
ゲーミングPCの価格帯としても最も無難でコスパの高い価格帯がミドルレンジです。これからゲーミングPCを購入したいという方がいる場合にはこの価格帯のゲーミングPCの購入がおすすめです。
ミドルレンジゲーミングPCとは?
ゲーミングPCは価格帯によって性能が違うので明確に定義されている訳ではありませんが、「エントリーモデル」「ミドルレンジモデル」「ハイエンドモデル」などクラス分けされる事が多いです。
- ハイエンドモデル:最高のモデル(性能を最重視したい方におすすめのモデル)
- アッパーミドル:中の上のモデル(性能を重視したい方におすすめのモデル)
- ミドル:中間のモデル(多くの方におすすめのモデル)
- エントリー:入門向けのモデル(初心者向けのモデル)
ミドルレンジは多くの方におすすめのモデルです。価格と性能のバランスが優れており、コストパフォーマンスを重視したい方に最適です。
基本はミドルレンジに合わせてゲームが発売される

大体、新発売のゲームはこのミドルレンジを想定して開発されています。
高性能なグラフィックを要求するゲームでも、ミドルレンジ程度の性能があれば十分遊べる場合が多いです。
また、幅広い人に楽しんでもらうことを目的としたゲームでは、推奨スペックはミドルレンジより少し低めに設定されることもあります。
もちろん、極端に高いグラフィック性能を要求するゲームも稀にありますが、一般的にはミドルレンジでもプレイ可能な設計が普通です。
そのため、ミドルレンジのゲーミングPCを購入すれば、その世代のゲームは基本的に遊べると考えて問題ありません。
最高設定でプレイしたい場合は、より高性能なグラフィックボードが必要になります。逆に、少し古めのゲームであれば、最高設定でも快適に遊べることがあります。
面白いのは、数年前は最高設定でカクカクだったゲームも、今では快適に動かせるようになることです。
ゲーマーなら誰でもわかる感覚ですが、「世界が変わった!」という満足感を味わえるのがミドルレンジPCの魅力です。
タイトル | 推奨CPU | 推奨グラフィック |
---|---|---|
バトルフィールド 6 | Core i7-10700 Ryzen 7 3700X | RTX 3060 Ti RX 6700 XT |
SILENT HILL f | Core i7-9700 Ryzen 5 5500 | RTX 2080 RX 6800XT |
METAL GEAR SOLID Δ: SNAKE EATER | Core i7-8700K Ryzen 5 3600 | RTX 3080 |
Stellar Blade | Core i5-8400 Ryzen 5 3600X | RTX 2060 Super RX 5700 XT |
モンハンワイルズ | Core i5-11600K Core i5-12400 Ryzen 5 3600X Ryzen 5 5500 | RTX 4060 RTX 2070 Super RX 6700XT |
以下の記事で数百タイトルの推奨CPUと推奨グラフィックスについてまとめています。

ミドルレンジのゲーミングPCはどこから?
各クラス | グラフィック | CPU |
---|---|---|
エンスージアストクラス | RTX 5090 | Core i9 / Ryzen 9 |
ハイエンドクラス | RTX 5080 | Core i9 / Ryzen 9 |
アッパーミドルクラス | RTX 5070~RTX 5070 Ti | Core i7 / Ryzen 7 |
ミドルクラス | RTX 5060~RTX 5060 Ti | Core i5 / Ryzen 5~ |
エントリークラス | RTX 3050 | Core i5 / Ryzen 5~ |
NVIDIAのグラフィクスボードでは後ろの型番が80番台以上ではハイエンドGPUと紹介される事が多いです。後ろの型番が90番ではエンスージアスト(熱狂的な方)向けと紹介される事もあります。
70番台ではアッパーミドルクラス、60番台ではミドルクラス、50番台がエントリークラスと続きます。
CPUの方は、Core Ultra 9 / Core i9 / Ryzen 9はハイエンドCPUと紹介される事が多いです。
Core i7が性能重視モデルですが、例えばCore i7×RTX 5060構成だとミドルクラスと紹介される事が多いので、CPUよりもグラフィックスの方がクラス分けとしては重要度が高い傾向があります。
ミドルレンジのゲーミングPCのメリットとデメリット

ミドルレンジのゲーミングPCのメリットとデメリットを見ていきましょう。
メリット
- コスパが良い
- ほとんどのゲームが快適に遊べる
- 普段使いにも便利
- 長く使える
ミドルレンジゲーミングPCは、価格と性能のバランスが良く、多くのユーザーに最適です。
ハイエンドPCより価格が抑えられつつ、最新のAAAタイトルも中〜高画質で快適にプレイ可能。eスポーツ系ゲームでは高フレームレートで遊べることも多く、ゲーム以外の用途でも活躍します。
動画編集や画像加工、仕事や学習用としても十分な性能があり、5年程度は最新ゲームも遊べる長期利用が可能です。予算を抑えつつ、性能と将来性の両方を確保できるのが大きな魅力です。
デメリット
- ハイエンドほどの性能はない
- 最高画質や高解像度には性能不足の可能性も
デメリット面としては、最高画質や4Kでのゲームプレイでは十分に活かせない場合があります。
しかし最近はAIの進化が目覚ましく、AIを活用することでフレームレートを向上させたり、高解像度でのプレイが可能なゲームも増えてきています。
NVIDIAなら「NVIDIA DLSS」「フレーム生成」「マルチフレーム生成」「スムーズモーション」など、フレームレートを大幅に向上する機能が盛り沢山です。
ただ、ビデオメモリの容量の部分でネックになる可能性もあるので、高解像度でゲームをプレイ予定ならビデオメモリ容量の多いミドルレンジを選択するのがおすすめです。
ミドルレンジのゲーミングPCはこんな人におすすめ

- ゲームパソコンならではの美麗なグラフィックを楽しみたい人
- FPSなどのマルチプレイをカクつかないでプレイしたい人
- コストパフォーマンスに優れるパソコンを購入したい人
- 人気のゲーミングPCが欲しい人
ミドルレンジのゲーミングPCは、価格と性能のバランスが良く、多くのゲームを快適に楽しめるため、幅広い人に向いています。
また、ゲームだけでなく、動画編集や画像加工、仕事や勉強など普段使いも快適にこなせるので、ゲームと日常の両方で使いたい人にもおすすめです。
さらに、数年前のゲームなら最高設定でも問題なく遊べるため、過去作も含めて長く楽しめます。
逆に、ハイエンドを求めるような極端に高画質のゲームを最高設定で遊びたい場合は、もう少し高性能なモデルが必要ですが、ほとんどのゲームはミドルレンジで十分です。
「ゲームも普段使いも両立したい」「コスパよく長く使いたい」という人に、ミドルレンジのゲーミングPCは最適な選択肢です。
おすすめのミドルレンジ向けゲーミングPC
おすすめのミドルレンジ向けゲーミングPCをご紹介します。
Lightning-G AV7XW

スペック | |
---|---|
CPU | Ryzen 7 5700X |
グラフィック | RTX 5060(8GB) |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 500GB NVMe SSD |
ケース | ミニタワー |
「Lightning-G AV7XW」は、「Ryzen 7 5700X(8コア16スレッド)」&「RTX 5060」搭載のゲーミングPCです。ガレリアの「ゲート」をイメージしたガレリア専用 SKMケース採用モデルと比較するとリーズナブルな価格が魅力です。
15万円以下の価格帯で、高いゲーム性能を備えつつ、コストを抑えた構成が特長です。
強化ガラスパネルを採用し、カスタマイズでLEDデコレーションも可能です。ケースはホワイトの他にも「ブラック」も展開。

CPUに8コア以上が必要というタイトルが登場しているため、様々なゲームをプレイするという観点から8コア搭載のRyzen 7 5700Xはコスパも良くおすすめ。
NEXTGEAR JG-A7G6T


スペック | |
---|---|
CPU | Ryzen 7 5700X |
グラフィック | RTX 5060 Ti(16GB) |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 1TB NVMe SSD |
ケース | ミドルタワー |
NEXTGEAR JG-A7G6Tは、CPUに性能重視モデル「Ryzen 7 5700X(8コア16スレッド)」を搭載し、高性能グラフィクス「GeForce RTX 5060 Ti」を採用。
RTX 5060 Tiは大容量の16GBのビデオメモリを搭載しているので、高画質設定でゲームを楽しめます。
冷却性能に優れた240mm水冷CPUクーラーを標準搭載し、高負荷時でも安定した動作を実現しています。
性能と価格のバランスが取れた構成で、コスパ重視のゲーマーにおすすめです。



本格的にPCゲームが楽しめる構成でコスパも◎。RTX 5060 TiはDLSS 4対応&VRAM 16GB搭載で将来性も高い。迷ったらコレがイチオシです。
NEXTGEAR JG-A7G70


スペック | |
---|---|
CPU | Ryzen 7 7800X3D |
グラフィック | RTX 5070(12GB) |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 1TB NVMe SSD |
ケース | ミニタワー |
「NEXTGEAR JG-A7G70」は、CPUにゲーム特化型のCPU「Ryzen 7 7800X3D」を搭載して高フレームレートが期待出来ます。
グラフィックスボードにはNVIDIAの「GeForce RTX 5070」を搭載しているので、美麗なゲーム体験を楽しむ事が出来るハイスペックゲーミングPCです。
冷却性能に優れた240mm水冷CPUクーラーを標準搭載し、高負荷時でも安定した動作を実現しています。
1TB NVMe SSDにより、起動やロードが高速で、快適なゲームプレイをサポート。
初期サポートとして3年センドバック保証と24時間365日電話サポートが付帯しており、安心して長期使用できる一台です。



ゲーム特化型CPUで高フレームレートが確保しやすい本格派のゲーミングPC。CPU性能が高いのでタイトルによっては数十FPS変わる場合も。対戦ゲームなどでフレームレートを稼ぎたい方におすすめです。


おすすめのミドルレンジ向けノートPC
おすすめのミドルレンジ向けゲーミングノートPCをご紹介します。
Lenovo LOQ 15IRX9


スペック | |
---|---|
CPU | Core i7-13650HX |
グラフィック | RTX 4060(8GB) |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 512GB NVMe SSD |
液晶 | 15.6型 1920×1080 FHD(144Hz) |
重量 | 約 2.38kg |
「Lenovo LOQ 15IRX9」は、処理性能の高い第13世代インテルCPUと、最新の高性能グラフィックスRTX 4060搭載のゲーミングノートPC。コスパ重視の方におすすめです。
G TUNE P5-I7G60WT-B


スペック | |
---|---|
CPU | Core i7-13620H |
グラフィック | RTX 4060(8GB) |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 500GB NVMe SSD |
液晶 | 15.6型 1920×1080 フルHD(144Hz) |
「G TUNE P5-I7G60WT-B」は、処理性能の高い10コアの「Core i7-13620H」&DLSS3.0に対応した「GeForce RTX 4060」を搭載。本体がホワイトカラーなのが大きな特徴のモデルです。
GALLERIA RL7C-R55-5N


スペック | |
---|---|
CPU | Core i7-14650HX |
グラフィック | RTX 5050(8GB) |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 500GB SSD |
液晶 | 15.6型 1920×1080 フルHD(165Hz) |
重量 | 約2.3kg |
「GALLERIA RL7C-R46-5N」は、16コアの「Core i7-14650HX」&最新グラフィックス「GeForce RTX 5050 Laptop GPU」搭載。人気ゲームを快適に楽しめる性能が魅力です。
最新のゲーミングPCのおすすめはこちらの記事でも随時更新しています。ミドルレンジのゲーミングPCの紹介もしているのでチェックしてみて下さい。


ノートPCのおすすめはこちらになります。

