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「G-Tune XP-Z」の実機レビュー RTX 4090搭載

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G-Tune XP-Zレビュー

マウスコンピューターさんから「G-Tune XP-Z」の実機をお借りしたのでレビューをしていきます。

「G-Tune XP-Z」は、CPUに「Core i7-13700KF」を搭載し、ゲームで重要なグラフィックスボードにはNVIDIAの「GeForce RTX 4090」を搭載しています。

高い処理能力も持ったパソコンなので、最新重量級ゲームから高解像度のゲームプレイ、ゲーム実況や配信といった重いゲームや重い作業でも快適に使える最高クラスの性能を持ったゲーミングPCです。

目次

G-Tune XP-Zのスペック

G-Tuneフルタワー
スペック
CPUCore i7-13700KF
グラフィックRTX 4090(24GB)
メモリ64GB
ストレージ2TB NVMe SSD
ケースフルタワー

執筆時のスペックになります。現在の商品の詳細や価格については詳細ページにてご確認下さい。

新型番の「G-Tune FZ-I9G90」は、CPUがCore i9-13900KF搭載に変更されています。また、3年保証/送料が無料になっています。

外観デザイン

外観

PCケースはダーククロム強化ガラス、ヘアライン処理のアルミパネルが特徴的なフルタワー型です。

正面インターフェースはUSB3.0×2、ヘッドフォン出力×1、マイク入力×1、USB2.0×2が配置されています。USBが4つも接続できるのは便利です。

背面

背面の映像出力端子は「HDMI端子、DisplayPort端子x3」となっています。複数のモニターを繋ぐ用途でも活用出来ます。

底面

底面は堅牢性の高い大型スタンドが搭載されており、ワンタッチで着脱ができるダストフィルターが標準装備です。

天板と前面はメンテンスする必要が無く、ほこりも溜まりづらいケースなので、総合的にメンテナンスが簡単なケースです。

内観

内部

内部は上部にCPUクーラーのファンとケースファンがあり、その下にマザーボード、右側にストレージの格納があります。

ストレージはSSD×2台が搭載可能です。CPUクーラーは冷却能力の高い水冷CPUクーラー(360mm)が標準搭載されています。

グラフィックスカードホルダー

「G-Tune XP-Z」には、グラフィックスカードホルダーも搭載されていました。

グラフィックスカードホルダーは、グラフィックスカードを固定し、輸送中の脱落や接触不良を防止する効果、重量が重いグラフィックスボードで反りが出る事を防ぐ効果や、マザーボードの負担を軽減する効果も見込めます。

右側面

電源は右側面を開閉するとアクセス可能です。光学ドライブとHDDはこちらからアクセス出来ます。

PCケースの特徴を以下にまとめました。

PCケースまとめ
  • フロントフェイスの高級感が高い
  • フルタワーなのでサイズは大きい
  • コンソールパネルが上部に付いていてアクセスしやすい
  • 底面にダストフィルターが付いている

ゲーム性能

ベンチマークソフトを使用してゲームのパフォーマンスをチェックしました。

3DMARK TimeSpy

3DMARK TimeSpy

3DMARKのTimeSpyはDirectX 12のパフォーマンスを計測する定番ベンチマークソフトです。

3DMARK TimeSpy
Core i9-13900K/RTX 4090
31579
Core i7-13700KF/RTX 4090
30836
Core i9-13900K/RTX 4080
24340
Core i7-13700KF/RTX 4070 Ti
21461
Core i9-12900K/RTX 3090 Ti
20566
Ryzen 9 5900X/RTX 3080 Ti
17584
Core i9-12900K/RTX 3090
17483
Core i9-12900K/RTX 4070
17459
Core i7-12700K/RTX 3080
16599

当サイトでテストしたTimeSpyの参考スコア比較です。GeForce RTX 4090は、最高峰クラスの圧倒的性能が魅力です。

NVIDIA DLSS feature test

NVIDIA DLSS feature test

3DMARKのNVIDIA DLSS feature testはNVIDIA DLSS(Deep Learning Super Sampling / ディープラーニング スーパーサンプリング)のパフォーマンスを計測するベンチマークソフトです。

DLSS feature test(DLSS 2)
Core i7-13700KF/RTX 4090
232
Core i9-12900K/RTX 3090 Ti
142
Core i9-12900K/RTX 3090
126
Core i9-12900K/RTX 3080 Ti
126
Core i9-12900K/RTX 3080
115
Core i9-12900K/RTX 3070 Ti
95

当サイトでテストしたNVIDIA DLSS feature test(DLSS 2)のDLSS onの参考スコア比較です。

また、「G-Tune XP-Z」はRTX 4090を搭載しているので、DLSS 3が実行可能です。

NVDIA DLSSは超解像度技術の事で、RTXグラフィックスにはAI処理専用のTensorコアが内蔵されており、フレームレートが大幅に向上します。

DLSS 3

DLSSフレーム生成を有効にするのはGeForce RTX 40シリーズが必要(Microsoft Flight Simulatorの例)

RTX 40シリーズで利用出来るNVDIA DLSS 3ではそれに加えてフレーム生成機能が加えられており、更に高いパフォーマンスに期待出来ます。

「Microsoft Flight Simulator」などのタイトルがNVIDIA DLSS 3に対応しています。

DLSS 3に対応しているかどうかは、グラフィックスオプションの中にNVIDIA DLSSフレーム生成という項目があるかどうかで判断するのが簡単です。

RTX 40シリーズを搭載したゲーミングPCを購入したら、NVIDIA DLSSフレーム生成を有効にしてフレームレートを向上させてみましょう。

DLSS 3の性能比較

DLSS mode:Performance / 8Kのみ:Ultra Performance

DLSS 3のテストが出来る「G-Tune XP-Z」を使用して8K / 4K / WQHD解像度の性能比較もしました。

WQHD環境ではあまり性能差が感じられませんが、8K / 4K環境になるとDLSS 3の性能差が大きくなります。

DLSS無効時には8K解像度では13fpsですが、DLSS 2では60fps、DLSS 3では91fpsも出ています。

4K環境や8K環境を構築したい方にDLSS 3の恩恵が大きいので、RTX 4090を搭載した「G-Tune XP-Z」はおすすめです。

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ファイナルファンタジー15

FF15ベンチマーク
スクロールできます
解像度設定スコア / FPS / 評価
4K 3840×216015455 / 154 fps【非常に快適
WQHD 2560×144021338 / 213 fps【非常に快適
フルHD 1920×108022107 / 221 fps【非常に快適
FF15ベンチマーク

フレームレートはスコアから算出した数値です。

ファイナルファンタジー15は重量級ゲームです。スコアの評価としては6,000スコアで「快適」、12,000スコアで「非常に快適」になります。

RTX 4090を搭載しているので4K解像度の重量級ゲームも非常に快適に楽しめます。

ファイナルファンタジー14

FF14ベンチマーク
スクロールできます
解像度設定スコア / FPS / 評価
4K 3840×2160最高26056 / 180 fps【非常に快適
WQHD 2560×1440最高34362 / 245 fps【非常に快適
フルHD 1920×1080最高36218 / 258 fps【非常に快適
FF14ベンチマーク

フレームレートはレポート出力の平均フレームレートの数値です。

ファイナルファンタジー14は中程度の描画負荷のゲームです。暁月のフィナーレは8,000スコアで「快適」、15,000スコアで「非常に快適」評価になります。

PSO2:NGS

PSO2:NGSベンチマーク
スクロールできます
解像度設定スコア
4K 3840×2160ウルトラ37879【快適
WQHD 2560×1440ウルトラ47646【快適
フルHD 1920×1080ウルトラ48840【快適
PSO2:NGSベンチマーク

PSO2:NGSは「10,001以上」のスコアで「快適」評価です。「5,001~10,000」で標準的な動作、「5,000未満」で重い動作判定となります。設定は最高設定のウルトラ(設定6)です。

Apex Legends

4K最高設定

4K最高設定

フルHD最高

フルHD最高設定

人気FPSゲームのApexLegendsでは最高画質300fps前後、4K解像度では230fps前後を記録しました。

フルHD/240Hzのゲーミングモニターや4K/144Hzのゲーミングモニターと組み合わせて快適にApexLegendsを楽しめます。

スクロールできます
解像度設定FPS
4K 3840×2160最高228 fps
WQHD 2560×1440最高280 fps
フルHD 1920×1080最高293 fps
PSO2:NGSベンチマーク

計測場所:射撃訓練場の特定のコースで周回した際の平均fps。

8K解像度の検証

8K解像度の検証

8K解像度のゲームが遊べるのかという点について調査しました。8K(7680×4320)は、DSRを使用しています。スパイダーマンリマスターは8Kに設定出来なかったです。

4K(3840×2160)は、DLSSの設定をパフォーマンス、8KはDLSSの設定をウルトラパフォーマンス設定にしています。

8K解像度でも4K解像度でも高いフレームレートが出ているので、快適にゲームを楽しむ事が出来ます。

ゲーム性能まとめ

ここまでをまとめます。

RTX 4090搭載モデルなので非常に高いフレームレートが出ます。8K解像度や4K解像度で高フレームレートを出したい方におすすめです。

解像度評価
4K解像度
WQHD解像度
フルHD解像度

CPU性能

CPU性能をチェックしました。

CINEBENCH R23

CINEBENCH R23

「CINEBENCH R23」はCGレンダリング性能を測定するベンチマークテストです。

CINEBENCH R23(マルチ)
Core i9-13900K
38410
Core i7-13700KF
30018
Core i9-12900K
26849
Ryzen 9 5950X
24830
Core i7-12700K
22819
Ryzen 9 5900X
21369
Core i7-12700
16619
Core i5-13400F
16223
Core i9-11900K
15913

CINEBENCH R23マルチスコア参考比較

表はCINEBENCH R23を当サイトでテストした比較になります。

Core i7-13700Kは16コア24スレッドの非常に高い性能を誇る高性能モデルです。第12世代Coreの最上位モデルを超える性能を出しています。

Intel CPUにはPコア(Performanceコア/性能重視)とEコア(efficientコア/効率重視)が第12世代から搭載されています。負荷の高い処理をPコアが行い、優先度の低い処理をEコアが担当します。負荷に応じて2種類のコアに処理が振り分けられるため、ユーザーが最優先に行いたい作業をバックグラウンド処理に邪魔される事なく、優先的に処理可能な点が画期的です。

3DMARK CPU Profile

3DMARK CPU Profile

「3DMARK CPU Profile」はCPU性能を測定するベンチマークテストです。

CPU Profile
Core i9-13900K
15706
Core i7-13700KF
12436
Core i9-12900K
11827

3DMARK CPU Profileの最大スレッド数比較

ベンチマーク

PC MARK10

PC MARK10
スコア10232
Essentials11239
Productivity13411
DCC19284

パソコンの総合的なパフォーマンスを計測するベンチマークソフトが「PCMark 10」です。

Essentialsはアプリケーションの起動速度、Webブラウジング、ビデオ会議などのPCの基本性能を計測します。

Productivityはオフィスソフトの性能、Digital Content Creation(DCC)は写真編集、動画編集などのクリエイティブ系ソフト性能のスコアとなっています。

ストレージの速度

NVMe SSD

NVMe SSD

HDD

HDD

ゲームではSSDにインストールするとロード時間が短縮される効果や、カクつきを抑える効果が見込めます。

「G-Tune XP-Z」には2TBのNVMe SSDと4TBのHDDが搭載されていました。 パソコンの動作がサクサクでゲームでもストレスフリーです。

消費電力

アイドル時高負荷時
アイドル時高負荷時

消費電力はワットチェッカー(REX-BTWATTCH1)で計測しています。高負荷時は3DMARKのFireStrikeを開始した序盤の消費電力の計測です。数値の変動があるので参考程度に見てみて下さい。

温度

温度

室温23℃環境での計測になります。計測ソフトはHWMONITOR-PROを使用しています。アイドル時と3DMARKのFireStrikeおよびCINEBENCH R23を10分間実行した際の最大温度です。

CPUの温度もグラフィックスボードの温度も低いです。

静音性

静音性
アイドル時3DMARK
43.5 db54.3 db

アイドル時と3DMARKのFire Strikeを実行した時の騒音デシベルを計測しました。無響室で計測した訳で無く、一般的な住宅で計測した数値になっているので参考程度に見てみて下さい。

FireStrike実行時の中で、最も動作音の大きい数値です。環境の下限は40db前後です。

まとめ

G-Tune XP-Z
総合評価
( 5 )
メリット
  • 360mmの水冷CPUクーラー搭載(高冷却)
  • フルタワーで高い冷却性能
  • 高級感のある筐体デザイン
  • 8K/4K解像度で快適なゲーム性能
デメリット
  • サイズが大きい&本体重量が重い点は注意

「G-Tune XP-Z」は最新のゲームタイトルや重いゲームタイトルでも8K/4K解像度で快適に楽しめる高性能グラフィックス「GeForce RTX 4090」を搭載しています。

最新ゲームやレイトレーシング対応タイトルのゲームを8K/4K解像度で高フレームレートを出して快適に楽しめます。

「G-Tune XP-Z」はRTX 4090搭載なので、何でもこなせる最高クラスの性能を持ったゲーミングPCが欲しい方におすすめになります。

こんな方におすすめ
  • 高級感漂うG-Tuneのフラッグシップモデル
  • 24時間365日のサポートで急なトラブルも安心対応
  • 8K/4K解像度でも快適に使えるモデルを探している方
  • eスポーツタイトルで高fps出して配信したい方
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