
Radeon RX 9070 GREは、2026年6月に登場したAMDのグラフィックボード(GPU)です。最新世代のRDNA 4を採用し、もともとは中国向けだけだったカードが、グローバル市場に出てきました。
性能はRX 9070とRX 9060 XTのちょうど中間。フルHD / WQHDの高フレームレートを現実的な予算で狙える一枚として登場しています。
この記事では、RX 9070 GREのスペックや性能、ベンチマーク比較、搭載おすすめゲーミングPCをご紹介します。
Radeon RX 9070 GREはどんなGPU?
Radeon RX 9070 GREは、フルHD(1920×1080)やWQHD(2560×1440)で、快適に高フレームレートを狙うためのGPUです。
中身は、上位のRX 9070と同じ大きな設計(Navi 48)をベースにしています。ただ、そこから一部を絞った構成です。最新世代の改良も入っていて、レイトレーシング(光の反射や影をリアルに描く処理)の性能や、動画のエンコード性能は前世代より上がっています。
| GPU | 得意な解像度 | VRAM | 価格 |
|---|---|---|---|
| RX 9060 XT 16GB | フルHD中心 | 16GB | 6万円~ |
| RX 9070 GRE | フルHD~WQHD | 12GB | 10万円~ |
| RX 9070 | WQHD | 16GB | 9.5万円~ |
| RTX 5070 | WQHD | 12GB | 10万円~ |
価格は2025年6月時点の国内Amazon価格。
現時点ではRX 9070やRTX 5070の方がコスパが良い。発売初期は基本高いので、これから価格が下がれば選択肢になり得るビデオカードです。
Radeon RX 9070 GREの性能評価(ベンチマーク)
ゲーム性能
WQHD(2560×1440)高~ウルトラ設定
計測: 11タイトルのラスタライズ平均fps
Tom’s Hardwareの11タイトルテストでは、RX 9060 XT 16GBに対して平均約3割高速という結果でした。RX 9070 GREはタイトルによってはRTX 5070を超える性能を示すタイトルもあります。ただ、平均では少しRTX 5070の方が上という結果になっています。
レイトレーシング性能
レイトレーシング フルHD ウルトラ設定
CPU: Ryzen 7 9800X3D|計測: 8ゲームの平均fps
RX 9060 XT 16GBに約43%差をつけ、上位のRX 9070ともほぼ互角のRX 9070 GRE。ただレイトレではRTX 5070に届かず、RT重視ならNVIDIAに分があります。
FSR 4とDLSS、マルチフレーム生成の違い
最近のGPUは、様々な技術に対応しています。特にフレームレートを底上げする「アップスケーリング」や「フレーム生成」の技術が大切になっています。
AMDのFSR 4は、AIを使った補完技術で、世代を追うごとに良くなっています。
ただ、対応するゲームの数や画質の評価では、NVIDIAのDLSSが先行しているのが現状です。自分が遊びたいゲームで採用されているのかという点は買う前に把握しておくと、後悔が少ないです。
結局、どんな人に向いている?
- フルHDやWQHDで快適にゲームを楽しみたい
- レイトレ最優先や、4Kメインの遊び方ではない
RX 9070 GREはフルHDやWQHDで快適にゲームを楽しみたい方に向いています。
反対に、4Kでがっつり遊びたい人や、レイトレを最大限楽しみたい人は、メモリに余裕のあるRX 9070がおすすめ。
また、他社ならレイトレ性能が高く、幅広いタイトルに対応しているDLSS、マルチフレーム生成対応のRTX 5070が候補に入ります。どれが合うかは、自分が遊びたいゲームと予算しだいです。
RX 9070 GRE搭載のおすすめゲーミングPC
RX 9070 GRE搭載のおすすめゲーミングPCをご紹介します。

Radeon RX 9070 GRE搭載PCは、国内BTOではFRONTIERが先行して販売を開始しています。ドスパラやマウスではまだ販売されていないため、様子を見ても良いでしょう。
FRGKB550/GRE

| CPU | Ryzen 7 5700X |
| グラフィック | RX 9070 GRE(12GB) |
| メモリ | 32GB |
| ストレージ | 1TB NVMe SSD |
| ケース | ミニタワー |
| 価格 | 25万円台~ |
FRONTIERの「FRGKB550/GRE」は、Ryzen 7 5700XにRadeon RX 9070 GRE 12GBを組み合わせた、GPU性能をしっかり確保しつつ価格を抑えたコスパ重視のモデルです。
グラフィックにRX 9070 GRE(12GB)を据えているので、フルHD〜WQHDのゲームを快適に楽しめます。メモリ32GB・1TB SSDも標準で揃っており、この構成が25万円台から手に入るのは魅力的です。GPU性能を重視しつつ価格は抑えたい人に向いた一台です。
FRGHLMB650/GRE

| CPU | Ryzen 7 7800X3D |
| グラフィック | RX 9070 GRE(12GB) |
| メモリ | 32GB |
| ストレージ | 1TB NVMe SSD |
| ケース | フルタワー |
| 価格 | 34万円台~ |
FRONTIERの「FRGHLMB650/GRE」は、ゲーム性能に特化したRyzen 7 7800X3DとRadeon RX 9070 GRE 12GBを組み合わせたモデルです。
7800X3Dは3D V-Cacheの恩恵でゲームに非常に強いCPUで、RX 9070 GREとの組み合わせはフルHD〜WQHDの高フレームレートを狙う構成として相性が良いです。240mm水冷CPUクーラーを標準装備し、メモリ32GB・1TB SSDも揃っているので、最新タイトルを快適に楽しめます。ゲーム性能を重視したい人におすすめのゲーミングPCです。
まとめ
Radeon RX 9070 GREは、フルHD~WQHD向きのGPUです。普通の描画ではRTX 5070よりわずかに低い性能ですが、RTX 5060 Ti 16GBやRX 9060 XT 16GBよりかなり高い性能となっています。
総合的にフルHD~WQHDでの安心感は高いです。レイトレ性能ではRTX 5070に分があるものの、価格次第では十分選択肢に入る、コスパの良いビデオカードです。

