これからPCゲームを購入しようと検討されている方の中には、家庭用の据え置き機とどっちを購入しようかなと悩んでいるという方もいるかもしれません。
これに関しては個人的な意見だと先を見据えるよりも今目の前のやりたい気持ちを優先させるのが正しいと思います。
先の事を考えていてもどうなるかは分かりませんし、あれこれ考えているのも楽しいといえば楽しいですが、いつか決断を下さないと精神的にもよくないと思うのでこれがやりたいという気持ちを優先させるのがベストだと思います。
今やりたいソフトを優先させるという考え方
例えばNintendoなら独自のIP(知的財産)のタイトルが豊富です。「マリオ」「ポケモン」「スマブラ」「ファイヤーエムブレム」「ゼルダ」「スプラトゥーン」などそういうゲームは基本的にはNintendoのハードでしかプレイする事が出来ません。
それと同じようにPCでもPCでしかプレイ出来ないタイトルもあります。
最近はPCから家庭用のゲーム機に流れるというタイトルも多いので昔よりは随分遊びやすい環境にはなっているとは思いますが、絶対に手放さないIPもあります。
例えば、マリオがやりたいならNintendoのハードを購入する必要があります。
アンチャーテッドをやりたいならSONYのハードなどを購入する必要があります。
独占されている以上そのハードを購入するしか無いのでそれらがやりたいならばそのハードはマストで購入するしか無いです。
逆に色々とやりたいのであれば基本的にはXboxのタイトルはPCでも発売されるタイトルが多く、PS4のゲームもPCで発売されているタイトルも多いです。
なので、ゲーミングPC一台あれば基本的には様々なゲームをプレイする事が可能です。
ですが、やっぱり真のゲーマーの方であれば全ハードを持つのが理想です。
そこまでは厳しいという場合は、SONYのハードと任天堂のハード、そしてゲーミングPCを持っているという状況が一番理想かなと思います。
携帯機に関しては世界的に見ると市場がスマホに食われて縮小傾向にあるという状況があるので、やりたいソフトがあれば3DSやvitaを買ってもいいかもしれませんが、次世代機というのは厳しいのかもしれません。
話がそれましたが、基本的にはやりたいソフトありきでハードは購入するのがベストです。ただ、ゲーミングPCに関しては本来のパソコンという使い方ができるのでゲームをやらなくなっても無駄にはなりづらいです。
最高の環境でプレイしたいという考え方
日本だとスマホが圧倒的な勢力を誇っていますが、世界的に見るとPCのシェアは非常に大きくもっと高画質なプレイがしたい、もっと環境にこだわりたいという方も多いです。
超大作クラスになるとどのハードでもプレイする事が可能なタイトルが多いですが、基本的にはPCゲームが最上位互換という位置づけになります。
例えば、全世界的に大ヒットしたゲームがPS4、Xbox One、PCと発売された場合はスペック依存であるPCが一番解像度を高く設定出来たり、より高いフレームレートを出せます。
ゲーム側で4K対応していれば、4Kディスプレイで4Kゲーミングが可能です、リフレッシュレートが高いディスプレイを用意すれば144Hzや240Hzのヌルヌルした画面でゲームがプレイできたり、レースゲームなら3画面のトリプルディスプレイ環境&ハンコンを構築したりして自分の趣味を最大限楽しむ事が可能です。
そういう意味で最高の環境にするにはもちろんお金がかかりますが、できるという事と出来ないという事では全く印象が違ってくるので、最高の環境で趣味のゲームを楽しみたいと考える方はゲーミングPCの購入がおすすめです。
そこまでこだわらなくてもPCゲームの場合は恩恵がある場合があります。マインクラフトの影MODやスカイリムのMOD、マニアックな所ではコーエーのシミュレーションゲームで武将の顔グラフィック変更ツールがPC版にしか付属していないなどです。
価格面から考えるコスパが高いのはどっち?
後は購入する際にどっちがコスパに優れているのか?という話ですが、これは家庭用のゲーム機同士の比較とゲームPCの比較だと基本的には意味が無いと思います。
例えるなら、家庭用ゲーム機はガラケー、ゲーミングPCはスマホです。
どちらも通話はできますが、スマホだと通話の他にも各種手続き、銀行振り込みのような実用的な事から、インターネットの検索の快適さ、電子書籍の閲覧、動画視聴、ゲームといったエンターテインメントまで出来るのがスマホですよね。
パソコンなのでスマホと同じように上記の事+生産性の高いツールとしての側面が強いです。ゲーミングPCの場合は高画質で滑らかなゲーム体験やクリエイティブな作業も快適に行う事が出来る特徴があります。
なので、ゲーミングPCというのはビデオカードが搭載されているパソコン。簡単にいうとパソコンにゲーム機能を追加しているだけなので家庭用ゲーム機と比較のしようが無いのです。
家庭用のゲーム機はゲームのみ、ゲーミングPCは多種多様な事が出来てゲームもその一つの要素でしかないという感じでしょうか。
比較するなら家庭用のゲーム機同士、パソコンならゲーミングPCと普通のパソコンやクリエイター向けPCなどで性能比較等をするのが正しいと思います。
なので、ゲームだけでなく色々な事ができるのでコスパではゲーミングPCの方に分があるという考え方も出来ます。
全部トータルで考えると数十万円の投資を最初にしているのだから家庭用ゲーム機の方が「ゲームだけを遊ぶ」という事に関してはコスパが高いという考え方も出来ます。
つまりこれには答えが無くて、使用する方の使い方の問題です。
ゲームがメインでコスパ良く遊びたい方は家庭用ゲーム機の方がおすすめです。
仕事でパソコンを使う方ならスペックが高いPCが使えるという恩恵があるのでライトゲーマーであっても恩恵はあるかもしれません。
仕事でなくても趣味で、FPSゲームでより滑らかな描画で楽しみたい、高画質で滑らかなゲーム体験をしたい、副業で高性能なパソコンが必要、RAW現像、イラスト、動画編集、実況動画の作成、MMD・3D制作、DTM、自分はエンコードしまくるエンコ職人だ、などなどパソコンを使って何かクリエイトする方にとってはスペックが高いPCというはそれだけで恩恵があります。
後は、ガチガチのコアゲーマーならそもそも両方持っていると思うので議論は不要です。もし買っていない方がいたら是非両方買いましょう。
ゲームは多少やるという中間の方が一番悩むと思いますが、これはジャンルで決めたらいいと思います。
「シミュレーションゲーム」や「e-sports」、「レースゲーム」、「MODが導入可能なタイトル」、「MMORPG」、「FPS・TPSゲーム」が好きな方はゲーミングPCを。
アクションゲームやハード毎の独占タイトルなど全般的に広くやりたいのであれば家庭用ゲーム機がベストだと思います。ただ、最近はPCも家庭用のゲーム機でもどちらでも遊べる流れになってきてはいます。
まとめ
パソコンとゲーム機だと基本的には用途が違います。どちらが買いかという部分は用途を明確にする事で見えてきます。
パソコンは何でもできるツールですが、コンテンツを作るツールでもあり、楽しむ事もできる便利なものです。ゲームではその利点を活かして各ジャンルで極められる要素というのもあり、自由度が高い事が特徴になります。
ゲーム機はコンテンツをユーザーが楽な形で楽しめるというメリットがあります。ゲーム専用機に特化しているので価格含めて幅広い方がゲームを身近に感じられる利点や、プレイしやすい環境を構築しやすい事もメリットです。