
ゲーミングマウスは、5,000円前後の定番モデルから3万円近い高性能モデルまで、価格も種類もさまざまです。
FPSなら軽さと操作性、MMORPGならボタン数、普段使いも兼ねるなら握りやすさやホイールの機能が重要になります。
この記事では、人気の定番モデルから注目の新製品まで、用途別におすすめのゲーミングマウス10機種を紹介します。
FPSにおすすめのゲーミングマウス
VALORANTやApex Legends、CS2のように、素早く正確なエイムが求められるFPS向けの5機種です。どれも60g前後以下のワイヤレスモデルなので、持ち方や予算に合わせて選んでみて下さい。
Logicool G PRO X SUPERLIGHT 2
プロの使用者数トップ。迷ったらまずこれ
FPS用のマウスで最初に候補に入れたいのが「PRO X SUPERLIGHT 2」です。約60gの軽さに、HERO 2センサーとロジクール独自のLIGHTSPEEDワイヤレスを組み合わせていて、ケーブルを気にせず大きく腕を振れます。
プロ選手の使用機材を集計しているProSettings.netのデータでは、2026年10月時点で使用者が最も多いマウスです(2,440人中294人、約12%)。2位のViper V3 Pro(約11%)とは僅差で、6月の集計ではViper V3 Proが1位でした。上位はロジクールとRazerが入れ替わりながら競っている状況です。
形はクセの少ない左右対称です。つかみ持ちでもかぶせ持ちでも手になじみやすく、持ち方が固まっていない人でも持ちやすい形になっています。
筆者は初代PRO X SUPERLIGHTを使っていました。G Pro Wirelessから持ち替えたとき、形は同じでも軽さの差ははっきり感じました。
Apex Legendsのように状況に合わせて視点を素早く振るゲームでは、とくに扱いやすさを実感できます。SUPERLIGHT 2はこの形を受け継いだまま、さらに3g軽くなりました。
VALORANTやApex Legendsを遊ぶ人、持ち方を選ばない定番モデルが欲しい人
| 重量 | 約60g |
| 形状 | 左右対称 |
| センサー | HERO 2 |
| 接続 | LIGHTSPEEDワイヤレス・USB有線 |
| ポーリングレート | 最大8,000Hz |
| ボタン数 | 5個 |
| バッテリー | 最大約95時間 |
Razer Viper V3 Pro
プロ定番の軽量モデル
Razerの左右対称マウス「Viper」シリーズのハイエンドモデルです。ブラックは約54g、ホワイトは約55gと軽く、素早いフリックや大きな視点移動をくり返すFPSで扱いやすい重さです。
プロ選手の使用データを集計しているProSettings.netでは、2026年10月時点でPRO X SUPERLIGHT 2に次ぐ2位の使用者数です。
2026年3月に後継のViper V4 Proが登場したことで、V3 Proは価格が下がっています。セールの価格次第ではV3 Proを選ぶ方がおすすめです。
センサーは第2世代Focus Pro 35Kで、ポーリングレート(マウスの位置をPCへ送る回数)は最大8,000Hzに対応しています。形は左右対称で、サイドボタンを左側に配置した右利き用です。
競技FPSを本格的に遊ぶ人、プロ定番のモデルを2万円前後で選びたい人
| 重量 | 約54g(ブラック)/55g(ホワイト) |
| 形状 | 左右対称・右利き用 |
| センサー | Focus Pro 35K Gen-2 |
| 接続 | HyperSpeedワイヤレス・USB有線 |
| ポーリングレート | 最大8,000Hz |
| ボタン数 | 6個 |
| バッテリー | 最大約95時間(1,000Hz時) |
Logicool G PRO X3 SUPERSTRIKE
クリックの深さまで調整できる、反応速度重視の1台
2026年10月15日に発売された、ロジクールGの最新FPSマウスです。左右のクリックに「HITS(ハプティック誘導トリガーシステム)」を搭載していて、ボタンを押し込んだ深さそのものを検知します。
キーボードのラピッドトリガーと同じ考え方で、クリックが反応する深さを10段階、押し戻したときに入力が切れる位置を5段階で調整できます。カチッという手ごたえは振動で再現していて、その強さも6段階から選べます。
前モデルのPRO X2 SUPERSTRIKEと比べると、重さは61gから59gへ軽くなり、バッテリーは約90時間から約135時間へ延びました。
HITSをひとまず試したい人は、前モデルのPRO X2 SUPERSTRIKEも対応しているので、そっちを選ぶと予算を抑えられます。
タップ撃ちの反応を突き詰めたい人、ラピッドトリガー対応マウスを試したい人
| 重量 | 約59g |
| 形状 | 左右対称・右利き用 |
| センサー | HERO 2 |
| 接続 | LIGHTSPEEDワイヤレス・USB有線 |
| ポーリングレート | 最大8,000Hz |
| ボタン数 | 5個 |
| バッテリー | 最大約135時間 |
AIM1 時雨(SHIGURE)
1万円台・45gの国産ワイヤレス
国内のゲーミングデバイスブランドAIM1のワイヤレスマウスです。約45gの軽さで最大8,000Hzにも対応しながら、価格は14,980円に収まっています。
メーカーが「つかみ持ち用」として設計したモデルで、背面を高めに、横幅を絞った形になっています。つかみ持ちのとき、手のひらの付け根と指先でしっかり支えられる形です。
センサーはPixArt PAW3395を搭載しています。大手メーカーの上位モデルより1万円以上安く、軽量ワイヤレスを初めて選ぶ人にも手に取りやすい価格です。
1万円台で軽量マウスを探している人、つかみ持ちでFPSを遊ぶ人
| 重量 | 約45g |
| 形状 | 左右対称・右利き用 |
| センサー | PixArt PAW3395 |
| 接続 | 2.4GHzワイヤレス・USB有線 |
| ポーリングレート | 最大8,000Hz |
| ボタン数 | 5個 |
| バッテリー | 最大約80時間(1,000Hz時) |
Pulsar X2 CrazyLight Mini
35gの超軽量。軽さを最優先したい人に
PulsarのX2 CrazyLightを、ひと回り小さくしたモデルです。付属のドットソールを付けると約35g、標準ソールでも約37gと非常に軽いです。
本体サイズは奥行き約116mm、幅約61mm、高さ約37mmのコンパクトな左右対称です。手が小さめの人や、大きいマウスだと指先が余る人でも、手の中にすっぽり収まります。
軽い力で動かせるので、腕全体で大きくマウスを振るローセンシ(低感度設定)のプレイヤーと相性のよい重さです。センサーはXS-1を搭載し、ポーリングレート(マウスの位置をPCへ送る回数)は最大8,000Hzに対応しています。
手が大きめなら、通常サイズのMedium(ドットソールで約39g)も同じ価格で選べます。
40g以下の超軽量マウスが欲しい人、手が小さめでコンパクトなマウスを探している人
| 重量 | 約35g(ドットソール)/37g(通常ソール) |
| 形状 | 左右対称・両手対応 |
| センサー | Pulsar XS-1 |
| 接続 | 2.4GHzワイヤレス・USB有線 |
| ポーリングレート | 最大8,000Hz |
| ボタン数 | 5個 |
| バッテリー | 最大約65時間 |
安く買えるゲーミングマウス
初めてゲーミングマウスを購入する人や、できるだけ予算を抑えたい人におすすめの定番モデルです。
Logicool G703h LIGHTSPEED
手のひらにしっくり収まる、右手用のロングセラー
2019年の発売から長く選ばれ続けている、右手用のワイヤレスゲーミングマウスです。背面が高めのエルゴノミクス形状で、手のひら全体を乗せるように握れます。
側面にはラバーグリップが付いていて、しっかり保持できます。左右のメインボタンには金属バネが使われていて、軽い力で押せるのも特徴です。
重さは約95gと、最近の軽量マウスよりずっしりしています。軽いマウスだと手元が落ち着かない人にとっては、この重さが安定感につながります。付属の10gウェイトを取り付けると、さらに重くもできます。
センサーはHERO 25K、接続はLIGHTSPEEDワイヤレスです。1万円前後で握り心地のよいワイヤレスマウスを選びたい人に向いています。
手のひら全体で握るかぶせ持ちの人、軽すぎない安定感のあるマウスが好きな人
| 重量 | 約95g |
| 形状 | 右手用エルゴノミクス |
| センサー | HERO 25K |
| 接続 | LIGHTSPEEDワイヤレス・USB有線 |
| ポーリングレート | 最大1,000Hz |
| ボタン数 | 6個 |
| バッテリー | 最大約60時間(RGBオフ時) 35時間(RGBオン時) |
Logicool G304 LIGHTSPEED
5,000円台で買えるワイヤレスの定番
公式ストア価格5,720円で、LIGHTSPEEDワイヤレスとHEROセンサーを備えたモデルです。単三電池1本で最大約250時間使えて、電池交換だけで長く使い続けられます。
重さは電池込みで約99gあり、60g前後の軽量モデルと比べるとずっしり感じます。とにかく安くワイヤレスにしたい人や、重めのマウスのほうが手が落ち着く人に向いています。
初めてゲーミングマウスを買う人、5,000円台でワイヤレスを試したい人
| 重量 | 約99g(電池込み) |
| 形状 | 左右対称・右利き用 |
| センサー | HERO |
| 接続 | LIGHTSPEEDワイヤレス |
| ポーリングレート | 最大1,000Hz |
| ボタン数 | 6個 |
| バッテリー | 最大約250時間(単三電池1本) |
ゲームと普段使いを兼ねるゲーミングマウス
ゲームだけでなく、ネット閲覧や資料作成、動画編集でも使いやすい2機種です。
Logicool G502 LIGHTSPEED
重さを調整できる、G502のワイヤレス定番
定番のG502をワイヤレスにしたモデルです。11個のプログラム可能なボタンと、左右に倒せるチルトホイールを備えています。
筆者はG500の頃からチルトホイール付きのマウスを使い続けていて、G502のワイヤレス版も使ってきました。チルトホイールがあると、戻る・進むのサイドボタンに加えて、すぐ押せるボタンが2つ増えます。コピーと貼り付けを割り当てておくと、文章入力や、動画編集でテロップのカラーコードを写すときにとても重宝します。
重さは約114gで、付属のウェイト(最大16g)で好みの重さに調整できます。ずっしりした安定感があり、精密な操作が多いシミュレーションゲームやRPG、PC作業と相性のよいマウスです。
G502の形と機能を手ごろな価格で使いたい人、重めのマウスで安定して操作したい人
| 重量 | 約114g(ウェイトで最大+16g) |
| 形状 | 右手用エルゴノミクス |
| センサー | HERO 25K |
| 接続 | LIGHTSPEEDワイヤレス・USB有線 |
| ポーリングレート | 最大1,000Hz |
| ボタン数 | 11個 |
| バッテリー | 最大約60時間(RGBオフ時) 48時間(RGBオン時) |
Logicool G502 X PLUS
G502の形を受け継いだ、軽くて新しい後継モデル
G502シリーズの最新モデルです。チルトホイールや高速スクロールなど、G502の使いやすさはそのままに、中身を一新しています。
良さは、クリックの速さと気持ちよさです。LIGHTFORCEハイブリッドスイッチは、光学式の素早い反応と、メカニカルらしいカチッとした手ごたえを両立しています。
形も細かく見直されています。親指を置く部分は指を乗せやすい形になりました。親指の前にあるDPI切り替えボタンは、向きを変えたり取り外したりできます。
重さはG502 LIGHTSPEEDより8g軽い約106gです。センサーは最新のHERO 44Kで、2026年10月発売の新色から標準搭載しています。既存のG502 Xシリーズもファームウェア更新で同じセンサー性能に無償アップグレードできるので、長く使い続けられる1台です。
ライティングは8つのLEDによるLIGHTSYNC RGBです。マウスを動かしている間は自動で明るさを落とし、バッテリーを長持ちさせてくれます。

また、別売のワイヤレス充電マウスパッド「POWERPLAY2」にも対応しています。この組み合わせのシナジーも非常におすすめです。
ゲームも作業も1台でこなしたい人、G502の最新モデルを選びたい人
| 重量 | 約106g |
| 形状 | 右手用エルゴノミクス |
| センサー | HERO 44K |
| 接続 | LIGHTSPEEDワイヤレス・USB有線 |
| ポーリングレート | 最大1,000Hz |
| ボタン数 | 13個 |
| バッテリー | 最大約130時間(RGBオフ時) 37時間(RGBオン時) |
MMORPGにおすすめのゲーミングマウス
FF14のようにスキルの多いMMORPGでは、親指で押せるボタンの数が快適さを左右します。
CORSAIR SCIMITAR ELITE WIRELESS SE
サイド12ボタンを親指の位置に合わせて動かせる
左側面に12個のボタンがあり、合計16個のボタンにスキルやアイテム、マクロを割り当てられます。
大きな特徴は「KEY SLIDER」です。12個のボタンのかたまりを前後にスライドして、親指が自然に届く位置で固定できます。
接続は低遅延のSLIPSTREAMワイヤレスとBluetoothの2種類で、センサーはMARKSMAN S 33Kです。ボタンの割り当てやマクロは専用ソフト「iCUE」で設定します。
Elgato Stream Deckとの連携にも対応しています。配信ソフトの操作やアプリの起動をサイドボタンに割り当てられるので、ゲーム配信や作業用のショートカットボタンとしても活躍します。
FF14などのMMORPGを遊ぶ人、サイドボタンで多くのスキルを操作したい人、配信や作業のショートカットもマウスでこなしたい人
| 重量 | 約114g |
| 形状 | 右手用エルゴノミクス |
| センサー | MARKSMAN S 33K |
| 接続 | SLIPSTREAMワイヤレス・Bluetooth・USB有線 |
| ポーリングレート | 最大1,000Hz |
| ボタン数 | 16個(サイド12個) |
| バッテリー | 最大約150時間(Bluetooth・RGBオフ時) |
ゲーミングマウスの選び方

FPSなら重さ60g前後がひとつの目安
FPSは、マウスを大きく振って狙った位置でぴたりと止める操作のくり返しです。軽いマウスほど動かし始めと止めるときの力が小さくて済むので、FPS向けの人気モデルは60g前後に集中しています。
接続は2.4GHzワイヤレスが基本
今のゲーミングマウスは、付属のUSBレシーバーを使う2.4GHzワイヤレスなら対戦ゲームでも快適に使えます。Bluetoothは作業用、ゲームは専用レシーバー、と使い分けておくと安心です。

有線モデルでケーブルの引っかかりが気になる場合は、マウスバンジーを使うと動かしやすくなります。
ポーリングレートは1,000Hzから始めればOK
ポーリングレートは、マウスの位置をPCへ送る回数です。1,000Hzなら1秒間に1,000回、8,000Hzなら8,000回送ります。
まずは1,000Hzで使い、物足りなさを感じたら上げてみるのがおすすめです。
まとめ

迷ったら、まず遊ぶゲームから選ぶのがおすすめです。FPSゲームとMMORPGでは根本的に違ってきます。
次に、形状や重さ、そして予算に合うものを選んでみて下さい。
キーボードも見直したい人はゲーミングキーボードおすすめ10選、モニターも合わせて選ぶならゲーミングモニターの選び方も参考にしてみて下さい。

