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【薄型ゲーミングノート】ガレリア GCF1060GF-Eの実機レビュー【ドスパラ】

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ドスパラさんから「GALLERIA(ガレリア) GCF1060GF-E」の実機をお貸し出し頂いたのでレビューをしていきます。

本機の特徴は3つあります。光学式スイッチ採用RGBキーボードが搭載、最薄部19mmのGTX1060×Core i7-8750H搭載持ち運ぶ事が可能な重量である事です。

この3つの要素にグッときた方は「ガレリア GCF1060GF-E」はおすすめなゲーミングノートPCです。

まずはこちらのページでガレリアの製品の詳細や価格を把握すると理解がグッと深まります。今回レビューするのはGTX1060が搭載、CPUがCore i7-8750H搭載のガレリア GCF1060GF-Eというモデルになります。

目次

スペック

ガレリア GCF1060GF-E
CPUCore i7-8750H
GPUGeForce GTX1060 6GB
メモリ8GB
ストレージSSD 250GB HDD 1TB
液晶15.6インチ フルHD 液晶
重量約2.0kg(バッテリー含む)
スペックに関しての注意点

※ベンチマーク時のレビュー機のスペックになります。現在の商品の詳細や価格については詳細ページにてご確認下さい。

外観をチェック

ガレリアのGF-Eシリーズはスリムモデルなのでスタイリッシュな外観デザインだと感じます。液晶のベゼルも薄く本体も薄いのでシャープなゲーミングノートPCになっています。

ノングレアパネルなので長時間のゲームと相性が良く、キーボードは光学式のスイッチを採用、RGBLEDで光るので暗所での作業も快適に行う事が可能です。

液晶も綺麗でとても見やすいと感じました。視野角も広いので映画を見たり事務作業をしたりといったゲーム以外での作業でも不便さを感じる事は無さそうです。

有線LAN、USB2.0、マイク端子、ヘッドホン端子

USB3.0×2、カードリーダー

mini-Displayport×2、HDMI、Type-C、電源

スリープ時などは閉じると光ります。やっぱり何度見ても薄いですよね。実際に実物を見てもゲーミングノートPCではありますが薄いと感じます。

重量をチェック

重量を計測すると2135gでした。

ACアダプターの重量を計測すると660gでした。なのでトータルすると2795gです。GTX1050Tiを搭載しているガレリア GCF1050TGF-Eは2663gだった事を考えると、グラフィックボードの性能がアップしているので本体重量とACアダプターの重量が少しアップしているという結果になりました。

ただ、2135gという重量は片手でも持てるくらいの重さでした。持ち運びも十分視野に入れても大丈夫そうです。

キーボードのチェック

本機の特徴といえば光学式スイッチ採用のRGBキーボードが搭載している事です。キーイルミに関してはプリインストールされている「Gaming Center」で調整可能です。

キーボードを使ってFPSを実際にプレイしてみても違和感なく普通にプレイする事が可能でした!

気になる点といえば「PUBG」「オーバーウォッチ」「フォートナイト」などのゲームをプレイしているとシフトキーとタブキーがいつも使っている製品よりも短いです。

そこに違和感はありましたが、このキーボードに体が慣れれば問題無いでしょう。誤爆を防止するWindowsボタンのロック機能も付いています。「Fn+F2」またはプリインストールされているソフトで設定可能です。

キーピッチは実測18.5mmでした。

キーボードの温度もチェックしてみました。F9キー周辺が一番高温度だったので計測してみると39℃程度でした。ほんのり温かい感じでした。

ゲームでよく使うWASDキー周辺は25℃なので温度は感じませんでした。

温度のチェック

アイドル時とベンチマーク実行時の温度

CPUやGPU等の構成内容によって温度は変化します。3DMARKのFire StrikeのベンチマークとFF14のベンチマークを「Equilibrium Mode」で実行した時の温度になります。

付属のプリインストールされているソフトにCPUの周波数を落とす機能もあるのでパフォーマンスも落ちますが、温度が心配な方はそちらを使うとかなり温度も落ちます。同様のテストをして65℃~70℃程度でした。

ハイパフォーマンスモードやゲームモードで使用した場合にベンチマークソフトが落ちてしまう場合もありました。「Equilibrium Mode」の場合は特にそういう事がなかったので「Equilibrium Mode」がおすすめです。

ゲーム中はファンを最大冷却する事が可能なボタンも付いているので高負荷時で冷却が気になる方はファンを全開にして使用するのがいいでしょう。

消費電力のチェック

アイドル時ベンチマーク実行時
26.6w131w

消費電力を計測しました。※高負荷時は3Dmark(FireStrike)実行時の消費電力をワットチェッカー(REX-BTWATTCH1)で計測しています。消費電力に関しては変動するという事は留意して下さい。

静音性のチェック

アイドル時高負荷時(3DMARK 実行時)ファンを全開
45.6db53.5db58.7db

アイドル時と3DMARKのFire Strike Ultraを実行した時の騒音デジベルを計測しました。無響室で計測した訳で無く、一般的な住宅で計測した数値になっているので参考程度に考えて下さい。

ストレージ速度をチェック

SSDHDD

ゲームタイトルによってはHDDが原因でスタッタリング(カクつき)が発生する場合もあります。ストレージの速度によってゲームのロード時間にも影響があります。

CPU性能をチェック

CINEBENCH R15

CINEBENCH R15スコア
CPU1094 cb
CPU(Single Core)175 cb

CPU性能の比較をする時に参考になるのがCINEBENCHになります。

Core i5-8300Hの実機レビューのデータと比較してみると236アップしていました。

V-Ray Benchmark v1.0.8

CINEBENCH R15と同じ3DCGレンダリング系のベンチマークのV-Rayで計測すると2分5秒(125 秒)という結果になりました。

VR性能をチェック

VRMARK《VR性能》

vrmark

Orange、Blue共にスコアが5000を越えると「VR Ready」評価になります。Orange Roomは標準的なVR性能を評価するベンチマークで、Cyan RoomはDirect12、BlueRoomは将来用です。

VRMARK項目スコア
Orange Roomスコア5968
Avg FPS130.09 fps
Cyan Roomスコア2753
Avg FPS60.01 fps
Blue Roomスコア1088
Avg FPS23.72 fps

5000に到達しているのでVRレディ評価になります。

各種ベンチマークソフトの結果

ファイナルファンタジー XV《重量級》

FF15のベンチマークではスコアが12,000を超えると最高評価の非常に快適に到達します。

解像度設定スコア評価
1920×1080高品質4400普通
1920×1080標準品質5882やや快適
1920×1080軽量品質7582快適

ファイナルファンタジー XIV 紅蓮の解放者《中量級》

FF14の紅蓮の解放者のベンチマークはスコアが7000を超えると非常に快適の評価が出ます。

解像度設定スコア評価
1920×1080最高品質10838非常に快適
1920×1080高品質(ノート)12801非常に快適
1920×1080標準品質(ノート)14033非常に快適

ドラゴンクエストX《軽量級》

最高評価の『すごく快適』評価が出ています。

解像度設定スコア評価
1920×1080最高品質17849すごく快適
1920×1080標準品質18192すごく快適
1920×1080低品質18912すごく快適

モンスターハンター第三弾[大討伐]《軽量級》

モンスターハンターのベンチマークソフトのスコア結果です。

画面サイズスコア
1920×108021360

3DMARK《世界標準》

3DMARK

3DMarkは3Dゲームのパフォーマンスを計測する世界標準のベンチマークソフトです。

Fire StrikeはフルHD、Fire Strike ExtremeはWQHD、Fire Strike ULTRAは4Kのベンチとなっています。Time SpyはDirect12に対応したベンチマークテストになります。

Fire Strikeの結果で上位41%のゲーミングノートPCという評価になりました。ガレリア GCF1060GF-Eのゲーム性能は平均より上になります。

3D MARK項目スコア
Fire Strikeスコア9749
Graphics Score10974
Physics Score14564
Combined Score4210
Fire Strike EXtremeスコア5061
Graphics Score5190
Physics Score14567
Combined Score2339
Fire Strike Ultraスコア2576
Graphics Score2469
Physics Score14772
Combined Score1348
Time Spyスコア3818
Graphics Score3615
CPU Score5613

ゲーム内ベンチマークでフレームレートを計測

Rise of the Tomb Raider

Rise of the Tomb Raider解像度設定FPS
1920×1080最高69
88
最低112

Far Cry5

解像度設定FPS
1920×1080  最高61
67
71
81

アサシンクリードオリジンズ

解像度設定FPS
1920×1080  最高51
66
超低74

Ghost Recom Wildlands

解像度設定FPS
1920×1080ウルトラ36
63
94

GTX1050Ti搭載のガレリアのスリムモデル「GE-Eシリーズ」をGTX1060搭載の本機と比較

ガレリアのスリムモデル「GF-Eシリーズ」は執筆時だと2機種のみのモデルの販売となります。なのでスリムモデルで悩んでいるという方に向けてこの2機種の性能差を比較していきます。

性能的には約1.4倍~1.6倍程度差が出るという結果になりました。スリムモデルでこれだけの性能が出せれば出先でも快適にゲームがプレイできますね。

実ゲームで快適性をチェック

計測環境:NVIDIA グラフィックスドライバー 399.07、ツール:Fraps、解像度:フルHD(1920×1080ドット)

マインクラフト(サンドボックス/影MOD)

OptiFine導入/バージョン:1.12.2/画像はSEUS v11.0

描画距離KUDA v6.5.56SEUS Renewed 1.0.0SEUS v11.0
10666846
16816136

マインクラフトの場合ベンチマークソフトが無いのでA地点~B地点という具合に計測しても良かったのですが、特定の場所で読み込みが完了した段階でのフレームレートの比較にしました。

上の画像のように宙に浮いている状態で360℃見回してフレームレートが安定した段階で同位置においてのフレームレートの比較です。なので最小値や最大値は計測出来ていません。ご了承下さい。

GTX1060を搭載しているのでマインクラフトも影MODの種類や描画距離によっては快適にプレイ出来ます。ゲーミングノートPCでこれだけ快適にマインクラフトの影MODを導入してプレイする事が可能なのであれば嬉しいという方も多そうです。

オーバーウォッチ(FPS)

バージョン:1.27.1.1

設定最小FPS最大FPS平均FPS
エピック7912594.451
ウルトラ89161120.648
100181142.005
NORMAL125196160.739
142202165.317

MAPは「EichenwaldeのA地点」で防衛側のフレームレートを計測しました。設定を下げれば高いFPSを出せます。設定を上げても60FPSで動くので快適にプレイ可能です。

フォートナイト(TPS)

バージョン:5.40

設定最小FPS最大FPS平均FPS
エピック8410390.770
103129113.782
142185164.219
156212184.065

バトルロイヤルモード(ソロ)で計測。マップの場所によってフレームレートが変動するのでご注意下さい。高設定以下だと安定して高FPSを出せるので快適にプレイ可能です。

期間限定イベント「ゲッタウェイ」が開催中でした。

モンスターハンターワールド(アクション)

PC版のモンスターハンターワールドはSteamのランキングでも人気です。本機の場合PS4版と比較してSSDを搭載しているので読み込み速度が速くなるのと60FPSを目指せるという点がメリットになります。

場所:古代樹の森、南西初期キャンプから1-2を回って戻ってきた時のフレームレートを計測、計測日:2018/09/07(タイトルアップデート第一弾配信後)

画質最小FPS最高FPS平均FPS
最高315540.045
477158.242
517863.253
最低648170.988

ガレリア GCF1060GF-Eの性能であれば中設定の60FPSでモンスターハンターワールドが楽しめるスペックになります。

ちなみに中設定のフレームレートを計測している時に雨になっていたのでそちらも計測しました。雨だと平均60.4FPSなのでこの結果よりも下回る場合もあります。

天候条件で影響を受けるので更に余裕を持った選び方をしたいという場合には上位機種も検討する余地がありますがガレリア GCF1060GF-Eの性能はFire Strikeの結果でも出ましたが平均より上なスペックを誇ります。

現状のゲームでは十分快適にプレイできる豊富なタイトル群が魅力的です。特にゲーミングノートPCの場合にはGTX1060の性能や価格のバランスが優れていると感じます。

GTX1050Tiだとちょっと物足りないゲームもちらほら出てきてしまいますが、GTX1060だと快適にプレイできるゲームも増えます。

GTX1070搭載機(GFシリーズのガレリア GCF1070GF、NFシリーズのガレリア GCF1070NF)だとパフォーマンスもアップしますが、価格もそれなりになるのでバランスに優れたGTX1060搭載機は個人的におすすめです。

ガレリア GCF1060GF-Eのレビューまとめ

メリット

  • スリムモデルなので薄くて軽い
  • キーボードイルミ搭載で光学式スイッチ採用
  • モニターのベゼル幅が薄い

デメリット

  • 静音性は低いです。ゲーム中は騒がしいと感じる方がいると思うので注意が必要。

Core i7-8750H×GeForce GTX1060のスペックを持ち運べる重量、薄型のスリムモデルという部分にグッときたらおすすめになります。

デメリットとしては特にゲームなどの高負荷がかかる場面でのファンの大きな音が気になる方もいるかもしれません。逆に言うと冷却性を高めているからファンが鳴るとも言えます。

光学式のキーボードは使っているうちにクセになりますね。GCF1050TGF-Eをレビューした時よりも慣れていたので、「カチカチ」「パチパチ」する感覚が更に心地良く感じました。

レビュー機では60Hzでしたが執筆時では144Hz液晶が搭載されているようです。144Hzだとオーバーウォッチやフォートナイトでも画質設定を落とす事で快適に動作するのでシューティングゲームとも相性が良いです!

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