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はじめてゲームPC
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「MASTERPIECE i1630GA1-DL-FG」の性能レビュー

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マウスコンピューター(G-Tune)さんから「NEXTGEAR-MICRO im610BA1-FG」の実機をお借りしたのでレビューしていきます。

ゴールドモデルの特徴としては、スペックは最上級になっておりゲームで最も重要なグラフィックスボードはシングルGPU最速クラスのGTX1080Tiを搭載し、CPUはCore i7-8700K、メモリは16GBとゲームの快適性をとことん追求したモデルとなっています。

また、CPUとGPUがダブル水冷なので高冷却によるパフォーマンスの安定化も見込めます。PCケースもフラッグシップの最上位のMASTER PIECEを採用している事から「ゲームをとことん快適にプレイできるゲーミングPCが欲しい」という方におすすめのモデルとなっています。

目次

スペック

MASTERPIECE i1630GA1-DL-FG
  OS Windows 10 Home 64ビット
CPU Core i7-8700K
CPUクーラー 水冷CPUクーラー
メモリ 16GB
グラフィックス 水冷GPUクーラー搭載】GeForce GTX 1080Ti(11GB)
SSD 480GB
HDD 3TB
電源 700W
マザー Z370
カスタム MASTERPIECE専用 ガラスサイドパネル
光学ドライブ DVD
キーボード G-Tuneオリジナル
マウス G-Tuneオリジナル
ベンチマーク時のレビュー機のスペックになります。現在の商品の詳細や価格については公式ページにてご確認下さい。

外観をチェック

G-TuneのフラッグシップのMASTER PIECEはフルタワーです。前面のヘアライン加工された赤色のアルミパネルが印象的です。サイドパネルは強化ガラスが搭載されています。

強化ガラスはスモークがかっている感じです。ワンタッチで取り外せるのでメンテナンス性も高いですし、ビジュアル的にもカッコいいですね。

NEXTGEARと比較すると本体サイズが違うので強化ガラスのサイズも違います。なのでMASTER PIECEの方が縦に大きい分、実際に目にするとMASTER PIECEの方がガラスの面積が大きいという印象を受けます。

サイズで比較するとMASTER PIECEが特に縦に大きいです。本体重量も最も重いのですが、その分安定感はMASTER PIECEが一番あります。

底面の仕様もMASTER PIECEだけは面で支えるような機構になっているので堅牢性も高いですね。

前面パネルに関してはNEXTGEARはi680シリーズからマットな質感に変更されたのでダーククロム強化ガラスを採用したMASTER PIECEは若干ですが反射があります。

雑誌をかざしてみると反射しました。鏡面に関しては好みがあるとは思いますが、実際に光が反射したりするとカッコいいですよ!

映像端子としてはHDMI x1、DisplayPort x3が付いていました。

※グラフィックボードが変更される可能性があるので購入時には仕様詳細からご確認下さい。インターフェースのディスプレイという項目に記載されています。

内部パーツをチェック

MASTER PIECEのストレージに関してはSSDが2基搭載可能ですが、HDDは1基となっているので増設を考えている方は注意が必要でしょう。

ダブル水冷モデルなのでCPUクーラーとグラフィックボードの冷却も水冷式となっています。

グラフィックボードはMSI製のGTX1080Tiが搭載し、マザーボードもMSI製のZ370が搭載されていました。

SSDはKingston製の480GBが搭載されていました。

パーツに関しての注意点

※パーツのメーカーに関しては状況により変更される可能性があります。あくまでもレビュー機ではこのメーカーのパーツが搭載されていましたという事になります。

付属品

付属品としてG-Tuneオリジナルマウスとキーボードが付属します。重量を計測してみるとマウスは77g、キーボードは433gでした。

スペックで言えば高級マウスやキーボードには勝てないですが、コンパクトというアドバンテージがあるのでちょこっとした作業や持ち運びに適しています。

ゲーム性能をチェック

ファイナルファンタジー XV《重量級》

FF15のベンチマークではスコアが12,000を超えると最高評価の非常に快適に到達します。重量級のゲームをプレイされる方はこのベンチマークを指標にゲーミングPCを選択するのがおすすめになります。

解像度 設定 スコア 評価
3840×2160 高品質 4702 やや快適
2560×1440 高品質 8135 快適
1920×1080 高品質 10646 とても快適

ファイナルファンタジー XIV 紅蓮の解放者《中量級》

FF14の紅蓮の解放者のベンチマークはスコアが7000を超えると非常に快適の評価が出ます。7000を余裕で超えているので、FF14は快適にプレイ可能です。

中量級のゲームのプレイを想定してゲーミングPCを選択される方はFF14のベンチマークを指標にして選択するのがおすすめです。

解像度 設定 スコア 評価
3840×2160 最高品質 9179 非常に快適
2560×1440 最高品質 16190 非常に快適
1920×1080 最高品質 18703 非常に快適

ドラゴンクエストX《軽量級》

すべての設定において最高評価の『すごく快適』評価が出ています。軽めのゲームなら性能を持て余すレベルです。

解像度 設定 スコア 評価
3840×2160 最高品質 21237 すごく快適
1920×1080 最高品質 22183 すごく快適

モンスターハンター第三弾[大討伐]《軽量級》

モンスターハンターのオンラインでのベンチマークソフトでは4万超えのスコアが出ています。MHFは余裕を持っても15,000を超えていれば安心してプレイ可能です。

画面サイズ スコア
3840×2160 20440
2560×1440 41794
1920×1080 66804

3DMARK《世界標準》

3DMARK

3DMarkは3Dゲームのパフォーマンスを計測する世界標準のベンチマークソフトです。

Fire StrikeはフルHD、Fire Strike ExtremeはWQHD、Fire Strike ULTRAは4Kのベンチとなっています。Time SpyはDirect12に対応したベンチマークテストになります。

3D MARK 項目 スコア
Fire Strike スコア 22374
Graphics Score 28693
Physics Score 18437
Combined Score 9598
Fire Strike EXtreme スコア 12801
Graphics Score 13707
Physics Score 17951
Combined Score 6647
Fire Strike Ultra スコア 6843
Graphics Score 6790
Physics Score 18002
Combined Score 3658
Time Spy スコア 9173
Graphics Score 9564
CPU Score 7451

公式のGraphics Scoreを超えてしまいました。GTX1080Tiのスコアとしては当サイトで最も高い数値です。ダブル水冷の実力が発揮されていますね。

ゲーム内ベンチマークを計測

Rise of the Tomb Raider《中量級》

Rise of the Tomb Raider 解像度 設定 FPS
3840×2160 最高 67
85
最低 131
1920×1080 最高 148
172
最低 198

中程度のゲームだとFF14などの国産オンラインゲームや数年前の重いゲームがこの位置に相当します。4K最高設定で60FPSを超えています。

Ghost Recom Wildlands《重量級》

解像度 設定 FPS
3840×2160 ウルトラ 39
61
92
1920×1080 ウルトラ 72
124
173

重量級は最新の重いゲームなどが該当します。フルHD最高設定で60FPSに到達しています。

アサシン クリード オリジンズ

解像度 設定 FPS
3840×2160 最高 50
1920×1080   最高 89

重量級の部類に入るアサシンクリードオリジンズでも最高設定で60FPSも余裕です。

Far Cry5

解像度 設定 FPS
3840×2160 最高 55
1920×1080   最高 118

2018年発売ファークライ5のフルHDの最高設定でフレームレートを取得した時のベンチマーク結果になります。4K60FPSに届きそうな勢いです。

VR性能をチェック

VRMARK《VR性能》

vrmark

Orange、Blue共にスコアが5000を越えると「VR Ready」評価になります。Orange Roomは標準的なVR性能を評価するベンチマークで、Cyan RoomはDirect12、BlueRoomは将来用です。

VRMARK 項目 スコア
Orange Room スコア 9903
Avg FPS 215.89 fps
Cyan Room スコア 8831
Avg FPS 192.51 fps
Blue Room スコア 3097
Avg FPS 67.52 fps

5000を越えるスコアなのでVR Ready評価になります。

CPU性能をチェック

CINEBENCH R15

CINEBENCH R15 スコア
CPU 1427 cb
CPU(Single Core) 201 cb

CPU性能の比較をする時に参考になるのがCINEBENCHになります。

CPU Cinebench CPU スコア比較
Core i7-8700K
1427
Core i5-8500
937

マウスコンピューター(G-Tune)さんの実機レビューでCore i5-8500をレビューしているので比較してみると約500スコア近く差が出ています。シングルコアでもCore i5-8500は「176cb」なので性能差はあります。

V-Ray Benchmark v1.0.8

CPU スコア(秒)
Core i7-8700K 91秒(1分31秒)

CINEBENCH R15と同じ3DCGレンダリング系のベンチマークのV-Rayで計測すると109秒という結果になりました。

CPU V-Ray Benchmark スコア比較
Core i7-8700K
91秒
Core i5-8500
136秒

上に同じく実機レビューでCore i5-8500をレビューしているので比較してみると45秒差が出ています。

ストレージ速度をチェック

SSD HDD

ゲームタイトルによってはHDDが原因でスタッタリング(カクつき)が発生する場合もあります。480GBのSSDが搭載しているのでアクティブなゲームが多い方でも安心ですね。

温度のチェック

アイドル時とベンチマーク実行時の温度

CPUやGPU等の構成内容によって温度は変化します。3DMARKのFire Strikeのベンチマークを複数回実施した後に計測した温度になります。CPU温度は低め、GPU温度はかなり低めです。

静音性のチェック

アイドル時 高負荷時(3DMARK 実行時)
45.8db 47.6db

アイドル時と3DMARKのFire Strike Ultraを実行した時の騒音デジベルを計測しました。無響室で計測した訳で無く、一般的な住宅で計測した数値になっているので参考程度に考えて下さい。

消費電力のチェック

アイドル時 ベンチマーク実行時
43.1w 326w

消費電力を計測しました。※高負荷時は3Dmark(FireStrike)実行時の消費電力をワットチェッカー(REX-BTWATTCH1)で計測しています。消費電力に関しては変動するという事は留意して下さい。

NEXTGEAR i680SA1-FGのレビューまとめ

デメリット

  • 5インチベイが無い事が気になる方には向いていない
  • ストレージベイがNEXTGEARより少ないので増設を考えている方はNEXTGEARがおすすめ

5インチベイの主な用途は光学ドライブですが、光学ドライブは搭載しています。ストレージベイに関しては自己責任になるので増設をしない方であれば問題無いでしょう。

メリット

  • シングルGPU最速クラスのGTX1080Ti搭載!
  • CPU性能が高くてもメモリ16GB搭載しているので快適にPCゲームを楽しむ事が可能
  • 480GBのSSDが搭載しているのでサクサクで、3TBの大容量HDDのデュアルストレージ構成で快適
  • ダブル水冷は高負荷が長時間続くような用途に適しています。つまりゲームに最適!G-Tuneの水冷はメンテンスフリーなのもGOODです。
  • コラボモデルなので価格が安くなっている

ゲーム用途としてはハイエンドなスペックで冷却面にも優れ、パフォーマンスを最大限引き出せているという印象です。

PCケースはフラッグシップのMASTER PIECEなので高級感があり、「せっかくだから最上位モデルが欲しい」という方におすすめです。

価格面で言及すると”MASTERPIECE i1630PA2-SP-DL”というモデルがメモリ32GBで執筆時299,800円(税別)となっています。コラボモデルが259,800(税別)なのでメモリ16GBでOKであれば4万円ほど安く購入可能です。

強化ガラスのカスタマイズ料金が6,800円なのでコラボモデルをメモリ32GBにカスタマイズしたとしても実質27,000円ほど安く購入する事が可能です。

いずれにしても安くお得に購入する事が可能なのでハイエンド構成かつ安定冷却のゲーミングPCが欲しいという方におすすめです!

公式サイトはこちら

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