リンクシェア・ジャパンのイベントに参加してしてきました。11月20日に開催されたイベントで、東京の世田谷区玉川にある『二子玉川ライズ』が開催場所です。参加企業はAMDを筆頭に『DELL』、『マウスコンピューター』、『HP』、『ASUS』、『マイクロソフト』、『パソコン工房』さんなどが参加されていました。今回は個人的に気になった製品を紹介していきます。
AMD
凄いPCが飾られていました。どうなっているのかよく分かりませんが凄そうです。他にはAMDのブースではマザーボードの製品などの展示もありました。Ryzen 9 3950Xのスコアは撮影出来ていなかったのでアスキーさんの記事を引用するとCinebenchでCore i9-9900Kの2倍なスコアだそうです。
>>「Ryzen 9 3950Xはため息を漏らすレベル」PC・デジタルフェア2019が開催
Ryzen 9 3950X | 9105 |
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Core i9-9900K | 4719 |
比較するとこうなります。
製品名 | コア/ スレッド | ベース / TB時 | 3次キャッシュ | TDP |
Ryzen 9 3950X | 16 / 32 | 3.5GHz / 4.7GHz | 64MB | 105W |
Core i9-9900K | 8 / 16 | 3.6GHz / 5GHz | 16MB | 95W |
スペックで比較するとコア/ スレッドが2倍なのでCinebenchのスコアも2倍になっているという感じでしょうか。プロ向けのクリエイティブ用途におすすめなCPUでしょう。
マザーボードはASRockのX570 Taichiに一目惚れしてしまいました。歯車が埋め込まれているようなデザインで凄くカッコよかったです。Ryzen 2000 / 3000 シリーズのCPUに対応しているマザーボードです。
マウスコンピューター
DAIV
DAIVは格子状のような内観になっていました。ビデオカードの固定としても用いられているようです。下から支える機構では無く側面から押し付けて固定するタイプです。
DAIV NG5820U2-VG
4K-UHD有機ELの美麗パネルを搭載したRTX2060搭載のノートPCも展示されていました。15.6型ノートPCで4K解像度&有機ELなので高精細でとてつもなく美麗です。ゲームプレイにはRTX2060なので4Kゲーミングは厳しい。クリエイターの方向けでしょう。
G-Tune
G-Tune X570シリーズはNEXTGEARのRyzen搭載モデル、MASTER PIECEのRyzen搭載モデルとなっております。名前の変更があり覚えやすい名前にシフトしていくそうです。G-TuneでもRyzen搭載モデルを選択可能になりました。
ノートPCは『G-Tune P3』が展示されており、Radeon RX Vega M GH グラフィックスを搭載したゲーミングモバイルPCです。13.3型なのでモバイルに強いノートPCですね。
CPU | インテル Core i7-8709G |
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グラフィックス | Radeon RX Vega M GH グラフィックス |
液晶パネル | 13.3型 フルHDグレア |
重量 | 約 1.7kg |
以上のスペックになっています。Radeon RX Vega M GH グラフィックスというのがどの程度のゲーム性能なのかがピンと来なかったので海外サイトさんを少し調べてみると以下のような結果が出ていました。
Overwatch | フルHD:ウルトラで71fps |
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Far Cry New Dawn | フルHD:ウルトラで47fps |
ニード・フォー・スピード・ヒート | フルHD:ウルトラで41fps |
The Division 2 | フルHD:ウルトラで35fps |
Metro Exodus | フルHD:ウルトラで24fps |
Control | フルHD:高で24fps |
アサシンクリードオデッセイ | フルHD:ウルトラで21fps |
参考サイト:AMD Radeon RX Vega M GH(海外サイト)
最新ゲームで高画質60fpsは厳しいものの重いゲームでは設定を中間設定辺りに調整して30fps基準に落としてプレイする(家庭用のゲーム機に慣れていれば特に問題無いでしょう)、もしくはPCゲームと言ったら軽いゲームも山程あるので軽めのゲームを中心にプレイする用途には最適なゲーミングノートPCだと思います。
ベッドで動画見たり、作業したりノートPCならではの可搬性に優れた使い方が出来るので魅力的に感じる方は多いのでは無いでしょうか。個人的には自堕落の極みですが、ベッドでうつ伏せになって信長の野望をプレイしたいです。
HP
OMEN OBELISKのインテル水冷モデルが展示されていました。超絶カッコいいです。強化ガラス製シースルーサイドパネルを標準採用。マザーボードはZ390なのですが筐体がミニタワー型なのでMicro ATXを採用しているのは少し気になりましたが、カッコいいゲーミングデスクトップPCが欲しい方はチェックしてみて下さい。
OMEN 15はGTX 1660 Ti、RTX2060、RTX 2070 with Max-Q Designから選べるようです。デザイン的にはヒンジ部が繋がっておらず削ぎ落としたようなデザインになっていました。デザインが気に入った方はセールの場合にお得に購入できるので公式ページを要チェックです。
OMEN X 2S 15はデュアルスクリーン搭載のゲーミングノートPCになります。最初に見た時にどういった使い方をするのが正解なのかが分からなくて困惑したのですが、以下の動画を見て納得しました。
生配信するとなった場合にデュアルモニターが欠かせないのを完全オールインワンなゲーミングノートPC環境を構築したいというニーズに合致する方に喜ばれるノートPCなんだなと思います。コメントを確認する時に使えるので便利ですね。
実際に見ると液晶も凄くキレイです。スペックはRTX 2080 with Max-Q DesignなのでハイエンドノートPCなスペックです。ただ、パームレストは付属していますが、デュアル液晶なので手を置くスペースが無いのは気になりました。
ASUS
ROG Phone 2が展示されていました。スペックは有機EL液晶の6.59型で解像度2,340×1,080ドットのフルHD+、120Hz対応などスマホゲームでも高リフレッシュレート搭載モデルに驚きました。スマホで本格的なゲームをプレイしたい方におすすめです。ただ120fpsに対応したゲームが少ないと思うのでそこは注意が必要でしょう。
続いてTUF GAMING VG27AQが展示されたのでチェックしました。
スペックは27型WQHD(2560×1440)、IPS、165Hz高速リフレッシュレート、Extreme Low Motion Blur Sync、G-SYNC Compatible、Adaptive-sync、FreeSync、1ms (MPRT)応答速度、HDR10に対応したゲーミングモニターです。
- 臨場感あふれるゲームプレイを求めるゲーマーのために設計された165Hz高速リフレッシュレートを備えた27型WQHD(2560×1440)IPSゲーミングモニター
- ASUSのExtreme Low Motion Blur (ELMB SYNC™) により、G-SYNC Compatibleと1msの高速応答(MPRT)の同時有効化が可能に、画像のブレやチラツキを除去して高フレームレートかつシャープなゲームビジュアルを実現
- G-SYNC Compatible認定モデル。VRR(可変リフレッシュレート)をデフォルトで有効にすることで、シームレスでティアリングのないスムーズなゲーム体験を提供
- 業界標準である HDR 10 ハイダイナミックレンジとの互換性を持ち、通常のモニターよりはるかに優れた発色と輝度を実現
- チルト、スイーベル、高さ、ピボットの調節機能を備えたエルゴノミクスデザインで快適な視聴体験を実現
個人的にこのモニターのスペックは凄く良いなと思いました。ゲームがメインの場合、4Kと比較すると要求スペックがガクッと下がるのでその点でおすすめです。FHDとWQHDで比較した場合には縦の解像度が違うので作業メインの方はFHDだと物足りないという印象を強く受ける方が多いでしょう。
なのでフルHD(1920×1080)では無くWUXGA(1920×1200)の少し価格が高いモデルを選ぶ方も周りに一定数いました。そのくらい作業をするに当たって縦の解像度が非常に重要になるというのが分かる一例ではないかと思います。
ですがWQHDだと2560×1440なので360pxも多くなります。そしてスケーリングを使わないで100%の等倍表示でもWQHD液晶は文字が見にくくないです。
また、16:9なので万能感の高いアスペクト比なので無難です。更にIPSなので視野角が広く、G-SYNC対応、HDR 10など現環境の求められるモニターのスペックを網羅しているので4Kはまだ早いと考えている方やFPSもやられる方におすすめです。
執筆時では公式のASUSストアの方が安かったです。
こちらはZenBook Pro Duoという商品です。デュアルディスプレイを搭載したモデルです。なので机の上のスペースが限られる中での配信をされる方におすすめのノートPCでしょう。製品としてのクオリティは非常に高いですがその分お値段はかなりお高いです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。30万円や40万円を超えるような商品もあったので中々手を出せないと思いますが、ノートPCで4K解像度となると本当に綺麗だなと思います。画面サイズが小さいのでより高精細に見えます。
マウスコンピューターのDAIVの4K-UHD有機ELの美麗パネルなどを見ていると、いつかは4Kがもっと快適(NVIDIA DLSSを全タイトルに適用して欲しい)になればいいなと思いました。ゲームの場合に4Kとなると重量級タイトルの場合にはハイエンドが必要になってくるのと高フレームレートを出すという観点からはハイエンドでも厳しいのでFHDやWQHDがまだまだベターな選択肢でしょう。
コスパ良くゲームをプレイするならノートPCならフルHD、デスクトップPCならFHDかWQHD液晶がおすすめです。先取りするならハイエンドと組み合わせて4Kを体験してみても良いでしょう。気になった方は是非公式サイトをチェックしてみて下さい。