ゲーミングPCレビュー

「GALLERIA UL7C-AA2」の実機レビュー Arc A730M搭載

「GALLERIA UL7C-AA2」の実機レビュー

サードウェーブさんから「GALLERIA UL7C-AA2」の実機をお借りしたのでレビューしていきます。

「GALLERIA UL7C-AA2」は、14コア20スレッドの「Core i7-12700H」と「Arc A730M」を搭載。これからゲームを始める方にもおすすめのゲーミングノートPCです。

また、リフレッシュレート144Hz対応で滑らかな描画でゲームが楽しめるのも特徴的なモデルとなっています。

GALLERIA UL7C-AA2のスペック

GALLERIA UL7C-AA2
GALLERIA UL7C-AA2CPUCore i7-12700H
グラフィックArc A730M(12 GB)
メモリ16GB
SSD1TB NVMe SSD
液晶15.6インチ フルHD
144Hz
無線Wi-Fi 6
重量約2.0kg
動作時間 約6.1時間

公式サイトはこちら

執筆時のスペックになります。現在の商品の詳細や価格については詳細ページにてご確認下さい。

外観デザイン

外観デザイン

カラーはグレー色で、WEBカメラは液晶上部に設置されています。液晶は15.6インチでフルHD解像度(1920×1080)、リフレッシュレートは144Hzです。

軽量・薄型ボディを実現しており、最薄部は22.3mmとなっています。

液晶はノングレアパネル採用なので、映り込みが少なく長時間のゲームや作業に最適です。

液晶

天板にはGALLERIAのロゴが配置されています。天板の開閉は片手でも筐体が浮かないので、使い勝手が良いです。

筐体はさらさらした材質で、指紋が付きにくいのが好印象。エッジにはダイヤモンドカットが装飾されていているので、ブルーのラインが特徴的なモデルです。

入出力ポート

入出力ポート

左側面にはセキュリティスロット、有線LANポート、USB3.2 Gen 1 Type-A、マイク/イヤホン出力端子があります。左側にイヤホン端子があると右利きの方は便利に感じます。

右側面にはThunderbolt4、USB3.2 Gen 1 Type-A、HDMI2.1、電源があります。電源の位置が右奥にあるので接続時に煩わしさを感じないです。

背面側には何もありません。

外付けのSSDを接続してストレージを確保したり、外部モニターと接続してマルチディスプレイ化したり、マウスなどのUSB機器と接続する際にも過不足なく使える入出力ポートが装備されています。

キーボード

キーボード

キーボードはテンキーなしです。日本語配列83キーボードとなっています。

視認性を高めるバックライトRGB LEDが搭載しているので、場所を問わず快適に文字打ちが行なえます。キーボードは、最新の光学式スイッチを採用しており、メカニカル式と同等の打鍵感と光学式センサーによる超高耐久を両立しているそうです。

実際に操作すると、文字も打ちやすく、タッチパッドが大きいので使いやすいノートPCでした。

NUCソフトウェア

カラーの設定は付属ソフトの「NUCソフトウェア」で行う事ができます。レインボーモードがあるので、キーボードのイルミネーションも楽しめます!

重量

重量

本体が1,996gで、ACアダプターの重量は653g(コンセント含む)でした。外に持ち運びが多い方でも2Kg以下なので、気にならないと思いますよ!

ゲーム性能

「GALLERIA UL7C-AA2」のゲーム性能はどの程度快適なのかをチェックしました。計測は有線接続で行っています。

また、最新のドライバーを有効にしています。ドライバーをインストールするとDirectX 12を有効に出来たり、フレームレートが向上したりする効果があるので、ドライバーはインストールしましょう。

3DMARK

3DMARK

3DMARKのTimeSpyはDirectX 12のパフォーマンスを計測する定番ベンチマークソフトです。

構成3DMARK TimeSpy
Core i9-12900H
RTX 3070 Ti
11074
Core i7-11800H
RTX 3070
10088
Core i7-12700H
RTX 3060
7794
Core i7-12700H
Arc A730M
7654
Ryzen 7 6800H
RTX 3050 Ti
6553
Core i5-11400H
RTX 3050 Ti
5362
Core i7-11800H
RTX 3050
5234
Core i5-11400H
GTX 1650
3941
Core i7-1165G7
Iris Xe グラフィックス
1666

表は当サイトでテストしたノートPCのTimeSpyの参考スコア比較です。

Arc A730Mは、3DMARK TimeSpyでテストするとRTX 3060程度の性能となりました。

ファイナルファンタジー15

FF15
解像度設定スコア / FPS / 評価
フルHD
1920×1080
4202 / 42 fps【普通
標準6936 / 69 fps 【快適
軽量8645 / 86 fps【快適

フレームレートはスコアから算出した数値になります。

ファイナルファンタジー15は、6,000スコアで「快適」、12,000スコアで「非常に快適」評価になります。

PSO2:NGS

PSO2:NGS
解像度設定スコア / 評価
フルHD
1920×1080
ウルトラ8104【普通
19296【快適
最低33473【快適

PSO2:NGSは「10,001以上」のスコアで「快適」評価です。「5,001~10,000」で標準的な動作、「5,000未満」で重い動作判定となります。最高設定で「快適」評価です。

BLUE PROTOCOL

BLUE PROTOCOL
解像度設定スコア / FPS / 評価
フルHD
1920×1080
最高8367 / 59 fps【快適
10705 / 76 fps【極めて快適
20214 / 142 fps【極めて快適

フレームレートはレポート出力の平均フレームレートの数値になります。

BLUE PROTOCOLは、「8000~8999」スコアで「快適」、「10000スコア以上」で「極めて快適」評価になります。

ファイナルファンタジー14

FF14
解像度設定スコア / FPS / 評価
フルHD
1920×1080
最高13730 / 95 fps【とても快適
16732 / 116 fps【非常に快適
標準19483 / 139 fps【非常に快適

フレームレートはレポート出力の平均フレームレートの数値になります。

ファイナルファンタジー14 暁月のフィナーレは、8,000スコアで「快適」、15,000スコアで「非常に快適」評価になります。

ドラクエ10

ドラクエ10
解像度設定スコア / 評価
フルHD
1920×1080
最高11916【すごく快適

ドラクエ10のような軽めのゲームは「すごく快適」に動作します。

フォートナイト

最高設定

フォートナイト最高
最低設定

フォートナイト最低

人気TPSゲームのフォートナイトの最高画質では40fps前後。最低では80fps前後を記録しました。設定を下げると60fpsを超えるフレームレートで動作していました。

解像度設定FPS
フルHD
1920×1080
最高
42
87

「スラッピーショア」周辺の平均fps。TSRを有効。

Apex Legends

最高設定

ApexLegends最高画質
最低設定

ApexLegends最低画質

人気FPSゲームのApexLegendsでは最高画質80fps前後、最低では100fps前後を記録しました。本格的に楽しみたい方はより上位のモデルがおすすめですが、ApexLegendsも難なくプレイ可能なゲーム性能を持っています。

解像度設定FPS
フルHD
1920×1080
最高
76
93

計測場所:ブロークンムーン「アトモステーション」周辺の平均fps。

サイバーパンク2077

サイバーパンク2077解像度設定FPS
1920×1080レイトレ:ウルトラ28
ウルトラ45
51
65

フレームレートはベンチマークの平均fpsです。FSRクオリティを有効。

フォースポークン

フォースポークン解像度設定FPS
1920×1080最高41
57
76

フレームレートはベンチマークの平均fpsです。Iris Xessクオリティを有効。

Forza Horizon 5

Forza Horizon 5解像度設定FPS
1920×1080エピック55
85
最低130

フレームレートはベンチマークの平均fpsです。FSRクオリティを有効。

レインボーシックス シージ

レインボーシックス シージ 解像度設定FPS
1920×1080 最高136
最低180

フレームレートはベンチマークの平均fpsです。レンダリングのスケーリングは100。Vulkanで計測。

ゲーム性能まとめ

「GALLERIA UL7C-AA2」は、サイバーパンク2077やフォースポークン、FF15などの重めのゲームでは60fpsに届かないので、重量級はやや性能不足を感じます。

中程度のゲームなら快適に動作するゲーム性能を持っているので、これからゲームを楽しみたい初心者の方におすすめの性能です。

重いゲーム
中程度のゲーム
軽いゲーム

CPU性能

CPU性能

CINEBENCH R23はCGレンダリング性能を測定するベンチマークテストです。

製品名CINEBENCH R23マルチスコア比較
Core i9-12900H
17250
Core i7-12700H
14973
Ryzen 7 6800H
14075
Core i7-11800H
12727
Ryzen 7 5800H
12089
Ryzen 7 4800H
11368
Core i5-11400H
9979
Core i7-1165G7
5868

CINEBENCH R23マルチスコア参考スコア比較です。

Core i7-12700Hは、処理能力に優れた14コア20スレッドで最大4.7GHz駆動のCPUです。

最新ゲームやゲーム実況・配信、動画編集、3DCG、DTMなど、高負荷な作業でも活躍できる高性能CPUです。

ストレージ速度

ストレージ速度

容量は1TBのNVMe SSDが搭載されています。HDDでカクつくゲームもあるのでNVMe SSDにゲームをインストールするのがおすすめです。

1TBの大容量のストレージを搭載しているので、様々なゲームをインストールして遊ぶ事が出来ます。

消費電力

アイドル時高負荷時
アイドル時高負荷時

消費電力はワットチェッカー(REX-BTWATTCH1)で計測しています。高負荷時は「3DMark FireStrike」実行時の数値です。

温度

筐体の温度

筐体の温度

「FF14 暁月のフィナーレ」ベンチマークをフルHD/最高品質で、1時間ループさせた際の温度をチェックしてみました。

室温は23℃。キーボード周辺の最高温度が45℃程度でWASD周辺は44℃前後でした。

負荷が高いゲームを長時間プレイするとキーボードが熱くなる事もあるので、外部キーボードを使用してプレイするのもおすすめです。

内部の温度

内部の温度

計測ソフトは「HWMONITOR-PRO」を用いて、「アイドル時」「3DMARKのFireStrike」「CINEBENCH R23」を10分間実行した際の最大温度です。室温23℃環境での計測になります。

静音性

静音性
アイドル高負荷時
40.5 db52.2 db

アイドル時と3DMARKのFire Strikeを実行した時の騒音デシベルを計測しました。

無響室で計測した訳で無く、一般的な住宅で計測した数値になっているので参考程度に見てみて下さい。

まとめ

「GALLERIA UL7C-AA2」は、筐体の外観デザインが洗練されており、ダイヤモンドカットは高級感を非常に感じます。

性能面では、中程度のゲームを楽しめる「Arc A730M」を搭載しているので、ノートPCが欲しい方で、ゲームもある程度楽しみたい方におすすめです。

おすすめポイント
  • ベゼル薄の15インチ(薄型スリムボディ)
  • 高級感を感じるスタイリッシュな外観デザイン
  • 滑らかな144Hz液晶搭載
  • 暗所でも快適なLEDによる光るキーボード搭載

GALLERIA UL7C-AA2の詳細はこちら

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