マウスコンピューターさんから「MB-K685XN1-SH2」をお借りしたので実機レビューしていきます。m-BookのKシリーズの特徴としては、前世代のGPUを使っているのでその分価格が抑えられているという特徴があります。
グラフィックボードが載っていないと不安だけれども、でも高いのは予算的に厳しいという場合には選択肢に入る機種だと思います。
記事執筆時だとMB-K685XN1-SH2というモデルは、マウスコンピューターのハイエンドランキングで1位になっている人気機種になります。
スペック
MB-K685XN1-SH2 | ||
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OS | Windows10 Home 64bit | |
CPU | Core i7-7700HQ | |
グラフィック | NVIDIA GeForce GTX 950M (2GB) | |
メモリ | 16GB PC4-19200 | |
M.2 SSD | 256GB | |
HDD | 1TB | |
液晶 | 15.6型 フルHDノングレア | |
重量 | 約 2.3kg |
※情報は記事執筆時点のものになります。最新の製品の詳細や価格については公式ページで必ずご確認下さい。
外観をチェック
正面
液晶のサイズが15.6インチで一般的なノートPCのサイズなので10キーが付属しています。フルHD解像度に対応しているので広々と使う事が可能で、マルチタスクで作業するのにも便利な作業領域があります。
天板
天板には中央にmouseブランドのロゴが入っています。天板を開く所に向かってラインが入っています。
左側側面
左側側面には、電源コネクタ、有線LAN、D-sub、HDMI、USB 3.1(Type-C)、USB3.0(Type-A)、カードリーダーとなっています。
右側面にはヘッドホン出力、マイク入力、USB2.0、USB3.0(Type-A)が装備されています。
右側面
背面には特に何もありません。排熱がこちらからされます。
重量
重量は2,298gでした。15インチのノートPCとしては標準的な重さだと思います。自宅内で持ち運ぶなら苦にならない重さだと思いますし、車移動なら問題無い重さかと思います。
ACアダプタの重量は573gでした。バッテリーは公称値約 7.7時間ですが、ゲームをプレイするという前提ならバッテリーはモリモリ減っていくので注意が必要です。
各種ベンチマークを計測
ファイナルファンタジー XIV 紅蓮の解放者
FF14の紅蓮の解放者のベンチマークはスコアが7000を超えると非常に快適の評価が出ます。フルHD環境ならある程度画質設定を落とす必要があります。
設定 | 画面サイズ | スコア |
---|---|---|
最高品質 | 1920×1080 | 3671 |
高品質 | 1920×1080 | 5828 |
標準品質 | 1920×1080 | 8903 |
ドラゴンクエストX
すべての設定や解像度においてすごく快適の評価が出ています。
設定 | 画面サイズ | スコア |
---|---|---|
最高品質 | 1920×1080 | 11757 |
標準品質 | 1920×1080 | 13133 |
低品質 | 1920×1080 | 16643 |
ドラゴンズドグマオンライン
スコアが7000を超えると「とても快適」の評価になります。設定品質をある程度落とす必要があります。
設定 | 画面サイズ | スコア |
---|---|---|
最高品質 | 1920×1080 | 5931 |
標準品質 | 1920×1080 | 6793 |
低品質 | 1920×1080 | 7093 |
モンスターハンター第三弾(大討伐)
モンスターハンターのオンラインでのベンチマークソフトでは7019というスコアが出ています。
画面サイズ | スコア |
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1920×1080 | 7019 |
PSO2ベンチマーク ver.4
公式では5001以上の性能があれば快適という見解が出ていますが、最高設定の簡易設定の6で5050というスコアが出ています。
設定 | 画面サイズ | スコア |
---|---|---|
簡易設定6(最高設定) | 1920×1080 | 5050 |
簡易設定5 | 1920×1080 | 15920 |
3DMARK
Fire Strike | Fire Strike EXtreme |
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Fire Strike Ultra | Time Spy |
3DMarkは3Dゲームのパフォーマンスを計測する世界標準のベンチマークソフトです。
Fire StrikeはフルHD、Fire Strike ExtremeはWQHD、Fire Strike ULTRAは4Kのベンチとなっています。Time SpyはDirect12に対応したベンチマークテストになります。
Fire Strike | スコア | Graphics score | Physics score | Combined score |
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Fire Strike | 3420 | 3578 | 10404 | 1464 |
Fire Strike EXtreme | 1665 | 1652 | 10431 | 758 |
Fire Strike Ultra | 707 | 647 | 10397 | 418 |
Time Spy | スコア | Graphics score | CPU score | |
Time Spy | 1111 | 988 | 3847 |
VRMARK
Orange Room | Blue Room |
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Orange、Blue共にスコアが5000を越えると「VR Ready」評価になります。Orange Roomは標準的なVR性能を評価するベンチマークです。
Blue Roomに関しては将来のVRを見据えたベンチマークになっています。
VRMARK | スコア | Avg FPS |
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Orange Room | 1802 | 39.27FPS |
Blue Room | 320 | 6.98FPS |
CINEBENCH R15
CINEBENCH R15 | |
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CPU | 748 cb |
CPU(Single Core) | 156 cb |
CPU性能の比較をする時に参考になるのがCINEBENCHになります。Core i7 7700HQを本機は搭載しているので性能は高いです。
SSD&HDDの速度
SSD | HDD |
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SSDは256GB搭載しています。BTOなのでストレージに関してはカスタマイズする事も可能です。HDDとディアルストレージ構成なので頻繁に使わないデータと使い分ける事が出来て便利です。
ゲームのベンチマークを計測
前世代のGPUという事もあり、フルHDなら中設定あたりで30FPSに届くのでプレイ出来ない事も無いと思いますがある程度の妥協が必要になってきます。
最新ゲームとなると、HD解像度に落として設定品質もある程度の妥協が必要です。家庭用機版も出ているタイトルも多いのでそちらは家庭用に任せて、PCでしか出来ないような特定のタイトルを狙っていくというスタイルだと活きてくると思います。
例えばSteamでKOEIの信長の野望や三国志などのシミュレーションゲームが続々とリリースされていますが、そういうタイトルであればGTX950Mでも快適に動作します。PC版の方が操作性で有利なのでそういう特定のタイトルであればGTX950Mでもグラボが載っていないとでは雲泥の差なのでおすすめになります。
MB-K685XN1-SH2レビュー
メリット
- 最新GPU搭載機と比較すると価格が安い
- GPUが載っていないPCと比較するとグラフィック性能は雲泥の差
- CPU性能が高いので、ゲーム・動画編集以外の用途では抜群の快適性を誇る
デメリット
- 重いゲームは厳しい
まとめ
ゲーム用では無いハイエンドノートPCとして売り出されている以上、その性能は間違い無く高いレベルでまとまっていると思います。一般的な事務作業やネットサーフィン、動画視聴などは快適にこなせます。
ゲームでもドラクエ10やブラウザゲーム、インディーゲームなど軽めのタイトルなら余裕があります。オーバーウォッチなどのタイトルでも画質設定を落とす事で60FPSに届くタイトルもあるのでライトにPCゲームを楽しむくらいの気持であれば実用上は不満も無く使う事が可能です。使い勝手の良い、ゲームも出来るハイスペックノートPCと言えると思います。
そういう通常作業はハイスペックで不満が無く、グラフィックボードが載っているのでゲームもライトに楽しめるノートPCが欲しいという事も理由の1つとして考えられる事から人気ランキングでも1位になっていると思うので、まず本機を試してみてもっと上の世界を見たいのならスペックの高いゲーミングノートPCとして売られている製品に手を出してみるのもアリだと思いますし、自分にはこの位のスペックが丁度良いと感じるのならそれは最良の選択だったという事だと思います。
個人的な意見だと、仕事で使うノートPCとしては最適だと思いました。重量級のゲームをやる方ならデスクトップPCをメインで持っているという前提ではあるのですが、重量級のゲームは厳しいと分かっているのなら作業時にアレコレと手を出せないというメリットも生まれるので、作業に集中しやすい環境は作りやすいと思います。
とりわけWindowsは何でも出来るというのがメリットですが、逆に言うと何でも出来すぎて作業に集中しにくいとも言えます。資料を作成しなければいけなくて時間が迫っているのに、ゲームがガッツリ出来てしまうGTX1070やGTX1080を搭載していればちょっと疲れてきたから最新ゲームの続きをやろうとなってしまう訳で。。。
作業に集中したい時にサブノートPCを家族がいるリビングで行う事は個人的にはよくやる方法なのでそういう際に最適なノートPCだと個人的には思います。休日にはPCゲームやろうと思っても軽めのゲームなら快適に出来るので楽しみも増えると思います。
MB-K685XN1-SH2 | ||
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OS | Windows10 Home 64bit | |
CPU | Core i7-7700HQ | |
グラフィック | NVIDIA GeForce GTX 950M (2GB) | |
メモリ | 16GB PC4-19200 | |
M.2 SSD | 256GB | |
HDD | 1TB | |
液晶 | 15.6型 フルHDノングレア | |
重量 | 約 2.3kg |
※情報は記事執筆時点のものになります。最新の製品の詳細や価格については公式ページで必ずご確認下さい。