsを大きく超えるフレームレートが出るので、体感のなめらかさは格段に変わります。
RTX 5070だと4K/最高画質で60fpsを割るタイトルが出てくる場面が増えますが、RTX 5070 Tiならその一段上をカバーできます。
RTX 5070 Ti搭載おすすめゲーミングPC【早見表】
| 製品 | 構成 | 特徴 | コスパ | 価格 | リンク |
|---|---|---|---|---|---|
![]() FRONTIER | Core Ultra 7 270K Plus RTX 5070 Ti 32GB/1TB | 配信向き | 8.8 | 35万円台〜 | 公式 › |
![]() Ozgaming | Ryzen 7 9800X3D RTX 5070 Ti 32GB/1TB | 高fps 見た目重視 | 8.6 | 39万円台〜 | 公式 › |
![]() GALLERIA | Core Ultra 7 265F RTX 5070 Ti 16GB/1TB | 配信向き | 7.7 | 41万円台〜 | 公式 › |
![]() パソコン工房 | Ryzen 7 7700 RTX 5070 Ti 32GB/1TB | − | 8.3 | 38万円台〜 | 公式 › |
![]() SEVEN | Ryzen 7 9800X3D RTX 5070 Ti 32GB/1TB | 見た目重視 | 7.5 | 45万円台~ | 公式 › |
![]() G TUNE | Ryzen 7 9800X3D RTX 5070 Ti 32GB/2TB | 高fps 保証重視 | 6.9 | 62万円台〜 | 公式 › |
特徴タグの見方
- 保証重視:標準3年保証(マウスコンピューター)
- 見た目重視:LED・ピラーレス・統一色・水冷標準など
- 高fps:X3D系CPU搭載
- 配信向き:高マルチスレッドCPU(Core Ultra系、Ryzen 9系)
コスパスコアとは?
価格に対して、ゲーム性能・構成バランス・使いやすさがどれだけ優れているかを独自に評価した目安です。
コスパと価格の横の矢印は?
降順と昇順でソートできます。
RTX 5070 Ti搭載のおすすめゲーミングPC
FRGHLB860K/WS0630

| スペック | |
|---|---|
| CPU | Core Ultra 7 270K Plus |
| グラフィック | RTX 5070 Ti(16GB) |
| メモリ | 32GB |
| ストレージ | 1TB NVMe SSD |
| コスパスコア | 8.8 |
| 価格 | 35万円台~ ※7月6日の参考セール価格 |
FRONTIERの「FRGHLB860K/WS0630」は、Core Ultra 7 270K PlusとGeForce RTX 5070 Tiを組み合わせたフルタワーモデルです。
Core Ultra 7 270K Plusはマルチスレッド性能に優れ、ゲームだけでなく動画編集や配信との両立まで視野に入る構成です。RTX 5070 Tiの16GB VRAMと合わせれば、WQHD〜4Kの高画質設定でも余裕を持って遊べます。価格はセール時のものなので、現在の価格は公式サイトのセール情報から見れます。
【P30series】Ryzen7 9800x3D・RTX5070Ti

| スペック | |
|---|---|
| CPU | Ryzen 7 9800X3D |
| グラフィック | RTX 5070 Ti(16GB) |
| メモリ | 32GB |
| ストレージ | 1TB NVMe SSD |
| コスパスコア | 8.6 |
| 価格 | 38万円台~ |
OZgamingの「P30series」は、Ryzen 7 9800X3DとRTX 5070 Tiを組み合わせたモデルです。
9800X3Dは3D V-Cacheの恩恵で現行最強クラスのゲーミングCPU。RTX 5070 Tiの16GB VRAMと合わせれば、WQHD〜4Kの高画質設定でも高フレームレートを狙えます。メモリ32GB・1TB NVMe SSDと構成のバランスも良く、最新ゲームを存分に楽しめます。
LEVEL∞(パソコン工房)

| スペック | |
|---|---|
| CPU | Ryzen 7 7700 |
| グラフィック | RTX 5070 Ti(16GB) |
| メモリ | 32GB |
| ストレージ | 1TB NVMe SSD |
| コスパスコア | 8.3 ※ポイント還元は評価対象外 |
| 価格 | 38万円台~ |
パソコン工房のミドルタワー型「LEVEL-R7B6-R77-UKX」は、Ryzen 7 7700とRTX 5070 Tiを組み合わせたモデル。
大手BTOの5070 Ti搭載機の中では価格が抑えられており、メモリも32GBが標準構成です。購入後に増設を検討する必要がなく、届いたそのまま最新タイトルを快適にプレイできます。ショッピングクレジットで最大48回まで金利0%に対応しており、分割払いでの購入もしやすくなっています。
GALLERIA XPC7A-R57T-GD

| スペック | |
|---|---|
| CPU | Core Ultra 7 265F |
| グラフィック | RTX 5070 Ti(16GB) |
| メモリ | 16GB |
| ストレージ | 1TB NVMe SSD |
| コスパスコア | 7.7 ※ポイント還元は評価対象外 |
| 価格 | 41万円台~ |
GALLERIA Xシリーズのミドルタワー型です。ガレリア新筐体の洗練されたデザインと、刷新されたエアフロー設計による冷却性能が魅力。斜め45度のコンソールパネルも使い勝手が良く、ゲーミングPCの定番といえる一台です。
CPUにはマルチスレッド性能に優れたCore Ultra 7 265Fを搭載しており、配信・録画の安定性を重視する場合には非常におすすめの構成です。
X3Dシリーズほどのゲーム特化ではない分、ゲームだけを楽しむ方にはX3D搭載モデルが向きますが、プレイ画面のエンコードや複数アプリの同時稼働までこなしたい方にはおすすめです。
ZEFT R60GE

| スペック | |
|---|---|
| CPU | Ryzen 7 9800X3D |
| グラフィック | RTX 5070 Ti(16GB) |
| メモリ | 32GB |
| ストレージ | 1TB NVMe SSD |
| コスパスコア | 7.5 |
| 価格 | 47万円台~ |
パソコンショップSEVENのミドルタワー型です。30種類以上のケースから選べるカスタマイズ性が最大の特徴で、NZXTなどの映えるケースや、内部パーツの色まで揃えた統一カラーの構成にも対応できます。
こだわりを詰め込んだ自分だけの一台を組みたい方に向いています。納期も平均1.4営業日と早めで、完成品の到着を待つストレスが少ないのも評価できるポイントです。
G TUNE DG-A7G7T

| スペック | |
|---|---|
| CPU | Ryzen 7 9800X3D |
| グラフィック | RTX 5070 Ti(16GB) |
| メモリ | 32GB |
| ストレージ | 2TB NVMe SSD |
| コスパスコア | 6.9 |
| 価格 | 62万円台~ |
マウスコンピューターの高級ゲーミングPC「G TUNE」のミニタワー型ゲーミングPCです。高い冷却性能と高静音性で、ユーザー満足度が高い一台です。
構成は非常に強力。筐体の高級感も凄く良く魅力的。冷却性能や静音性も高く、筐体のスコアとしては最高評価をつけています。(コスパスコアの中で筐体スコア評価も含まれています)
G TUNEの3年保証や品質面も魅力ですが、62万円台は高額です。ほとんどセール前提の価格と言っても良いでしょう。コスパ重視ではおすすめしにくい。
セールやキャンペーンで安くなることがあるので、G TUNEの高級&高品質モデルを狙うならセール活用がマストです。

RTX 5070 Ti搭載PCの選び方

RTX 5070 Ti搭載のBTOゲーミングPCは、同じGPUでも構成によって30万円台から50万円超まで価格が大きく変わります。
この差を生んでいるのは、主にCPU、電源ユニット、ケースの違い、そしてメーカーの保証・サポート体制です。どこに予算を振るかで最適な1台は変わるので、ここでは選ぶときに見るべきポイントをまとめます。
▼メーカーの違いについてはこちら
→ おすすめのBTOメーカー8選を初心者向けに比較
CPU選びは用途で分岐する
RTX 5070 Ti搭載のBTOで採用されているCPUは、大きく4つのタイプに分かれます。
| 用途 | CPU | 補足 |
|---|---|---|
| 価格重視枠 | Ryzen 7 7700 | 最安構成向け |
| バランス重視 | Ryzen 7 9700X | ゲーム性能と汎用性の両立 |
| ゲーム特化型 | Ryzen 7 9800X3D Ryzen 7 9850X3D | RTX 5070 Tiの性能を最大限引き出す |
| クリエイティブ型 | Core Ultra 7 265F / 265K Core Ultra 7 270K Plus | 配信・動画編集でマルチスレッドが活きる |
RTX 5070 TiはGPU性能が高いぶん、CPUボトルネックが出やすいGPUです。
価格重視ならRyzen 7 7700搭載モデルがあり、RTX 5070 Ti搭載PCの中でも最安クラスに位置しています。CPU側が足を引っ張る場面もやや見られます。
バランス重視ならRyzen 7 9700Xが選びやすいです。7700から一段性能が上がりつつ、価格も抑えられます。RTX 5070 Tiとの組み合わせで過不足が少ないCPUです。
ゲーム特化ならRyzen 7 9800X3DなどのX3D系CPUです。3D V-Cacheによるゲーム適性が非常に高く、RTX 5070 Tiの描画性能をフルに引き出せます。予算が許すならこの構成が最も満足度は高いです。
配信・動画編集も並行するなら、Core Ultra 7 265Fや265Kのようなコア数の多いIntel CPUが候補。ゲーム単体のfpsではX3D系に及びませんが、マルチスレッド性能が活きる場面では安定感があります。
▼ 参考ベンチマーク
参考情報:https://www.tomshardware.com/pc-components/cpus/intel-core-ultra-7-270k-plus-review/2
メモリは32GBが基本
RTX 5070 Ti搭載PCであれば32GBを選ぶのが基本です。
メモリ32GB推奨のゲームが既に複数登場しており、設定によっては16GBでクラッシュするケースも出ています。RTX 5070 TiでWQHD~4Kの高画質設定をプレイするなら、メモリをフルHDよりも多く消費するため、32GBが安心です。
電源は750Wか850Wか
RTX 5070 Tiの消費電力は300Wです。750Wでも動作はしますが、電源は負荷率50~70%あたりが変換効率・騒音ともに最も安定する帯域です。RTX 5070 Tiの300Wに加えてCPUやファン、ストレージの消費電力を足すと、750Wでは負荷率がやや高くなりやすいです。
長く使うことを考えると850W GOLD以上が無難です。パーツの追加やCPUの換装にも対応しやすくなります。

FRONTIERのセールモデルではPlatinum認証の850W電源を標準搭載しているモデルもあります。

ドスパラだと更に上のTITANIUMが選択可能な場合もあります。コスパで選ぶなら850W GOLDで十分です。
ケースと冷却の見方

RTX 5070 Tiは消費電力300Wのため発熱量も大きく、ミドルタワー以上のPCケースを選ぶのが基本的にはおすすめです。ミニタワーで選ぶ際にはG TUNEのような冷却性能の高いケースがおすすめです。
ケース以外にも、CPUクーラーも冷却では重要ポイントです。Ryzen 7 9800X3DやCore Ultra 7 265Kのような高性能CPUを搭載する場合、空冷のみの構成だと高負荷時に温度が上がりやすくなります。
240mm以上の水冷クーラーが選べるモデルを優先するのが無難です。標準で水冷が付属するモデルと、カスタマイズで選べるモデルがあるので、購入前に確認しましょう。
RTX 5070とRTX 5080の違い
| 項目 | RTX 5070 | RTX 5070 Ti | RTX 5080 |
|---|---|---|---|
| VRAM | 12GB GDDR7 | 16GB GDDR7 | 16GB GDDR7 |
| メモリバス幅 | 192bit | 256bit | 256bit |
| メモリ帯域幅 | 672 GB/s | 896 GB/s | 960 GB/s |
| CUDAコア数 | 6144 | 8960 | 10752 |
| NVENC | 1基 | 2基 | 2基 |
| 消費電力 | 250W | 300W | 360W |
| GPU単体参考価格 | 約10万円 | 約17万円 | 約20万円 |
| BTO搭載PC価格帯 | 約25~40万円 | 約36~50万円 | 約43~62万円 |
※GPU単体参考価格はAmazon公式サイトの最安値を参照(2026年4月15日時点)
- WQHD中心で、4Kは時々楽しむ→ RTX 5070
- 4Kも本気で視野に入れたい→ RTX 5070 Ti
- 4Kを常用したい → RTX 5080
RTX 5070 Tiは、VRAM 16GBという4Kが現実的になる境界線を超えたGPUの中で、最も手の届きやすい価格帯に位置しています。4Kコスパという観点では、現行ラインアップの中で最も選びやすいGPUです。
RTX 5070との違い

RTX 5070とRTX 5070 Tiを比較するとVRAM差が大きいです。RTX 5070 Tiの16GBだと、4K解像度で高画質テクスチャを読み込む場面や、MODを導入する場面、そして今後リリースされる重量級タイトルの快適性で安心感が上になります。
さらにNVENCエンコーダーの搭載数も違います。RTX 5070 TiはNVENC 2基搭載で、ゲームプレイと配信・録画のエンコードを同時に処理しやすい上位GPUになっています。配信や動画編集を並行して行う方にとっては、この差も判断材料です。
逆に、WQHDメインで4Kにはこだわらない、毎日配信もしないという方であれば、性能を持て余してオーバースペックの可能性も十分考えられるため、RTX 5070がおすすめです。

RTX 5080との違い

RTX 5080はVRAM 16GB / 256bitでバス幅が同じで、スペックだけ見ると近い存在です。GPUの価格を見てもそこまで大きく差がないです。
ただ、BTO搭載PCになると話が変わってきて、価格差は7〜20万円ほど開きます。RTX 5080搭載モデルはCPUやケース、電源まで全体的にハイエンド寄りで組まれることが多く、その分が価格に乗ってきます。
RTX 5090はもう完全に別世界で、フルスペック構成だと100万円を超えてきます。そこまでいくと仕事で必要とかロマンを求める趣味の領域なので、現実的に手が届く最上位はRTX 5080ということになります。4Kで本気で遊びたい方にとっては、ここが本命です。
ただ、WQHDメインで時々4Kも試したいとか、4Kでもフレーム生成を使って十分なfpsが出ればそれでいいという方なら、RTX 5070 Tiのほうがコスパは良いです。無理にRTX 5080まで引き上げなくても、十分満足できると思います。




