7月8日に秋葉原でドスパラの新製品の展示会があり、VRも体験出来るという事で実際に体験してきました。試したのはHTC Viveで、7月7日にドスパラさんなどのPC専門店で国内販売も開始しているそうです。HTC Viveの価格は9万9800円(+税)となっています。
HTC Viveの実機
本体はこのような穴がポコポコ空いたようなデザインになっています。下の方にカメラのレンズが見て取れます。音は別のヘッドホンを装着するというスタイルです。
コントローラーも含めるとこのような外観です。コントローラーにある真ん中の丸い形状のがトラックパッドになります。
コントローラーの説明の紙も貸して頂いたので撮影しました。画像の様な持ち方をするという感じですね。
実際に体験されている方のリアクションを見ると、かなり楽しそうでした。
実際に体験した感想
HTC Viveはしゃがんだり動いたりする事が可能なVRです。体験したのはtheBluというタイトルで、海の生物達と会えるというVRでした。目の前に魚が泳いでおり、夏にピッタリのVRでした。
実際に体験した感覚的には今までのモニターでの体験がイヤホンやヘッドホンでCD音源を聴いているとしたら、それがMP3なのか、flacなのかというみたいな音質的な議論だったものがvrだとライブ会場みたいな違いがあります。
コントローラーで目の前の魚に触れると魚がそれに反応してすいすいと逃げていくので、そこでこれはただの映像では無く仮想現実なんだなと実感しました。
奥行きがあり、高低差があり、htc viveの場合は決まった範囲の間を動き回れるという特徴があります。範囲は、最大で5mのエリアで、最小が2m×1.5mのプレイエリアが必要です。座ったり立ったりの体験の場合には最小エリアは必要無いとの事でタイトルによるという感じですね。
装着感
装着感に関しては個人差はあると思いますし長時間使用した訳では無いので断言はできませんが、最初に装着した印象としては本体は重くなく、着けていても違和感はありません。というか軽いなという印象を持ちました。
海のvrという事もあってか、海中ゴーグルを装着している感覚と同じような感じでした。後ろの締め付けに関してはきつくしないと本体がずれてくるので結構きつめに調整してくれたと思われますが、痛いとかは全く無く、数秒で慣れました。
HTC Viveの解説動画です。FPS系のゲームとかめちゃくちゃ楽しそうですね。
HTC Viveを動かす為の推奨スペック
GPU | GTX970/R9 290以上 |
CPU | Core i5-4590/AMD FX 8350以上 |
RAM | 4GB以上 |
ビデオ出力 |
HDMI 1.4またはDisplayPort 1.2以上 |
USB Port | 1x USB 2.0以上のポート |
OS |
Windows7 SP1,Windows8.1以上、Windows10 |
HTC Viveに限らずOculusもそうなのですが、VRをプレイするにはPCのスペック要求が高いので注意が必要です。
GTX970は前世代のグラフィックボードですが、1000番台は6月に発売されたばかりなのでGTX970はまだまだ現役のスペックです。なのでそれ以前のグラフィックボードをお使いの方は、VRを機に買い替えを検討される方も多いでしょう。
そうなると900番台と1000番台で迷う方もいるかもしれませんが、1000番台はVRのパフォーマンスが900番台と比較すると高いので、購入されるのなら1000番台の1070か1080がおすすめですね。
自分のPCのスペックがVRを動かすのに足りているか確認するツール
スペックの事が分からないという方にはSteamにある「SteamVR Perfomance Test」を使用する事で結果が出ます。Steamをインストールされていない方はSteamをインストールして検索窓にVR perf..と打ち込むと出てくるのでそこからテストしてみて下さい。
例としてGTX1070が搭載されているゲーミングPCのテスト結果です。緑の字でVRレディと出ているのが見てお分かり頂けると思います。使用不可の所だとお使いのPCではVRは厳しいという事になります。