マウスコンピューターさんから「G-Tune FZ-I7G8S」の実機をお借りしたのでレビューをしていきます。
「G-Tune FZ-I7G8S」は、CPUに「Core i7-14700KF」を搭載し、ゲームで重要なグラフィックスボードにはNVIDIAの「GeForce RTX 4080 SUPER」を搭載しています。
4K解像度で快適にゲームを楽しみたい方におすすめのゲーミングPCです。
G-Tune FZ-I7G8Sのスペック
スペック | |
---|---|
CPU | Core i7-14700KF |
グラフィック | RTX 4080 SUPER(16GB) |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 2TB NVMe SSD |
ケース | フルタワー |
外観デザイン
PCケースは高級感を感じる筐体で、ダーククロム強化ガラス、ヘアライン処理のアルミパネルが特徴的なフルタワー型です。
強化ガラスサイドパネルのカスタマイズや、LEDファンのカスタマイズにも対応しています。
正面インターフェースはUSB3.0×2、ヘッドフォン出力×1、マイク入力×1、USB2.0×2が配置されています。USBが4つも接続できるのは便利です。
マイク端子やヘッドフォン端子の周りがくり抜いたようなデザインになっており、高級感を感じます。
背面の映像出力端子は「HDMI端子、DisplayPort端子x3」となっています。複数のモニターを繋ぐ用途でも活用出来ます。
底面は堅牢性の高い大型スタンドが搭載されており、ワンタッチで着脱ができるダストフィルターも付いています。
内観
内部は電源が左上にあり、その下にマザーボード、右側にストレージの格納というレイアウトです。右側面にSSD×2台が搭載可能です。
CPUクーラーは冷却能力の高い水冷CPUクーラー(360mm)が搭載されています。
また、グラフィックスカードホルダーが搭載していました。ネジで止められており、グラフィックボードを上下に挟む機構です。
グラフィックスカードホルダーは、グラフィックスカードを固定し、輸送中の脱落や接触不良を防止する効果や、重量が重いグラフィックスカードで反りが出る事を防ぐ効果、マザーボードの負担を軽減する効果も見込めます。
電源は右側面を開閉するとアクセス可能です。光学ドライブもこちらからアクセス出来ます。
- フロントフェイスの高級感が高い
- フルタワーなのでサイズは大きい
- コンソールパネルが上部に付いていてアクセスしやすい
- 底面にダストフィルターが付いている
ゲーム性能
ベンチマークソフトを使用してゲームのパフォーマンスをチェックしました。
3DMARK TimeSpy
3DMARKのFireStrikeはDirectX 11、TimeSpyはDirectX 12のパフォーマンスを計測する定番ベンチマークソフトです。
RTX 4080 SUPERは、RTX 4080より少し性能が高いモデルです。16GBの大容量VRAMを搭載しているので、最新ゲームも4K解像度で快適に楽しめます。
4K解像度では10GB以上必要なタイトルが多いので、RTX 4080 SUPERは4K解像度で本格的に高画質&高フレームレートで快適に楽しみたい方におすすめのモデルです。
ファイナルファンタジー15
解像度 | 設定 | スコア / FPS / 評価 |
---|---|---|
4K 3840×2160 | 高 | 11690 / 116 fps【とても快適】 |
WQHD 2560×1440 | 高 | 19201 / 192 fps【非常に快適】 |
フルHD 1920×1080 | 高 | 21554 / 215 fps【非常に快適】 |
ファイナルファンタジー15は、スコアの評価としては6,000スコアで「快適」、12,000スコアで「非常に快適」になります。
フルHD解像度、WQHD解像度、4K解像度の最高設定で「とても快適評価」以上が出ているのでとても快適に楽しめます。
PSO2:NGS
解像度 | 設定 | スコア / 評価 |
---|---|---|
4K 3840×2160 | ウルトラ | 26465【快適】 |
WQHD 2560×1440 | ウルトラ | 46758【快適】 |
フルHD 1920×1080 | ウルトラ | 48435【快適】 |
設定は最高設定のウルトラ(設定6)です。
PSO2:NGSは「10,001以上」のスコアで「快適」評価です。「5,001~10,000」で標準的な動作、「5,000未満」で重い動作判定となります。
フルHD解像度、WQHD解像度、4K解像度で「快適評価」です。
BLUE PROTOCOL
解像度 | 設定 | スコア / FPS / 評価 |
---|---|---|
4K 3840×2160 | 最高 | 17475 / 120 fps【極めて快適】 |
WQHD 2560×1440 | 最高 | 32149 / 224 fps【極めて快適】 |
フルHD 1920×1080 | 最高 | 40065 / 286 fps【極めて快適】 |
BLUE PROTOCOLは、「8000~8999」スコアで「快適」、「10000スコア以上」で「極めて快適」評価になります。
フルHD解像度、WQHD解像度、4K解像度で「極めて快適」に楽しめます。
ファイナルファンタジー14
解像度 | 設定 | スコア / FPS / 評価 |
---|---|---|
4K 3840×2160 | 最高 | 21417 / 144 fps【非常に快適】 |
WQHD 2560×1440 | 最高 | 31929 / 226 fps【非常に快適】 |
フルHD 1920×1080 | 最高 | 36254 / 258 fps【非常に快適】 |
ファイナルファンタジー14 暁月のフィナーレは、15,000スコアで「非常に快適」評価となります。
フルHD解像度、WQHD解像度、4K解像度で「非常に快適」に楽しめます。
ストリートファイター6
解像度 | 設定 | スコア / FPS / 評価 |
---|---|---|
4K 3840×2160 | 最高 | 100 / 59 fps【快適】 |
WQHD 2560×1440 | 最高 | 100 / 59 fps【快適】 |
フルHD 1920×1080 | 最高 | 100 / 59 fps【快適】 |
ストリートファイター6は「90~100」スコアで「快適」評価です。
フルHD解像度、WQHD解像度、4K解像度で「快適」に楽しめます。
サイバーパンク2077
解像度 | 設定 | FPS |
---|---|---|
4K 3840×2160 | レイトレ:オーバードライブ(DLSSクオリティ) | 52 fps |
レイトレ:オーバードライブ(DLSS自動) | 80 fps | |
WQHD 2560×1440 | レイトレ:オーバードライブ(DLSS自動) | 122 fps |
フルHD 1920×1080 | レイトレ:オーバードライブ(DLSS自動) | 152 fps |
サイバーパンク2077は、NVIDIA DLSS 3.5対応ゲームです。「G-Tune FZ-I7G8S」は最新のRTX 40シリーズ搭載モデルなので、NVIDIA DLSS 3.5に対応しています。
DLSS 3.5は、レイトレーシングの画質を向上させる「Ray Reconstruction」を搭載しているのが特徴です。
今回計測したレイトレーシング:オーバードライブ設定のプリセットに「DLSS Ray Reconstruction」が含まれています。
サイバーパンク2077でもフルHD解像度、WQHD解像度、4K解像度で「快適」に楽しめます。
Forza Motorsport
解像度 | 設定 | FPS |
---|---|---|
4K 3840×2160 | レイトレ最高 | 70 fps |
WQHD 2560×1440 | レイトレ最高 | 89 fps |
フルHD 1920×1080 | レイトレ最高 | 98 fps |
RTX 4080が理想的な推奨スペックになっているForza Motorsportの最高画質設定でも、フルHD解像度、WQHD解像度、4K解像度で「快適」に楽しめます。
Apex Legends
最高設定
最低設定
人気FPSゲームのApexLegendsでは最高画質280fps前後、最低では300fps前後を記録しました。
Apex Legendsで高フレームレートを出して快適に楽しめるゲーミングPCです。144Hz/240Hzなどの高リフレッシュレート液晶モニターと組み合わせるのがおすすめです。
フォートナイト
最高設定
最低設定
人気TPSゲームのフォートナイトは、最高画質では130fps前後。最低では280fps前後を記録しました。フォートナイトも高fpsを出して快適に楽しめます。
ドラクエ10
解像度 | 設定 | スコア / 評価 |
---|---|---|
3840×2160 | 最高 | 25774【すごく快適】 |
1920×1080 | 最高 | 25785【すごく快適】 |
ドラクエ10のような軽めのゲームは「すごく快適」に動作します。
ゲーム性能まとめ
RTX 4080 SUPERはフルHD/WQHD/4K解像度の重量級ゲームを快適に楽しめます。
4K解像度でゲームを楽しみたい方におすすめです。
解像度 | 評価 |
---|---|
4K解像度 | |
WQHD解像度 | |
フルHD解像度 |
CPU性能
CPU性能をチェックしました。
CINEBENCH 2024
「CINEBENCH 2024」はCGレンダリング性能を測定するベンチマークテストです。
表は「CINEBENCH 2024」を当サイトでテストした比較になります。
Core i7-14700KFは20(8P+12E)コア28スレッドの非常に高い性能を誇る高性能モデルです。極めて高いCPUパフォーマンスを持っています。
ベンチマーク
PC MARK10
PCMark 10 | Essentials | Productivity | DCC |
---|---|---|---|
9633 | 9204 | 13517 | 19500 |
パソコンの総合的なパフォーマンスを計測するベンチマークソフトが「PCMark 10」です。
Essentialsはアプリケーションの起動速度、Webブラウジング、ビデオ会議などのPCの基本性能を計測します。
Productivityはオフィスソフトの性能、Digital Content Creation(DCC)は写真編集、動画編集などのクリエイティブ系ソフト性能のスコアとなっています。
Port Royal
Port Royalはレイトレーシング(DXR / DirectX Raytracing)のパフォーマンステストです。
RTX40シリーズは、リアルタイムレイトレーシングやNVIDIA DLSS 3.5などの先進的な映像技術に対応しています。
NVIDIA DLSS feature test
3DMARKのNVIDIA DLSS feature testは、NVIDIA DLSS(Deep Learning Super Sampling / ディープラーニング スーパーサンプリング)のパフォーマンスを計測するベンチマークソフトです。
ストレージの速度
ゲームではSSDにインストールするとロード時間が短縮される効果や、カクつきを抑える効果が見込めます。
「G-Tune FZ-I7G8S」には2TBのNVMe SSDが搭載されています。 パソコンの動作がサクサクで、ゲームでもストレスフリーです。
消費電力
アイドル時 | 高負荷時 |
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消費電力はワットチェッカー(REX-BTWATTCH1)で計測しています。高負荷時は3DMARKのFireStrikeを開始した序盤の消費電力の計測です。数値の変動があるので参考程度に見てみて下さい。
温度
室温22℃環境での計測になります。
計測ソフトは「HWMonitor-PRO」を用いて、アイドル時と3DMARKのFireStrikeおよびCINEBENCH 2024を10分間実行した際の最大温度になります。非常に高い冷却性能です。
静音性
アイドル時 | 3DMARK |
---|---|
42.7 db | 50.7 db |
アイドル時と3DMARKのFire Strikeを実行した時の騒音デシベルを計測しました。無響室で計測した訳で無く、一般的な住宅で計測した数値になっているので参考程度に見てみて下さい。
FireStrike実行時の中で最も動作音の大きい数値です。環境の下限は40db前後です。
まとめ
- Core i7-14700KF搭載で高いCPU性能
- RTX 4080 SUPER搭載で最新4Kゲームも快適
- 高級感のある筐体デザイン
- 圧倒的な冷却性能
- サイズが大きい&本体重量が重い点は注意
「G-Tune FZ-I7G8S」は、非常に高い性能を持つ「Core i7-14700KF」&最新グラフィックス「GeForce RTX 4080 SUPER」を搭載しています。
4K解像度の最新重量級ゲームに対応し、動画編集、実況配信などの重いゲームや、重い作業にも快適に使える高い処理能力を持ったパソコンです。
また、ケースの質感がとても良く高級感があります。冷却能力の高い水冷CPUクーラーが標準搭載し、冷却性能に優れていてる点もおすすめポイントです。
- 高級感が高い筐体を探している方
- eスポーツタイトルで高fps出したい方
- 4K解像度のレイトレーシングタイトルを快適にプレイしたい方